【2022年最新】格安SIM乗り換え徹底解説~乗り換え方法から注意点まで
現代人として生活するには、欠かせなくなっているスマホ。
「月々のスマホにかかる費用を抑えたい!」と誰もが思っていることでしょう。
スマホの毎月のランニングコストを抑えるには、大手キャリアから格安SIMへ乗り換える方法がおすすめです。
MNO(大手キャリア、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアでインフラを自社で保有している移動体通信事業者)からMVNO(携帯キャリアからインフラを借りて格安SIMを提供する仮想移動体通信事業者)を代表とする格安SIM(格安スマホ)に乗り換えを検討している人は、乗り換え方法や注意点など乗り換えに関するアレコレが気になるところ。
今回は、格安SIMへ乗り換える際の、乗り換え方法から注意点まで、ユーザーが気になる乗り換えのアレコレについて徹底解説していきましょう。
格安SIMへ乗り換えるメリット
格安SIMへ乗り換える主なメリットは以下のような点です。
- 通話・通信環境に大きな変化はないのに毎月のランニングコストが抑えられる
- 時期によって格安SIM側で各種キャンペーンがありお得
格安SIMへの乗り換え方法
まず、格安SIMへ乗り換えるために、手順やポイントなどを確認しておきましょう。
格安SIMへ乗り換える手順は以下のとおりです。
- 格安SIMを決める
- 「セット購入」か「SIMのみ契約」かを決める
- 大手キャリアでMNP予約番号を取得する
- 格安SIMに申し込む
- 開通手続き・初期設定を行う
以下、順に解説します。
手順1:格安SIMを決める
乗り換え手順の最初の行動として、格安SIMの各種キャンペーンや料金プランなどを参考に、格安SIMを決めるところからスタートしましょう。
格安SIMのよくある各種キャンペーンには、以下のようなものがあります。
- 契約事務手数料の免除
- 一定期間の月額料金の割引
- キャッシュバック
- オプション料金の割引
- スマホ端末の割引
格安SIMの料金プランには、さまざまなものがあります。各事業者とも独自の特徴を打ち出しているので、自身に適した料金プランを選択することが重要です。
手順2:「セット購入」か「SIMのみ契約」かを決める
続いてスマホ端末をどうするかを決めましょう。格安SIMで新しいスマホとSIMカードを「セットで購入」するのか、自身のスマホ端末を持ち込んで「SIMのみ契約」をするのかを考えます。
自身のスマホ端末を持ち込む場合には、他で新たに購入するのか、現在のスマホをそのまま使うのかは別にして、持ち込むスマホが、格安SIMで利用できるかどうかを「格安SIM動作確認端末(スマホ対応機種)一覧」などで確認することをおすすめします。
自身のスマホ端末を持ち込む場合、「SIMのみ契約」をして、SIMカードを差し替えるだけで乗り換えできます。ただし、乗り換え前に、今まで使用していたスマホ端末を使用する場合には、大手キャリア側でSIMロック解除をして、SIMフリーにしておくことが必要です。
手順3:大手キャリアでMNP予約番号を取得する
次のステップとして、大手キャリアでMNP予約番号を取得します。MNP予約番号の取得は、ショップ店頭、オンライン、電話いずれでも可能です。電話やショップでの受付は指定時間内、オンラインなら24時間受付可能となっています。
なお、注意しなければならないことは、格安SIMのオンラインショップで購入しようとする場合、MNP予約番号の有効期限が10日以上必要になることです。MNP予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間。オンラインショップで購入手続きをする場合には、MNP予約番号の取得日から5日以内に申し込むようにしましょう。仮にMNP予約番号の有効期限が10日未満で配送前に期限切れとなってしまった場合には、MNP予約番号の再取得が必要。
ちなみに、MNP予約番号を取得しただけでは、大手キャリアの契約は解約にはならず、格安SIMの回線が開通した時点で自動解約になるシステムです。
手順4:格安SIMに申し込む
MNP予約番号の取得が完了したら、格安SIMに申し込みます。格安SIMの申し込みは、オンラインかショップ店頭で。申込みに必要な、
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカードや銀行口座
- 連絡用メールアドレス
をすべて準備してから申込み手続きを開始しましょう。
オンラインでの申し込み手続きは、
- 契約内容の入力
- 契約内容・同意事項の確認
- 本人確認の実施
の手順となります。
最近では、「eSIM」も申し込むことができ、「eSIM」であれば、物理的なSIMカードの抜き差しが必要ないので、迅速に利用開始することができます。ただし、「eSIM」を利用できるのは対応機種に限定されていますので、事前に確認しておきましょう。
格安SIMでは、最短翌日にSIMカードが届くようです。
手順5:開通手続き・初期設定を行う
SIMカードが手元に届いたら、開通手続きをしましょう。開通手続きは、指定の時間内にオンラインまたは電話で行います。MNP予約番号の取得時にはオンラインで24時間受付していますが、開通手続きは、オンラインの受付時間が決まっているので、要注意。
格安SIMのショップ店頭で申し込みした場合には、店頭で開通手続きまでやってもらえます。
開通手続きが済んだら、次にスマホ端末の初期設定(APN設定、ネット接続ができるようにする作業)を行いましょう。格安SIMでセット購入した人は、SIMカードを挿入するだけで初期設定が完了してネットにつながるのに対して、スマホ端末を持ち込んで使用する人は、今までのSIMカードを抜き取り、格安SIMのSIMカードを挿入後、APN設定を行う必要があります。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際の注意点
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際には、チェックしておきたい注意点がいくつかあります。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際に気をつけなければならない注意点は、以下のとおりです。
- 大手キャリアのメールアドレスは使えない
- 大手キャリアのサービスや割引が使えない
- データ移行は自分で行う
- 大手キャリアでスマホ本体の割賦金がある場合には支払いが続く
以下、順に解説します。
大手キャリアのメールアドレスは使えない
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、大手キャリアのキャリアメールは使えません。最近では、メールアドレスを変えたくないという人のために、大手キャリア側で「メールアドレス持ち運び」サービスを提供しています。ただし、メールアドレス持ち運びサービスは大手キャリア解約後一定期間内に申し込むこと、1メールアドレスにつき月額料金が発生することに注意が必要です。
大手キャリアのサービスや割引が使えない
大手キャリアを解約して時点で、大手キャリアの割引やサービスが利用できなくなります。貯めていたポイントなども使用できなくなりますので、事前に精算するなどしておきましょう。
データ移行は自分で行う
セット購入や新たなスマホを格安SIM以外で購入してスマホ端末を持ち込む場合など、スマホ端末が新しくなり、以前使用していたスマホ端末からアドレス帳や写真などのデータを移行したいときは、自分で作業しなければなりません。
ショップ店頭でセット購入した場合であっても、スタッフがデータ移行を手伝ってくれることはありませんので押さえておきましょう。
アプリについても、新しいスマホにアプリデータを移行することができますが、再ログインが要求されますので、IDやパスワードなどのログイン情報はしっかりと管理しておきましょう。
また、データ移行時、LINEに関しては、連絡先や画像などのデータ移行とは別にアカウントの個別の引き継ぎが必要です。データを引き継ぐ前には、LINEアカウントのメールアドレス、パスワード、電話番号などを確認しておくことをおすすめします。LINEのトーク履歴の引き継ぎには、事前のバックアップが必要で、アカウント引き継ぎ後に復元をしなければなりません。
データ移行に関しては、Androidスマホでは、電話帳・画像・動画データなどSDカードによって移行することができます。
大手キャリアでスマホ本体の割賦金がある場合には支払いが続く
大手キャリアのスマホ本体の分割払いの残債があるケースでは、大手キャリアとの契約解除後も、分割払いが続きます。
まとめ
ここまで、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるときの方法や注意点など、ユーザーが気になる乗り換えのアレコレについてご紹介させていただきました。
格安SIM同士で乗り換える際には、あまり問題はないと思いますが、ランニングコストを抑えるため、大手キャリアから格安SIMへ乗り換える場合にはいくつかの注意点があります。 自身に適したスマホの使い方をしたい場合には、SIMカードの動作確認、料金プランやサポート体制などチェックポイントを理解しておくことが重要です。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。