iPhone7価格比較(2019年10月版)。3社で値下げを実施。ソフトバンクは販売終了。
この記事より新しいiPhone7の価格比較記事を公開しました。
2019年9月は新型iPhone11、iPhone11Pro、iPhone ProMaxが発売になりました。2019年10月の法改正の影響で、新プランや割引サービスなど携帯・スマホ業界が激変していますが、傾向としては端末代は全体的に高くなる傾向にあります。そうなると少しでも端末代を抑えて購入したいという人にとってはiPhone7も選択肢の一つに入っているのではないでしょうか?
最近のiPhone7に関する話題としては、au、UQモバイル、ワイモバイルで本体価格を値下げし、ソフトバンクについてはiPhone7の販売が終了したようで、公式ページからiPhone7の表示が無くなりました。
今回は、2019年10月現在のiPhone7のドコモ、au、ワイモバイル、UQモバイルとの価格比較を行ってみました。購入額をより安く抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone7が紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は2タイプ。カラーは4種類
iPhone7は32GB・128GBの2タイプがあり、端末のカラーはブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールドの4種類用意されています。
かつては(PRODUCT)REDのカラーや256GBモデルもありましたが現在は販売終了しています。
ディスプレイのサイズは4.7インチで最新のiPhone11の6.1インチと比べると1.4インチ小さいサイズです(端末自体の大きさも高さで12.6mm、幅で8.6mm小さいサイズです。新型iPhoneの中で最も小型のiPhone11Proよりも小さいです)。端末の頭脳にあたるチップが三つ前のバージョンのA10チップだったり最新のiPhone11と比べると性能差はそれなりにありますが、まだまだ現役で利用できる端末であることは変わりません。
A10 Fusionチップは三世代前ですが、新型iPhone11の発表と同時にあった2019年9月末から順次発売になる10.2インチの新型iPadに搭載されているチップがA10 Fusionチップであったり、まだまだ利用されるチップではあります。
その他の特徴
iPhone7は、最新のiPhone11と比べると以下の点が違っています。
iPhone11との違い(主なもの)
- ディスプレイサイズ:4.7インチ
(iPhone11は6.1インチで1.4インチの差があります。新型で最も小型のiPhone11Proと比べても1.1インチの差があります。) - チップ:A10 Fusionチップで三世代前のチップを搭載しています
(iPhone11はA13 Bionicチップ) - 認証方法:Touch IDでの認証
(iPhone11はFace IDによる認証) - 耐水性:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone11はさらに1メートル深いIP68等級) - カメラ:デュアルカメラではない
(iPhone11はデュアルカメラ搭載。※トリプルカメラはiPhone11ProとiPhone11ProMax) - バッテリーの持ち:最大ビデオ再生時間が最大13時間(iPhone11より4時間短い)、オーディオ再生は最大40時間(iPhone11より25時間短い)
- 重量:138gで小型な分軽量です。
(iPhone11は194g) - 高速充電に対応していない
(iPhone11は30分で最大50%充電の高速充電対応)
また、ワイモバイル、UQモバイルでiPhone6Sと検討している人もいると思いますので、iPhone6Sからの強化された点について簡単にまとめると以下の内容になります。
iPhone6Sとの違い(主なもの)
- チップ強化:A10 Fusionチップで一世代後のチップを搭載
(iPhone 6SはA9チップ) - 耐水性が付いた:最大水深1メートルで最大30分間耐えられるIP67等級
(iPhone 6Sは耐水なし) - フロントカメラ強化:700万画素
(6Sは500万画素) - バッテリーの持ちが違う:インターネット利用(7は最大12時間。6Sは最大10時間)・ビデオ再生(7は最大13時間。6Sは最大11時間)が2時間長く、オーディオ再生が10時間短くなった(7は最大40時間。6Sは最大50時間)
価格比較
iPhone7の価格は以下の通りになっています。各携帯会社の販売価格は割引を適用していない定価の価格です。
参考値で中古販売の価格も載せています(発売してから3年以上経過しているので、中古端末の状態があまり良くない(傷や経年劣化などがある)といった査定で価格が安いものが出てきます)。
※価格調査日:2019年10月3日
32GBモデル価格
メーカー・キャリア | 販売価格(税抜) | ドコモとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ドコモ | 39,600円 | – |
UQモバイル | 46,800円 | +7,200円 |
ワイモバイル | 50,000円 | +10,400円 |
au | 57,600円 | +18,000円 |
ソフトバンク | 販売終了 | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 21,636円~ ※別途送料が約600円~が必要 |
auの値下げ前の価格は60,000円で、今回の値下げで約2千円の値下げになっています。
UQモバイルの値下げ前の価格は58,100円で、今回の値下げで約1万1千円の値下げになっています。
ワイモバイルの値下げ前の価格は67,700円で、今回の値下げで約1万8千円の値下げになっています。
128GBモデル価格
メーカー・キャリア | 販売価格(税抜) | UQモバイルとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
UQモバイル | 57,600円 | – |
ワイモバイル | 58,909円 | +1,309円 |
au | 68,727円 | +11,127円 |
ドコモ | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 販売終了 | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 26,182円~ ※別途送料が約600円~が必要 |
auの値下げ前の価格は70,667円で、今回の値下げで約2千円の値下げになっています。
UQモバイルの値下げ前の価格は70,100円で、今回の値下げで約1万3千円の値下げになっています。
ワイモバイルの値下げ前の価格は79,700円で、今回の値下げで約2万1千円の値下げになっています。
価格考察
iPhone7の価格は最新機種のiPhone11よりは安いものの大幅に安いとまでは言わない程度の価格になっています。
中古端末は、現在かなりの安価で販売されています。ただし、既に3年以上経過したことで経年劣化を起こし、価格を落としている端末もあるため、どの程度の状態まで我慢できるかの検討は必要です。
(特にバッテリー寿命が短くなっている可能性が高い点は注意が必要です。)
ただし、携帯会社の端末と言えば、割引サービスとの併用での実質的な販売価格は安くなりますので、各キャリア毎に割引サービスの内容と適用後の機種代金をご紹介していきます。
ドコモで機種代を安くする方法
かつては、ドコモのiPhone7には「docomo with」の割引が適用できていましたが2019年5月31日で新規申し込み受付が終了してしまいました。
「スマホおかえしプログラム」はあるがiPhone7は対象外
ドコモには2019年6月から始まった「スマホおかえしプログラム」というものがありますが、iPhone7については対象外の機種のため、この割引を受けることができません。
ただし、既にドコモのiPhone7については、ほかの携帯会社と異なり、既に端末代金が安く設定されています。(32GBモデルのみの取り扱いですが今回値下げした携帯各社より定価は安い価格が付いています。)
↓ドコモのiPhone7が欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです
auで機種代を安くする方法
auは、2019年9月時点ではいくつかの選択肢がありましたが、2019年9月末でほとんどが新規受付申込が終わってしまい、2019年10月以降はアップグレードプログラムDXを利用します。
アップグレードプログラムDXの利用
この「アップグレードプログラムDX(ディーエックス)」は2019年10月1日より開始したプログラムで、2019年9月まで行われていた「アップグレードプログラムEX」とかなり似ていますが、48回の割賦契約で機種を購入し、後日、auの機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降にauで機種購入をすると、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり25カ月目にauで機種購入する場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
旧アップグレードプログラムEXとの違いは、auの回線を利用しているかどうかは問わない点があります。アップグレードプログラムEXは機種変更(au回線利用)が必要でしたが、アップグレードプログラムDXはauでの機種購入(au回線利用については関知しない)という点が異なります。
auの回線契約は必要ないものの、auで購入する端末にはauのSIMロックがかかっている点には注意が必要です。ドコモやソフトバンク系の回線を利用している人の場合にはSIMロックを解除する必要があり、通常であれば購入してから101日以降でauショップでSIMロック解除の手続きをしないと使用できないものですが、購入した端末の2か月分の割賦代金を預かり金として支払うことを条件で、auショップで即日SIMロック解除の手続きができます。(auショップでのSIMロック解除手続きには別途手数料3,000円も必要です。)
※この条件はauの回線を利用していない場合の条件のため、au回線を利用している場合は、この条件を満たしても購入後100日以内でのSIMロック解除ができません。(違う条件があります)
ただし、25カ月目以降に次の機種購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、またアップグレードプログラムDXは(EXの時と同じように)月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム料が総支払額が免除される分割支払金/割賦金の残額を上回った場合、差額をau WALLETポイントで還元されます。(つまり、免除額が9,360円以下になってしまう場合には、au WALLETポイントで差額返金されるということです)
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●25カ月目に新機種をauで購入した場合のiPhone7の実質的な機種代金
実質的な機種代(税抜)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
32GB | 28,800円+9,360円 =38,160円 |
128GB | 34,364円+9,360円 = 43,724円 |
アップグレードプログラムDXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone7も対象)を割賦契約48回で購入と同時にアップグレードプログラムに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をauで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると最大22,000円(不課税)別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくは
au公式:アップグレードプログラムDX
↓auのiPhone7が欲しくなった人は
UQモバイルで機種代を安くする方法
UQモバイルでは、かつては「マンスリー割」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了してしまいました。そのため、現在は利用できる端末代金を割り引くサービスがありません。
端末代の割引サービスはないけど、定価を値下げし、あとは安い料金プランで勝負といった感じですね。
↓UQモバイルのiPhone7が欲しくなった人は
ワイモバイルで機種代を安くする方法
ワイモバイルもかつては「月額割引(バリュースタイル)」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了しています。
ただし、新規契約・ソフトバンク以外からの携帯会社からのMNP・機種変更をした場合で、端末代金が割引になり、かなり多くの対象者が割引価格で購入することができます。
「分割支払金割引」「端末価格割引」の適用
支払いを24回または36回の場合は「分割支払金割引」、一括払いの場合は「端末価格割引」と割引の名称が違いますが、割引額はどちらも同額です。契約形態で割引金額が異なります。
契約形態で割引額が違いますが、端末返却や契約期間などについては特に条件はなさそうです。
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(新規契約・MNPでの契約(ソフトバンクからの番号移行は除く)・PHSからの機種変更 の場合)
割引額(税抜) | 割引後の機種代(税抜) | |
---|---|---|
32GB | 16,560円引き | 32,531円 |
128GB | 42,350円 |
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(スマホプラン・ケータイプランSSからの機種変更 の場合)
割引額(税抜) | 割引後の機種代(税抜) | |
---|---|---|
32GB | 6,480円引き | 42,611円 |
128GB | 52,429円 |
↓ワイモバイルのiPhone7が欲しくなった人は
※2019/10/1よりワイモバイルオンラインストアで事務手数料無料キャンペーン実施中です
↓ワイモバイルに新規契約やMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
まとめ
iPhone7のドコモ・au・UQモバイル・ワイモバイルの端末価格を比較してみました。定価自体はそれなりに高いものの各携帯会社の割引を上手く活用すれば、安く端末を購入することができるので、購入を検討されている方は求める回線速度やサポート体制なども考慮しつつ、ベストな会社で購入・契約してください。
↓他の携帯会社にMNP(乗り換え)したくなった方はこちらの記事がおすすめです。この記事を書いた人
- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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