iPhoneXR価格比較(2019年12月版)。SIMフリー版、キャリア版の現状の端末価格は?
この記事より新しい2020年5月段階の価格比較の記事を公開しました。
2018年10月26日に発売したiPhoneXR。2019年9月20日に発売のiPhone11、iPhone11Pro、iPhone ProMaxは高額な商品だったりもするため、1年前の機種のiPhoneXRはまだまだスマホ選びの選択肢に入ってくるのではないでしょうか?
今回は、2019年12月現在のiPhoneXRのSIMフリー版と3大キャリアとの価格比較行ってみました。購入額をより安価に抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhoneXRが紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は3タイプ。カラーは6種類
iPhoneXRは64GB・128GB・256GBの3タイプがあり、端末のカラーはホワイト・ブラック・ブルー・イエロー・コーラル・(PRODUCT)REDの6種類用意されています。
ディスプレイのサイズは6.1インチでiPhoneXRの後継機の立ち位置にある最新のiPhone11の6.1インチと同じディスプレイサイズになっています。(解像度やコントラスト比などもどちらの機種も同じです)端末の大きさや重量もiPhoneXR、iPhone11ともに同じですが、いくつかの点で違いがあります。
その他の特徴
iPhoneXRは、最新のiPhone11と比べると以下の点が違っています。
iPhone11との違い(主なもの)
- チップ:A12 Bionicチップで一世代前のチップを搭載しています
(iPhone11はA13 Bionicチップ) - 耐水性:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone11はさらに1メートル深いIP68等級) - カメラ:デュアルカメラではない
(iPhone11はデュアルカメラ搭載。※トリプルカメラはiPhone11ProとiPhone11ProMax) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大16時間(iPhone11より1時間短い)、オーディオ再生は最大65時間(こちらはiPhone11と同じ)
大きな違いとしては、チップの性能とカメラがシングルかデュアルかといった違いがiPhoneXRとiPhone11ではありますがそれ以外については、特に大きな違いはありません。
価格比較
iPhoneXRの端末価格は以下の通りになっています。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格も載せています。
※価格調査日:2019年12月18日
64GBモデル価格
iPhoneXRの64GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 71,280円 | – |
ドコモ | 75,240円 | +3,960円 |
au | 77,040円 | +5,760円 |
ソフトバンク | 93,600円 | +22,320円 |
【参考】中古端末 | 在庫無し |
128GBモデル価格
iPhoneXRの128GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 76,780円 | – |
au | 100,080円 | +23,300円 |
ソフトバンク | 100,320円 | +23,540円 |
ドコモ | 106,920円 | +30,140円 |
【参考】中古端末 | 在庫無し |
256GBモデル価格
iPhoneXRの256GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
au | 112,320円 | – |
ソフトバンク | 112,320円 | – |
ドコモ | 販売終了 | – |
【参考】中古端末 | 112,800円~ ※別途送料が約640円~が必要 |
価格考察
iPhoneXRの価格は3大キャリアの割引価格やキャンペーンを活用しない形だとAppleのSIMフリーのiPhone XRが最も安いですが、3大キャリアでは容量によって安さの順が変わる結果になっています。
iPhoneXRの後継機にあたるiPhone11が登場しているためか、一部販売が終了したモデルも出始めています。iPhoneXRの64GBでドコモやauであればかなりリーズナブルな価格で購入できる状態になっています。
一括支払以外の割賦での支払い方法について、Appleでの購入の場合も24回分割払いで金利0%といった形で携帯キャリアみたいな分割での購入もできます。
3大キャリアと比べ遅くなりがちな通信回線の速度を気にしない方や携帯ショップでのサポートやフォローは特に必要としない方であれば、端末購入はAppleで通信回線は格安SIMとの複合技での購入・契約でも十分候補にできると思います。
あまり中古端末の在庫が無いようで、未使用品の在庫があるだけの状況でした。
ドコモで機種代を安くする方法
ドコモには、かつては月々サポートやdocomo withや端末購入サポートといった端末代金の負担を軽減する割引サービスがありました。ただ、2019年6月から始まった分離プラン「ギガホ」「ギガライト」の新プラン登場に伴い、これらの割引サービスは使えなくなりました。
現在は、「スマホおかえしプログラム」という割引サービスを利用します。
スマホおかえしプログラムの利用
36回割賦で機種を購入し、後日、ドコモに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。
つまりドコモでiPhoneXRを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※ドコモを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)
ただし、ドコモで購入したiPhoneXRを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、スマホおかえしプログラムを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhoneXRをドコモに返却することになり、端末は回収されてしまうため、ドコモで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhoneXRの実質的な機種代金
※スマホおかえしプログラムの特典を受けた場合
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
64GB | 50,160円 |
128GB | 71,280円 |
スマホおかえしプログラムの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhoneXRは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - スマホをドコモに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない - 返却時のドコモの査定で故障端末と判定された場合には最大で20,000円(税抜)追加費用が必要
※ケータイ補償サービスまたは補償サービス for iPhone & iPadに加入していれば2,000円(税抜)に追加費用が下がります
↓ドコモのiPhoneXRが欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです
auで機種代を安くする方法
auは、2019年9月時点ではいくつかの選択肢がありましたが、2019年9月末でほとんどが新規受付申込が終わってしまい、2019年12月現在はアップグレードプログラムNXを利用する形になってきます。
アップグレードプログラムNXの利用
auの場合は、アップグレードプログラムNXを利用します。2019年11月から始まったプログラムですが、内容はドコモのスマホおかえしプログラムと非常に似た内容になっています。
36回割賦で機種を購入し、後日、auに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。
つまりauでiPhoneXRを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)
ただし、auで購入したiPhoneXRを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、アップグレードプログラムNXを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhoneXRをauに返却することになり、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhoneXRの実質的な機種代金
※アップグレードプログラムNXの特典を受けた場合
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
64GB | 51,360円 |
128GB | 66,720円 |
256GB | 74,880円 |
アップグレードプログラムNXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhoneXRは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - au ID会員であること
※au IDはau以外の携帯会社を利用している人も会員になれます。 - スマホをauに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない
※回収は2020年夏以降に受付開始予定。 - 返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
※au指定の気象紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります
↓auのiPhoneXRが欲しくなった人は
ソフトバンクで機種代を安くする方法
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。2019年12月現在はトクするサポートを利用します。
トクするサポートの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。
つまり25ヶ月目に購入したiPhoneXRを返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhoneXRの端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。
そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。
また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhoneXRは返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhoneXRの実質的な機種代金
実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GB | 46,800円+9,360円 =56,160円 |
128GB | 50,160円+9,360円 = 59,520円 |
256GB | 56,160円+9,360円 =65,520円 |
割引ベースで見た場合、64GBモデルではドコモ、auよりも高いものの、128GB以上のモデルになるとソフトバンクが実質的な端末代は安くなります。
(ただし、25ヶ月目で返却&次の機種購入をした場合)
トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhoneXRも対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円(不課税)別途追加費用が必要になります。あんしん保証パックなどに加入している場合は2,000円(不課税)に減額) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
↓ソフトバンクのiPhoneXRが欲しくなった人は
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
まとめ
iPhoneXR自体の端末価格はAppleのSIMフリーが最も安いものの各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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