「auフラットプラン7プラスN」徹底解説!2019年10月開始の新プランの料金や旧プランとの違い

2019年10月16日料金プラン,auカウントフリー,auスマートバリュー,auフラットプラン7プラスN

auフラットプラン7プラスN徹底解説
2020年6月1日で新規受付が終了します

auフラットプラン7プラスNは2020年6月1日をもって新規申込の受付が終了するプランです。後継となるプランがないため、2020年6月2日以降にプラン契約をする場合には、ライトユーザー向けの「ピタットプラン 4G LTE」またはデータ無制限タイプの「データMAX 4G LTE」のどちらかが候補となるプランになります。


2019年10月から開始になったauの新プランのひとつ「auフラットプラン7プラスN」

auの「フラットプラン」シリーズはデータ通信の利用量に関係なく一律の完全定額制のプラン
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの最近の定額プランというと大容量で競うことが多い中、「auフラットプラン7プラスN」については最大7GBまでとライトでもヘビーでもないちょうど良いデータ量を使えるプランです。

つい先日「auフラットプラン7プラス」が登場したばかりでしたが、今回の新プランは2019年10月に施行される改正電気通信事業法が影響していて、2年定期契約の有無による月額料金の差や更新月以外の解約などで発生する契約解除料の設定に問題があるとして、上限金額に制限が設けられたことが背景としてあります。

※auフラットプラン7プラスは2019年9月30日で新規受付終了。

今回は、新たに「N」の文字が付いた「auフラットプラン7プラスN」に焦点を当て、プランの特徴や料金、メリット・デメリットをはじめ、旧「auフラットプラン7プラス」との違い、プラン選択の候補に出てきそうなピタットプラン 4G LTE(旧名:auピタットプランN)」や競合プランとなるドコモの「ギガライト」との比較など詳しく徹底的に解説していきます。

2020年4月3日更新
  • 2020年6月1日に新規受付終了になる点を追記
  • 新規受付が終了した「アップグレードプログラムNX」の内容を「かえトクプログラム」の内容に更新。
  • 新auピタットプランNからピタットプラン 4G LTEに名称を変更。
この記事の目次

auフラットプラン7プラスNとは

auフラットプラン7プラスN
出典:au

「auフラットプラン7プラスN」は2019年10月1日から始まったプランで、スマホ契約に必要な要素である

  • 基本料金
    (通話にかかる料金)
  • ウェブ使用料
    (ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料
    (通信にかかる料金)

セットでコミコミになった使用したデータ量で料金が変動しない4Gスマホ向け完全定額制プランです。

先生

かなり昔の料金プランではそれぞれの要素が分離した料金プランになっていることが多いですが、「auフラットプラン7プラスN」では1つにまとまっています。

※厳密にはウェブ使用料は「LTE NET」という300円のサービスなのですが、au公式サイトの料金表ではこの分も加算した形で説明されているため、ここでの解説でもLTE NETの金額も加算した形で説明します。

スマホの契約に必要な要素・仕組みがよく分からない方はこちらの記事で解説しています

毎月7GBまで利用できる

「auフラットプラン7プラスN」は、毎月7GBまで高速通信ができます。

auフラットプラン7プラスNは7GBまで

7GB以上使用した場合には速度制限を受け、通信速度が遅くなります。

速度制限時の通信速度は最大300kbps

速度制限時の通信速度はほかのキャリアにもよく適用される最大128kbpsではなく、最大300kbpsと少しだけ通信速度が速いプランです。

先生

最大300kbpsは快適というほどの通信速度とはいえませんが、それでも最大128kbpsと比べれば幾分速くなるので強みとは言えそうです。

一部SNSの通信速度がカウントフリーになる

対象SNS順次拡大予定。人気のSNSのデータ消費はゼロ。

auフラットプラン7プラスNでは、一部のSNS利用での通信(の一部)がデータ消費のカウントに含めないカウントフリー扱いになる特典が付いています。

プラン名の「auフラットプラン7プラスN」の「プラス」はこのカウントフリー分を指しています

現在は4種類のSNS・アプリが対象予定になっていますが、後日対象が増える可能性もあるようです。
ただし、カウントフリーとなる該当のSNS・アプリでも一部内容についてはデータ消費のカウントをしてしまう内容もある点には注意しましょう。

カウントフリーになる対象SNS・アプリ

SNS・アプリ名補足
TwitterGIF画像の投稿・再生などを利用の場合はデータ消費する
Instagram
FacebookMessengerなどを利用の場合はデータ消費する
+メッセージSMSを送信する場合、別途SMS送信料がかかる


データ容量を消費するケース(共通)

  • VPN(Virtual Private Network)、プロキシサーバを介した通信
  • 外部リンク、外部サーバへの接続
  • 非公式アプリ利用時の通信
  • 海外での利用(国際ローミング通信)
  • Wi-Fiとモバイルデータ通信の同時接続および接続切り替えが発生した場合
  • 3G通信でのご利用時
  • テザリングでのご利用時
  • 動画・音楽の送受信
先生

太文字の4つについては油断するとこの利用をしてデータ消費していることもあるかもしれないので気にしておきましょう。

カウントフリーについて

カウントフリーサービスはau独自のものではなく、一部MVNOの会社のサービスで始まり徐々に広がってきたサービスです。大手の携帯会社でもソフトバンクは以前から「メリハリプラン」で一部SNS・アプリのカウントフリーになるプランを展開していたり対象サービスは結構存在しています。
メリハリプランは50GBまでの大容量タイプということもあり、その分料金も高いですが、カウントフリーになる対象も豊富です。(データ消費が多い動画系のYoutubeなども対象)

他社のカウントフリーサービスについてはこちらの記事で一部ご紹介しています。

対象者・適用条件

auフラットプラン7プラスNの対象者・適用条件については新規契約・他社からMNP・機種変更のいずれの場合も対象となります。auフラットプラン7プラスNへの加入には使用する端末がスマホ(4G LTE)であることが必須ケータイ(ガラケー)には未対応のプランです。

プラン変更の方法

現在、auのほかのスマホ系プラン利用者がauフラットプラン7プラスNにプラン変更をしたい場合は以下の方法でプラン変更することが可能です。

  • My auで手続き
    パソコンやスマホから手続きしたい人。
  • auショップで手続き
    本人確認書類などが必要なので忘れずに。
  • 電話で手続き:0077-7027(通話料無料)
    受付時間は9:00~20:00。
    ※上記番号の発信ができない人は総合案内(157 または 0077-7-111)から問い合わせ。
プラン変更条件で端末購入の条件が撤廃

かつては、auのピタットプラン系やフラットプラン系を利用している人がほかのプランにプラン変更しようとした場合、au端末を購入することがプラン変更の条件になっていましたが、2019年9月1日から端末購入の条件が撤廃になりました。

端末購入の条件はauの罠的要素でしたが、この条件がなくなったことでほかのプランに変えやすくなりました。

料金(定価)

「auフラットプラン7プラスN」の料金(定価)1ヵ月に使えるデータ容量は7GBを上限として、データ量の使用量の多い少ないに関わらず固定の5,650円(2年契約なしの場合)です。
※2年契約ありで契約すると月額料金が170円下がり5,480円が定価になります。

auフラットプラン7プラスNの定価(割引前)※税抜

2年契約ありの場合5,480円
2年契約なしの場合5,650円

でも、auの公式サイトには「月額3,480円~」と書かれていて金額があっていません。次はそのからくりを解説していきます。

月額3,480円のからくり

auフラットプラン7プラスN 3,480円/月~

au公式サイト「auフラットプラン7プラスN」のページに書かれている「3,480円~」

一見安く見えるこの値段の秘密はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これには安く見せるからくりが存在します。

最小限の料金プランを選択し、いくつかの割引キャンペーンを適用させた結果、実現した値段になっています。

簡単に「3,480円」になる条件は以下の通りで、かなり難易度が高いです。

auフラットプラン7プラスNで3,480円にするための4つの条件
  • 通話タイプ国内通話30秒につき20円の一番基本料金が安くなるタイプを選択
    (家族間通話以外の通話やSMS送信は一切しない)
  • 「2年契約N」はあり
  • 家族3人以上でauを利用し、「家族割プラス」を適用する
  • au指定のブロードバンド回線も契約し、「auスマートバリュー」を適用する

条件が色々出てきましたので、一つずつ解説していきます。

通話タイプは3種類から選択

auフラットプラン7プラスNに加入の場合、通話タイプは標準のタイプのほかに通話オプションで月額料金にオプション料金を上乗せすることで利用することができる2つの通話オプションを合わせた、3種類から選ぶ形になります。

ただし、選択したタイプによりベースとなる月額の基本使用料金が変わってきます。それぞれのタイプの違いは国内通話の無料通話のカウント方法が変わります。

月額3,480円にするためには、最も月額料金の安い標準の通話タイプ(国内通話が30秒につき20円)を選択し、家族間通話以外の通話やSMS送信は行わないようにする必要があります。

先生

家族以外への通話やSMS送信をすると別途通話料が発生するため、その時点で3,480円より高くなってしまいます。

au3つの通話タイプ

選べる3つの通話タイプ

通話タイプ内容
(標準の通話タイプ)国内通話30秒につき20円の通話料が発生
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
1回5分以内の国内通話し放題
※1回5分以上の国内通話は30秒につき20円
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
国内通話24時間いつでも無料
例外:無料通話の対象外になるもの

「通話定額ライト」や「通話定額」の無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話0570番号などの有料電話サービスへの通話無料通話の対象外になります。

例外:24時間いつでも無料になる国内通話

国内通話の30秒につき20円になる対象でも、2年契約あり&家族間(家族割適用者)の国内通話に関しては24時間いつでも無料のかけ放題になります。

通話タイプ選択の目安

通話タイプ選択目安
(標準の通話タイプ)利用者自身からの通話発信を行わない人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒未満の場合に最安になる
※通話時間が17分30秒以上でも通話する相手が同じauで契約の家族だけという方も最安になります
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
通話回数は多いが1回の通話時間が短い(5分以内)人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒以上かつ1回の通話あたりの通話時間が5分以内で抑えることができれば最安になる
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
1ヵ月あたりの通話時間が長い人、長電話をよくする人に向いている
※1回5分以上の国内通話で5分を超えてしまった長電話の合計時間(通話定額ライトで無料通話の時間を超してしまった時間)が25分以上になる場合には最安になる
おすすめの通話タイプ

通話はよくするけど少しでも料金を抑えたいという人は、「通話定額ライト」を選択し、1回の通話時間を5分以内で抑えるように意識して利用するのがベストです。1回5分以内の国内通話であれば、何回電話をかけても無料になり、電話代を抑えることができます。

2年契約有りの契約が前提

auフラットプラン7Nプラスの「3,480円~」の内訳には、auでの「2年契約N」(2年縛り)有りで適用されて料金が使われています。

これは2年間という契約期間の縛りをいれる代わりに月額料金を下げるといったもので、その代償として縛りの期間ではない契約更新月以外に解約もしくは他の携帯会社にMNPで乗り換えると契約解除料(1,000円)が発生します。

3年目以降も2年契約の縛りが発生し自動更新されていきます。(以下の図を参照)

2年契約の場合の更新月

2年契約Nに加入しない場合は基本料金にプラス170円/月と少し月額料金が高くなります。

以前の料金プランより契約解除料などが安くなっています

2019年9月30日までの料金プランの場合、2年定期契約を付けなかった場合の月額料金の差は1,500円差があり、更新月以外の解約等で発生する契約解除料も9,500円と非常に高額で、解約のデメリットが大きなものでした。

ただ、2019年10月の法改正の施行により、定期契約の有無による月額料金の差額や契約解除料に上限金額が設定されたために、auの「auフラットプラン7プラス(2019年9月30日で新規受付終了)」ではこのルールに合わなくなってしまったため、ルールに適合した「auフラットプラン7プラスN」を開始したという背景があります。

料金の落とし穴

データの使用量が多い少ないにかかわらず、料金が変動することがないauフラットプラン7プラスNは、段階的に変動するピタット系のプランと比べると比較的分かりやすい料金体系ではありますが、加入前に知っておいてほしい点がいくつかあります。

先生

条件があり、一部の人は割引が適用されないことがある内容です。

「家族割プラス」で毎月1,000円割引(家族3人以上でauを利用)

家族割プラスは「auフラットプラン7プラスN」や「ピタットプラン 4G LTE」といった一部の新プランで利用できる家族割サービスです。
※新プランでも「auフラットプラン20N」などについては家族割プラスの割引がありません。
(代わりにこれらのプランは「スマホ応援割II」などの別の割引サービスが利用できたりします。)

機種変更・新規契約・MNPで「auフラットプラン7プラスN」などの対象プランに、同一住所に住んでいる家族で加入すると適用されます。家族2人の場合は毎月500円引き/台家族3人以上の場合は毎月1,000円引き/台申し込み翌月から永年で割引適用されます。

月額3,480円に抑える場合には、auを同居する家族3人以上で利用した状態「家族割プラス」を適用する必要があります。

「家族割プラス」の毎月の割引金額(1台あたり・税抜)

3人以上で加入永年で毎月1,000円引き
2人で加入永年で毎月500円引き
1人で契約
(家族割プラス未加入)
割引なし
「家族割プラス」の対象は同居家族のみである点は注意

ソフトバンクの「みんな家族割+」やドコモの「みんなドコモ割」と同じように家族回線が複数回線あると月額料金の割引を受けられるという点は同じなのですが、auの「家族割プラス」については同居している家族のみが対象で、別居している家族についてはこの割引の恩恵を受けられない点には注意しましょう。

先生

auの「家族割プラス」は別居家族でも適用可能なソフトバンクやドコモと比べると家族割適用は同居家族までと対象が狭い点には注意。

auスマートバリューを適用

auフラットプラン7プラスNの「3,480円~」の内訳には、「auスマートバリュー」の割引が含まれています。

「auスマートバリュー」はスマホのほかに、自宅のブロードバンド回線(auひかりなどのネット+電話)またはauスマートポートとのセットで利用することで申し込みの翌月から割引適用になります。

auスマートバリュー
出展:au
先生

auは「auスマートバリュー」適用後の料金を通常料金のように表示することが多いので、注意しましょう。

「家族割プラス」と異なり、こちらは同居していない家族でも割引対象(ただし50歳以上の家族に限る)になります。割引は2ヵ月目以降から永年で割引が適用されますが、au指定のネット回線を同時に利用しない場合は「auスマートバリュー」の割引がなくなるため、プラス月額で1,000円割高となります。

auスマートバリュー適用時の月額割引金額

auフラットプラン7プラスNの場合翌月から永年
毎月1,000円引き

これまでに説明した各内容をうまく組み合わせると月額3,480円を実現できるのですが、

結局それぞれのプランや割引を適用するといくらになるの?

と思う方も多いと思いますので、各プランごとに料金や割引がどのように変わっていくのかを解説していきます。

毎月の料金と割引の推移

auフラットプラン7プラスNを利用した時の毎月の利用料金と各キャンペーンの割引の推移の内訳を表にしてみました。
※機種を購入した場合の機種代、ユニバーサルサービス料は含まれていません。

契約した初月

auを契約した最初の月は、「家族割プラス」と「auスマートバリュー」の割引がまだ適用されません
(2カ月目から適用されるため)

以下の料金を日割計算した金額とは別に契約事務手数料3,000円(税抜)が加算されます。
※2年契約ありの場合の表なので、2年契約なしの場合は割引額を変えて計算してください。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
2年契約N-170円
合計5,480円の日割計算
+
事務手数料

5,480円(税抜)~の日割計算 + 契約事務手数料

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
2年契約N-170円
合計5,980円の日割計算
+
事務手数料

5,980円(税抜)~の日割計算+契約事務手数料
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引(の日割計算)されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
通話定額1,700円
2年契約N-170円
合計7,180円の日割計算
+
事務手数料

7,180円(税込6,674円)~の日割計算+契約事務手数料

2ヶ月目以降

契約の2ヶ月目から「家族割プラス」「auスマートバリュー」の割引が始まります
※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
2年契約N-170円
家族割プラス割引なし-500円-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
 5,480円4,980円4,480円
auスマートバリュー-1,000円
合計
(auスマートバリューあり)
4,480円3,980円3,480円

家族3人以上で全割引を適用した場合は3,480円(税抜)
※au公式サイトにある3,480円の組み合わせパターンはこのケースです。

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約N-170円
家族割プラス割引なし-500円-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
 5,980円
5,480円4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
6,180円5,680円5,180円
auスマートバリュー-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
4,980円4,480円3,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
5,180円4,680円4,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合、最初の1年間は3,980円(税抜)
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
5,650円
通話定額ライト1,700円
2年契約N-170円
家族割プラス割引なし-500円-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
 7,180円6,680円6,180円
auスマートバリュー-1,000円
合計
(auスマートバリューあり)
6,180円5,680円5,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合は5,180円(税抜)

先生

「auフラットプラン7プラスN」は従来のプランとは傾向が異なり、最初の●ヶ月間~1年間割引といった期間限定の割引の種類は比較的少ないので、料金構造は比較的分かりやすいプランではあります。(プラン自体の種類が非常に多いですが・・・)

auを利用したくなった人はこちら

auオンラインショップ

ほかのプランとの違い・比較

auフラットプラン7プラスNの特徴や料金シミュレーションを解説していきましたが、次に気になるのはほかのプランとの比較だと思います。そこでauやドコモのほかのプランとの比較・違いについて解説していきます。

「ピタットプラン 4G LTE」との違い・比較

ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)

「auフラットプラン7プラスN」にするか判断が迷うプランとしては、同じ2019年10月1日にサービスが始まった使用したデータ量に応じて3段階に料金が変わる「ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)」があります。

元々は「新auピタットプランN」という名称だった

サービス開始時点では「新auピタットプランN」という名称でしたが、5Gサービスの開始に伴い、プラン名が「ピタットプラン 4G LTE」に変わりました。

割引についてはauスマートプランや家族割プラスを利用したりする点は同じですが、いくつか違っている点はあります。

2段階目(4GB未満)までであればピタットプラン 4G LTEの方が安い

「auフラットプラン7プラスN」の定価は一律ですが、「ピタットプラン 4G LTE」は使用したデータ量に応じて3段階の料金のバーが設定されています。4GBまでの2段階目までであれば「ピタットプラン 4G LTE」の方が安く、料金が一番高くなる4GB以上の3段階目になっている場合には、「auフラットプラン7プラスN」の方が安くなります。

「ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)」と「auフラットプラン7プラスN」の定価比較
※2年契約ありの170円割引適用時の料金です。(通話オプションやauスマートバリューや家族割などを含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量ピタットプラン 4G LTE
(新auピタットプランN)
<3段階制>
auフラットプラン7プラスN
<完全定額>
~1GB2,980円5,480円
1GB超~4GB4,480円5,480円
4GB超~7GB5,980円5,480円
先生

月間で4GBまでの利用なら「ピタットプラン 4G LTE」の方が安くなる。

auスマートバリューの割引金額が違う

「ピタットプラン 4G LTE」は、通話タイプの種類や割引のほとんどは共通ですが「auスマートバリュー」の割引額については「auフラットプラン7プラスN」より少なくなっています。

「auスマートバリュー」の割引金額の違い
※ピタットプラン 4G LTEは使用したデータ量が1GB以上から割引が発生します。

使用したデータ量ピタットプラン 4G LTE
(新auピタットプランN)
<3段階制>
auフラットプラン7プラスN
<完全定額>
~1GB割引なし1,000円引き
1GB超~4GB500円引き
4GB超~7GB
先生

「auスマートバリュー」の割引金額は「auフラットプラン7プラスN」の方が多い。

速度制限やカウントフリーはauフラットプラン7プラスNに軍配

速度制限時の最大300kbpsへの増速や一部SNS・アプリのカウントフリーは「auフラットプラン7プラスN」独自のもののため、「ピタットプラン 4G LTE」を利用する場合は、速度制限時は最大128kbpsのままで、カウントフリーは利用できません。

ピタットプラン 4G LTEの料金と割引額の一例(2ヶ月目以降)

一例としてピタットプラン 4G LTEの2ヶ月目以降の料金シミュレーションをご紹介します。

※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
2年契約N-170円
家族割プラス1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:3,980円
2人:3,480円
3人以上:2,980円
1人:5,480円
2人:4,980円
3人以上:4,480円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時
・1人の場合:4,480円
・2人の場合:3,980円
・3人以上の場合:3,480円

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約N-170円
家族割プラス1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,980円
2人:4,480円
3人以上:3,980円
1人:6,480円
2人:5,980円
3人以上:5,480円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
1人:6,680円
2人:6,180円
3人以上:5,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時(13ヶ月目以降の場合)
・1人の場合:5,180円
・2人の場合:4,680円
・3人以上の場合:4,180円

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額ライト1,700円
2年契約N-170円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円
1人:7,680円
2人:7,180円
3人以上:6,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:5,680円
2人:5,180円
3人以上:4,680円
1人:7,180円
2人:6,680円
3人以上:6,180円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時
・1人の場合:6,180円
・2人の場合:5,680円
・3人以上の場合:5,180円

ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)の料金シミュレーションを詳しく見たい人はこちらの記事をご覧ください。

「auフラットプラン7プラス」との違い・比較

auフラットプラン7プラス

2019年9月30日で新規申込受付が終了した「auフラットプラン7プラス」と「auフラットプラン7プラスN」との違いは、あまり多くはなく以下のような違いがある程度です。

「auフラットプラン7プラス」と「auフラットプラン7プラスN」との違い

 auフラットプラン7プラス
※2019年9月30日新規受付終了
auフラットプラン7プラスN
※2019年10月1日受付開始
2年契約有無による
月額料金の価格差
1,500円170円
2年契約無しの場合の
月額料金
6,980円5,650円
更新月以外の解約等による
契約解除料
9,500円1,000円
先生

毎月の利用料金は「auフラットプラン7プラス」で2年契約がある状態の価格帯を維持しつつ、ペナルティ要素である、2年契約なしの場合の月額料金や契約解除料を法改正の制限の価格にまで抑えた形の違いがあるだけで、そのほかは大きな変更点は特にありません。

ドコモ「ギガライト」との違い・比較

ギガライト1,980円/月

他キャリアとも比較してみました。
auの「ピタットプラン 4G LTE」に近いプランでドコモの「ギガライト」があります。

共通すること

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「auフラットプラン7プラスN」も共通しています。

  • 家族割の対象人数と割引金額が同じ
  • 3種類の通話タイプの扱い・料金が同じ
  • 2年契約の扱い・割引金額が同じ

家族割の名称と対象人数と割引金額

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプランN
(au)
割引金額
みんなドコモ割家族割プラス1人の場合:割引無し
2人の場合:500円引き
3人以上の場合:1,000円引き

3つの通話タイプの名称とオプション料金

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプランN
(au)
オプション料金・適用対象
(標準)(標準)

国内通話30秒につき20円
※ただし家族内通話は無料

5分通話無料オプション通話定額ライト+700円

1回5分以内の国内通話が無料
※ただし家族内通話は無料
かけ放題オプション通話定額+1,700円

国内通話が24時間いつでも無料

違うこと

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「auフラットプラン7プラスN」では異なっています。

  • ギガライトはデータ使用量に応じた4段階の定額制
  • 家の回線とのセット割(ドコモ光セット割)の割引金額が一部少ない
  • 家族割(みんなドコモ割)の適用対象の方が広い(同居して無くてもOK)
  • 長期利用者特典(ずっとドコモ特典)が付いている(1年に1回dポイントが500~3,000ptもらえる)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引サービスはドコモにはない
  • ギガライトの速度制限時の通信速度は最大128kbps
  • ギガライトはカウントフリーサービスがない
3段階目(5GB未満)までであればギガライトの方が安い

「ギガライト」と「auフラットプラン7プラスN」の定価比較
※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションや家の回線とのセット割や家族割は含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量ギガライト
(ドコモ)
auフラットプラン7プラスN
(au)
~1GB2,980円5,480円
1GB超~3GB3,980円5,480円
3GB超~5GB4,980円5,480円
5GB超~7GB5,980円5,480円
先生

月間のデータ利用量が5GBより少ないようであればドコモの「ギガライト」の方が安くなる

ドコモ光セット割とauスマートバリューの割引額の違い

「ギガライト」は、家のネット回線とのセット割にあたる「ドコモ光セット割」の割引額は「auフラットプラン7プラスN」の「auスマートバリュー」の割引額よりも一部少ないものもあります。

割引金額の違い
※ドコモ光セット割は使用したデータ量が1GB以上から割引が発生します。

使用したデータ量ギガライト
+
ドコモ光セット割
(ドコモ)
auフラットプラン7プラスN
+
auスマートバリュー
(au)
~1GB割引なし1,000円引き
1GB超~3GB500円割引
3GB超~5GB1,000円引き
5GB超~7GB
ギガライトの料金と割引額の一例(2ヶ月目以降)

ギガライトについても2ヶ月目以降の料金シミュレーションをご紹介します。

通話オプションを付けない(国内通話30秒につき20円)場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
3,150円~6,150円
2年契約(自動更新)-170円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
2,980円2,480円1,980円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
3,980円3,480円2,980円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,980円4,480円3,980円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

5,980円5,480円4,980円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

2,980円2,480円1,980円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

3,480円2,980円 2,480円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

3,980円3,480円2,980円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

4,980円4,480円3,980円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時
・1人の場合:4,480円
・2人の場合:3,980円
・3人以上の場合:3,480円

通話オプション「5分通話無料オプション」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
3,150円~6,150円
2年契約(自動更新)-170円
通話オプション
(5分通話無料オプション)
700円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
3,680円3,180円2,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,680円4,180円3,680円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
5,680円5,180円4,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

6,680円6,180円5,680円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

3,680円3,180円2,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

4,180円3,680円 3,180円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

4,680円4,180円3,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

5,680円5,180円4,680円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時(13ヶ月目以降の場合)
・1人の場合:5,180円
・2人の場合:4,680円
・3人以上の場合:4,180円
※12ヶ月目までは「通話定額ライトスタートキャンペーン」でさらに200円安くなります。

通話オプション「かけ放題オプション」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
3,150円~6,150円
2年契約(自動更新)-170円
通話オプション
(かけ放題オプション)
1,700円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,680円4,180円3,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
5,680円5,180円4,680円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
6,680円6,180円5,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

7,680円7,180円6,680円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

4,680円4,180円3,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

5,180円4,680円 4,180円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

5,680円5,180円4,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

6,680円6,180円5,680円

【参考】
「auフラットプラン7プラスN」の全割引を適用時
・1人の場合:6,180円
・2人の場合:5,680円
・3人以上の場合:5,180円

ギガライト利用時の料金シミュレーションはこちらの記事で詳しく解説しています。

3大キャリアにこだわりがなければワイモバイル、UQモバイルという選択肢も

7GBまでの完全定額プランのほかの候補としては、ワイモバイルの「スマホベーシックプランM」やUQモバイルの「スマホプランM」も候補に入れても良いかもしれません。

ワイモバイル「スマホベーシックプランM」、UQモバイル「スマホプランM」の料金・データ容量など
※税抜価格です。家族割や家のネット回線とのセット割は含めていません。

 スマホベーシックプランM
(ワイモバイル)
スマホプランM
(UQモバイル)
高速通信容量
9GB
データくりこし
不可その月で利用できなかったデータ量は翌月に持ち越し可能
月額基本料金
通常3,680円2,980円
契約後半年間まで2,980円
無料国内通話 1回10分まで無料なし
(30秒につき20円)
速度制現時の
最大通信速度
最大128Kbps最大300Kbps
先生

どちらのプランも2年契約の縛りや契約解除料がかからないプランです。

ワイモバイルのスマホベーシックMについてはauフラットプラン7プラスNでは1回5分以内の国内通話が無料になる「通話定額ライト」が近い選択肢になりますが、上記には家族割・家のネット回線の割引は適用されていない料金ですが、家族割プラスやauスマートバリューなどを全部入れた場合でも安くなります。

【参考】「auフラットプラン7プラスN(通話定額ライト)」
※3人以上、auスマートバリュー込み
・2~12ヶ月目:3,980円
・13ヶ月目以降:4,180円

さらに昔のauのプランとの料金比較

auフラットプラン7プラスNをさらに昔のauのデータ定額プランで月々の料金の比較をしてみました。
データ容量は5GB、1回の国内通話が5分以内無料になるスーパーカケホの場合の比較表です。
※データ定額5、スーパーカケホは2019年8月31日で新規受付が終了しています。

昔のプラン(例:スーパーカケホ+データ定額5+LTE NET)との比較

 auフラットプラン7プラスN昔のプラン
(現在は新規受付終了)
基本料金
(割引なし)
5,650円3,200円
※スーパーカケホ
ウェブ使用料300円
※LTE NET
データ通信料5,000円
※データ定額5
通話定額ライト700円
家族割プラス1人:割引無し
2人:-500円
3人以上:-1,000円
適用不可
2年契約N/2年契約-170円
-1,500円
auスマートバリュー永年-1,000円2年間:-1,410円
3年目以降:-934円
合計
(13ヵ月目以降)
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
2年間:5,590円
3年目以降:6,066円
利用料金は「auフラットプラン7プラスN」の方が得

昔のプランの場合は割引適用後が5,590円~、一方auフラットプラン7プラスNだと4,180円~5,180円とauフラットプラン7プラスNのほうが安くなります。

かつては端末代の割引は旧プランの方が優れていましたが・・・

旧プランを利用している場合、かつては端末代割引に「毎月割」が利用できました。この割引は現在の端末代の割引よりも割引額が多い割引サービスで、機種によっては実質負担額がかぎりなくゼロに近づく割引サービスだったのですが、2019年9月30日で新規受付が終了してしまい、新プランより優位だった点がなくなっています。(これも2019年10月の法改正の影響です。)

端末購入サポートサービスについて

「auフラットプラン7プラスN」で利用できる端末代の割引サービスについてご紹介します。

かえトクプログラムの利用

auのかえトクプログラムは業界初の残価設定型と呼ばれるスマホ購入プログラムで、24回の分割払いで機種を購入する形になりますが、月々の支払う端末代金はドコモやソフトバンクとは異なっています。

かえトクプログラムでは、auが2年後の残価をあらかじめ設定をしておき、残価以外の代金を23回の分割払い(2ヶ月目から25ヶ月目)で支払いますが、24回目(25ヶ月目)の最終回では3つの選択肢から選ぶことができるプログラムになっています。(自動車を購入する際の残クレに近い内容です。)

auのかえトクプログラムを簡単にまとめるとこんな感じ…

  • 残価 = 2年後のスマホ端末の価値(auの買取保証額)で価格設定
    ※残価率は機種により異なり、一律ではありません。
  • 支払い回数は24回の分割払い
  • 本体価格から残価を除いた端末代金を23回の分割払いで支払う
    端末代金の支払いは購入した翌月から開始するので2ヶ月目~24ヶ月目の23回
  • 25ヶ月目の分割払いの最終回(24回目の支払い)は3つの選択肢から選べる
    ※買い替えや返却は13ヶ月目から可能だが、23回の分割払いは発生する
    • 新しいauの端末に買い替え(使っていたスマホはauに返却)
      →残価分の代金支払いが免除
    • そのままスマホを使い続ける
      →残価を一括払いまたは24回払いに再分割し支払う
      ※再分割の場合でも支払い期間中に新しいauの端末に買い替え&使っていたスマホを返却すると残金の支払いを免除することも可能
    • 使っていたスマホをauに返却するのみで買い替えをしない
      →下取り時点の端末の下取り価格での買い取りに(残価での買取ではない点に注意)

25ヶ月目にとる3つの選択肢の内容で特典内容が変わりますが、一番端末代金を抑えやすいものとしては、auで対象となるスマホ機種を購入してから25ヶ月目に購入したスマホ機種をauに返却し、次のauの機種に買い替えた場合で、残価分の支払いが免除されます。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。

かえトクプログラムを利用した場合の残価率は機種により異なり20%台~40%台の水準で設定されています。
※あくまで残価の支払い免除は、13ヶ月目から25ヶ月目にauに購入した対象スマホ機種を返却し、次のauの新しい端末を購入する必要があります。

auに返却の際、故障端末の場合は別途費用が必要になります

返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
※au指定の故障紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります

※残価設定額が22,000円より少ないので、サポートオプションに入っていない場合で故障させてしまった場合には、引き取ってもらえない形になると思います。

また、上記の形になる「かえトクプログラム」を特典利用をした場合は、残価の支払い免除を受けるためには購入した対象機種をauに返却し、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。

かえトクプログラムの加入条件は非常にシンプルです。

  • 対象のスマホ24回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要
    ※対象となるスマホが限定されていて、一括払いや36回、48回払いは割引対象に含まれなくなる点は注意
    ※加入は申し込み時だけで、後から加入することはできません。
先生

au以外の携帯会社を利用している人も端末購入、プログラム加入が可能です。

↓端末返却&次の機種購入以外のケースも含めたかえトクプログラムに関する記事を見たい方はこちら

そのほかのアップグレードプログラムは新規受付終了

「アップグレードプログラム●●とかがあった気が・・・」と思った人もいるかもしれませんが、2020年3月時点ではかえトクプログラム以外の各種アップグレードプログラムは現在は新規受付が終了しているため新たに加入することができません。

現在新規受付終了したアップグレードプログラム

プログラム名新規受付終了日
2020年2月20日
アップグレードプログラムDX2019年10月31日
アップグレードプログラムEX2019年9月30日
アップグレードプログラムEX(a)2019年9月30日
アップグレードプログラム(a) 2019年9月30日 
アップグレードプログラム(ジュニア)2019年9月30日
アップグレードプログラム(タブレット)2019年9月30日

機種代金が割高になっているのは法改正が影響

以前の端末代金割引と比べて、各携帯会社の機種代金の実質負担額が多いように感じている人も多いと思いますが、実際その通りで、この原因についても始めの方で触れた2019年10月の法改正が影響していて、回線と端末代は切り離した契約にする(ことを義務化してしまった)ことで、以前のような端末代金の大幅な割引ができなくなっています

また、契約期間を縛らない形でも回線と端末セット契約による端末代の割引に関しても上限2万円まで(端末代は0円以下になってはいけない)のルールも加わっているため、販売店独自キャンペーンの割引額も大きな制限を2019年10月以降は設けられてしまい大幅な割引ができなくなってしまっています。

メリット

「auフラットプラン7プラスN」を使う人は以下の条件に当てはまる方にメリットがあり、向いているプランです。

  • 毎月利用するデータ容量が5GB~7GB使う人
  • Twitter、Facebook、Instagramを多く使う人
  • 家族でauを契約し、複数回線で家族割適用できる人(3人以上が理想)
  • 機種を購入しないで同じ機種を使い続ける、または1年(または2年)に1回最新の機種に機種変更する

毎月のデータ量が5GB未満の最適プランは

毎月利用するデータ量が5GB未満になる場合が多い人は「auフラットプラン7プラスN」はお勧めしません。「ピタットプラン 4G LTE(※4GB未満)」やドコモの「ギガライト(※5GB未満)」といった段階制定額のプランが主要キャリアであれば適したプランになります。

au利用者がプラン変更した場合に割引特典は継続できるか?

auのほかのプランを利用している人が「auフラットプラン7プラスN」にプラン変更した場合、以前利用していたプランのキャンペーンなどの割引特典は継続するか、終了するのか気になる方もいるのではないでしょうか?

auフラットプラン7プラスNでは、前半で紹介した割引は継承できますが、それ以外の割引特典は継承できません。一応、それぞれ該当するキャンペーン・割引をまとめると以下のようになります。

割引特典が継続できるもの

以下のキャンペーン・割引は「auフラットプラン7プラスN」に変更しても特典継続することができます。

  • auスマートバリュー
  • 電話きほんパック無料特典
  • 家族割プラス
  • 通話定額ライト スタートキャンペーン
先生

前半で紹介した「auフラットプラン7プラスN」で適用できる割引が大半でそれ以外のキャンペーン特典は継承できません。
※紹介していないものとして電話きほんパックが最大3ヶ月無料になる「電話きほんパック無料特典」は継承できるものの最大3ヶ月なので、ほとんど該当する人はいないと思います。

割引特典が終了してしまうもの

以下のキャンペーン・割引は「auフラットプラン7プラスN」に変更してしまうと特典が終了してしまいます。

  • auスマートバリューmine
  • スマホ応援割プラス
  • auデータMAXプラン スタートキャンペーン
  • スマホ応援割
  • iPhoneギガトクキャンペーン
  • ケータイ→auスマホ割プラス
  • ケータイ→auスマホ割
  • ケータイ→auスマホ割(s)
  • 新カケホ割60
  • カケホ割60
  • 毎月割
  • 学割
  • スマホはじめる割
  • auスマホはじめるプログラム
  • auスマホデビュープログラム
先生

前半で紹介した割引特典以外の多くの特典は「auフラットプラン7プラスN」にプラン変更してしまうと特典が終了してしまうので、該当のキャンペーンを利用している場合は、プラン変更のタイミングには注意しましょう。

そのほかの注意点

auフラットプラン7プラスNについて、ご紹介した以上の内容のもの以外については、以下の点に注意しましょう。

  • データくりこしデータギフトなどは利用不可
    ※フラット型のプランはデータくりこしできるものが多いですが、プラスがあるためか、このプランについてはデータくりこしができません。
  • テザリングオプションオプション費用なしで利用可能
    ※ただ、この機能を使うとデータ消費が多くなりやすいため使う場合でも、抑え目にした方が良いです。
    (大容量プランというほどでもないのでデータを使い切ってしまう可能性があります・・・)
  • ぷりペイド専用電話による「auフラットプラン7プラスN」への加入は不可

まとめ

「auフラットプラン7プラスN」は、月間で7GBまで高速データ通信ができる完全定額型のプランで5GB~7GB程度を毎月使う人にとって適したプランで、au公式にある「3,480円~」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。

また、TwitterやFacebookなどの一部SNS・アプリの一部データ消費カウントされないカウントフリーになったり、速度制限時の通信速度が他のプランよりも少し速くなるといった特徴もあります。

いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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