二人暮らしの家庭の場合、一人暮らしの電気代よりも一人当たりの電気代を安くできる傾向があります。しかし、電気の使い方や電力会社によっては高くなる場合もあります。
<世帯人数2人の場合>
- 1ヶ月あたり:10,940円
- 年間:131,280円
2024年4月に電力会社にて一部料金の値上げが相次ぎましたが、新電力会社によっては電気代を安くできる可能性があります。
本記事では当サイトが厳選した、2人暮らし(同棲・同居・夫婦など)におすすめの電力会社や、節約方法を解説します。
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二人暮らしの電気代平均はどれくらい?
二人暮らし以上世帯の電気代の平均は、総務省が実施している家計調査によると1ヶ月あたり12,265円※1となっています
●二人暮らし以上世帯の電気代(年間・季節別)
2人世帯の季節別電気代については政府のデータがなかったため、ここでは2人以上世帯の季節別電気代を参照します。
時期 | 電気代の平均 |
---|---|
年間※1 | 12,265円 |
1月~3月期※2 | 17,723円 |
4月~6月期※2 | 11,354円 |
7月~9月期※2 | 9,885円 |
10月~12月期※2 | 10,099円 |
1年間の中でも季節によって電気代は異なり、同調査によると1月~3月の電気代が最も高く、二人暮らし世帯では17,723円※2です。
他にも、寒冷地の場合は冬の寒さ対策のため、エアコンやこたつなどの暖房器具の使用時間が長くなり、電気代が高くなることもあります。
※1 出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 二人以上世帯 詳細結果表
※2 出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年
※3 出典:政府統計の総合窓口|家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 世帯人員・世帯主の年齢階級別
二人暮らしの電気代節約方法4選
電力会社を見直す
電気代の節約には、電力会社の見直しも効果的です。近年では、さまざまな企業が電力供給事業を展開しています。
これは既存のインフラを利用して電力を供給しているためであり、発電施設や送電網を構築する必要がなく、初期費用や管理費を抑えていることが節約に繋がる理由です。
ただし、新電力にもさまざまな種類があり料金プランも多種多様であるため、どの電力会社が最適なのか慎重に選ぶ必要があります。
なるべく同じ部屋で過ごす
家族の人数が増えてもなるべく同じ部屋で過ごすと、電気代を抑えられます。二人暮らしの場合でも、個別の部屋ではなくできるだけ同じ部屋で過ごすと良いでしょう。
例えば、エアコンなどの冷暖房機や照明、テレビなどを別々の部屋で利用すると、その分電気代は高くなります。
電化製品の使い方を見直す
電化製品の使い方を見直すことで、電気代の節約に繋がります。特に照明やテレビなどの使用時間が長くなりやすいものや、消費電力が大きいものは積極的に見直しましょう。
- テレビ
- 照明
- エアコン
- 冷蔵庫
テレビ
テレビは見ている人がいない状況でも、電源がついていることが多い家電です。そのため、できるだけ小まめに電源を消しましょう。
他にも、一定時間操作せずにいると電源が自動的にオフになる機能を搭載しているモデルも多いです。外出前にテレビを消し忘れてしまう人は、このような機能の活用もおすすめです。
照明
照明は時間当たりの消費電力は小さいものの、テレビと同様に使用時間が長いため電気代に大きく関係します。無駄を省くために使っていない部屋の電気は極力消しましょう。
他にも、消費電力が小さいLED電球への交換もおすすめです。本体価格は一般的な白熱電球よりは高いものの、寿命が長く交換の手間も少ないです。
エアコン
エアコンは、室内の温度と設定温度に差が大きいほど消費電力が大きくなります。そのため、夏の暑い日に冷房の設定温度を低くすると電気代は高くなるでしょう。
例えば、閉め切った部屋で熱がこもっている状態で冷房を使うと、エアコンの負担が大きくなります。このような場合は、一度窓を開けて換気をして室内の温度を下げます。
冷蔵庫
冷蔵庫は常に稼働している家電の一つであり、主に内部の温度が上がったときに消費電力が大きくなります。そのため、冷蔵庫の扉の開閉回数をできるだけ少なくしましょう。
冷蔵庫に食材を入れすぎた状態も、冷却効率が落ちるため好ましくありません。定期的に冷蔵庫の中身を整理することも節約に繋がります。
使用していない電化製品のプラグは抜いておく
電化製品の中には待機電力が発生するものがあり、実際に使っていなくても電気代がかかります。そのため、使用していない電化製品のプラグは極力抜きましょう。
電化製品の数が多いほど、待機電力の量も増えるため注意が必要です。プラグを抜くことが手間に感じる場合は、スイッチのオン・オフだけで切り替えられる節電タップの利用がおすすめです。
オール電化に切り替える
二人暮らしの電気代は、オール電化に切り替えることで安くなる可能性があります。オール電化の料金プランは一般的な電気料金と違い、時間帯によって電力量料金が異なります。
日中の電気代は割高ですが、その分夜間は安くなるため、電気の使用方法を工夫すると大幅な電気代の節約に繋がるでしょう。
ただし、契約する電力会社によって、安くなる時間帯や電力量料金の単価が変わるため注意が必要です。
また、オール電化にしても日中に自宅で過ごす時間が長いと、かえって電気代が高くなる恐れもあります。
二人暮らしにおすすめの新電力会社4選
fa-arrow-circle-o-right表は右にスクロールできます。
※上表の月額料金・電気量料金は、東京電力エリア・30Aの料金を記載しています。
CDエナジーダイレクト
- 複数の料金プランがあり、最適なものを選ぶことで電気代を節約しやすい
- 基本料金だけでなく電力量料金もお得になる
- 電気だけでなくガスの契約も可能
- 生活スタイルに合わせた豊富なプランが用意されている
- お得にポイントを貯められる ※1
CDエナジーダイレクトは、料金プランが複数ある電力会社です。普段の電力使用量や家族構成、使用時間帯などのライフスタイルに合わせて選べます。
他にも、家族が多い家庭向けの「ファミリーでんき」や、一人暮らし向けの「シングルでんき」などのプランがあります。
基本料金(税込) | ベーシックでんきB:830.70円(30A) ※再エネ賦課金を除く |
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電力量料金(税込) |
※ベーシックでんきBの場合 |
解約金 | なし |
対応エリア |
|
運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
東京ガス
- 新電力販売量第1位※公式サイトによる
- 電力量料金単価が安い
- 電気とガスのセットで電気代が割引
- セット割の申し込みで電気代の基本料金が1か月無料
- 節電すると特典が付与される
東京ガスは、新電力販売量が第1位の電力会社です。実績があるサービスを利用したい人に向いているでしょう。
また、電力量料金単価が安いことも特徴です。電気代を見直したい人にもおすすめできる電力会社です。
他にも、節電をサポートしてくれるキャンペーンを開催しているため楽しく電気使用量を削減できます。
基本料金(税込) | 基本プラン:885.72円(30A) ※再エネ賦課金を除く |
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電力量料金(税込) |
※基本プランの場合 |
解約金 | なし |
対応エリア |
|
運営会社 | 東京ガス株式会社 |
出典 : 東京ガス
Looopでんき
- 基本料金・燃料調整額が無料
- 電力量料金単価が30分ごとに変動
- 安定した品質と安全性
- 自然エネルギーの利用で環境に優しい
- 電気とガスのセットでお得
Looopでんきは、基本料金と燃料調整額がずっと無料の電力会社です。電力量料金単価が30分ごとに変動するため、単価の安い時間帯に電気を利用すれば電気代を安くすることができます。
でんきとガスのセットで、電気の料金単価が1kWhあたり1円安くなるのでさらにお得に電気を利用できます。
基本情報
基本料金(税込) | スマートタイムONE:0円 ※再エネ賦課金を除く |
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電力量料金(税込) | 30分ごとに変動 ※再エネ賦課金を除く |
解約金 | なし |
対応エリア | 全国 ※離島を除く |
運営会社 | 株式会社Looop |
出典 : Looopでんき
TERASELでんき
- 電気を使うほどお得になるプランを用意している
- 毎月の電気料金に応じて楽天ポイントが付与される
- 豊富な選べる特典が用意されている
- 伊藤忠エネクスグループが提供しているため安心感がある
- Webから簡単に申し込みができる
TERASELでんきは、電気の使用量に応じて適切なプランを選べる電力会社です。電気を使うほどお得になるプランでもあるため、電力使用量が多い家庭におすすめです。
特典は追加の楽天ポイントやAmazonギフト券、Huluチケットなど7種類から選べます。エネルギー商社である伊藤忠エネクスグループが提供しているため安心感があるでしょう。
基本料金(税込) | 935.25円(30A) |
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電力量料金(税込) | 超TERASELプラン
※東京電力エリア地域電力 従量電灯Bプランの場合 |
解約金 | なし |
対応エリア |
|
運営会社 | 株式会社エネクスライフサービス |
よくある質問
総務省が実施している家計調査(2023年)では、世帯人数2人の場合の平均電気代は1ヶ月あたり10,940円という結果です。
季節や地域によっても平均的な電気代は変わりますが、どの地域でも冬になると電気代が高くなる傾向があります。
電力会社によって電気料金は異なるので、高いと感じる方は電力会社を見直すなどの工夫が必要でしょう。ただし暑い時期にはエアコンの稼働時間が増えるため、電気代が高くなってしまう可能性があります。
扇風機やサキュレーターなどの消費電力が少ない家電も併用しつつ、節約を考えると良いでしょう。
冬の電気代が高くなる理由としては、エアコンやストーブなどの暖房器具の使用が増えるなどの原因が考えられます。
電気代を抑えたい方は断熱対策を行う、電気料金プランを見直すなどしてみてください。
一般的にオール電化の料金プランは、夜間の電気料金が安く、昼間が割高に設定されていることが多いです。
そのため、オール電化住宅の場合は夜間に電気を使用することで料金を抑えることができます。
kWhとは電気使用量の単位を表し、節電することで使用量を減らして電気代を節約できます。
どのくらい電気を使っているか分からないという方は、検針票を確認することで電気使用量が確認可能です。
セット割やポイントサービスが用意されているプランもあるので、お得に光熱費を節約できるでしょう。
その他、エアコンや照明の節電のために家族全員で同じ部屋で過ごす、洗濯をまとめるなどの方法があります。
電気代が高い場合には、ライフスタイルに合っていないプランを選んでいる可能性があるので、電力会社の乗り換えを検討してみることがおすすめです。
省エネ家電に買い替える、消費電力の高い電化製品の使い方を工夫することでも、節約につながります。
まとめ
この記事では、二人暮らしの電気代平均について解説しました。世帯人数2人の電気代平均は1ヶ月あたり10,940円となっており、特に冬は跳ね上がる傾向にあります。
家族が少ない二人暮らしでも、電気の使い方や契約している電力会社によって電気代が高く感じることもあるため、節約方法を押さえましょう。
富山県砺波市出身 「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆・講演活動などを行う。 大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカー等のプロジェクトに参画。 その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施している。 |
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