iPhoneXS価格比較(2019年12月版)。現在のキャリア販売の端末価格は?

ドコモ,iPhone,au,ソフトバンクiPhoneXS

iPhoneXS
新しい記事を公開しました

この記事より新しい2020年4月版の価格比較記事を公開しました。

iPhoneXS価格比較(2020年4月時点)

2018年9月21日に発売したiPhoneXS2019年9月20日に発売のiPhone11、iPhone11Pro、iPhone ProMaxは高額な商品だったりもするため、1年前の機種のiPhoneXSはまだまだスマホ選びの選択肢に入れてみたいという人もいるのではないでしょうか?

先生

ただ、iPhoneXSで新品を購入したい人は、あまり価格が変わらない最新機種のiPhone11Proを購入することをお勧めします。

今回は、2019年12月現在のiPhoneXSの3大キャリアとの価格比較行ってみました。購入額をより安価に抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)

機種の主な特徴

iPhoneXS
出典:Apple

色々なサイトでiPhoneXSが紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。

容量は3タイプ。カラーも3種類

iPhoneXS64GB・256GB・512GB3タイプがあり、端末のカラーはシルバー・スペースグレイ・ゴールド3種類用意されています。

ディスプレイのサイズ5.8インチでiPhoneXSの後継機の立ち位置にある最新のiPhone11Proの5.8インチと同じディスプレイサイズですが、ディスプレイはSuper Retina HDディスプレイで、iPhone11ProのSuper Retina XDRよりは画質が劣っています。このほかにもiPhoneXSとiPhone11Proでは、いくつかの点で違いがあります。

その他の特徴

iPhoneXSは、最新のiPhone11Proと比べると以下の点が違っています。

iPhone11Proとの違い(主なもの)
  • チップA12 Bionicチップで一世代前のチップを搭載しています
    (iPhone11ProはA13 Bionicチップ)
  • 耐水性:最大水深2メートルで最大30分間耐えられるIP68等級
    (iPhone11Proは同じIP68等級ですが、さらに2メートル深い状態で最大30分間耐久可能)
  • カメラトリプルカメラではない
    (iPhone11Proはトリプルカメラ搭載。※iPhoneXSやiPhone11はデュアルカメラ)
  • バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大18時間(iPhone11Proより4時間短い)、オーディオ再生は最大60時間(iPhone11Proより5時間短い)
  • ディスプレイ:Super Retina HDディスプレイでiPhone11Pro(Super Retina XDR)よりは劣る
先生

大きな違いとしては、チップの性能、ディスプレイ画質とカメラがデュアルかトリプルかといった違いがiPhoneXSとiPhone11Proではありますがそれ以外については、特に大きな違いはありません。

価格比較

端末価格(64GB/256GB/512GB)

iPhoneXSの端末価格は以下の通りになっています。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格も載せています。

※価格調査日:2019年12月18日

64GBモデル価格

iPhoneXSの64GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。

メーカー・キャリア販売価格(税込)ドコモとの価格差
Apple(SIMフリー)販売終了
ドコモ118,800円
ソフトバンク124,320円+5,520円
au124,560円+5,760円
【参考】中古端末67,800円~
※別途送料が約640円~が必要
 

256GBモデル価格

iPhoneXSの256GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。

メーカー・キャリア販売価格(税込)ソフトバンクとの価格差
Apple(SIMフリー)販売終了
ソフトバンク143,040円
au143,280円+240円
ドコモ143,352円+312円
【参考】中古端末77,800円~
※別途送料が約640円~が必要
 

512GBモデル価格

iPhoneXSの512GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。

メーカー・キャリア販売価格(税込)ソフトバンクとの価格差
Apple(SIMフリー)販売終了
ソフトバンク168,480円
au168,480円
ドコモ販売終了– 
【参考】中古端末82,800円~
※別途送料が約640円~が必要
 

価格考察

iPhoneXSの価格は3大キャリアの割引価格やキャンペーンを活用しない形だとドコモが安い傾向はありますが、あまり大きな金額差がありません。

先生

ただし、新品で購入したいと考えている人は、後継機となるiPhone11Proの端末価格とあまり変わらないので、正直iPhoneXSを選択するよりはiPhone11Proにした方が良さげな感じではあります。

中古端末について

中古端末は後継機のiPhone11Proの影響もあるためか、キャリア販売の定価の約半額程度とかなり安いです。ただし、発売してから1年経過分、経年劣化を起こし、最安値の中古端末については目立った傷や付属品の欠品があったりするようなレベルのグレードが低い端末なので、美品が良いという人は(iPhone11Proなどの)新品購入をするのが無難です。

新品を購入する場合は、正直iPhone11Proを薦めますが、「iPhoneXSの新品が欲しい!」という方のため、次からは各携帯会社で機種代を安くする方法をご紹介します。

ドコモで機種代を安くする方法

自分はドコモがいい

ドコモには、かつては月々サポートdocomo with端末購入サポートといった端末代金の負担を軽減する割引サービスがありました。ただ、2019年6月から始まった分離プラン「ギガホ」「ギガライト」の新プラン登場に伴い、これらの割引サービスは使えなくなりました。

現在は、「スマホおかえしプログラム」という割引サービスを利用します。

スマホおかえしプログラムの利用

36回割賦で機種を購入し、後日、ドコモに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。

つまりドコモでiPhoneXSを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※ドコモを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。

後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)

ただし、ドコモで購入したiPhoneXSを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。

また、スマホおかえしプログラムを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhoneXSをドコモに返却することになり、端末は回収されてしまうため、ドコモで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。

25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhoneXSの実質的な機種代金
※スマホおかえしプログラムの特典を受けた場合

 実質的な機種代(税込)
64GB82,896円
256GB95,568円

スマホおかえしプログラムの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。

  • 対象のスマホ36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要
    ※対象となるスマホが限定(iPhoneXSは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要
  • スマホをドコモに返却する
    ※次の機種に機種変更する条件は付いていない
  • 返却時のドコモの査定で故障端末と判定された場合には最大で20,000円(税抜)追加費用が必要
    ※ケータイ補償サービスまたは補償サービス for iPhone & iPadに加入していれば2,000円(税抜)に追加費用が下がります
スマホおかえしプログラムに関する記事を見たい方はこちら

ドコモのiPhoneXSが欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです

ドコモオンラインショップ

auで機種代を安くする方法

自分はauがいい

auは、2019年9月時点ではいくつかの選択肢がありましたが、2019年9月末でほとんどが新規受付申込が終わってしまい、2019年12月現在はアップグレードプログラムNXを利用する形になってきます。

アップグレードプログラムNXの利用(512GBモデルは除く)

auの場合は、アップグレードプログラムNXを利用します。2019年11月から始まったプログラムですが、内容はドコモのスマホおかえしプログラムと非常に似た内容になっています。

36回割賦で機種を購入し、後日、auに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。

つまりauでiPhoneXSを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。

後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)

ただし、auで購入したiPhoneXSを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。

また、アップグレードプログラムNXを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhoneXSをauに返却することになり、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。

25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhoneXSの実質的な機種代金
※アップグレードプログラムNXの特典を受けた場合

 実質的な機種代(税込)
64GB83,040円
256GB95,520円
512GB対象外

アップグレードプログラムNXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。

  • 対象のスマホ36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要
    ※対象となるスマホが限定(iPhoneXSは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要
  • au ID会員であること
    ※au IDはau以外の携帯会社を利用している人も会員になれます。
  • スマホをauに返却する
    ※次の機種に機種変更する条件は付いていない
    ※回収は2020年夏以降に受付開始予定。
  • 返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
    ※au指定の気象紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります
アップグレードプログラムNXに関する記事を見たい方はこちら

auのiPhoneXSが欲しくなった人は

auオンラインショップ

ソフトバンクで機種代を安くする方法

自分はソフトバンクがいい

ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。2019年12月現在はトクするサポートを利用します。

トクするサポートの利用

2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります

つまり25ヶ月目に購入したiPhoneXSを返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhoneXSの端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。

ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。

そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。

※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。

また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhoneXSは返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。

トクするサポートはソフトバンク回線契約の有無は問わない

トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。

※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)

13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhoneXSの実質的な機種代金

 実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税)
64GB62,160円+9,360円
71,520
256GB71,520円+9,360円
80,880
512GB84,240円+9,360円
93,600

トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。

  • 対象機種(iPhoneXSも対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
  • 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
    ※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能
  • 次回の機種購入時、旧機種の回収
    (故障していたりすると20,000円(不課税)別途追加費用が必要になります。あんしん保証パックなどに加入している場合は2,000円(不課税)に減額)
  • 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
トクするサポートに関する記事を見たい方はこちら

ソフトバンクのiPhoneXSが欲しくなった人は

ソフトバンクオンラインショップ

ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ

スマホ乗り換え.com

まとめ

iPhoneXSのドコモ・au・ソフトバンクの端末価格を比較してみました。定価自体はそれなりに高いものの各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。

先生

新品なら後継機のiPhone11Proの販売価格もiPhoneXSとかなり近いので、iPhoneXSを検討している人は一度iPhone11Proも検討しましょう。

おすすめの関連記事
他の携帯会社にMNP(乗り換え)したくなった方はこちらの記事がおすすめです。MNPの前にやっておくべき6つのこと携帯・スマホ料金プランの仕組み(初心者向け)

この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社Linklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
Kenが利用している通信環境はこちら