iPhoneXSMax価格比較(2020年11月版)。現在のキャリア版の端末価格は?
この記事より新しいiPhoneXSMaxの価格比較記事を公開しました。
2018年9月21日に発売したiPhoneXSMax。発売から既に2年が経過しました。
iPhoneXSMaxの情報としては最近は特に動きはありませんが、iPhone12の発売もありましたので、2020年11月現在のau・ソフトバンクのiPhoneXSMaxの販売価格を比較してみました。
※ドコモでは公式ページ内にiPhoneXSMaxの紹介や見積もり表示が2020年11月時点では既になくなっています。
購入額をより安価に抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
iPhoneXSMaxは最新型のiPhone12シリーズの2世代前の機種で似た価格帯の端末ということもあり、2020年11月時点では、Apple Storeやドコモ・au・ソフトバンクともにオンラインショップでの販売が終了しています。店頭在庫に残っている分しかキャリア版も残っていない状況になっています。
運よく店頭在庫が手に入る人は良いのですが、近くの販売店で手に入れられない人でiPhoneXSMax購入を検討していた人は中古端末の購入もしくは、後継機のiPhone12ProMaxの購入をお勧めします。(iPhone11ProMaxは最新のiPhone12ProMaxとあまり価格が変わらないのであまりお勧めしません)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhoneXSMaxが紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だった特徴を簡単にご紹介します。
容量は3タイプ。カラーも3種類
iPhoneXSMaxは64GB・256GB・512GBの3タイプがあり、端末のカラーはシルバー・スペースグレイ・ゴールドの3種類用意されています。
ディスプレイのサイズは6.5インチでiPhoneXSMaxの後継機の立ち位置にある最新のiPhone11ProMaxの6.5インチと同じディスプレイサイズですが、iPhoneXSMaxのディスプレイはSuper Retina HDディスプレイで、iPhone11ProMaxのSuper Retina XDRよりは画質が劣っています(ただ、Super Retina HDでも十分高画質ではありますが…)。このほかにもiPhoneXSMaxとiPhone11ProMaxでは、いくつかの点で違いがあります。
その他の特徴
iPhoneXSMaxは、最新のiPhone11ProMaxと比べると以下の点が違っています。
iPhone11ProMaxとの違い(主なもの)
- チップ:A12 Bionicチップで一世代前のチップを搭載しています
(iPhone11ProMaxはA13 Bionicチップ) - 耐水性:最大水深2メートルで最大30分間耐えられるIP68等級
(iPhone11ProMaxは同じIP68等級ですが、さらに2メートル深い状態で最大30分間耐久可能) - カメラ:トリプルカメラではない
(iPhone11ProMaxはトリプルカメラ搭載。※iPhoneXSMaxやiPhone11はデュアルカメラ) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大15時間(iPhone11ProMaxより5時間短い)、オーディオ再生は最大65時間(iPhone11ProMaxより15時間短い)
- ディスプレイ:Super Retina HDディスプレイでiPhone11ProMax(Super Retina XDR)よりは劣る
iPhoneXSとiPhone11ProやiPhoneXRとiPhone11の違いよりはiPhoneXSMaxとiPhone11ProMaxの違いは少し多めになっています。
価格比較
iPhoneXSMaxの端末価格は以下の通りになっています。au、ソフトバンクのキャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格(SIMフリー版またはSIMロック解除した機種)も載せています。
ドコモについては既にiPhoneXSMaxの紹介ページや見積もり等でも表示が無いため販売終了としています。(キャリア独自の割引キャンペーンの対象にiPhoneXSMaxが含まれているものもあるため、もしかしたら店舗在庫のあるショップも極わずかながらあるかもしれませんが…)
※価格調査日:2020年11月18日
各キャリアの公式ページには現在もiPhoneXSMaxの価格掲載はありますが、公式オンラインショップでの販売は終了しているようでiPhoneXSMaxが選択することができません。
64GBモデル価格
iPhoneXSMaxの64GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | ソフトバンクとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 137,280円 | – |
au | 137,520円 | +240円 |
ドコモ | 販売終了 | – |
【参考】中古端末 | 67,700円~ ※別途送料が550円~が必要 |
256GBモデル価格
iPhoneXSMaxの256GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | ソフトバンクとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 156,000円 | – |
au | 156,240円 | +240円 |
ドコモ | 販売終了 | – |
【参考】中古端末 | 65,000円~ ※別途送料が550円~が必要 |
512GBモデル価格
iPhoneXSMaxの512GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | ソフトバンクとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 181,440円 | – |
au | 181,440円 | 0円 |
ドコモ | 販売終了 | – |
【参考】中古端末 | 77,300円~ ※別途送料が550円~が必要 |
価格考察
iPhoneXSMaxの価格はキャリア独自の割引価格やキャンペーンを活用しない形だとソフトバンクが安い傾向はありますが、あまり大きな金額差がありません。
ただし、新品で購入したいと考えている人は、後継機となるiPhone12ProMaxの端末価格とあまり変わらないので、正直iPhoneXSMaxを選択するよりはiPhone12ProMaxにした方が良さげな感じではあります。
中古端末はキャリア版の販売価格よりかなり安い価格帯になっていますが、発売からの期間もある程度経過したことによる経年劣化で価格を落としている端末もあるため、どの程度の状態まで我慢できるかの検討は必要です。
(特にバッテリー寿命が短くなっている可能性が高い点は注意が必要です。)
正直新品でのiPhoneXSMax購入はおススメできませんが、一応各携帯会社で機種代を安くする方法をご紹介します。(ドコモは既に機種紹介もなくなっているので割愛します。)
auで機種代を安くする方法
auは2020年2月21日から登場した「かえトクプログラム」を利用します。
かえトクプログラムの利用
auのかえトクプログラムは業界初の残価設定型と呼ばれるスマホ購入プログラムで、24回の分割払いで機種を購入する形になりますが、月々の支払う端末代金はドコモやソフトバンクとは異なっています。
かえトクプログラムでは、auが2年後の残価をあらかじめ設定をしておき、残価以外の代金を23回の分割払い(2ヶ月目から25ヶ月目)で支払いますが、24回目(25ヶ月目)の最終回では3つの選択肢から選ぶことができるプログラムになっています。(自動車を購入する際の残クレに近い内容です。)
auのかえトクプログラムを簡単にまとめるとこんな感じ…
- 残価 = 2年後のスマホ端末の価値(auの買取保証額)で価格設定
※残価率は機種により異なり、一律ではありません。 - 支払い回数は24回の分割払い
- 本体価格から残価を除いた端末代金を23回の分割払いで支払う
端末代金の支払いは購入した翌月から開始するので2ヶ月目~24ヶ月目の23回 - 25ヶ月目の分割払いの最終回(24回目の支払い)は3つの選択肢から選べる
※買い替えや返却は13ヶ月目から可能だが、23回の分割払いは発生する- 新しいauの端末に買い替え(使っていたスマホはauに返却)
→残価分の代金支払いが免除 - そのままスマホを使い続ける
→残価を一括払いまたは24回払いに再分割し支払う
※再分割の場合でも支払い期間中に新しいauの端末に買い替え&使っていたスマホを返却すると残金の支払いを免除することも可能 - 使っていたスマホをauに返却するのみで買い替えをしない
→下取り時点の端末の下取り価格での買い取りに(残価での買取ではない点に注意)
- 新しいauの端末に買い替え(使っていたスマホはauに返却)
25ヶ月目にとる3つの選択肢の内容で特典内容が変わりますが、一番端末代金を抑えやすいものとしては、auでiPhoneXSMaxを購入してから25ヶ月目に購入したiPhoneXSMaxを返却し、次のauの機種に買い替えた場合で、残価分の支払いが免除されます。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
auのiPhoneXSMaxでかえトクプログラムを利用した場合の残価率はかなり高く40%を超え、最初の23回の分割払いの代金もかなり抑えることができます。
※あくまで残価の支払い免除は、13ヶ月目から25ヶ月目にauにiPhoneXSMaxを返却し、次のauの新しい端末を購入する必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhoneXSMaxの実質的な機種代金(税込)
※2020年11月10日時点。かえトクプログラムの特典(auに端末返却&次のau端末購入の場合)を受けた場合
特典適用による 最小の実質負担額 | 分割支払金 | ||
---|---|---|---|
2~24ヶ月目 (1回~23回目支払い) | 残価設定額 (最終回支払い) ※特典適用で免除可能 | ||
64GBモデル 残価率:43.30% 定価:137,970円 | 77,970円 | 3,390円/月 | 59,550円 |
256GBモデル 残価率:44.13% 定価:156,240円 | 87,285円 | 3,795円/月 | 68,955円 |
512GBモデル 残価率:44.86% 定価:181,440円 | 100,050円 | 4,350円/月 | 81,390円 |
返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
※au指定の故障紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります
また、上記の形になる「かえトクプログラム」を特典利用をした場合は、残価の支払い免除を受けるためには購入したiPhoneXSMaxをauに返却し、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
かえトクプログラムの加入条件は非常にシンプルです。
- 対象のスマホを24回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定されていて、一括払いや36回、48回払いは割引対象に含まれなくなる点は注意
※加入は申し込み時だけで、後から加入することはできません。
au以外の携帯会社を利用している人も端末購入、プログラム加入が可能です。
↓auのiPhoneXSMaxが欲しくなった人は
ソフトバンクで機種代を安くする方法
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。2020年10月現在はトクするサポートを利用します。
ソフトバンクの端末購入サポートにはもう一つ「トクするサポート+(プラス)」もありますが対象機種は2020年3月27日以降に発売した機種で、iPhoneXSMaxの場合は2020年3月26日以前に発売の機種が対象の「トクするサポート」を利用する形になります。
機種の発売日によって利用できる端末購入サポートが変わります。
トクするサポートの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。
つまり25ヶ月目に購入したiPhoneXSMaxを返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhoneXSMaxの端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。
そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。
また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhoneXSMaxは返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhoneXSMaxの実質的な機種代金
※2020年11月18日時点
実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GBモデル | 68,640円+9,360円 =78,000円 |
256GBモデル | 78,000円+9,360円 = 87,360円 |
512GBモデル | 90,720円+9,360円 =100,080円 |
トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhoneXSMaxも対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円(不課税)別途追加費用が必要になります。あんしん保証パックなどに加入している場合は2,000円(不課税)に減額) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
新規契約・MNP・3Gから4G/5Gへの契約変更の場合はクーポン利用でPayPayボーナスライト1万円相当がもらえる
オンラインショップに限らず近くのソフトバンク取扱店などでも利用できるクーポンがあります。このクーポンはソフトバンクの公式ページにはなく、
以下の条件をすべて満たした場合、PayPayボーナスライト10,000円相当がもらえます。
- 特設ページのクーポンを取得すること
※取得には前々月末時点で登録済みのYahoo!JAPAN IDを保有している必要があります。 - 取得したクーポンを有効期限内にソフトバンクオンラインショップやソフトバンク取扱店で契約・クーポン利用(クーポン番号を登録)をすること
- 新規契約・他社からのMNP・3Gから4G/5Gへの契約変更であること
- 契約プランは「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」であること
※スマホデビュープランは対象外
この特典は、iPhoneやAndroidスマホを直接値引くといったものではありませんが、近所のショップでも使えるあまり知られてなさそうな特典なので、紹介してみました。
この特典は端末代金の割引ではないので、端末代割引の2万円上限ルールの対象になりません。(つまり別の最大2万円の端末代割引のほかにこの特典も受けられるということです。)
↓ソフトバンクのiPhoneXSMaxが欲しくなった人は
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもおすすめ
まとめ
iPhoneXSMaxの2020年11月時点の各キャリア版の価格比較をしてみました。新品購入の場合は最新モデルのiPhone12ProMaxを正直おすすめしたい感じですが、どうしてもiPhoneXSMaxを購入したい人は中古端末の購入や各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
おすすめの関連記事
↓他の携帯会社にMNP(乗り換え)したくなった方はこちらの記事がおすすめです。↓MNPの前にやっておくべき6つのこと↓携帯・スマホ料金プランの仕組み(初心者向け)この記事を書いた人
- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
※Kenが利用している通信環境はこちら