スマホ契約の審査が通らない!そのような時は「SIMのみ契約」を検討してみよう
スマホ販売をしている知人から、少し興味深い話を聞いたのでご紹介します。
携帯会社をのりかえで契約手続きをしようとしたけど、携帯会社の審査が結構厳しいようで審査が通らず、(毎月のスマホ料金をちゃんと払っていたとしても)契約できない人が最近結構いるそうです。
このような時の対処法としてSIMのみ契約をすると審査が甘くなり、契約できる可能性が高くなるようです。
スマホ契約には2つの審査がある
携帯会社でスマホ購入&プラン契約をする場合の審査は実は2種類あることを知っていますか?ひとつは「分割審査」。もうひとつは「契約審査」です。
それぞれの審査について簡単に解説します。
分割審査
「分割審査」とは、スマホやケータイを携帯会社で購入する場合、24回、36回、48回など分割払いで購入する方が多いと思います。この分割払いはつまりローンになるのですが、このローンの審査には「CIC(CREDIT INFORMATION CENTER 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)」という組織が持っている信用情報が深く関わっています。
CICではスマホのみに関わらずさまざまな商品・サービスに関する、各個人の過去のクレジットカード、キャッシング、ローンなどの利用・支払いの実績情報が蓄積されていて過去に何かしらの料金で未払いなど支払いに関する信用が少ない人の場合は審査が通らず、審査に通らない人はこの分割審査で落ちてしまい契約できない場合が多いようです。
↓自分の信用がどうなっているかについては、CICに問い合わせれば確認することができます
CIC公式ページ:情報開示とは(自分の信用情報を確認)
審査が厳しいのはこの「分割審査」です。
契約審査
「契約審査」とは、携帯会社側でもっている情報から行う審査です。これは過去の携帯料金の支払い状況(滞納)、短期解約や強制解約など、携帯会社利用に関する実績情報を見ているので、他の商品やサービスの未払いといった情報に関しては審査材料には含まず、審査の厳しさは分割審査と比べれば通りやすい審査になります。
普通にスマホを利用して、毎月のスマホ利用料もしっかり支払っていれば特に問題なく審査が通るはずです。
契約審査は判定が厳しい「CIC」の審査はありません。
SIM単体契約の場合は契約審査のみになる
CICで審査が通らない場合の対処法としては、CICを通さない審査にもっていくことが最短の方法です。
つまり「契約審査」のみで行える契約にするということです。
「SIM単体契約」の場合には、スマホをローン購入することはないため、「契約審査」だけで済ませることができ、携帯会社の乗り換えができる可能性が高くなります。
どうしても新しい端末を購入した場合は、分割購入ではなく、一括購入でローンにしない形で購入することで「分割審査」を回避する手段も一応あります。
ただ、最近は端末代金が徐々に高くなってきていて、端末代金の割引も以前ほど多くないので、先行しての料金負担が重く圧し掛かってくるのは避けられません。
SIM単体契約の場合の注意点
SIM単体で契約する場合には、端末を持ち込むので現在利用しているスマホを持ち込むか、新たにSIMフリー端末を購入し持ち込むかのいずれかになりますが、2点注意しておくことがあります。
SIMロック解除が必要になる場合がある
SIMロックがかかっている端末を利用していて、利用する携帯会社によってはSIMロックを解除しないとスマホが利用できなくなる場合があります。
現在、日本国内で携帯会社を利用する場合、ドコモ、au、ソフトバンクのいずれかの回線を利用(MVNOも3つのいずれかの回線を使用)していますが、簡単に他社に携帯会社を変えられないようにするため、販売する端末にSIMロックをかけ、特定の携帯会社の回線しか使えないようになっています。
たとえば、ドコモのSIMロックがかかっている端末の場合には、ドコモの回線を利用している携帯会社の回線のみ利用できるようになります。auやソフトバンクの回線を使いたい場合には、ドコモのSIMロックを解除して、SIMフリーの状態にする必要があります。
SIMフリーの端末の場合にはSIMロックがかかっていませんので、SIMロック解除をする必要はありません。
各携帯会社のSIMロック解除のやり方については解説記事があります。SIMロックを解除したい場合にはこちらをご覧ください。
周波数帯が適合していない端末の場合がある
ドコモ、au、ソフトバンクの各回線は違う周波数帯を使用しています。ドコモからauやソフトバンクにのりかえなど違う回線にする場合には、使用するスマホ端末がその周波数帯で利用できるかを確認しておく必要があります。
特にauは独特な周波数帯を利用しているので、ドコモ・ソフトバンクからauにする場合には周波数帯が対応しているか、チェックしておくことをお勧めします。
最終手段は携帯ブラックリストでも契約できる会社を利用する
SIM単体契約でも携帯会社から契約NGが出てしまう場合、スマホが使えないとあきらめてしまう人もいるかもしれませんが、最終手段といえるスマホサービスがあります。
だれでもモバイル
携帯ブラックリスト状態でも契約できる可能性のある1つ目の事業者は「だれでもモバイル」です。大手キャリアでSIM単体契約でも携帯会社から契約NGが出てしまう場合、スマホが使えないとあきらめてしまう人もいるかもしれませんが、その時に利用できる最終手段といえるMVNOの1つです。
そのMVNOは「だれでもモバイル」です。
ドコモ回線を使うMVNOの1社ですが、以下の様な人でも回線契約ができるというスマホサービスです。
- クレジットカードが無い
- 携帯ブラックリストで契約できない
- 他社で強制解約された
月額料金は他の一般的なMVNOと比べると高い料金設定にはなっているものの、ほかの携帯会社では契約できない人でも契約ができるのが大きな特徴で、通話プランについては標準で(1回10分 or 24時間いつでも)かけ放題も付いているので、どうしてもスマホを利用したいという方は「だれでもモバイル」の利用を検討しましょう。
月額料金(10分かけ放題プランの場合)
プラン | 月額基本料 |
---|---|
1GB | 1,990円 |
3GB | 3,700円 |
5GB | 4,500円 |
10GB | 6,100円 |
20GB | 8,700円 |
料金の支払いは前払い制で、初期費用や初月基本料金については現在キャンペーン中で0円で利用できます。
↓だれでもモバイルを利用したくなった人はこちら!↓
審査なし!他社で強制解約された方もOK!
サンシスコン
続いてご紹介するMVNOは「サンシスコン」です。
ドコモ回線やソフトバンク回線を使うMVNOの1社ですが、以下の様な人でも回線契約ができるというスマホサービスです。(選択するプランや機種により使用する回線が異なります)
- クレジットカードや銀行口座が無い
- 携帯ブラックリストで契約できない
月額料金は他のMVNOと比べると高い料金設定にはなっているものの、ほかの携帯会社では契約できない人でも契約ができるのが大きな特徴で、端末も最安1円のものもあり、通話プランについては標準でかけ放題も付いているので、どうしてもスマホを利用したいという方は「サンシスコン」の利用を検討しましょう。
月額料金(通話プランの場合)
※支払方法によって月額料金が異なります。
プラン ※全プラン国内通話かけ放題付 | 月額基本料 |
---|---|
1GB | ・口座振替:3,278円 ・銀行振込:4,278円 ・コンビニ決済:4,608円 |
3GB | ・口座振替:3,580円 ・銀行振込:4,580円 ・コンビニ決済:4,910円 |
5GB | ・口座振替:3,980円 ・銀行振込:4,980円 ・コンビニ決済:5,310円 |
7GB | ・口座振替:4,380円 ・銀行振込:5,380円 ・コンビニ決済:5,710円 |
20GB | ・口座振替:4,980円 ・銀行振込:5,980円 ・コンビニ決済:6,310円 |
50GB | ・口座振替:8,670円 ・銀行振込:9,670円 ・コンビニ決済:10,000円 |
※支払方法は口座振替、銀行振込、コンビニ決済から選択できます
↓サンシスコンを利用したくなった人はこちら!↓
スマホが誰でも審査なしで持てる!
携帯ブラックリストでも契約できる!
誰でもスマホ
携帯ブラックリストでも契約できる会社をもう1社紹介します。
こちらは「誰でもスマホ」です。
ドコモ回線を使うMVNOの1社ですが、以下の様な人でも回線契約ができるというスマホサービスです。
- クレジットカードや銀行口座が無い
- 携帯ブラックリストで契約できない
誰でもスマホも月額料金は他のMVNOと比べると高い料金設定にはなっているものの、ほかの携帯会社では契約できない人でも契約ができるのが大きな特徴となっており、通話についてもかけ放題が標準仕様。端末については最安1円ではないものの安価で提供しています。
月額料金
プラン | 月額基本料 |
---|---|
1GB | 3,278円 |
3GB | 3,580円 |
5GB | 3,980円 |
7GB | 4,380円 |
20GB | 4,980円 |
25GB | 5,580円 |
↓誰でもスマホを利用したくなった人はこちら!↓
携帯ブラックリストでも契約できる!
コンビニ支払も選択可能!
まとめ
スマホの審査に落ちて契約できない場合でも、SIM単体契約にすることで、厳しい審査の「分割審査」を避けることで、契約することができる可能性が高くなります。
端末を持ち込む形になるので、SIMロック解除や端末自体が周波数帯にあっているかの確認するといった注意点はあるものの、審査に落ちて、携帯会社を変えられないといった問題を解消する可能性もあるので、困ったときには検討してみてください。
最後の手段としては「だれでもモバイル」や「サンシスコン」や「誰でもスマホ」といった携帯ブラックリストでも契約できる会社を利用する選択肢もあります。
いかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!
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この記事を書いた人
- Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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