auの5Gが向く方は?サービスの特徴や対応エリア、プランや料金をご紹介
大手キャリアのauは、5Gに対応する機種を多く発売しています。auを選ぶことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。また対応エリアも気になるところです。
この記事ではauの5Gを取り上げ、サービスの特徴や対応エリア、プランや料金を解説していきます。auの5Gが気になる方は、ぜひお読みください。
auが提供する5Gの特徴
auが提供する5Gには、3つの特徴があります。どのような方に向くサービスか、またauを使うメリットについて確認していきましょう。
auの5Gが向く3つのタイプ
auの5Gは、以下の方におすすめの通信サービスです。
- 3GB超4GB以内のデータ量で使いたい方
- いつも決まった動画配信サービスを使う方
- auの固定インターネット回線や、au PAY カードをお持ちの方
auでは、3GBを超えて4GBまでの料金が安くなっています。競合の近いプラン、ドコモ(5Gギガライト)の5,665円 、ソフトバンク(ミニフィットプラン+)の7,238円に比べて、au(ピタットプラン5G)なら5,115円で済みます。
また動画配信サービスとセットの料金プランも多数あるため、いつも決まった動画配信サービスを使う方におすすめです。
またauの固定インターネット回線(auひかりなど)やau PAY カードをお持ちの方も、割引が受けられるためメリットを感じることでしょう。
auで発売する機種は、5Gに対応
2022年6月現在、auの公式サイトで発売する機種はすべて5Gに対応しています。端末を選ぶ際に「5Gに対応する機種だろうか」という点を気にしなくて済むことは、メリットといえるでしょう。
快適な通信を実現するため、さまざまな技術を組み合わせている
auでは快適な通信を実現するため、以下の技術を組み合わせています。
- 3種類の周波数(ミリ波・sub6・NR化)を使って、5G対応エリアを構築
- エッジ・コンピューティングを使い、よりリアルタイムに近い通信を実現
- 通信サービスによってルートを論理的に分け、混雑の影響を受けにくくする
単にスピードを高めるだけでなく、通信の仕組みから見直していることが特徴に挙げられます。
5Gのサービスエリアはまだ多くない。対応状況は地域により大きく異なる
auの場合、5Gのサービスエリアはまだ多くありません。県庁所在地であっても、ほとんど対応する地域がない場合もあります。一方で町村や人口数万人程度の市のなかには高速大容量通信が可能な「Sub6」と呼ばれる、3.7/4GHzの周波数帯に対応するエリアもあります。
東京など大都市圏の場合、4Gの設備を5G用に転用した「NR化」の5Gエリアで対応しているところが結構広い範囲であります。(もちろん、sub6やミリ波対応しているエリアもあります)
5Gの対応地域は、随時変わります。公式サイトで確認しておきましょう。
auの5Gで選べるスマホプランや料金をご紹介
スマホを使う際、プランや料金は大変気になるものです。またスマホで楽しめるサービスもセットでついていると、嬉しいもの。ここからは、auで選べるプランを確認します。
auの5Gプランは豊富
auの5Gでは、非常に多くの種類のプランがあります。
- 5Gスマホを利用していれば申込できる
- データ量の上限が無制限の「使い放題MAX 5G」
- データ量の上限が無制限で2つのサブスクサービスが利用できる「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」
- データ量の上限が無制限でDAZNも利用できる「使い放題MAX 5G DAZNパック」
- データ量の上限が無制限で3つのサブスクサービスが利用できる「使い放題MAX 5G Netflixパック(P)」
- データ量の上限が無制限で3つの動画配信サービスが利用できる「使い放題MAX 5G テレビパック」
- データ量の上限が無制限で7つのサブスクサービスが利用できる「使い放題MAX 5G ALL STARパック」
- データ量は7GBまでの「ピタットプラン 5G」
- 特定の条件を満たした場合に申込できる
- オンライン限定プランであるものの料金がお得な「povo2.0」
- ケータイ利用者が5Gスマホに乗り換える人限定の月3GBまで「スマホスタートプラン(フラット)5G」
※22歳以下の場合は新規契約でも申込可能
auのプランの数はドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルと比べ、圧倒的に多く複雑な傾向があります。
それぞれの月額基本料金は、以下のとおりとなっています。
月間のデータ使用量 | 使い放題MAX 5G | ピタットプラン 5G | povo2.0 | スマホスタートプラン(フラット)5G |
---|---|---|---|---|
データなし | 5,588円 | 3,465円 | 0円 | 2,288円 |
1GBまで | 5,588円 | 3,465円 | 390円 ※7日間 | 2,288円 |
3GBまで | 5,588円 | 5,115円 | 990円 ※30日間 | 2,288円 |
4GBまで | 7,238円 | 5,115円 | 2,700円 ※30日間 | – |
7GBまで | 7,238円 | 6,765円 | 2,700円 ※30日間 | – |
20GBまで | 7,238円 | – | 2,700円 ※30日間 | – |
データ無制限 | 7,238円 | – | – | – |
容量超過時の通信速度 | 最大128kbps ※テザリング等は月30GBまでの上限あり | 最大128kbps | 最大128kbps | 最大128kbps |
ほかの使い放題MAX5G系プランはサブスク分の利用料金が一定額上乗せされる形になっています。
店頭でのサポートやキャリアメールを利用したい人の場合、月間のデータ容量が7GBを超える方は「使い放題MAX 5G」系のプラン、7GB以内に納まる方は「5Gピタットプラン」がおすすめです。動画の視聴やWeb会議システムをよく使う方、速度制限を避けたい方は、「使い放題MAX 5G」を選ぶとよいでしょう。
逆に店頭でのサポートやキャリアメールが必要無い方の場合は、「povo2.0」の利用もおススメです。
auでは、4Gから5Gになった場合でも月額料金は変わりません。一方でauのスマートフォンをルーターとして使う「テザリング」等の利用は、使い放題MAXプランでも毎月30GBまでに制限されることに注意が必要です。
サブスクが付いている他の使い放題MAX系プランはもう少し容量が多い月60GB~80GBまでの上限になっています。
通話料金やSMSの利用料金は別途必要。よく通話する人は定額プランを使うとお得に
auの5Gで電話をかけたり、SMSを発信したりした場合は、月額料金のほかに以下の料金が加算されます。
国内通話料金・SMS送信利用料金
項目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
国内通話料金 (使い放題MAX5G系プラン/ピタットプラン5G) | 30秒あたり22円 | 同じ「家族割」グループに入っている回線との通話は無料 |
国内通話料金 (スマホスタートプラン(フラット)5G) | 1回5分以内の国内通話かけ放題 ※1回5分超の通話については30秒につき22円 | 同じ「家族割」グループに入っている回線との通話は無料 |
国内通話料金 (povo2.0) | 30秒あたり22円 | 同じ「家族割」グループに入っている回線との通話についても無料にはならない。 |
国内SMS送信料 (共通) | 1通当たり3.3円~33円 | 70文字まで3.3円、134字まで6.6円。以降、67字または端数ごとに3.3円ずつ加算。上限は670字 |
auでは日常的に通話を行う方に向けて、以下のような通話定額プランを用意しています。
定額プラン名 | 月額料金 | 備考 |
---|---|---|
通話定額ライト2 ※使い放題MAX5G系プラン/ピタットプラン5G | +880円 | 1回5分以内の国内通話がかけ放題 |
通話定額2 ※使い放題MAX5G系プラン/ピタットプラン5G | +1,980円 | 国内通話がいつでもかけ放題 |
通話定額(スマホスタート) ※スマホスタートプラン(フラット)5G | +1,100円 | 国内通話がいつでもかけ放題 |
5分以内通話かけ放題 ※povo2.0 | +550円 | 1回5分以内の国内通話がかけ放題 |
通話かけ放題 ※povo2.0 | +1,650円 | 国内通話がいつでもかけ放題 |
povo2.0以外の通話定額プランには留守番電話サービスや迷惑電話撃退サービスといった、月額330円~440円の有料オプションサービス料金が含まれます。通話定額プランの利用により、実質的な定額通話料が550円~1,650円で済むことは見逃せません。
たとえば通話定額ライト2の場合は、1回5分以内の国内通話が毎月20分以上する方にお得な定額プランです。
povoの通話オプションは月額料金が安いですが留守番電話サービスなどは付いてなく、純粋にかけ放題のみの提供です。
動画配信をよく使う方は、動画配信サービスがセットされたプランをおすすめ
auでは以下のとおり、「使い放題MAX 5G」プランと有料動画配信サービスをセットにしたプランも5種類用意しています。
プラン名 | 月額料金 | セットに含まれる サブスクサービス | テザリング等の 容量上限 |
---|---|---|---|
使い放題MAX 5G with Amazonプライム | 8,008円 | Amazonプライム TELASA | 60GB |
使い放題MAX 5G DAZNパック | 8,338円 | DAZN | 60GB |
使い放題MAX 5G Netflixパック(P) | 8,338円 | Amazonプライム TELASA NETFLIX(ベーシックプラン) | 60GB |
使い放題MAX 5G テレビパック | 9,108円 | TELASA Paravi FOD PREMIUM | 70GB |
使い放題MAX 5G ALL STAR パック | 9,988円 | Amazonプライム TELASA NETFLIX(ベーシックプラン) DAZN Apple Music YouTube Premium GeForce NOW Powered by au | 80GB |
別々に申し込む場合と比べて月額料金はお得に、またテザリングの上限が大幅にアップすることは見逃せないメリット。有料動画配信サービスをよく使う方におすすめのプランです。
ケータイからの乗り換えや22歳以下の方は「スマホスタートプラン」も検討を
auでは以下のどれかに当てはまる新規契約者向けに、「スマホスタートプラン(フラット)5G」を用意しています。
- 他社のケータイから乗り換える方
- auのケータイから機種変更する方
- 22歳以下の方
スマホスタートプラン(フラット)5Gの主なメリットには、以下の項目が挙げられます。
- データ容量は3GB(22歳以下の方は、最大1年間5GBとなる)
- 5分以内の国内通話が無料
料金は月額2,288円ですが、契約の翌月から1年間は「スマホスタート1年割」の適用により月額1,100円となります。スマホを初めて使う方にとっては、使いやすいプランといえるでしょう。
割引サービスは複数あるが、適用条件は厳しめ
auでは、以下に挙げる割引サービスを用意しています。
割引サービス | 割引額 | 備考 |
---|---|---|
auスマートバリュー | ・使い放題MAX5G系プラン:1,100円引き ・ピタットプラン:550円引き | ピタットプランの場合は、データ使用量が1GBを超えた場合に適用 ※スマホスタートプラン(フラット)5G、povo2.0は割引対象外 |
家族割プラス | ・2回線:550円引き ・3回線以上:1,100円引き | 別居家族の方は適用条件あり(auスマートバリューに加入、50歳以上など) ※スマホスタートプラン(フラット)5G、povo2.0は割引対象外 |
au PAY カード お支払い割 | ・使い放題MAX系プラン、スマホスタートプラン(フラット)5G:110円引き ・ピタットプラン:187円引き | 月額料金をau PAY カードで支払った場合に適用 ※povo2.0は割引対象外 |
auスマートバリューの適用を受けるためには、以下いずれかの契約が必要です。
- 指定の固定インターネット回線(auひかりなど)
※インターネット回線だけではなく「ネットと電話」「ネットとテレビ」「テレビ+電話」といった形での契約が必要 - auスマートポート
- auホームルーター 5G
- WiMAX+5G
各サービスとも、割引を受けられるハードルは比較的高めであることに注意が必要です。
「povo」は低価格でauの5Gを使えるが、注意点もある
auの5Gを使えるサービスには、オンライン限定プランの「povo2.0」もあります。基本料金は無料で、必要なときに必要な機能を自由に組み合わせる「トッピング」により料金が決まります。また通話料金やSMSの送信料は、「使い放題MAX」や「ピタットプラン」と変わりません。このため回線契約だけ結べば、無料でauの高品質な回線を持ち続けられるように見えます。
povoでは180日間トッピングの購入(もしくは660円以上の通話料・SMS送信料)がない場合は、契約解除となる可能性があります。これを防ぐためには、およそ半年に1回、何らかのトッピングを購入しなければなりません。安価なトッピングには、以下のものが挙げられます。
トッピングメニュー | 金額 | 有効期間 |
---|---|---|
smash.使い放題パック(24時間) | 220円 | 24時間 |
データ使い放題(24時間) | 330円 | 24時間 |
データ追加1GB(7日間) | 390円 | 7日 |
5分以内通話かけ放題 | 550円 | 購入した月の月末 ※料金は当面の間、日割り計算 |
DAZN使い放題パック(7日間) | 760円 | 7日間 |
データ追加3GB(30日間) | 990円 | 30日 |
料金の安いトッピングは、有効期間も短いことが難点です。できるだけランニングコストを抑えるならば、「5分以内通話かけ放題」や「3GBのデータ追加」が現実的な選択肢となるでしょう。
地味にお得なのが「DAZN使い放題パック(7日間)」で月額3,000円に値上げしたDAZNを安く視聴する手段の1つとして活用できる点もpovoの魅力の1つです。
またpovoを選ぶ場合は、以下の項目にも注意が必要です。
- サポートはすべてオンラインでの対応。店頭での受付や電話での相談窓口はない
- 料金の支払い方法はクレジットカードに限る
- 「auスマートバリュー」「家族割プラス」「au PAY カードお支払い割」の対象外
- 請求書は発行されない
povoはメリットも多いが、デメリットも多く、特に店頭や電話での申し込みやサポートが受けられないため、スマホ契約や各種手続き、設定は自己完結できる必要があります。
スマホ初心者にはハードルが高い点は注意が必要です。
auの5Gを契約する際の手続き方法
ここからはauの5Gを契約する際の手続き方法について、確認していきましょう。
手続きできる場所・方法は多種多様
auの5Gは、以下の場所で手続きできます。(povoだけは異なります)
- povo以外は
- au Styleやauショップ
- au取扱店
- au Online Shop
- povoは
- povo公式サイト(au Online Shopではありません)
au Styleやauショップを利用する場合は、事前に営業時間や定休日を確認してください。来店予約をすると、来店者数が多い日でもスムーズです。
なおpovoの場合は、公式サイトからの受付に限られます。
必要な書類や情報
5Gの契約に必要な書類や情報には、以下のものがあります。事前に準備しておきましょう。
必要な書類 | 備考 |
---|---|
本人確認書類 | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・在留カード ・運転経歴証明書 ・パスポート ・健康保険証+公共料金領収書 などのなかから1つ ※au Online Shopやpovoの場合は、運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、運転経歴証明書(au Online Shopに限る)のいずれか |
料金を支払う手段 | ・クレジットカード ・キャッシュカード ・預金通帳と届け出印のうちいずれか ※au Online Shopやpovoの場合は、クレジットカードに限る |
MNP予約番号 | MNPを使って転入する場合に必要 |
あわせて、契約事務手数料3,300円も必要です。但しpovoの1回線目を申し込む場合、またUQ mobileからauに乗り換える場合は無料です。
他にauのサービスを使っている方におすすめ。事前によく比較検討を
auの品質は、多くの方に満足して使ってもらえる高いレベルです。
しかしauがベストとなる方は限られます。そのなかでも他にauのサービスを使っている方、決まった動画配信サービスを使っている方にはおすすめといえるでしょう。 携帯電話会社を選ぶ際にはご自身の使い方をチェックしたうえで、事前によく比較検討することが重要です。
↓auを利用したくなった人はこちら↓
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小~中容量で店舗サポートも受けたい人はUQモバイルもある
au5Gで中容量以下のデータ量を使う人で、他にau5Gが利用できて、店頭サポートも受けつつも、月額料金を下げたいという人は、auのサブブランドのUQモバイルも検討しましょう。
UQモバイルのくりこしぷらん+5Gは月額料金も安く、5Gも利用可能です。(UQモバイルの通信環境はauと同等です)また、自宅セット割といった固定回線とのセット割もあります。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。