iPhone11ProMax価格比較(2019年12月版)。SIMフリー版、キャリア版の現状の端末価格は?
この記事より新しい2020年5月版の価格比較記事を公開しました。
iPhone11ProMaxは2019年9月20日に、iPhone11、iPhone11Proとともに発売になりました。iPhone11ProMaxは昨年発売のiPhoneXSMaxの後継機としての立ち位置で新型iPhoneで3機種の中で最も高額で、サイズも一番大きいモデルです。
2019年10月施行の法改正の影響で、各キャリア(携帯会社)から新プランが登場していますが、端末代金は昔よりは高額になっていく傾向にあります。そうなるとSIMフリーとMVNOとの組み合わせも検討してみたくなってくるのではないでしょうか?
今回は、iPhone11ProMaxの端末価格のみに焦点を当てた形でSIMフリー版と3大キャリアとの2019年12月時点の価格比較行ってみました。購入額をより安価に抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone11ProMaxが紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は3タイプ。カラーは4種類
iPhone11ProMaxは64GB・256GB・512GBの3タイプがあり、端末のカラーはスペースグレイ・シルバー・ミッドナイトグリーン・ゴールドの4種類用意されています。
iPhoneXSMaxではカラーは3種類でしたが、iPhone11ProMaxでは新たにミッドナイトグリーンが加わっています。
ディスプレイのサイズは6.5インチでiPhoneXSMaxの後継機の立ち位置にある影響かiPhone11ProMaxとiPhoneXSMaxは同じディスプレイサイズですが、ディスプレイはSuper Retina XDRでiPhoneXSMaxのSuper Retina HDディスプレイよりも画質が良くなっています。このほかにもiPhone11ProMaxとiPhoneXSMaxでは、いくつかの点で違いがあります。
その他の特徴
iPhone11ProMaxは、昨年モデルのiPhoneXSMaxと比べると以下の点が違っています。
iPhoneXSMaxとの違い(主なもの)
- チップ:A13 Bionicチップで一世代後の最新型のチップを搭載しています
(iPhoneXSMaxはA12 Bionicチップ)
※A13 BionicチップはAndroidの高性能機に搭載の最新型チップのSnapdragon855よりもデータ処理速度が速いようです。 - 耐水性:最大水深4メートルで最大30分間耐えられるIP68等級
(iPhoneXSMaxは同じIP68等級ですが2メートル浅い状態で耐えられる) - カメラ:トリプルカメラ搭載
(iPhoneXSMaxはデュアルカメラ。 ※トリプルカメラ搭載はiPhone11ProとiPhone11ProMaxで、iPhone11についてはデュアルカメラ) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大20時間(iPhoneXSMaxより5時間長い)、オーディオ再生は最大80時間(iPhoneXSMaxより15時間長い)
- ディスプレイ:Super Retina XDRディスプレイでiPhoneXS(Super Retina HD)より高画質
iPhone11ProとiPhoneXSやiPhone11とiPhoneXRの違いよりはiPhone11ProMaxとiPhoneXSMaxとの違いは少し多めになっています。
価格比較
iPhone11ProMaxの端末価格は以下の通りになっています。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格も載せています。
※価格調査日:2019年12月18日
64GBモデル価格
iPhone11ProMaxの64GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 131,780円 | – |
ドコモ | 138,600円 | +6,820円 |
au | 140,400円 | +8,620円 |
ソフトバンク | 142,560円 | +10,780円 |
【参考】 中古(SIMフリー) | 152,800円~ ※別途送料が約640円~が必要 |
256GBモデル価格
iPhone11ProMaxの256GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 149,380円 | – |
ドコモ | 158,400円 | +9,020円 |
au | 159,120円 | +9,740円 |
ソフトバンク | 161,760円 | +12,380円 |
【参考】 中古(SIMフリー) | 134,800円~ ※別途送料が約640円~が必要 |
512GBモデル価格
iPhone11ProMaxの512GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 173,580円 | – |
ドコモ | 182,160円 | +8,580円 |
au | 185,040円 | +11,460円 |
ソフトバンク | 187,680円 | +14,100円 |
【参考】 中古(SIMフリー) | 169,800円~ ※別途送料が約640円~が必要 |
価格考察
iPhone11ProMaxの価格は3大キャリアの割引価格やキャンペーンを活用しない形だとAppleのSIMフリー版のiPhone11ProMaxが最も安く、3大キャリアではドコモ、au、ソフトバンクの順に安くなっています。一括支払以外の割賦での支払い方法について、Appleでの購入の場合も24回分割払いで金利0%といった形で携帯キャリアみたいな分割での購入もできます。
年々iPhoneは新機種になればなるほど価格が上がっていくのが通常でしたが、今回のiPhone11ProMaxは発売発表と同時に値引きしたiPhoneXSMaxの値引き前の価格に近い状態をキープ(ほかのiPhone11やiPhone11Proも似た傾向)した感じになりました。
ただ、日本国内に関して、2019年10月の法改正で端末代金の割引額に上限が設けられたりするので、2019年10月以降は、定価があまり変わらなくても、以前よりは端末代金の実質負担額は高くなる傾向にはなりそうです。
3大キャリアと比べ遅くなりがちな通信回線の速度を気にしない方や携帯ショップでのサポートやフォローは特に必要としない方であれば、端末購入はAppleで通信回線は格安SIMとの複合技での購入・契約でも十分候補にできると思います。
中古端末は、まだ発売からそれほど期間も経ってないこともあり、販売価格は定価より高いものがあったり、安いものがあったりといった状況になっています。
定価では、AppleのSIMフリー価格には勝てませんが、各携帯会社の端末購入サポートを利用することで端末代金を抑えることは可能です。ここからは各携帯会社で機種代を安くする方法をご紹介します。
ドコモで機種代を安くする方法
ドコモには、かつては月々サポートやdocomo withや端末購入サポートといった端末代金の負担を軽減する割引サービスがありました。ただ、2019年6月から始まった分離プラン「ギガホ」「ギガライト」の新プラン登場に伴い、これらの割引サービスは使えなくなりました。
現在は、「スマホおかえしプログラム」という割引サービスを利用します。
スマホおかえしプログラムの利用
36回割賦で機種を購入し、後日、ドコモに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。
つまりドコモでiPhone11ProMaxを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※ドコモを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)
ただし、ドコモで購入したiPhone11ProMaxを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、スマホおかえしプログラムを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhone11ProMaxをドコモに返却することになり、端末は回収されてしまうため、ドコモで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhone11ProMaxの実質的な機種代金
※スマホおかえしプログラムの特典を受けた場合
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
64GB | 92,400円 |
256GB | 105,600円 |
512GB | 121,440円 |
スマホおかえしプログラムの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhone11ProMaxは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - スマホをドコモに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない - 返却時のドコモの査定で故障端末と判定された場合には最大で20,000円(税抜)追加費用が必要
※ケータイ補償サービスまたは補償サービス for iPhone & iPadに加入していれば2,000円(税抜)に追加費用が下がります
↓ドコモのiPhone11ProMaxが欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです
auで機種代を安くする方法
auは、2019年9月時点ではいくつかの選択肢がありましたが、2019年9月末でほとんどが新規受付申込が終わってしまい、2019年12月現在はアップグレードプログラムNXを利用する形になってきます。
アップグレードプログラムNXの利用
auの場合は、アップグレードプログラムNXを利用します。このプログラムは2019年11月から始まったプログラムですが、内容はドコモのスマホおかえしプログラムと非常に似た内容になっています。
36回割賦で機種を購入し、後日、auに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。
つまりauでiPhone11ProMaxを購入してから25ヶ月目に端末を返却した場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
後から登場するソフトバンクの割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点については優れている特徴があります。
(ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料が別途9,360円分かかっているので実質的には最大半額にならない)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)
ただし、auで購入したiPhone11ProMaxを25ヶ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、アップグレードプログラムNXを使い残割賦の支払い免除を受けるためには購入したiPhone11ProMaxをauに返却することになり、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhone11ProMaxの実質的な機種代金
※アップグレードプログラムNXの特典を受けた場合
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
64GB | 93,600円 |
256GB | 106,080円 |
512GB | 123,360円 |
アップグレードプログラムNXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhone11ProMaxは対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - au ID会員であること
※au IDはau以外の携帯会社を利用している人も会員になれます。 - スマホをauに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない
※回収は2020年夏以降に受付開始予定。 - 返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
※au指定の気象紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります
↓auのiPhone11ProMaxが欲しくなった人は
ソフトバンクで機種代を安くする方法
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。2019年12月現在はトクするサポートを利用します。
トクするサポートの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。
つまり25ヶ月目に購入したiPhone11ProMaxを返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhone11ProMaxの端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。
そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。
また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhone11ProMaxは返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhone11ProMaxの実質的な機種代金
実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GB | 71,280円+9,360円 =80,640円 |
256GB | 80,880円+9,360円 = 90,240円 |
512GB | 93,840円+9,360円 =103,200円 |
トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone11ProMaxも対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円(不課税)別途追加費用が必要になります。あんしん保証パックなどに加入している場合は2,000円(不課税)に減額) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
↓ソフトバンクのiPhone11ProMaxが欲しくなった人は
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
まとめ
iPhone11ProMax自体の端末価格はAppleのSIMフリーが最も安いものの各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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