iPhone 8価格比較(2019年9月版)。Apple・ドコモ(9月限定)・ソフトバンクで値下げを実施
この記事より新しい2020年4月版の価格比較記事を公開しました。
2017年9月22日に発売したiPhone 8。2019年9月20日に発売のiPhone11、iPhone11Pro、iPhone ProMaxは高額な商品だったりもするため、iPhone 8もまだまだスマホ選びの選択肢に入っているのではないでしょうか?
最近のiPhone8に関する話題としては、8月はソフトバンクがiPhone8のサイレント値下げを実施しましたが、9月にさらに値下げを実施しました。さらに本家のAppleのSIMフリー版についてもiPhone11発表のタイミングでiPhone8の販売価格の値下げを実施しました。(ドコモも9月末までの期間限定で値下げ中)
今回は、2019年9月現在のiPhone 8のSIMフリー版と3大キャリアとの価格比較行ってみました。購入額をより安価に抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone 8が紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は3タイプ。カラーは3種類
iPhone 8は64GB・128GB・256GBの3タイプがあり、端末のカラーはシルバー・スペースグレイ・ゴールドの3種類用意されています。
AppleのiPhone11の発売発表と同時にAppleのSIMフリー版については256GBモデルの販売を終了し、代わりに128GBモデルの販売を開始しました。
ディスプレイのサイズは4.7インチで最新のiPhone11の6.1インチと比べるとベゼル(縁)があったり、液晶画面のサイズは1.4インチとかなり小さくなっています(端末自体の大きさは高さ・幅それぞれで約5mmの差がある程度です)。チップが二つ前のバージョンのA11チップだったり最新のiPhone11と比べれば劣る点もあるものの、まだまだ高性能の現役の機種ではあります。
少なくとも世間で販売されている格安スマホやミドルクラスのスマホ機種と比較すれば、最新の機種でも性能は遥かにiPhone8の方が良いです。
その他の特徴
iPhone 8は、最新のiPhone11と比べると以下の点が違っています。
iPhone11との違い(主なもの)
- ディスプレイサイズ:4.7インチ
(iPhone11は6.1インチで1.4インチの差があります) - チップ:A11 Bionicチップで二世代前のチップを搭載しています
(iPhone11はA13 Bionicチップ) - 認証方法:Touch IDでの認証
(iPhone11はFace IDによる認証) - 耐水性:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone11はさらに1メートル深いIP68等級) - カメラ:デュアルカメラではない
(iPhone11はデュアルカメラ搭載。※トリプルカメラはiPhone11ProとiPhone11ProMax) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大13時間(iPhone11より4時間短い)、オーディオ再生も最大40時間(iPhone11より25時間短い)
価格比較
iPhone 8の価格は以下の通りになっています。ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアの販売価格は割引を適用していない定価の価格です。参考値で中古販売の価格も載せています(発売してから2年以上経過しているので、中古端末の状態があまり良くない(傷や経年劣化などがある)といった査定で価格が安いものが出てきます)。
※価格調査日:2019年9月20日
64GBモデル価格
メーカー・キャリア | 販売価格(税抜) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 52,800円 | – |
ドコモ | 73,800円 | +21,000円 |
ソフトバンク | 74,667円 | +21,867円 |
au | 84,667円 | +31,867円 |
【参考】 中古(SIMフリー) | 43,333円~ ※別途送料が約600円~が必要 |
Appleの値下げ前の価格は67,800円で、今回の値下げで1万5千円の値下げになっています。
ソフトバンクの値下げ前の価格は80,000円で、今回の値下げで約5千円の値下げになっています。
128GBモデル価格
AppleのiPhone11発売発表後、AppleのSIMフリー版でiPhone8Plusの128GBモデルの販売を開始しました。
メーカー・キャリア | 販売価格(税抜) | Appleとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 57,800円 | – |
ソフトバンク | 取扱なし | – |
au | 取扱なし | – |
ドコモ | 取扱なし | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 取扱なし |
256GBモデル価格
AppleのiPhone11発表発表後、AppleのSIMフリー版でiPhone8の256GBモデルの販売が終了に。
メーカー・キャリア | 販売価格(税抜) | ソフトバンクとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 74,667円 | – |
au | 101,556円 | +26,889円 |
ドコモ | 取扱終了 | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 47,037円~ ※別途送料が約600円~が必要 |
ソフトバンクの値下げ前の価格は80,000円で、今回の値下げで約5千円の値下げになっています。
ソフトバンクの端末価格はiPhone8Plusの価格と同一価格での提供になっています。
価格考察
iPhone 8の価格は現在、キャリアによってかなりのばらつきがある状況で、3大キャリアのiPhone8とiPhone11の価格差は性能差の割にはあまり大きくありません。
ただし、9月末まではiPhone8の機種については2019年10月の法改正で最大2万円までの割引という制約がかかる前で、最後の大幅値引きをしていることもあり、iPhone11と比べるとかなり安く端末を手に入れることはできそうです。
ただ、10月以降については、端末の価格差が今の価格の状態のままで推移するようであれば少ないので、10月以降に追加でキャリアがiPhone8を値下げするようなことがないようであれば、iPhone11を選択した方が最終的なコストパフォーマンスを考えると良いかもしれません。
一括支払以外の割賦での支払い方法について、Appleでの購入の場合も24回分割払いで金利0%といった形で携帯キャリアみたいな分割での購入もできます。
3大キャリアと比べ遅くなりがちな通信回線の速度を気にしない方や携帯ショップでのサポートやフォローは特に必要としない方であれば、端末購入はAppleで通信回線は格安SIMとの複合技での購入・契約でも十分候補にできると思います。
中古端末は、現段階ではApple価格より約10,000円程度安い価格設定がされていますが、発売してからそれなりの期間を経過したことで経年劣化を起こし、価格を落としている端末もあるため、新品のAppleのSIMフリーを購入した方がバッテリーの寿命などの観点も入れて考えると良いかもしれません。
auで機種代を安くする方法は?
auは、2019年9月時点ではいくつかの選択肢がありましたが、2019年9月末でほとんどが新規受付申込が終わってしまい、2019年10月以降は、アップグレードプログラムDXを利用する形になってきます。
アップグレードプログラムEX(a)の利用【13カ月目に新しいiPhoneに機種変更する人向け】
アップグレードプログラムEX(a)の新規受付は2019年9月30日で終了します。
24回割賦で機種を購入し、後日の機種変更をする際に、旧機種の回収が必要になりますが、13カ月目以降に新しいiPhoneに機種変更をすると、以降の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり13カ月目に機種変更する場合、24回中12回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、13カ月目以降に機種変更せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、2年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●13ヶ月目に新しいiPhoneに機種変更した場合のiPhone8の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜) | |
---|---|
64GB | 42,333円 |
256GB | 50,778円 |
アップグレードプログラムEX(a)の適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のiPhone(iPhone 8も対象)を割賦契約24回で購入と同時にアップグレードプログラム(a)に申し込み(途中からの加入はできません)
- 「auピタットプラン系」「auフラットプラン系」のプランに加入
※2019年6月から始まった新プラン「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」なども対象 - 次回の機種変更時、旧機種の回収
(故障していたりすると最大で20,000円追加費用が必要になるようです ※故障系のサポートサービスに加入していればもう少し追加費用は下がります) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくはau公式:アップグレードプログラムEX/EX(a)
アップグレードプログラムEXの利用【25カ月目に新機種に機種変更する人向け】
アップグレードプログラムEXの新規受付は2019年9月30日で終了します。
こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日の機種変更をする際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降に機種変更をすると、以降の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり25カ月目に機種変更する場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25カ月目以降に機種変更せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、またアップグレードプログラムEXは月額390円のプログラム費用が必要になるため、4年継続してしまうとプログラム料分(390円×24カ月(現在は25カ月目以降はプログラム費用はかからない)=9,360円(不課税))損する結果になります。
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
※プログラムを使用しないで、次の機種に機種変更した場合は支払ったプログラム料分、WALLETポイント(法人契約の場合はauポイント)に充当される救済措置はあるようです。
●25カ月目に新機種に機種変更した場合のiPhone8の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GB | 42,333円+9,360円 =51,693円 |
256GB | 50,778円+9,360円 = 60,138円 |
アップグレードプログラムEXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone 8も対象)を割賦契約48回で購入と同時にアップグレードプログラムに申し込み(途中からの加入はできません)
- 「auピタットプラン系」「auフラットプラン系」のプランに加入
※2019年6月から始まった新プラン「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」なども対象 - 次回の機種変更時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくはau公式:アップグレードプログラムEX/EX(a)
毎月割の利用【「auピタットプラン」「auフラットプラン」などを使用しない人向け】
毎月割の新規受付は2019年9月30日で終了します。
auの従来型の料金プラン(「データ定額2/3/5/8/10/13/20/30」または「LTEフラット」)で契約する人には、毎月割の割引サービスが適用できます。
このサービスを適用し2年間契約を継続した場合、最大68,111円分(MNPだった場合)または59,333円分(新規契約・機種変更だった場合)の割引が適用される(毎月の利用料から税込で3,065円(or 2,670円)×24回の割引)ため、実質的には以下の端末価格になる計算になります。
●実質的な機種代(税抜)
MNPでの契約 | 新規契約・機種変更での契約 | |
---|---|---|
64GB | 16,555円 | 25,333円 |
256GB | 33,444円 | 42,222円 |
ただし、途中解約してしまうと以降の割引は無くなるため、支払金額は上記よりも高くなる形になります。
毎月割の適用条件としては以下の条件を満たす必要があります。
- iPhone購入と同時に「データ定額2/3/5/8/10/13/20/30」または「LTEフラット」に申し込む
※これらのプランは2019年8月31日で新規受付が終了します。
毎月割は最近auが推している「auピタットプラン系」や「auフラットプラン系」のプランでは選択できない割引サービスのため、注意が必要です。
毎月割の条件について詳しくはau公式:毎月割|料金・割引
iPhone MNP au購入サポートの利用【MNPでauにする人向け】
iPhone MNP au購入サポートの新規受付は2019年9月30日で終了します。
auにMNPでiPhone 8を購入する場合には、iPhone MNP au購入サポートの利用が可能です。
かつてのドコモの「端末購入サポート」と似たようなサービスで、機種の購入代金の一部が割引になります。このサービスを適用すると10,800円(税込)の端末代が割引(iPhone8の場合)されます。
ただし、13カ月未満で解約した場合には最大10,000円(月が経過する毎に減額され、12カ月目は5,380円となり、13カ月以降の解除料は発生しません)の解除料が発生します。
iPhone MNP au購入サポートを適用し、アップグレードプログラムEX・アップグレードプログラムEX(a)を適用させると以下のような価格になってきます。(非常に分かりづらいですね・・・)
●iPhone MNP au購入サポートが適用できた場合のiPhone8の端末価格
端末価格(税抜) | |
---|---|
64GB | 74,667円 (定価:84,667円 - 割引:10,000円) |
256GB | 91,556円 (定価:101,556円 - 割引:10,000円) |
上記の端末価格を24分割(もしくは48分割)して、各アップグレードプログラムを適用する形になります。
●13カ月目に新しいiPhoneに機種変更する場合のiPhone8の実質的な機種代金
(アップグレードプログラムEX(a)とiPhone MNP au購入サポートを適用の場合)
実質的な機種代 (税抜) | Appleとの 価格差 | |
---|---|---|
64GB | 37,333円 ※74,667円を24分割し、12回分支払う (税込3,360円×12回) | -30,467円 |
256GB | 45,778円 ※91,556円を24分割し、12回分支払う (税込4,120円×12回) | Appleでは 販売終了 |
●25カ月目に新機種に機種変更する場合のiPhone8の実質的な機種代金
(アップグレードプログラムEXとiPhone MNP au購入サポートを適用の場合)
実質的な機種代(税抜) +プログラム料(不課税) | Appleとの 価格差 | |
---|---|---|
64GB | 37,333円+9,360円 =46,693円 ※74,667円を48分割し、24回分支払う (税込1,680円×24回) | -21,107円 |
256GB | 45,778円+9,360円 =55,138円 ※91,556円を48分割し、24回分支払う (税込2,060円×24回) | Appleでは 販売終了 |
ただし、途中解約したり、上記の期間以上に同じ携帯を使用し続けると支払金額は上記よりも高くなる形になるので注意が必要です。
iPhone MNP au購入サポートの適用条件としては以下の条件を満たす必要があります。
- MNPでの乗り換え
- 対象のiPhone(iPhone 8も含む)を「iPhone MNP au購入サポート」でご購入と同時に「auピタットプラン系」や「auフラットプラン系」のプランに加入
※2019年6月から始まった新プラン「新auピタットプラン」「auフラットプラン7プラス」なども対象 - 「2年契約」「2年契約(自動更新なし)」「スマイルハート割引」いずれかにご加入
毎月割についてはiPhone MNP au購入サポートとの併用はできません。
iPhone MNP au購入サポートの条件について詳しくは
au公式:iPhone MNP au購入サポート
アップグレードプログラムDXの利用【2019年10月以降は】
2019年10月から法改正のルールをクリアした新割引が2019年10月から開始します。
この「アップグレードプログラムDX(ディーエックス)」は2019年9月まで行われていた「アップグレードプログラムEX」とかなり似ていますが、48回の割賦契約で機種を購入し、後日、auの機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降にauで機種購入をすると、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり25カ月目にauで機種購入する場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
アップグレードプログラムEXとの違いは、auの回線を利用しているかどうかは問わない点があります。アップグレードプログラムEXは機種変更(au回線利用)が必要でしたが、アップグレードプログラムDXはauでの機種購入(au回線利用については関知しない)という点が異なります。
※auの回線契約は必要ないものの、auで購入する端末にはauのSIMロックがかかっているため、ドコモやソフトバンク系の回線を利用している人の場合には、SIMロックを購入してから101日以降でauショップでSIMロック解除の手続きをしないと使用できないので、実質的にはauとau回線を利用するMVNO人だけに恩恵がある割引ではあります。
ただし、25カ月目以降に次の機種購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、またアップグレードプログラムDXは(EXの時と同じように)月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム料が総支払額が免除される分割支払金/割賦金の残額を上回った場合、差額をau WALLETポイントで還元されます。(つまり、免除額が9,360円以下になってしまう場合には、au WALLETポイントで差額返金されるということです)
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●25カ月目に新機種をauで購入した場合のiPhone8の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GB | 42,333円+9,360円 =51,693円 |
256GB | 50,778円+9,360円 = 60,138円 |
アップグレードプログラムDXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone 8も対象)を割賦契約48回で購入と同時にアップグレードプログラムに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をauで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくは
au公式:スマホの機種代金が最大半額になる「アップグレードプログラムDX」提供開始
↓auのiPhone8が欲しくなった人は
ドコモで機種代を安くする方法は?
ドコモには、かつては月々サポートやdocomo withや端末購入サポートといった端末代金の負担を軽減する割引サービスがありました。ただ、2019年6月から始まった分離プラン「ギガホ」「ギガライト」の新プラン登場に伴い、これらの割引サービスは使えなくなりました。
現在は、「スマホおかえしプログラム」という割引サービスを利用します。
スマホおかえしプログラムの利用
36回割賦で機種を購入し、後日のドコモに機種を返却することで返却翌月以降の端末支払い残金が免除(最大12ヶ月分)されます。つまり25カ月目に機種変更する場合、36回中24回分の支払いのみで済む形になります。
auやソフトバンクの同様の割引サービスと比べると免除金額が最大で3分の1と少ない点で劣っているものの、端末の返却が条件で次の機種を購入する必要が無い点は優れている特徴があります。
(au、ソフトバンクは最大で半額免除(プログラム料分は除く)。適用には次の機種をキャリアから購入することが必要)
ただし、25カ月目以降に返却(機種変更)せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、3年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、返却することで端末は回収されてしまうため、機種変更をする際に下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●25ヶ月目までに端末返却した場合のiPhone8の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜) | |
---|---|
64GB | 49,200円 |
256GB | 66,000円 |
スマホおかえしプログラムの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定(iPhone8は対象)されていて、一括払いは割引対象に含まれなくなる点は注意が必要 - スマホをドコモに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない
※返却の受付開始は2019年8月下旬から - 返却時のドコモの査定で故障端末と判定された場合には最大で20,000円追加費用が必要
※ケータイ補償サービスまたは補償サービス for iPhone & iPadに加入していれば2,000円に追加費用が下がります
2019年9月末までは端末購入割引も利用可能
2019年9月14日から2019年9月30日までの期間中であれば、「端末購入割引」の割引を適用することができます。これは、通常の端末価格から直接割引をするものでiPhone8 64GBモデルであれば、税込で13,608円の割引が付きます。
●端末購入割引適用時のiPhone8の実質的な機種代金(税抜)
実質的な機種代金 | |
---|---|
64GBモデル | 61,200円 (73,800円-12,600円) |
スマホおかえしプログラムとの併用もできます。
たとえば25ヶ月目に(次の機種に変え)端末を返却した場合、通常価格で購入しスマホおかえしプログラムを利用するより8,400円(税抜)端末代が実質安くなります。(端末購入割引の割引分の12,600円安くならないのは端末購入割引の割引後の端末代金を36回分割し、そのうちの12回分を免除する計算になるためです)
端末購入割引は特にペナルティとなる要素はない割引ですが、以下の条件に該当する場合は割引自体を受けることができません。
- 過去6か月以内に機種購入手続きがなされている回線
- 過去6か月以内にXiからFOMAへの契約変更がなされている回線
- 過去6か月以内に、持ち込みになった機種でドコモを新規契約されている回線
iPhone8以外もいくつかの機種で端末購入割引が利用できます。詳しくは
ドコモ公式:端末購入割引
↓ドコモのiPhone8が欲しくなった人は
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ソフトバンクで機種代を安くする方法は?
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。代わりにauのアップグレードプログラムDXと似た感じの半額サポートプラスを利用します。
ソフトバンクの半額サポートプラスが先に発表し、auのアップグレードプログラムDXが対抗して追随したこともあり、非常に似た割引になっています。
半額サポートプラスの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり25カ月目に次の機種をソフトバンクで購入した場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25カ月目以降に機種変更せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になります。
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
半額サポートプラスの場合も(auのアップグレードプログラムDXと同じように)ソフトバンクでの機種購入(ソフトバンク回線利用については関知しない)が条件になっています。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックを購入してから101日以降でソフトバンクショップでSIMロック解除の手続きをしないと使用できないので、実質的にはソフトバンクと(ワイモバイルを除く)ソフトバンク回線を利用するMVNO人だけに恩恵がある割引ではあります。
ただし、25カ月目以降に次の機種購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、また半額サポートプラスは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人の方)、Tポイント(法人の方)で還元されます。
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhone8の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
64GB | 37,333円+9,360円 =46,693円 |
256GB | 37,333円+9,360円 = 46,693円 |
半額サポートプラスの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone 8も対象)を割賦契約48回で購入と同時に半額サポートプラスに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
↓ソフトバンクのiPhone8が欲しくなった人は
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
まとめ
iPhone 8自体の端末価格はAppleのSIMフリーが最も安いものの特に9月中であれば各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
↓他の携帯会社にMNP(乗り換え)したくなった方はこちらの記事がおすすめです。この記事を書いた人
- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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