【ポイント解説】ドコモからUQモバイルへ！気になる乗り換えアレコレ
最近、毎月のランニングコストを下げる目的で、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるユーザーが増えています。
UQモバイルは、KDDIが提供するブランドの1つですが、当初はMVNO(携帯キャリアからインフラを借りて格安SIMを提供する仮想移動体通信事業者)として起ち上げられました。
大手キャリアのドコモから格安スマホのUQモバイルに乗り換えるユーザーも多く、乗り換え方法や注意点など乗り換えに関するアレコレが気になるところではないでしょうか。
今回は、ドコモからUQモバイルへ乗り換えを検討している方へ向けて、ドコモからUQモバイルへ乗り換えるときの方法や注意点などユーザーが気になる乗り換えのアレコレについてご紹介していきましょう。
ドコモからUQモバイルへ乗り換えるメリット
ドコモからUQモバイルへ乗り換える主なメリットは以下のような点です。
- 通話・通信環境に大きな変化はないのに毎月のランニングコストが抑えられる
- 時期によってUQモバイル側で「au PAY残高還元」などの各種キャンペーンがありお得
UQモバイルはauと同様、KDDIグループであり、料金プランやサポート体制、各種サービスに関して、ドコモと比較しても大きく質が落ちるということはない点もメリットかと思われます。
ドコモからUQモバイルへの乗り換え方法
まず、ドコモからUQモバイルへ乗り換えるために、手順やポイントなどを確認しておきましょう。
ドコモからUQモバイルへ乗り換える手順は以下のとおりです。
- スマホ端末をどうするかを考える
- ドコモでMNP予約番号を取得する
- UQモバイルに申し込む
- 開通手続き・初期設定を行う
以下、順に解説します。
手順1：スマホ端末をどうするかを考える
最初に、ドコモでお使いのスマホが、UQモバイルで利用できるかどうかを「UQモバイル動作確認端末（スマホ対応機種）一覧」などで確認した上で、今使っているスマホで乗り換えるのか、新しいスマホを購入するのかを決めましょう。なぜなら、今のスマホで乗り換える場合と新しいスマホを購入する場合とでは手順が変わってくるからです。
簡単に説明しますと、今のスマホをそのまま使う場合には、SIMカードを差し替えるだけで乗り換えできます。SIMカードを差し替えるには、My docomoでSIMロック解除をして、UQモバイルでSIMカードの契約が必要となってきます。
他方、新しいスマホをゲットするには、スマホごと買い換えることが必要です。UQモバイルで新しいスマホの端末とSIMカードをセットで購入するか、UQモバイル以外で新しいスマホを購入し、UQモバイルでSIMのみ契約をするかどちらかの方法を選ぶ必要があります。
手順2：ドコモでMNP予約番号を取得する
次のステップとして、ドコモでMNP予約番号を取得します。MNP予約番号の取得は、ドコモショップ店頭、オンライン、電話いずれでも可能です。電話での受付は午前9時～午後8時、ドコモショップでの受付は営業時間内、オンラインなら24時間受付可能となっています。
なお、注意しなければならないことは、UQモバイルのオンラインショップで購入しようとする場合、MNP予約番号の有効期限が10日以上必要になることです。MNP予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間。オンラインショップで購入手続きをする場合には、MNP予約番号の取得日から5日以内に申し込むようにしましょう。仮にMNP予約番号の有効期限が10日未満で配送前に期限切れとなってしまった場合には、MNP予約番号の再取得が必要となってしまうのでご注意を。
ちなみに、MNP予約番号を取得しただけでは、ドコモの契約は解約にはならず、UQモバイルの回線が開通した時点で自動解約になる仕組みとなっています。
手順3：UQモバイルに申し込む
MNP予約番号を取得できたら、UQモバイルに申し込み手続きをしましょう。UQモバイルの申し込みは、オンラインでもショップの店頭でも行えます。
申込みに必要な、
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカードや銀行口座
- 連絡用メールアドレス
をすべて準備してから申込み手続きを開始しましょう。
オンラインでの申し込み手続きは、以下の手順です。
- 契約内容の入力
- 契約内容・同意事項の確認
- 本人確認の実施
なお、SIMのみ申し込みの場合には、通常の「マルチSIM」のほか、埋め込み型SIMで最短45分で利用可能な「eSIM」なども選択できます。ただし、eSIMを利用できるのは対応機種に限定されていますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
UQモバイルでは、最短翌日にSIMカードが届くようです。
手順4：開通手続き・初期設定を行う
SIMカードが手元に届いたら、いよいよ開通手続きです。開通手続きは、指定の時間内にオンラインまたは電話で行うことができます。注意すべきは、MNP予約番号の取得時にはオンラインで24時間受付可能でしたが、開通手続きの場合には、オンラインでも受付時間が決まっているので、時間外は手続きができないということです。
UQモバイルショップで申し込みの手続きをした場合には、店頭で開通手続きまでできるので安心です。
開通手続きが完了したら、早速スマホ端末の初期設定を行いましょう。初期設定とは、ネット接続ができるようにする作業です。UQモバイルでセット購入した人は、SIMカードを挿入するだけで初期設定が完了してネットにつながるのに対して、ドコモスマホ端末を継続使用する人は、ドコモのSIMカードを抜き取り、UQモバイルのSIMカードを挿入後、APN設定（APN＝「アクセスポイントネーム」：スマホにネットの接続先を認識させる設定）を行う必要がありますので注意しましょう。
ドコモからUQモバイルへ乗り換える際の注意点
ドコモからUQモバイルへ乗り換える際には、チェックしておきたい注意点がいくつかあります。
ドコモからUQモバイルへ乗り換える際の注意点は以下のとおりです。
- ドコモで使っていたメールアドレスは使えない
- ドコモのサービスや割引が使えない
- データ移行は自分で行う
- ドコモでスマホ本体の割賦金がある場合には支払いが続く
- ドコモ解約前に「dアカウント」を発行しておこう
以下、順に解説します。
ドコモで使っていたメールアドレスは使えない
ドコモからUQモバイルに乗り換えると、ドコモのキャリアメールは使えなくなります。
メールアドレスを変えたくないという人は、ドコモ側のサービス「ドコモメール持ち運び」にドコモ解約後31日以内に申し込むことで、1メールアドレスにつき月額330円（税込み）にて、「@docomo.ne.jp」のドメインのメールアドレスが使用可能です。
ドコモのサービスや割引が使えない
ドコモを解約してしまうと、ドコモで行っていた光回線とのセット割引やその他関連サービスが利用できなくなるので注意しましょう。
データ移行は自分で行う
スマホ端末を新しくした場合には、アドレス帳や写真などのデータ移行は自分で行う必要があります。店頭で契約した場合でもデータ移行は手伝ってくれません。アプリなどの利用に関しても、新しいスマホにデータを移行できますが、再ログインが要求されますので。IDやパスワードなどのログイン情報はしっかりと管理しておきましょう。
また、データ移行時の注意点として、「LINE」に関しては、連絡先や画像などのデータ移行と異なり、別途LINEアカウントの個別の引き継ぎが必要になってくるという点です。データ引き継ぎの前提として、ドコモの端末でLINEアカウントのメールアドレス、パスワード、電話番号を確認しておきましょう。さらに、LINEのトーク履歴を引き継ぐには、事前にバックアップを取り、アカウント引き継ぎ時に復元しなければなりません。
ちなみに、データ移行に関しては、Androidスマホの場合、電話帳・画像・動画データなどはSDカードを使って移行することも可能です。
ドコモでスマホ本体の割賦金がある場合には支払いが続く
ドコモのスマホ本体の分割払いの残債があるケースでは、ドコモとの契約解除後も、分割払いが続くので念頭に置いておきましょう。
ドコモ解約前に「dアカウント」を発行しておこう
「dアカウント」を発行しないままドコモを解約してしまうと、ドコモに貯まっていたdポイントが失効してしまうので、ドコモ解約前に「dアカウント」を発行しておくことをお忘れなく。
まとめ
ここまで、ドコモからUQモバイルへ乗り換えるときの方法や注意点などユーザーが気になる乗り換えのアレコレについてご紹介させていただきました。
ランニングコストを抑えるため、ドコモからUQモバイルへ乗り換えるユーザーも多いと思いますが、乗り換えにはいくつかの注意点がありますので、後悔しないようにチェックしておきましょう。 本記事がドコモからUQモバイルへ乗り換える方にとって、多少でもお役に立てれば幸いです。
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