eSIMとは何か詳しく解説!特徴やメリット・デメリットを理解していこう!

2022年9月2日その他eSIM

eSIMとは何か?特徴やメリット・デメリット

近頃のスマホ業界で盛んに登場する「eSIM」について、皆さんはどれぐらい理解してるでしょうか?

実際のところ「eSIMってそもそも何?」「今までのとどう違うの?」「どうやって使うの?」など、疑問に思っていることが多いと思います。

そこで今回は「eSIMとは何か」というテーマで、eSIMのメリット・デメリット、対応キャリア、対応機種、利用方法をまとめて詳しく解説していきます。 「eSIMについて知りたい人」や「これからeSIMを使おうを考えている人」は、この記事を参考にしてみてください。

eSIMとは?

SIMカード4種(Mini SIM、micro SIM、nano SIM、eSIM)
eSIMのみカードではなくスマホ端末内に内蔵されている

eSIMとは、スマホの端末内にSIMが内蔵されている「本体一体型のSIM」のことです。

SIMとは

スマホ契約者の情報が記録されたもの。電話番号と結び付けることで通話/通信が行える

従来では、物理的な”SIMカード”をスマホに挿入することで、通話や通信が行えるようになっていましたが、eSIMではその必要はありません。

元からスマホにeSIMが内蔵されているので、契約後はオンライン上で手続きを行うだけで利用開始となります。 新しいSIMの形式でもあり、キャリアや格安SIMなどでeSIMへの対応を開始するスマホ会社も増えてきています。

eSIMのメリット

eSIMのメリットとしては以下の4つが挙げられます。

  • オンラインで契約が完結でき乗り換えの手間も減る
  • 物理SIMの差し替えが不要で故障リスクも少ない
  • 1台のスマホで複数のネットワークが利用できる
  • 海外でも安価なデータ通信が利用できる

どういった点に優れているのか詳しく見ていきましょう。

オンラインで契約が完結でき乗り換えの手間も減る

eSIMを利用すれば、オンライン上で手続きが完結するため、契約や乗り換えがスムーズに行えます。

従来の物理SIMカードの場合、申し込んだ後にSIMカードが自宅に届くのを待たなければなりませんし、到着したSIMカードを差し替えるなど余計な手間も必要です。

eSIMならQRコードやURLを通じて、手続き用サイトにアクセスするだけで手続きが完了するので時間も手間もかかりません。

先生

回線契約の手続きで通常であれば対面で行う本人確認の手続きもeKYCの仕組みを使い、オンライン上で本人確認も行えるようになっています。

物理SIMの差し替えが不要で故障リスクも少ない

物理SIMを差し替えるとき、小さい上に取扱いもデリケートなので、大変だと思ったことがある人も多いはずです。

SIMカードが濡れるなどで故障するリスクも考えられますし、故障した場合、新しいSIMカードの発行に手数料がかかるケースがほとんどです。

eSIMであれば、スマホとSIMが一体になっているため、乗り換えや契約手続きにおいても差し替え不要で故障リスクもありません

1台のスマホで複数のネットワークが利用できる

物理SIMとeSIMの両方に対応した「デュアルSIM対応スマホ」であれば、それぞれのSIMで異なるスマホ会社を設定し、通話や通信を使い分けることができます

「eSIM→A社」「物理SIM→B社」といった具合に使い分けができ、スマホ内の設定から利用するネットワークの切り替えも簡単に行えます。

1台のスマホで「仕事用・プライベート用」「通話用・データ通信用」といった使い分けができるので、複数台のスマホも必要なく非常に便利です。

海外でも安価なデータ通信が利用できる

海外でSIMカードをレンタルしてネットを利用する場合、自分のスマホに対応するSIMカードをレンタルしなければなりません。

しかし、対応するSIMカードのサイズが合わなかったり、紛失や故障したりといったリスクも考えられます。

eSIMであればオンライン上で手続きが完結するので、上記のようなトラブルは起こりませんし、選択肢の幅も広がるため、海外でも安価なデータ通信を利用することができます

eSIMのデメリット

eSIMのデメリットは以下の3点です。

  • 利用にはITリテラシーが必要
  • 機種変更が少し面倒になる
  • 対応機種/対応キャリアが限られる

メリットだけでなく、デメリットも抑えて利用の可否を検討してみてください。

利用にはITリテラシーが必要

eSIMは基本的に手続きは全てオンライン上で完結するため、利用するにはある程度のITリテラシーが必要となります。

スマホの操作がよくわからなかったり、SIMの差し替えなどを店舗スタッフに任せているような方だと使うのが難しい可能性があります

そのため、知識に不安のある方は「SIMって何?」「eSIMとは?」などの情報を下調べし、理解をした上で使うのがおすすめです。

機種変更が少し面倒になる

eSIMを利用する場合、スマホとSIMが一体になっているため、乗り換えなどはオンライン上でスムーズに行えるのですが、機種変更に関しては少々面倒くさくなっています

物理SIMでは、機種変更時にSIMカードを差し替えるだけで、新しいスマホを使い始めることができます。

しかし、eSIMでは機種変更の際にオンライン上で移行手続きをしなければなりません

そのため、スマホを頻繁に買い換えるような方だと、eSIMに対して煩わしさを感じるかもしれないので注意してください。

対応機種/対応キャリアが限られる

eSIMは確かに便利なサービスではあるのですが、現状として取り扱っている事業者や対応する機種が限られているため、サービスとしての利便性に物足りなさが出てきます。

キャリアに関しては一部対応、今後対応予定など方針が分かれており、格安SIMについてもeSIMに対応しているのはごく僅かです。

対応機種についてもiPhoneであればeSIM対応もそれなりに充実しているものの、Androidになると選択肢が狭まってしまうかもしれません

eSIM対応のキャリア/格安SIMは?

2023年3月時点でeSIMに対応しているキャリア/格安SIMを紹介していきます。

まずはキャリアのeSIM対応状況を確認していきましょう。

キャリアのeSIM対応状況

  • ドコモeSIM対応(ドコモオンラインショップ・ahamoはahamoでの申し込みに対応)
  • aueSIM対応(povoはpovoでの申し込みに対応)
  • ソフトバンクeSIM対応(LINEMOはLINEMOでの申し込みに対応)
  • 楽天モバイルeSIM対応

楽天モバイルではキャリアプラン開始と同時にeSIM対応を打ち出しており、先進性を大きくアピールしているようです。

大手キャリアの3社については楽天モバイルと比べると出遅れていましたが、2021年3月に「povo」と「LINEMO」がeSIMに対応し、2021年7月から9月で一気にeSIM導入が進み、現在は一通りeSIMに対応するようになりました。

次に、格安SIMのeSIM対応状況を見ていきましょう。

格安SIMのeSIM対応状況

  • ワイモバイルeSIM対応
  • UQモバイルeSIM対応
  • IIJmioeSIM対応(音声eSIMはタイプAのみ、データeSIMはドコモ網のみ)
  • BIC SIMeSIM対応
  • LinksMateeSIM対応
  • 日本通信eSIM対応
  • HISモバイルeSIM対応
  • mineoeSIM対応(Aプラン(au系回線)、Dプラン(ドコモ系回線)に対応)

早くからeSIMへの対応をしていたのがIIJ系の「IIJmio」や「BIC SIM」です。

続いて、2021年3月にワイモバイルがeSIMに対応し、2021年9月にUQモバイルが、2021年10月にLinksMateが、2022年4月に日本通信が、2022年8月よりHISモバイルとmineoでeSIMが使えるようになりました。IIJmioとBIC SIMはデータ専用eSIMについては対応していましたが、2022年10月25日から音声eSIMの提供を開始しました。(mineoは最初はAプランのみでしたが、2023年2月22日にDプランでも提供を開始しました)

MVNOについては、まだまだeSIMが利用できないところが多いですが、徐々にMVNOでもeSIMが導入されている状況になっています。

eSIM対応機種は?

2022年10月時点でeSIMに対応している主な機種を紹介していきます。

iPhone・Androidでそれぞれ見ていきましょう。

iPhone

iPhoneでeSIMに対応している機種は以下の通りです。

iPhoneでは、iPhone XR以降のモデルにおいて、物理SIMとeSIMの両方に対応した「デュアルSIM」となっています。

Android

AndroidでeSIMに対応している機種は以下の通りです。

  • Rakuten Hand 5G
  • Rakuten BIG s
  • Rakuten Hand
  • Rakuten BIG
  • Rakuten Mini
  • Xperia 5 IV
  • Xperia 10 IV
  • Xperia 10 III Lite
  • OPPO Reno7 A
  • OPPO A55s 5G
  • OPPO Find X3 Pro
  • OPPO Reno5 A
  • OPPO A73
  • Redmi Note 11 Pro 5G
  • AQUOS wish
  • AQUOS sense6s
  • AQUOS sense6
  • AQUOS zero6
  • AQUOS sense 4 lite
  • Galaxy Z Flip4
  • Google Pixel 4 /4XL/4a/4a(5G)/5/5a/5a(5G)/6/6Pro/6a/7/7Pro

など(数が多いのであくまで一例です)

Androidに関してはeSIM対応モデルが疎らなので、自分が欲しい機種が未対応の可能性があります。

eSIMを提供している楽天モバイルのスマホやGoogle PixelシリーズだとeSIM対応の機種が充実しているようです。

eSIMを利用するまでの流れ

eSIMを利用するまでの流れを「楽天モバイル」を例に紹介していきます。

以下のような流れで開通までを行っていくので参考にしてみてください。

楽天モバイルのeSIM利用までの流れ

  1. 利用予定のスマホがeSIM対応機種かを確認する
  2. スマホのSIMロックを解除する
  3. 楽天モバイルへeSIMの申し込みを行う
  4. 自宅に郵送されたQRコードにアクセスする
  5. 案内に従って開通手続きを行う
  6. 利用開始

このようにSIMカードの差し替えといった手間も不要ですし、オンラインで手続きが完結します。

また、キャリアでお使いのスマホから乗り換える場合、事前にSIMロックを解除しなければならないので注意してください。

まとめ

eSIMの特徴やメリット・デメリット、対応キャリア、対応機種などについて解説しました。

これからのスマホ業界でeSIMが主流になっていくことが予想されるため、今のうちにどんなものなのかを理解しておきましょう。

今はまだ対応キャリア・機種共に少ないですが、今後増えていくので気になる方はeSIMを使ってみてください。

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