オール電化でおすすめ新電力会社5選!一般料金プランとの違いは?

オール電化向けの料金プランがある複数の電力会社で比較・検討すると、ライフスタイルによっては大幅な電気代節約が可能です。

本記事では、オール電化におすすめの新電力会社や、オール電化のメリット・デメリットについて解説します。

オール電化なら
Looopでんき
Looopでんき
  • 30分ごとに電力料金単価が変動
    深夜日中は電気代が安い!
  • 基本料金・燃料費調整額が0円!
  • 原則初期費用・解約金も0円!
  • 電力料金単価はアプリで簡単に確認できる
    →ダウンロード&ログインで電気代100円値引き
  • 北海道〜沖縄まで、離島を除く全国で契約可能!

本コンテンツで紹介している商品は、登録小売電気事業者に記載ある事業者が提供するものです。コンテンツ内で紹介する商品の一部または全部に広告が含まれています。しかし、各商品の評価や情報の正確さに一切影響することはありません。また、広告によってユーザーの皆様の選択を阻害することがないよう、客観的な視点や基準で商品を紹介・評価しております。詳しくはe-暮らしの評価基準をご確認ください。当コンテンツはe-暮らしが管理しており、おすすめ商品は独自の基準にて採点しております。詳細はe-暮らしのコンプライアンスポリシーおよびコンテンツポリシーをご確認ください。

オール電化におすすめの電力会社5選

オール電化

表は右にスクロールできます。

電力会社
比較一覧表
LooopでんきCDエナジー
ダイレクト
HTBエナジーidemitsuでんきコスモでんき
LooopでんきCDエナジーダイレクトHTBエナジーidemitsuでんきコスモでんき アイキャッチ
オール電化プラン
月額料金
(税込)
0円885.72円858.00円902.25円885.72円
電気量料金
(税込)

30分ごとに変動

午前6時~翌日午前1時:35.96円/kWh

午前1時~午前6時:28.06円/kWh

午前6時~翌日午前1時:25.28円/kWh

午前1時~午前6時:17.78円/kWh

午前6時~翌日午前1時:35.76円/kWh

午前1時~午前6時:27.86円/kWh

午前6時~翌日午前1時:35.96円/kWh

午前1時~午前6時:28.06円/kWh

対応エリア離島以外の全国 東京電力東京電力
中部電力
関西電力
中国電力
四国電力
九州電力
沖縄・離島以外 沖縄・離島以外
キャンペーン人生の節目をお祝いする「祝割」「あんしんサポート365」が無料 ガソリン・軽油
2円/L割引
電気代割引
ポイント還元
サブスクサービスのセット割 など
公式ページ

※上表の月額料金・電気量料金がエリアで異なる場合、東京電力エリアの料金を記載しています。

当記事に掲載している点数は、各新電力会社の公式情報や当サイトに寄せられた口コミの投稿や、独自アンケート調査の結果をもとに採点しています。ランキングを決定づける基準や得点は、「e-暮らし 新電力会社比較基準とランキング根拠について」をご覧ください。

Looopでんき

Looopでんき

おすすめポイント
  • 基本料金は0円の完全従量料金制プラン
  • ピークシフトで電気代を節約できる
  • 単価の最低値は1kWhあたり0.01円(税込)
  • 北海道〜沖縄まで全国に対応している
  • 電力需要実績※1」は「独立系※2新電力各社」No.1

Looopでんきは、家庭向けに「スマートタイムONE(電灯)」のワンプランを提供している電力会社。基本料金が0円で、電気を使った分だけ支払う従量料金制です。

料金単価は30分ごとに変動する仕組みのため、単価の安い時間に電気を使用するようなライフスタイルに工夫すれば、電気代の節約効果が見込めます

オール電化住宅に住んでいる方も、うまく活用することで料金を抑えられるでしょう。

 3人暮らしで帰宅時間を少しずらすと年間約8,000円がお得に、2人暮らしで家電のタイマー設定を工夫すると、年間約6,000円もお得になる計算です。

単価の最低値は1kWhあたり0.01円※3で、関東エリアの方はガスと電気をセットで契約すると、電気の料金単価が1円割引となるので、さらにお得です。

北海道〜沖縄まで全国に対応しているので、ほとんどの方が乗り換え可能です。

Looopでんきは、再生可能エネルギー実質100%の電気を使えるオプション「eneco」が利用できます。環境に優しいエネルギーを使いたい方にもおすすめですよ。

基本情報

基本料金(税込)無料
電力量料金30分ごとに変動
解約金なし
対応エリア
  • 北海道電力エリア
  • 東北電力エリア
  • 東京電力エリア
  • 北陸電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 四国電力エリア
  • 九州電力エリア
  • 沖縄電力エリア
運営会社株式会社Looop

公式サイト:Looopでんき
※1 経済産業省資源エネルギー庁による「電力調査統計」
※2 独立系とは、大手ガス/通信関連会社/電力会社等の子会社ではないことを指します
※3 電力量料金内の電源料金単価の最安値が0.01円/kWhになります。

CDエナジーダイレクト

CDエナジーダイレクト(オール電化)

おすすめポイント
  • プランが豊富であり、使用量・家族構成・ライフスタイルに合わせて選べる
  • 基本料金だけでなく電力量料金も安くなりやすい
  • 電気だけでなくガスも利用できる
  • お得にポイントを貯められる
  • 生活トラブルサポートが用意されている

CDエナジーダイレクトは電力プランが豊富にあり、使用量・家族構成、ライフスタイルに合わせて選べます。

一般的な家庭向けのプランである「ベーシックでんき」では、東京電力の従量電灯B・Cを利用している人におすすめのプランです。基本料金だけでなく、電力量料金もお得になります。

 ベーシックでんき以外にも家族が多く電力消費量が多い家庭向けの「ファミリーでんき」や、一人暮らし向けの「シングルでんき」があります。

オール電化向けとして「スマートでんき」プランがあり、夜間の電気料金が下がるため使い方次第では節約になるでしょう。

さらに中部電力と大阪ガスのコラボにより、電気だけでなくガスも利用できます。
スマートでんきB
基本料金(税込)

885.72円(30A)

スマートでんきB
電力量料金(税込)
  • 午前6時~翌日午前1時:35.96円/kWh
  • 午前1時~午前6時:28.06円/kWh
解約金なし
対応エリア
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 茨城県
  • 山梨県
  • 静岡県の富士川以東
運営会社株式会社CDエナジーダイレクト

原・燃料費調整単価は、CDエナジーの場合は上限がないが、東電エナジーパートナー「従量電灯B」 、東京ガス「一般料金」は上限があるため、原・燃料価格の高騰によりCDエナジーのガス・電気料金が割高になる場合あり。

電気・ガスセット割・料金連動ポイントの注釈
・電気セット割引が適用されるのは燃料費調整額を除いた基本料金および従量料金。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。
・ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。また、セット割引の適用を受ける場合は、割引後の料金から算定。

出典:CDエナジーダイレクト公式サイト

HTBエナジー

HTBエナジー(オール電化)

おすすめポイント
  • ライフスタイルに適したプランが選べる
  • 電話でも相談ができる
  • オール電化プランはあんしんサポート365が無料でついてくる
  • オール電化プランは東京〜九州まで申し込みできる
  • 電気代金で寄付できるプロジェクトに参加できる

HTBエナジーは、ライフスタイルに適したプランが選べる新電力サービスです。1〜2人暮らし向けの「ベーシックプラン」や、毎日どこかの時間帯2時間が電気代無料になる「ママトクプラン」などがあります。

 オール電化のプランは「ぜんぶでんき」と呼ばれるもの。他社のオール電化向け電気料金に比べて、昼間の時間帯が安く設定されているのが特徴です。

さらに、オール電化プランを選択すると、さまざまなトラブルを解決してくれる「あんしんサポート365」が無料でついてきます。

害虫駆除や宅配買取といった日常的な内容や電気に関することから、水漏れといった専門的な内容まで、幅広く助けてもらえますよ。
基本料金(税込)
※東京エリアの場合
858.00円(30A)
ぜんぶでんきの
電力量料金(税込)
※東京エリアの場合
  • 午前6時~翌日午前1時:25.28円/kWh
  • 午前1時~午前6時:17.78円/kWh
解約金(税込)
  • 解約違約金:1,100円(1年未満の解約)
  • 契約廃止手数料:2,200円
ぜんぶでんきの
対応エリア
  • 東京電力
  • 中部電力
  • 関西電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 九州電力
運営会社HTBエナジー株式会社

出典:HTBエナジー

idemitsuでんき

idemitsuでんき(オール電化)

おすすめポイント
  • 「カーオプション」ならガソリン代が2円/L値引き!
  • 電気自動車向けの割引も用意
  • オール電化プランは深夜にお得
  • 使用量が多くなるほど東京電力よりもお得になる料金設定
  • 再生可能エネルギーも提供

idemitsuでんきは、ガソリンスタンドで有名な出光興産株式会社が運営をしている新電力サービス。オール電化プランも用意されており、プラン内で「カーオプション」を選択すると、ガソリン代も値引きされます。

 電気自動車ユーザーの場合は、毎月の電気代が200円値引きされるので、電気自動車で電気代が高くなりがちという人にもおすすめです。

基本料金は東京電力と変わりませんが、使用量が2段階、3段階に進むにつれて東京電力と金額が開いていきます。

とくに第3段階では、東京電力の料金設定と4円/kWh以上の差が開くため、電気を多く使う人におすすめです。

再生可能エネルギーの電力も提供しています。暮らしと環境を考えたい方向けの新電力会社です。
オール電化プラン
基本料金(税込)
902.25円(30A)
※東京電力エリア
オール電化プラン
電力量料金(税込)
  • 午前6時~翌日午前1時:35.76円/kWh
  • 午前1時~午前6時:27.86円/kWh
解約金0円
対応エリア
  • 北海道電力
  • 東北電力
  • 東京電力
  • 中部電力
  • 北陸電力
  • 関西電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 九州電力
運営会社出光興産株式会社

出典:idemitsuでんき

コスモでんき

コスモでんき(オール電化)

おすすめポイント
  • 基本プランでは、電力使用量に応じた割引を受けられる
  • 基本料金・電力量料金は今までと変わらないため、電気代を抑えやすい
  • 全国に対応しているため、地域に関係なく契約できる
  • 4プラン比較シミュレーションができる
  • 手続が非常に簡単

コスモでんきは、複数のプランの中から最適なものを選び、電気代を節約できる新電力会社です。

4つのプラン(スタンダード・ポイントプラス・セレクト・グリーン)の適したものから、オール電化向けのメニューを選べます。

 地域の電力会社のオール電化プランと基本料金・電力量料金は同じですが、プラン毎に用意されている特典を使えるため、お得に切り替えできます。

基本的なプランである「スタンダード」の場合、地域の電力会社の基本料金・電力量料金から、使用量に応じて割引を受けられるためおすすめです。

例えば、東京電力エリアで契約アンペアが30Aの場合、月間使用量が600kWh以上のときの割引額は720円です。年間にすると割引額の総額は8,640円にもなります。

コスモでんきは全国に対応しているため電気代を節約しやすいです。
基本料金(税込)885.72円(30A)
※東京電力エリア
オール電化向けの
電力量料金(税込)
  • 午前6時~翌日午前1時:35.96円/kWh
  • 午前1時~午前6時:28.06円/kWh
解約金なし
対応エリア
  • 北海道電力エリア
  • 東北電力エリア
  • 東京電力エリア
  • 北陸電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 四国電力エリア
  • 九州電力エリア
運営会社コスモ石油マーケティング株式会社

出典:コスモでんき公式サイト

オール電化向け電力会社の選び方3つ

オール電化向け電力会社の選び方
  1. 提供エリアで選ぶ
  2. 料金プランで選ぶ
  3. 料金の支払方法で選ぶ

1. 提供エリアで選ぶ

オール電化向け電力会社の選び方

新電力を選ぶ際は、まず提供エリアを確認しましょう。魅力的な電力プランであり、大幅な電気代の節約に繋がる場合でも、提供エリア外であれば契約できません。

 全国展開している新電力もありますが、地域限定で電力を供給している会社もあるため注意が必要です。

また、同じ新電力でも地域によって電気料金が変わるケースも多いです。そのため、自分が暮らしているエリアの対応有無と料金を確認しましょう。

2. 料金プランで選ぶ

オール電化向け電力会社の選び方

新電力によってプランや電気料金は異なります。使用する電力量によって料金が変わるケースがほとんどであるため、自身の使用量を事前に把握しましょう。

基本料金が0円のもの、料金は今までと変わらず使用量に応じて割引を受けられるものなど、さまざまなサービスがあります。

単純に電気料金だけを比較するのではなく、自分の状況に最も適したものを選びましょう。

3. 料金の支払方法で選ぶ

オール電化向け電力会社の選び方

新電力を選ぶ際には、支払方法にも注意しましょう。電力会社によっては、口座振替(自動引き落とし)に対応していないケースがあります。

 クレジットカード支払いに限定されている場合も多いです。そのため、クレジットカードを持っていない人の場合、魅力的なプランの電力会社でも契約できません。

クレジットカードによってポイントの貯まりやすさも変わります。カードと提携しているなど関連性が高い新電力の場合、ポイント還元率が高くなるものがあります。

オール電化と一般電気料金プランの違いとは?

オール電化の電気代

オール電化とは、住宅のエネルギー源が全て電気である形態のことです。通常の住宅の場合、調理・給湯面ではガスを利用します。

しかし、オール電化の場合は全て電気であるため、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターが使われており、お湯も電気を使って温めています。

エコキュートなどの電気温水器が使われており、夜間に水を沸かして日中に使えるケースがほとんどです。

 これは、オール電化の料金プランは一般電気料金プランと違い、時間帯によって電力量料金が異なるためです。

オール電化の場合、日中の電気代は高く、夜間は安く設定されています。給湯機は電気代が安い時間帯に稼働するため、ガスよりも光熱費を抑えやすいです。

ただし、電気を使う時間帯によっては料金が高くなる場合もあるため注意が必要です。また、契約する電力会社によってオール電化プランの料金も異なるため、比較して最適なものを選びましょう。

オール電化にする5つのメリット

オール電化にするメリット
  1. 夜間の電気料金が安い
  2. 安全に使用できる
  3. 休日の使用分がお得になる料金プランが用意されている場合がある
  4. 災害時の復旧が早い
  5. 電力消費削減に貢献できる

1.夜間の電気料金が安い

オール電化にする5つのメリット

オール電化の料金プランでは、夜間の電気料金が安くなるように設定されているため、電気の使い方によっては光熱費の節約に繋がります。

例えば、日中は仕事などで外出しており、帰ってきてから電気を使う人の場合、夜間の電気代が安いため光熱費を抑えやすいです。

ただし、電力会社や電力プランによって、安くなる時間帯や単価は変わるため注意しましょう。

2.安全に使用できる

オール電化にする5つのメリット

オール電化の住宅は安全性が高いことも大きな魅力の1つです。オール電化の住宅の場合、ガスを使用せずにキッチンや暖房を使用します。

 例えば、ガスコンロの場合は直接火を扱いますが、オール電化ではIHクッキングヒーターを使用するため、火災のリスクを軽減できます。

他にも、ガス漏れ・ガス爆発などの危険性も避けられるでしょう。留守を子供だけに任せる機会の多い、共働き世帯やひとり親世帯にもおすすめできます。

3.休日の使用分がお得になる料金プランが用意されている場合がある

オール電化にする5つのメリット

新電力の中には、休日の使用分がお得になる料金プランが用意されている場合があります。

 もともとオール電化向けのプランは、電力使用量が多くなる時間帯の電気代がお得になるように設定されています。

普段から自宅にいる時間である平日の夜間や休日の電気代を低くし、お得に使える新電力があるため、電気代を節約しやすいです。

4.災害時の復旧が早い

オール電化にする5つのメリット

さまざまなライフラインの中でも、電気は比較的復旧が早いです。電気とガスを利用している場合だと、お湯が出なかったり満足に調理できなかったりします。

 その点、オール電化の場合は電気が使えるようになることで、調理・給湯面もクリアになるでしょう。

災害の種類によりますが、地震の場合だとガスが漏れている可能性が考えられます。また、都市ガスは透明であるため目視できません。

そのため、安全確認から復旧までに時間がかかります。オール電化は浸水被害や機器が故障していない限り利用できます。

他にも、エコキュートなどの電気温水器に貯めている水を一時的な生活用水として使える点もメリットです。

5.電力消費削減に貢献できる

オール電化にする5つのメリット

オール電化の住宅は電力消費削減に貢献できる可能性があります。例えば、オール電化の場合は太陽光で発電した電力も利用できます。

 他にも、ガスコンロを使用しないため熱気による室温上昇を抑えられ、空調などの電力消費を抑えやすいです。

さらに、新電力ではクリーンエネルギーと呼ばれる再生可能エネルギーを利用している会社が増えています。

オール電化の住宅にすることで、再生可能エネルギーの利用を促進し環境問題に貢献できるでしょう。

オール電化にする3つのデメリット

オール電化にするデメリット
  1. 昼間の電気代は割高となる
  2. 初期費用がかかる
  3. 居住地により選択肢が限られる

1.昼間の電気代は割高となる

オール電化にする3つのデメリット

オール電化の料金プランは、夜間の電気代が安い分、昼間の電気代は割高に設定されています。そのため、平日の日中を自宅で過ごす機会が多い場合、電気代が高くなるケースがあります。

また、夜間に稼働する電気温水器や蓄熱暖房機などに関する電気代は安くなりますが、他の家電に関しては利用する時間帯に注意しなければなりません。

例えば、気温が高くなりやすい夏の日中に自宅で過ごす場合、エアコンの電気代は高くなりやすいです。

2.初期費用がかかる

オール電化にする3つのデメリット

今の住宅をオール電化にしようとすると、機器や工事などで大きな費用が発生します。実際に、エコキュート本体の価格は20万円~40万円ほどが相場です。

 本体費用だけでなく、取り付け工事や接続などの電気工事、既存の湯沸かし器などの撤去・処分の費用がかかります。

オール電化の住宅に引っ越すのではなく、自宅をリフォームする場合には初期費用が高額になる点に注意しましょう。

3.居住地により選択肢が限られる

オール電化にする3つのデメリット

オール電化は電力に一本化することで便利になりますが、地域によって差を感じるケースがあります。

エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かしますが、寒冷地だと気温が低いため熱効率が低くなります。

 エコキュートのモデルによっては、一定の気温以下になると使用できなくなるものもあるため、オール電化の利用に制限を感じるでしょう。

ガスを利用した暖房機器の方が素早く暖まる点も、寒冷地ならではのオール電化のデメリットです。

よくある質問

オール電化は後悔する?やめとけと言われる理由は?
オール電化は電気代の節約を実感できる一方、停電した場合全ての電気機器が使えなくなるなどの後悔ポイントがあります。

導入には初期費用が大きくかかってしまうので、家計の負担になってしまう可能性もあるでしょう。

しかし、電気のみにまとめることによってガス代がかからなくなるので、光熱費を安く抑える効果が見込めます。
オール電化の電気代は高い?
オール電化は基本料金を電気に一本化できるため電気ガスを併用する場合と比べて割安であり、光熱費の節約につなげられます。

ただし、ライフスタイルによっては電気代が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

オール電化のメリットを最大限に引き出すためにも、電気料金プランを見直す、電気の使い方を工夫するなどがおすすめです。
オール電化のエコキュートとは?
エコキュートとは、空気中の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ技術を採用した電気式の給湯器のことを言います。

通常の電気温水器や都市ガスを使った給湯器と比較すると、光熱費を節約することが可能です。

給湯ユニットは保温性に優れており、災害時にタンクに溜まったお湯を使用できる点も魅力です。
オール電化のおすすめプランは?
CDエナジーダイレクトのオール電化向けプランである「スマートでんき」がおすすめです。

夜間の単価が安く日中が高くなるように設定されているので、電気代を安く抑えられる点が魅力です。

さらに電気料金100円につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントは他社ポイントや商品券に交換することもできます。
料金連動ポイントについての注釈
ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。また、セット割引の適用を受ける場合は、割引後の料金から算定。
オール電化にはどのようなデメリットがある?
オール電化のデメリットとしては、日中の電気代は割高になる場合がある、設置の初期コストが高額などが挙げられます。

さらに電気がなければ稼働しないので、停電が起きた際にはあらゆる設備が機能しなくなる点もデメリットでしょう。

電気代を安く抑えるためにも、安い夜間電力を活用する、電気料金プランを見直すなどの方法がおすすめです。
オール電化の電気代は昼間家にいると高い?
一般的にオール電化プランは夜間に電気を使うとお得ですが、昼間に使うと割高になるように設定されています。

ただし、必ずしも昼間家にいるからといって、必ず電気代が高くなるとは限りません。

消費電力が大きい家電を夜に使う、ライフスタイルに合う電力会社を選ぶなどすることで、電気代を抑えられるでしょう。
オール電化はエコキュートなしでも使える?
エコキュートなしでもオール電化を使うことはできますが、エコキュートは電気温水器よりも電気代が抑えらます。

そのため、せっかくオール電化にしてもエコキュートを使わないことで、電気代節約の恩恵を受けにくい可能性が高いです。

さらにエコキュートは省エネ設備であるため補助金を利用できる場合もあり、導入する家庭が多いです。

まとめ

この記事では、オール電化のメリット・デメリットについて解説しました。オール電化にすると夜間の電力単価が低くなるため、工夫次第では電気代を大幅に節約できます。

また、火災やガス漏れなどのリスクを軽減できるため安全性が高い点も、オール電化の魅力の1つです。ただし、日中の単価は割高になるため、電気代が上がるケースもあります。

そのため、電気の使い方や消費電力を把握しておきましょう。各電力会社には切り替え後の電気代を比較できるシミュレーションツールが用意されています。

自身の状況に最適な電力会社に乗り換えて、電気代を下げてみてください。
この記事の監修者
江田健二

江田 健二
RAUL株式会社 代表取締役

富山県砺波市出身

「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆・講演活動などを行う。

大学卒業後、アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカー等のプロジェクトに参画。

その後、RAUL株式会社を設立。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施している。

執筆者
執筆者e-暮らし編集部

暮らしを豊かにする知識を届けるメディア『e-暮らし』は、株式会社ゼロアクセルが執筆・編集を行っています。ユーザーの皆様にとって有益な情報をお届けできるよう、中立的で信頼性のあるコンテンツ制作ができる体制をとり、日々コンテンツの質の向上に努めています。詳しくはコンテンツポリシーをご覧ください。

各新電力会社・サービスの採点基準・ランキング根拠

『e-暮らし』で紹介している新電力会社の情報は、

  • 公式サイト(新電力会社)による正確な掲載情報
  • リサーチ機関を通し募集した口コミの調査結果
  • 経済産業省 資源エネルギー庁などの行政機関による情報ランキング根拠について

など根拠に、客観的な数値やデータを用いてコンテンツを作成・執筆しております。

e-暮らし編集部では本記事の制作にあたって、オール電化プランのある新電力サービス4社をリサーチしました。今回の検証では、次の5項目を比較しています。

当サイトおすすめ新電力会社の採点項目
  1. 基本料金の安さ(30A)
  2. ナイトタイムの料金
  3. デイタイムの料金
  4. 対応エリア
  5. サービス内容
本記事で比較した新電力会社とプラン一覧

詳しい内容はe-暮らし 新電力会社比較基準とランキング根拠についてをご参照ください。

1基本料金の安さ(30A)

電力会社を乗り換える際、料金の安さは多くの人が気になるポイントでしょう。電気料金が安ければ、毎月の固定費削減に役立ちます。

ここでは、各新電力会社の基本プラン情報を確認し、東京電力エリアで30Aの契約時にかかる「基本料金」を基準に、価格の安いサービスを高く評価するよう採点しました。
獲得ポイントと条件
  • 0円:20点
  • 〜860円(税込)未満:15点
  • 860円(税込)〜890円(税込)未満:10点
  • 890円(税込)〜920円(税込)未満:5点
  • 920円(税込)以上:0点 

2ナイトタイムの料金

 エコキュートをはじめとする「夜間蓄熱式機器」を利用している場合、深夜帯の料金がより安いほうが電気代を節約できます。

ここでは、各新電力会社のナイトタイムの電力量料金(1kWh)を確認し、深夜1時〜早朝6時までの電力量料金が安いサービスを高く評価するよう、基準を設けて採点しました。

獲得ポイントと条件
  • 18.00円/1Kwh 以下:20点
  • 18.50円/1Kwh 以下:15点
  • 19.00円/1Kwh 以下:10点
  • 19.50円/1Kwh 以下:5点
  • 19.50円/1Kwh 超:0点 

3デイタイムの料金

日中も在宅しているなら、デイタイムの電気量料金がより安いほうが電気代を抑えられます。また、冷蔵庫のように日中も稼働している家電もあるため、デイタイムの料金の安さもチェックしておきましょう。

ここでは、各新電力会社のデイタイムの電力量料金(1kWh)を確認し、早朝6時〜翌日深夜1時までの電力量料金が安いサービスを高く評価するよう、基準を設けて採点しました。

獲得ポイントと条件
  • 25.30円/1Kwh 以下:20点
  • 25.80円/1Kwh 以下:15点
  • 26.00円/1Kwh 以下:10点
  • 26.50円/1Kwh 以下:5点
  • 26.50円/1Kwh 超:0点 

4対応エリア

対応エリアが広い新電力会社なら、移住や転勤などで引っ越すことになっても同じ新電力会社でサービスを使い続けられます。

ここでは、各新電力会社の公式情報を確認し、対応エリアの広いサービスを高く評価するよう基準を設け、採点しました。

なお、エリアの種類は地域電力会社の管轄エリア(全10エリア)でカウントしています。

エリア一覧
  • 東京電力
  • 関西電力
  • 中部電力
  • 東北電力
  • 九州電力
  • 中国電力
  • 四国電力
  • 北海道電力
  • 北陸電力
  • 沖縄電力
獲得ポイントと条件
  • 9エリア以上:20点
  • 7エリア以上:15点
  • 5エリア以上:10点
  • 1エリア以上:5点
  • 特定の都道府県のみ:0点 

5サービス内容

新電力会社を選ぶなら、安さだけでなくサービス内容も確認しておく必要があります。

ここでは、より便利に、よりお得な電力会社を選べるよう、4つの項目をピックアップし、各新電力会社が対応しているサービス内容を加点式で採点しました。

獲得ポイントと条件
  • ポイント・特典あり:+5点
  • 種類以上の支払い方法あり:+5点
  • ガス・スマホなどとのセット割あり:+5点
  • かけつけサービスを含む独自サービスあり:+5点
  • 特になし:0点 
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