iPhone7価格比較(2020年2月版)。現在のキャリア販売の端末価格は?
この記事より新しいiPhone7の価格比較記事を公開しました。
2020年10月の消費税増税や改正電気通信事業法改正の影響で、新プランや割引サービスなど携帯・スマホ業界が激変していますが、傾向としては端末代は全体的に高くなる傾向にあります。そうなると少しでも端末代を抑えて購入したいという人にとってはiPhone7も選択肢の一つに入っているのではないでしょうか?
今回は、2020年2月現在のiPhone7のドコモ、au、ワイモバイル、UQモバイルとの価格比較を行ってみました。購入額をより安く抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone7が紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は2タイプ。カラーは4種類
iPhone7は32GB・128GBの2タイプがあり、端末のカラーはブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールドの4種類用意されています。
かつては(PRODUCT)REDのカラーや256GBモデルもありましたが現在は販売終了しています。
ディスプレイのサイズは4.7インチで最新のiPhone11の6.1インチと比べると1.4インチ小さいサイズです(端末自体の大きさも高さで12.6mm、幅で8.6mm小さいサイズです。新型iPhoneの中で最も小型のiPhone11Proよりも小さいです)。端末の頭脳にあたるチップが三つ前のバージョンのA10チップだったり最新のiPhone11と比べると性能差はそれなりにありますが、まだまだ現役で利用できる端末であることは変わりません。
A10 Fusionチップは三世代前ですが、新型iPhone11の発表と同時にあった2019年9月末から発売した10.2インチの新型iPadに搭載されているチップがA10 Fusionチップであったり、まだまだ利用されるチップではあります。
その他の特徴
iPhone7は、最新のiPhone11と比べると以下の点が違っています。
iPhone11との違い(主なもの)
- ディスプレイサイズ:4.7インチ
(iPhone11は6.1インチで1.4インチの差があります。新型で最も小型のiPhone11Proと比べても1.1インチの差があります。) - チップ:A10 Fusionチップで三世代前のチップを搭載しています
(iPhone11はA13 Bionicチップ) - 認証方法:Touch IDでの認証
(iPhone11はFace IDによる認証) - 耐水性:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone11はさらに1メートル深いIP68等級) - カメラ:デュアルカメラではない
(iPhone11はデュアルカメラ搭載。※トリプルカメラはiPhone11ProとiPhone11ProMax) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大13時間(iPhone11より4時間短い)、オーディオ再生は最大40時間(iPhone11より25時間短い)
- 重量:138gで小型な分軽量です。
(iPhone11は194g) - 高速充電に対応していない
(iPhone11は30分で最大50%充電の高速充電対応)
また、ワイモバイル、UQモバイルでiPhone6Sと検討している人もいると思いますので、iPhone6Sからの強化された点について簡単にまとめると以下の内容になります。
iPhone6Sとの違い(主なもの)
- チップ強化:A10 Fusionチップで一世代後のチップを搭載
(iPhone 6SはA9チップ) - 耐水性が付いた:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone 6Sは耐水なし) - フロントカメラ強化:700万画素
(6Sは500万画素) - バッテリーの持ちが違う:インターネット利用(7は最大12時間。6Sは最大10時間)・ビデオ再生(7は最大13時間。6Sは最大11時間)が2時間長く、オーディオ再生が10時間短くなった(7は最大40時間。6Sは最大50時間)
価格比較
iPhone7の価格は以下の通りになっています。各携帯会社の販売価格は割引を適用していない定価の価格です。
参考値で中古販売の価格も載せています(発売してから3年以上経過しているので、中古端末の状態があまり良くない(傷や経年劣化などがある)といった査定で価格が安いものが出てきます)。
※価格調査日:2020年2月25日
32GBモデル価格
iPhone7の32GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | UQモバイルとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
UQモバイル | 33,264円 | – |
ドコモ | 43,560円 | +10,296円 |
ソフトバンク | 44,640円 | +11,376円 |
ワイモバイル | 44,640円 | +11,376円 |
au | 63,360円 | +30,096円 |
【参考】 中古(SIMフリー) | 23,800円~ ※別途送料が550円が必要 |
128GBモデル価格
iPhone7の128GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | UQモバイルとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
UQモバイル | 43,560円 | – |
ワイモバイル | 55,440円 | +11,880円 |
au | 75,600円 | +32,040円 |
ドコモ | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 販売終了 | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 27,800円~ |
価格考察
iPhone7の価格は最新機種のiPhone11よりは安いものの大幅に安いとまでは言わない程度の価格になっています。定価ベースで見るとiPhone7はUQモバイルが一段階突き抜けた感じで端末代が安い状況になっています。
中古端末は、現在かなりの安価で販売されています。ただし、既に3年以上経過したことで経年劣化を起こし、価格を落としている端末もあるため、どの程度の状態まで我慢できるかの検討は必要です。
(特にバッテリー寿命が短くなっている可能性が高い点は注意が必要です。)
ただし、携帯会社の端末と言えば、割引サービスとの併用での実質的な販売価格は安くなりますので、各キャリア毎に割引サービスの内容と適用後の機種代金をご紹介していきます。
ドコモで機種代を安くする方法
かつては、ドコモのiPhone7には「docomo with」の割引が適用できていましたが2019年5月31日で新規申し込み受付が終了してしまいました。
「スマホおかえしプログラム」はあるがiPhone7は対象外
ドコモには2019年6月から始まった「スマホおかえしプログラム」というものがありますが、iPhone7については対象外の機種のため、この割引を受けることができません。
新規契約や他社からのMNPなら「端末購入割引」の適用あり
iPhone7では「スマホおかえしプログラム」はできないものの、ドコモに新規契約や他社からのMNPの場合に利用できる「端末購入割引」が利用できます。この「端末購入割引」は一部の機種が対象で、割引金額も機種により異なりますが、2020年2月時点ではiPhone7はこの端末購入割引の対象で、16,500円の割引を受けることができます。
●「端末購入割引」適用後のiPhone7の実質的な機種代金
※2020年2月25日時点
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
32GB | 43,560円-16,500円 =27,060円 |
3G回線(FOMA含む)から4G回線(Xi)のプランにMNPや契約変更時に利用できる「はじめてスマホ購入サポート(割引額は同額)」との併用はできません。
個人契約の場合はdポイント(期間・用途指定)、法人契約の場合にはドコモポイントで割引金額相当を還元する形で、直接の割引は行いません。
※ポイント還元時にdポイントクラブもしくはドコモビジネスクラブ会員である必要があります。
3G回線から4G回線に変更する場合のみ利用可能な「はじめてスマホ購入サポート」
他社の3G回線やドコモの3G回線(FOMA)からドコモの4G回線(Xi)に変更する場合は、「はじめてスマホ購入サポート」による端末代割引を受けることが可能です。
古いガラケーを利用していた人がドコモの最新スマホに乗り換えるといったケース(数年以内に各社の3G回線サービスが終了するので、今後はこのケースが発生しそう)であれば、このパターンに当てはまります。
この「はじめてスマホ購入サポート」による割引も対象機種が一部の機種で、割引額も対象機種により異なりますが、2020年2月時点、iPhone7の場合は16,500円の端末代割引を受けることができます。
●「はじめてスマホ購入サポート」適用後のiPhone7の実質的な機種代金
※2020年2月25日時点
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
32GB | 43,560円-16,500円 =27,060円 |
新規契約や他社からのMNPの際に利用できる「端末購入割引」との併用はできません。
個人契約の場合はdポイント(期間・用途指定)、法人契約の場合にはドコモポイントで割引金額相当を還元する形で、直接の割引は行いません。
※ポイント還元時にdポイントクラブもしくはドコモビジネスクラブ会員である必要があります。
機種変更でもオンラインショップ限定の「SPECIAL割引」の割引がある
ドコモを利用している人がiPhone7に機種変更をする場合、スマホおかえしプログラムや端末購入割引などの割引は利用できませんが、ドコモオンラインショップでの購入に限り「SPECIAL割引」による割引を受けることが可能です。
「SPECIAL割引」についても一部の機種が対象で、機種により割引額は違いますが、2020年2月時点ではiPhone7の場合、11,000円の割引を「SPECIAL割引」で受けることができます。
●「SPECIAL割引」適用後のiPhone7の実質的な機種代金
※2020年2月25日時点。ドコモオンラインショップでの購入のみ対象。
実質的な機種代(税込) | |
---|---|
32GB | 43,560円-11,000円 =32,560円 |
↓ドコモのiPhone7が欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです
auで機種代を安くする方法
auは2020年2月21日から新しいプログラム「かえトクプログラム」が登場しました。元々あった「アップグレードプログラムNX」は2020年2月20日をもって新規受付を終了しています。
「かえトクプログラム」はあるがiPhone7は対象外
ただし、「かえトクプログラム」は、iPhone7については対象外の機種のため、この割引を受けることができません。
au利用者の機種変更については「初スマホ割(3G/4G LTEケータイ)」による割引あり
auのかえトクプログラムは「かえトクプログラム」の対象外であるものの、現在au回線を利用している人が以下のような形でiPhone7の32GBモデルに機種変更した場合には「初スマホ割(3G)」または「初スマホ割(4G LTEケータイ)」による端末代割引を受けることが可能です。
※iPhone7 128GBモデルは割引なし。
この割引の対象機種は一部の機種に限られ、割引額も対象機種により異なりますが、2020年2月時点、iPhone7 32GBモデルの場合は22,000円または38,500円の端末代割引を受けることができます。
●「初スマホ割(3G/4G LTEケータイ)」適用後のiPhone7の実質的な機種代金(税込)
※2020年2月25日時点
初スマホ割(3G) の場合 | 初スマホ割(4G LTEケータイ) の場合 | |
---|---|---|
32GBモデルの 実質価格 | 63,360円-38,500円 =24,860円 | 63,360円-22,000円 = 41,360円 |
割引対象となる 機種変更対象 | auの3G回線系(auケータイ(3G)/auスマホ(3G)/auスマホ(VoLTE非対応機種))からプラン変更&機種変更で購入した場合 | auケータイ(4G LTE)からプラン変更&機種変更で購入した場合 ※16ヶ月以上利用していること ※auスマホからの機種変更ではない点に注意 |
↓auのiPhone7が欲しくなった人は
ソフトバンクで機種代を安くする方法
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。2020年2月現在はトクするサポートを利用します。
トクするサポートの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。
つまり25ヶ月目に購入したiPhone7を返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhone7の端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。
そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。
また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhone7は返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhone7の実質的な機種代金
※2020年2月25日時点
実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
32GB | 22,320円+9,360円 =31,680円 |
トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone7も対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
↓ソフトバンクのiPhone7が欲しくなった人は
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
UQモバイルで機種代を安くする方法
UQモバイルでは、かつては「マンスリー割」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了してしまいました。そのため、現在は利用できる端末代金を割り引くサービスがありません。
オンラインショップでは割引価格で販売
UQモバイル全店舗共通では端末代金割引がありませんが、UQ mobile オンラインショップでは、現在、新規契約、MNPでの契約の場合に限り、iPhone7を割引価格で購入できるようになっています。
●UQ mobile オンラインショップで販売しているiPhone7の機種代金(税込)
※2020年2月25日時点
新規契約、MNPの場合 | 機種変更の場合 | |
---|---|---|
32GB | 25,344円 | 33,264円 |
128GB | 35,640円 | 43,560円 |
↓UQモバイルのiPhone7が欲しくなった人は
ワイモバイルで機種代を安くする方法
ワイモバイルもかつては「月額割引(バリュースタイル)」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了しています。そのため、現在は利用できる端末代金を割り引くサービスがありません。
オンラインストアでは割引価格で販売
ワイモバイル全店舗共通では端末代金割引がありませんが、ワイモバイルオンラインストアでは、現在、機種変更、新規契約、MNP(ソフトバンクからの番号移行の場合は除く)で、iPhone7を割引価格で購入できるようになっています。
支払いを24回または36回の場合は「分割支払金割引」、一括払いの場合は「端末価格割引」と割引の名称が違いますが、割引額はどちらも同額です。契約形態で割引金額が異なります。
契約形態で割引額が違いますが、端末返却や契約期間などについては特に条件はなさそうです。
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(新規契約・MNPでの契約(ソフトバンクからの番号移行は除く)の場合)
※2020年2月25日時点
割引額(税込) | 割引後の機種代(税込) | |
---|---|---|
32GB | 14,400円引き | 30,240円 |
128GB | 41,040円 |
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(機種変更 の場合)
※2020年2月25日時点
割引額(税込) | 割引後の機種代(税込) | |
---|---|---|
32GB | 7,200円引き | 37,440円 |
128GB | 48,240円 |
↓ワイモバイルのiPhone7が欲しくなった人は
※2019/10/1よりワイモバイルオンラインストアで事務手数料無料キャンペーン実施中です
↓ワイモバイルに新規契約やMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
まとめ
iPhone7のドコモ・au・ソフトバンク・UQモバイル・ワイモバイルの端末価格を比較してみました。定価自体はそれなりに高いものの各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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