
- 一人暮らしの7〜9月の電気代平均額は6,418円
- 一人暮らしの平均電気代は月額6,808円(2022年総務省データ)
- オール電化場合、一人暮らしの電気代は月額11,415円(関西電力データ)
- 一人暮らしには「30A」のプランがおすすめ
- 1年を通して、暖房を使う冬場の電気代が高めになる傾向
- 電気代の節約に、電力会社の乗り換えやプラン変更が効果的な場合がある
実は、電気代は電力会社の乗り換えやプラン変更で、大幅に節約できる可能性があります。
そこで本記事では、一人暮らしの季節別・地域別の平均電気代について解説し、一人暮らし向けおすすめの新電力会社を紹介します!

一人暮らし向け新電力会社3選
CDエナジーダイレクト | ONEでんき | 新日本エネルギー |
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本コンテンツで紹介している商品は、登録小売電気事業者に記載ある事業者が提供するものです。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、各商品の評価や情報の正確さに一切影響することはありません。また、広告によってユーザーの皆様の選択を阻害することがないよう、客観的な視点や基準で商品を紹介・評価しております。詳しくはe-暮らしの評価基準をご確認ください。当コンテンツはe-暮らしが管理しており、おすすめ商品は独自の基準にて採点しております。詳細はe-暮らしのコンプライアンスポリシーおよびコンテンツポリシーをご確認ください。 |
Contents
一人暮らしの平均電気代|夏はどのくらい?
一般的な一人暮らしの平均的な電気代がどのくらいなのか、目安を公的なデータを用いて紹介します。
一人暮らしの電気代の目安
総務省による2022年の調査によると、単身世帯1カ月あたりの平均電気代は6,808円※です。
電気代が8,000円程度かかっているなら、やや高めではあるものの許容範囲内といったところでしょう。ただし、月ごとの金額を見ると、季節によって変動があります。
冷暖房をよく使用する夏や冬の時期では電気代が高くなるなど、毎月一定の金額ではありません。
参考サイト:総務省 家計調査 家計収支編
一人暮らしの電気代の四半期ごとの平均金額
下表は、2022年に総務省が調査した四半期ごとの電気代の平均金額です。
一人暮らしの電気代平均金額(四半期ごと) | |
2022年1月〜3月 | 7,749円 |
2022年4月〜6月 | 6,333円 |
2022年7月〜9月 | 6,418円 |
2021年10月〜12月 | 6,557円 |
参考サイト:総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯
暖房をより多く使用する1月〜3月は、やや利用料金が高くなっています。家賃以外の固定費のうち、使い方によって利用料に差が出やすいのが水道光熱費です。
削る費用を選択できる一人暮らしだからこそ、電気の使い方を見直して節約できると嬉しいですね。
夏と冬は電気代が高くなる?
電気代は1年を通して一定ではありません。季節によって使用量に差が出ます。
冷房を使うことが多い夏の電気代が最も高いと思っている方もいるでしょう。しかし、実際には冬の電気代のほうが高い傾向があります。
なぜ冬の電気代は高いの?
冬場の電気代が上がってしまう理由としては、室内外の気温差が挙げられます。
その他、冬は夏に比べて日照時間が短く、朝夕に電気をつける時間が長くなることも原因のひとつです。
地域によって電気代は変わる
電気代は全国一律ではなく、地域によってバラつきがあります。
地域によって電気代が変わる主な理由として挙げられるのは、発電所からの距離や気候が地域によって異なることです。発電所が近くにある地域では、送電距離が短くなりその分電気代も安くなります。
それに伴い気温も低くなるので暖房器具が必要になる時間帯も増えますが、年間を通して比較的暖かい地域では暖房器具を使う機会が減るため電気代も安くなる傾向があるのです。
総務省統計局の調べによると、2022年度の単身世帯の地域別電気代平均額は以下の通りです。
地域別 | 電気代平均額 |
---|---|
北海道・東北 | 6,900円 |
関東 | 6,731円 |
北陸・東海 | 7,109円 |
近畿 | 6,254円 |
中国・四国 | 7,449円 |
九州・沖縄 | 6,927円 |
地域によって、月額1,000円以上の差が出る場合があることがわかります。
出典:統計局ホームページ/2022年 単身世帯 家計調査 家計収支編(都市階級・地方別)
一人暮らしの場合はいくら?オール電化の電気代平均額
オール電化とは、文字通り家庭の生活家電を全て電気でまかなうシステムのことです。キッチンや給湯もオール電化の設備に置き換わるのでガス代がかからなくなります。
なお、関西電力の調査によって算出された、オール電化の世帯人数別の平均電気代は以下の通りです。
世帯 | 一月あたりの電気代平均※ |
---|---|
1人暮らし | 10,777円 |
2人家族 | 13,406円 |
3人家族 | 14,835円 |
4人家族以上 | 16,533円 |
オール電化の電気代は、戸建か集合住宅によっても違いがあります。関西電力によれば、戸建の場合は月15,311円、集合住宅の場合は月12,123円が平均です。※
出典:関西電力
※ 関西電力オール電化メニューを利用中の「はぴeみる電」会員データ(2020年~2021年の年間使用量の平均値)より算出した平均使用量をもとに、「はぴeタイムR」の料金単価を適用して算出しています。燃料費調整額は含みません。
※サンプル数:1人暮らし4,908、2人家族24,100、3人家族26,163、4人家族以上55,311、一戸建て304,954、集合住宅35,716
一人暮らしにおすすめの料金プランは?
少しでも電気代が抑えられるプランを選ぶためコツとしては、アンペア数で選ぶことが大切です。ここからは、電気について知る上では欠かせないアンペアについて詳しく解説します。
アンペア数とは?
電力の契約は、アンペア(A)という単位で決められています。契約するアンペアの大きさは、同時に使用できる電気の量を表しているのです。
家電の電気量が契約しているアンペア数以上になると、ブレーカーが落ちてしまいます。
契約できるアンペア数は?
一般家庭で契約できるアンペア数は、プランにもよりますが、10Aから60A程度のものが多いです。
アンペア数を選ぶ際には、電気の使用量や同時に使いたい家電の数を参考にしましょう。
一人暮らしに最適なアンペア数
どうしても電気の使用量が多くなりがちなファミリー世帯とは違い、一人暮らし向けのプランでは、契約アンペア数は20Aもしくは30Aのものが多いです。
一体自分の生活にはどのくらいアンペア数が必要なのか、具体的にイメージするためには家電ごとのアンペア数を参考にするのが良いでしょう。
ここでは、主な電気機器のアンペアの目安を紹介します。
家電 | アンペア数の目安 |
---|---|
電子レンジ(30Lクラス) | 15A |
テレビ |
|
ドライヤー | 12A |
冷蔵庫(450Lクラス) | 2.5A |
IHジャー炊飯器 (5.5合・炊飯時) | 13A |
IHクッキングヒーター(200V) | 20A~30A (最大使用時58A) |
ドラム式洗濯乾燥機 (洗濯・脱水容量9kg) |
|
インバータエアコン (冷房時おもに10畳用平均) <立ち上がり時など> |
|
アイロン | 14A |
参考サイト:東京電力
上記のアンペア数はあくまで目安です。家電の性能によってもこの数字は変わってきます。
必要なアンペア数の調べ方
自分が普段使用する家電のアンペア数を計算して、どのくらのアンペア数が必要なのかを計算してみましょう。
例えば、先ほど紹介した表を参考に、テレビを見ながら電子レンジを使用して、洗濯機を回す場合、必要なアンペア数の合計は以下の通りです。
もし20Aのプランを選んでいた場合、上記の使い方ではブレーカーが落ちてしまうでしょう。
一人暮らしにおすすめの電力会社5選
ここでは、一人暮らし向けのお得なプランを展開している電力会社を厳選して5社紹介します。
電力会社 比較一覧表 | CDエナジー ダイレクト | ONEでんき | 新日本 エネルギー | HTBエナジー | おうちでんき |
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30Aの月額料金 (税込) | 885.72円 | 0円 | 772.20円 | 550.00円 | 885.72円 |
電気量料金 (税込) | 30.00円/kWh ※〜120kWhの場合 | 28.80円/kWh ※一律 | 28.60円/kWh ※〜120kWhの場合 | 28.60円/kWh ※〜120kWhの場合 | 30円/kWh ※〜120kWhの場合 |
一人暮らし向け プラン | シングルでんき ※月100円割引 | スタンダードプラン | 新ネクスト バリュープラン 電灯B | ベーシックプラン | おうちでんき |
対応エリア | 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 茨城県 栃木県 群馬県 山梨県 静岡県(富士川以東) | 北海道電力 東北電力 東京電力 中部電力 北陸電力 関西電力 中国電力 四国電力 九州電力 | 北海道電力 東北電力 東京電力 中部電力 北陸電力 関西電力 中国電力 四国電力 九州電力 | 北海道電力 東北電力 東京電力 中部電力 北陸電力 関西電力 中国電力 四国電力 九州電力 | 北海道電力 中国電力 四国電力 沖縄電力 |
キャンペーン | 最大3,000ポイント付与の 「祝割」 | – | – | 一部地域で ガスとセット割あり | ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ・ネット1回線ごと2年間110円/月割引 |
公式ページ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
※上表の月額料金・電気量料金は、東京電力エリアの料金を記載しています。
CDエナジーダイレクト
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- 最短5分の簡単速い申し込み!
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CDエナジーダイレクトは、中東電力と大阪ガスのノウハウを活用し、東京電力などと同じ品質の電力を安く提供しています。安心・安定を求める方にはぴったりの電力会社です。
一人暮らしならシングルでんきがおすすめ。シングルでんきは、電気の使用量に関わらず年間1,200円割引してくれるので使用量の少ない方もお得感を感じることができるでしょう。
申込みは24時間WEBで完結し、忙しいときでも簡単に申し込みができます。
基本情報
基本料金(税込) | 30A:885.72円 ※シングルでんきの場合 |
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電力量料金※東京エリア |
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一人暮らしにおすすめの料金プラン | シングルでんき ※基本料金+電力量料金から1月につき▲100円割引 |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 5,361円 |
違約金 | なし ※一部のプランはあり |
対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・群馬県・茨城県・山梨県・静岡県の富士川以東 |
サービス内容 | 東京電力の一般的なプランより年間最大12,900円分お得に! |
運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
公式サイト:CDエナジーダイレクト
ONEでんき
- 基本料金0円!※1
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- 電気代は使った分のみで無駄がない
- 手続きにかかる時間は最短5分
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- 支払いは使用した電気料金のみなので一人暮らしにもおすすめ
ONEでんきは基本料金が0円の新電力会社です。毎月の支払いは使った電気料金のみで、初期費用もかかりません。
電気は長く使うもののため、早く乗り換えることでよりお得になるかもしれません。工事の立ち会いは不要で解約金も0円です。一度お試ししてみるのも良いでしょう。
基本情報
基本料金(税込) | 0円 |
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電力量料金※東京エリア |
※東京電力エリア/従量電灯B |
一人暮らしにおすすめの料金プラン | スタンダードプラン |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 料金シミュレーション 非対応 |
違約金 | 0円 |
対応エリア |
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サービス内容 | 基本料金0円 |
運営会社 | 株式会社グランデータ |
※1関西、中国、四国エリアは最低料金が0円です。
※2 公式サイトの文言によります。
参照:ONEでんき
新日本エネルギー
- 基本料金が大手電力会社よりも安い!
- 電力量料金は一律の設定
- 電気の利用量が多い人におすすめ!
新日本エネルギーでは一般家庭向けの電気料金プラン「新ネクストバリュープラン電灯B」を提供しています。
基本料金が大手電力会社の従量電灯Bよりも安いので、電気の使用量が多く、少しでも電気料金を下げたいという方におすすめです。
新日本エネルギーでは口座振替・クレジットカード・コンビニ払いに対応しているので、現金で電気料金を支払いたいという方にも最適です。

基本情報
基本料金(税込) | 30A:772.20円 ※新ネクストバリュープラン電灯B、東京電力エリア |
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電力量料金※東京エリア | 1kWhあたり26.48円 |
一人暮らしにおすすめの料金プラン | 新ネクストバリュープラン電灯B |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 料金シミュレーション 非対応 |
違約金 | 更新月の解約で無料! ※それ以外の場合は9,900円 |
対応エリア | 北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州エリア |
サービス内容 | 初期費用0円、面倒な工事や立ち会いは不要 |
運営会社 | 新日本エネルギー |
HTBエナジー
- 大手電力会社と比べると最大11%もお得!
- 「あんしんサポート365」が無料!
- オール電化住宅じゃなくても利用できる!
「HTBエナジー」は、ライフスタイルに合わせてプランが選べる新電力サービスです。
毎日決まった2時間の電気代が無料になる「ママトクプラン」や、オール電化向けの「ぜんぶでんき」など、プランが複数ありますが、一人暮らしには「ベーシックプラン」が向いています。
大手電力会社よりも基本料金が安く、電気量料金も1種類とわかりやすい点もHTBエナジーの魅力でしょう。

基本情報
基本料金(税込) | 30A:550円 ※ベーシックプラン |
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電力量料金※東京エリア | 28.60円/kWh |
一人暮らしにおすすめの料金プラン | ベーシックプラン |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 7,297円 |
違約金 | 1年以上契約していれば無料! ※1年未満の場合2,200円 |
対応エリア | 東京・中部・関西・中国・四国・九州エリア |
サービス内容 | 水漏れなど緊急対応やスマホ保険付き「あんしんサポート365 プラス」が無料 |
運営会社 | HTBエナジー株式会社 |
J:COM電力
- 電気代の割引あり!
- webからの手続きが簡単
- 初期費用・解約手数料0円で一人暮らしでも安心!
J:COM電力は「J:COM 電力 家庭用コース 従量B」の場合、電力量料金が使用量に合わせて0.5%〜10%割引になるお得な新電力サービスです。
webで手続きが簡単に進められ、契約期間の縛りや初期費用、解約手数料はかかりません。
基本情報
基本料金(税込) | 30A:858.00円 |
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電力量料金※東京エリア |
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一人暮らしにおすすめの料金プラン | J:COM 電力 家庭用コース 従量B |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 料金シミュレーション 非対応 |
違約金 | なし |
対応エリア | 東京電力・関西電力・北海道電力・東北電力・中国電力・九州電力 |
サービス内容 | J:COMモバイルとセット申し込みで、データ容量増量 |
運営会社 | J:COM株式会社 |
参照:J:COM電力
おうちでんき
- スマホ・タブレットなど1回線につき月110円割引!
- 急なトラブルも24時間365日対応!一人暮らしでも安心
- 関東エリアならガスと電気のセット割あり!
おうちでんきは、ソフトバンクのスマートフォン・タブレットなど、1回線につき月110円の割引が2年間適用になるソフトバンクの新電力サービスです。
「おうちレスキュー」が付帯しており、急なトラブルでも24時間365日対応してくれるので安心です。水回りや鍵ガラスのトラブルも無料で対応してくれるのは、嬉しいサービスでしょう。
基本情報
基本料金(税込) | 30A:885.72円 |
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電力量料金※東京エリア |
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一人暮らしにおすすめの料金プラン | おうちでんきプラン |
一人暮らし想定の月額料金(目安) ※30A 消費電力150kWhで算出 ※東京電力エリアの場合 | 消費電力での料金シミュレーション 非対応 |
違約金 | 550円(解約手数料) |
対応エリア | 東京電力・関西電力・北海道電力・東北電力・中部電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力 |
サービス内容 |
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運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
参照:おうちでんき
一人暮らしの電力会社の選び方
新電力会社を選ぶ際には、上図の7点をチェックすると大きな失敗を防ぎやすくなります。
「7つも確認するのは難しい」という場合には、特に次の3点を意識して電力会社を比較・検討しましょう。
- プランの料金を比較
- セット割の有無
- 期間の縛りや違約金の有無
1.プランの料金はいくらか
電力会社それぞれ、さまざまな料金プランが打ち出されています。一般的な定額プランは、毎月一定の使用量まで決まった料金で使い、それより多く使った分を従量料金として上乗せする仕組みです。
一方、季節によって使う電力に大きな差がある方のケースでは、定額プランを選ぶと割高になる可能性もあります。
2.セット割があるか
電気とガスをセットでまとめて契約すると基本料金が割引される、セット割のプランを展開している会社もあります。
ただし、セット割が適用されてもトータルの請求金額が高くなってしまっては意味がありません。
3.期間の縛りや違約金があるか
実際に利用してみて、自分に合わなかったと感じた場合に解約しやすいよう、解約金・違約金がない電力会社を選ぶとよいでしょう。
乗り換えの際は、契約期間の縛りや違約金についても確認しておきましょう。
一人暮らしの電気代が高い原因
「そこまでたくさん電気を使っているつもりはないのに、請求書の金額を見てびっくりした」という経験、ありませんか?
一人暮らしなのに電気代が高すぎると感じる時には、以下のようなことが原因となっている可能性があります。
- 消費電力の大きい家電を使っている
- 漏電している可能性がある
- 電力会社のプランが合っていない
消費電力の大きい家電を使っている
家電の使い過ぎで電気の使用量が増えている可能性があります。中でも、以下のような消費電力の大きい家電を使っている場合には要注意です。
- エアコン
- 乾燥機
- ドライヤー
- 冷蔵庫
上記の家電は熱を発する、冷やす、などの際、一度に消費する電力が多い特徴があります。
古い家電が原因の場合も
10年以上前の古い家電を使っている場合には、電気代が高くなる可能性があります。最近は、消費電力を抑えるための「省エネ家電」が多く販売されています。
スペックの問題だけでなく、劣化で電力消費の効率が落ちていくことも覚えておきましょう。
漏電している可能性がある
可能性は低いですが、漏電、メーター故障、誤配線などが考えられます。
電気代が異常に高いという場合は、電力会社に連絡をするなどして確認してみましょう。
電力会社のプランが合っていない
そもそも根本的に、自分の生活スタイルに適した電気プランを契約していない可能性も考えられます。
- 無駄に大きなアンペア数で契約している
- 使用量に合っていないプランで契約している
- 時間帯によって料金が変わるプランを活用できていない
上記のような場合、現在契約中の電気プランのアンペア数を見直してみましょう。自分が契約しているアンペア数は、ブレーカーや電気の検針票(料金明細)を見れば確認できます。
以下に、東京電力で「従量電灯B」という一般的な一人暮らしのプランに契約していた場合の、電気代の内訳を算出してみました。
東京電力:従量電灯Bの場合
1kWhあたりの料金(税込) | |
---|---|
基本料金(30A) | 858.00円 |
電力量料金(120kWhまで) | 19.88円 |
電力量料金(120kWhをこえ300kWhまで) | 26.48円 |
電力量料金(300kWhを超過) | 30.57円 |
上記の基本料金と電力量料金にプラスで、燃料調整費と再エネ賦課金が足し引きされます。
以上を踏まえ、電力の使用量を平均値である250kWh/1ヶ月とすると、合計料金は6,181円と算出できます。
基本料金 | 858円 |
電力量料金 | 120kWh×19.88円kWh=2385.6円 |
130kWh(250-120)×120kWh以上が26.48円/kWh=3,442.4円 | |
燃料調整費 | −5円×250kWh=−1,250円 |
再エネ賦課金 | 2.98円×250kWh=745円 |
合計 | 6,181円 |
このように、電気代を算出するにはいくつかの抑えるべきポイントがあります。
もしかしたら、電力会社を乗り換えて契約プランを変えたほうが電気代が安くなるかもしれません。もしも安くてお得な電力会社を見つけられたら、電力会社を選んで公式サイトから申し込むだけ。
面倒な手続きはなく、Web上で簡単に安い電力会社へ乗り換えることができます。現在契約している電力会社への連絡は、乗り換え先の電力会社が行ってくれるので手間もかかりません。
一人暮らしの電気代を節約する方法3つ
電気代を節約したいなら、次の3点の見直しがおすすめです。
- 待機電力を減らす
- 省エネ性能の高い家電に買い替える
- 電気会社を乗り換える
1.待機電力を減らす
節電を考える上で、待機電力を減らすことは欠かせないポイントでしょう。
待機電力が多ければ、その分電気代も余計にかかってしまうのです。家電を使用しない時は、プラグをコンセントから抜くよう心がけましょう。
節電タップの使用がおすすめ
プラグを節電タップに繋げて使っていない家電製品の電源をオフにすれば、待機電力分の節約が可能です。
毎回コンセントからプラグを抜く方法と比べると手間がかからないため、忙しい時でも活用できます。
2.家電を省エネ性能の高い家電に買い替える
最近では、省エネ機能が搭載された家電が多く登場しています。
家電は高額なものも多いですが、LED電球は手軽に購入できます。電球を変えるだけで簡単に始められる節約といえるでしょう。
3.電気会社を乗り換える
根本的に電気料金を安く抑えるなら、電力会社の乗り換えを検討しましょう。
新電力会社は顧客獲得のため、従来の大手電力会社よりも基本料金や電力量料金の単価が安いプランも取り扱っています。
一人暮らしでもこんなに安くなる!電力会社のシミュレーションで確認
一人暮らしの平均電気代はおよそ7,000円前後という総務省のデータを元に、新電力会社に乗り換えた場合、どのくらい安くなるのか一例を紹介します。
今回は、一人暮らしの冬の電気代平均が7,749円であるデータを用い、1月の電気代が7,749円に最も近い7,755円だった場合の試算を出しました。
東京ガス(でんき)の基本プランと東京電力のスタンダードプランSのシミュレーション結果は、下表のとおりです。
新電力に切り替えた場合の割引額※東京ガス(電気) 基本プラン場合
30Aの場合 | 東京電力 スタンダードプラン S | 東京ガス(でんき) 基本プラン |
---|---|---|
1月電気代 | 7,755円 | 7,674円 →81円 お得 |
予想される年間電気代 | 78,502円 | 75,353円 →3,149円 お得 |
※東京ガス(でんき)HP内シュミレーション結果
1月の電気代はほぼ同じですが、年間にすると3,000円程度の節約が可能なシミュレーション結果となりました。
さらに、新電力会社によってはキャンペーンや特典が利用できる場合もあるので、よりお得に電気の利用ができるでしょう。

電気代、いくら安くなるか知りたいけど面倒くさいあなたが必ずすべきこと
各電力会社の公式サイトには乗り換え後の電気代の目安がわかる無料シミュレーション機能があります。
しかし、一社一社アクセスしてどの電力会社のどのプランが一番安くお得になるのか調べるのは、時間も労力もかかるし何よりとっても面倒ですよね。
比較サイトでは、かんたんな情報をフォームに入力するだけで、現在の電気料金と気になる新電力会社を利用した場合の電気料金を算出。電力会社を切り替えたら、いくら安くなるかが一目ですぐ分かります!
最適な電力会社を簡単に調べるおすすめの方法 | |
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プロが最適なプランを電話で提案! 電気チョイス ![]() | フォームに住まいのエリア情報等を入力するだけ!電力切り替えに精通した専任スタッフが、要望に沿った最適なプランを電話で提案。 新電力会社を決定・契約した場合、面倒な切り替え手続きも全て無料サポート! |
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一人暮らしの電気代についてよくある質問
本記事で紹介した電力会社では、CDエナジーダイレクトの「シングルでんき」が単身世帯向けプランとなっています。
まとめ
一人暮らしの電気代の平均や節約するコツについて詳しく解説しました。電気代が抑えられるプランを選ぶためコツとしては、アンペア数で選ぶことが大切です。
電気代が高すぎると感じる時には、家電を使い過ぎていないか、プラン内容は適切であるかなどを確認しましょう。

暮らしを豊かにする知識を届けるメディア『e-暮らし』は、株式会社ゼロアクセルが執筆・編集を行っています。ユーザーの皆様にとって有益な情報をお届けできるよう、中立的で信頼性のあるコンテンツ制作ができる体制をとり、日々コンテンツの質の向上に努めています。詳しくはコンテンツポリシーをご覧ください。
各新電力会社・サービスの採点基準・ランキング根拠
『e-暮らし』で紹介している新電力会社の情報は、
- 公式サイト(新電力会社)による正確な掲載情報
- リサーチ機関を通し募集した口コミの調査結果
- 経済産業省 資源エネルギー庁などの行政機関による情報ランキング根拠について
など根拠に、客観的な数値やデータを用いてコンテンツを作成・執筆しております。
e-暮らし編集部では本記事の制作にあたって、おすすめの新電力サービス20社をリサーチしました。今回の検証では、次の5項目を比較しています。
- 料金の安さ
- 契約できるアンペア数
- 対応エリア
- プラン数
- サービス内容
- 東京ガス(でんき):基本プラン
- CDエナジーダイレクト:ベーシックプラン
- ONEでんき:スタンダードプラン
- TERASELでんき:TERASELでんきプラン
- HTBエナジー:ベーシックプラン
- J:COM電力:従量B
- 新日本エネルギー:新ネクストバリュープラン電灯B
- 小田急でんき:M(ミディアム)プラン
- ドリームでんき:プラン M ドリームでんきファミリー
- ハルエネでんき:シンプルプランHプラス
- auでんき:でんきMプラン(東京D)
- おうちでんき:おうちでんき
- さすてな電気:さすてな電気
- 0円でんき:従量電灯Bプラン
- どこよりも電気:Aプラン
- ミツウロコでんき:従量電灯B
- 関西電力:はぴeプラス
- どうぶつでんき:Sプラン
- 楽天でんき:プランS
- Looopでんき:スマートタイムONE(電灯)
詳しい内容は新電力の評価基準をご参照ください。
1料金の安さ
電力会社を乗り換える際、料金の安さは多くの人が気になるポイントでしょう。電気料金が安ければ、毎月の固定費削減に役立ちます。
- 0円:20点
- 〜810円(税込)未満:15点
- 810円(税込)〜860円(税込)未満:10点
- 860円(税込)〜890円(税込)未満:5点
- 890円(税込)以上:0点
2契約できるアンペア(A)数
契約できるアンペア数が多いサービスのほうが、自分にとって無駄のない基本料金で電気を使えます。
ここでは、各新電力会社の基本プラン情報を確認し、東京電力エリアで対応している契約アンペアの種類が多いサービスを高く評価するよう、基準を設けて採点しました。
- 6種類以上:20点
- 5種類:15点
- 4種類:10点
- 2〜3種類:5点
- 1種類:0点
3対応エリア
対応エリアが広い新電力会社なら、移住や転勤などで引っ越すことになっても同じ新電力会社でサービスを使い続けられます。
ここでは、各新電力会社の公式情報を確認し、対応エリアの広いサービスを高く評価するよう基準を設け、採点しました。
なお、エリアの種類は地域電力会社の管轄エリア(全10エリア)でカウントしています。
- 東京電力
- 関西電力
- 中部電力
- 東北電力
- 九州電力
- 中国電力
- 四国電力
- 北海道電力
- 北陸電力
- 沖縄電力
- 10エリア:20点
- 7エリア以上:15点
- 5エリア以上:10点
- 1エリア以上:5点
- 特定の都道府県のみ:0点
4プラン数
プラン数の多さも、電力会社を選ぶ際のポイントとなります。自分にとってメリットがあるプランを選べば、よりお得に電気を使えます。
ここでは、各新電力会社の公式情報を確認し、東京電力管内で利用できるプラン数をカウントし、プラン数の多いサービスを高く評価できるよう基準を設けて採点しました。
- 5プラン以上:20点
- 4プラン:15点
- 3プラン:10点
- 2プラン:5点
- 1プラン:0点
5サービス内容
新電力会社を選ぶなら、安さだけでなくサービス内容も確認しておく必要があります。
ここでは、より便利に、よりお得な電力会社を選べるよう、4つの項目をピックアップし、各新電力会社が対応しているサービス内容を加点式で採点しました。
- ポイント・特典あり:+5点
- 種類以上の支払い方法あり:+5点
- ガス・スマホなどとのセット割あり:+5点
- かけつけサービスを含む独自サービスあり:+5点
- 特になし:0点