auピタットプランとauフラットプランの特徴は?
2019年6月1日よりドコモの新プランに対抗し、auについても「新auピタットプラン」や「auフラットプラン7プラス」などが増え、従来の「auピタットプラン」や「auフラットプラン30」は2019年6月30日で新規受付が終了し、この記事の内容からかなり変わっている点があります。
現在のauピタットプラン系、auフラットプラン系の特徴については、別の記事で解説しています。
auの現在の主力プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」が話題になっています。
「auピタットプラン」は、利用した分だけ料金を支払う5段階の定額プランなので、無駄がないのがポイント。
一方で「auフラットプラン」は、20GB、25GB、30GBの大容量のデータから選ぶことができる完全定額プランです。
そこで今回は、「auピタットプラン」と「auフラットプラン」の特徴、料金、メリット・デメリットをご紹介します。
今までスマホ代が高くて悩んでいる方は、自分に合う新プランへ切り替えて月額料金を節約するチャンスです!
auピタットプランとは
「auピタットプラン」はその月に使ったデータ量に合わせて、5段階に分かれる定額料金です。
スマホを使っていると、「先月はデータをあまり使わなかったけど今月はかなり使った」とそれぞれの月によってデータの利用量にバラつきがある時がありますよね。
完全定額制の料金プランを使うと、データをあまり使わなかった月は無駄に支払ってしまうので勿体無いと言えます。
そんな時に「auピタットプラン」ならば、その月のデータ利用量分だけをピッタリ支払うので、無駄がなくなります。
「auピタットプラン」は月々の使用量にバラつきがある人、あまりスマホを使わない方、毎月のデータ通信量は3GB未満の方に向いています。
いつもスマホ代を無駄に支払っている気がする…と感じるライトユーザーの方は検討してみる価値がありますよ。
auピタットプランに含まれる通話プランは3種類から選べる
auの料金プランは、基本的に通話料とデータ通信料、ネットを利用する際にかかる必須のLTE NETの料金(月300円)、そして機種代の合計です。
↓関連記事:auのスマホ・ケータイ料金のしくみ「auピタットプラン」は、その月に使ったデータ通信の量によって料金が変わるのが特徴で、
データをたくさん使った月は高くなり、あまり使わなかった月は安くなるのです。
そして、「auピタットプラン」は通話料、LTENET、通信料がセットになっているので、料金体系がシンプルになっています。
通話プランは3種類(auピタットプラン)
「auピタットプラン」に含まれる通話プランは3種類の中から選択することができます。
●選べる通話プラン
通話プラン | 内容 |
---|---|
auピタットプラン(カケホ) | 24時間いつでも国内通話し放題 |
auピタットプラン(スーパーカケホ) | 1回5分以内の国内通話し放題 (1回5分以上は30秒につき20円) |
auピタットプラン(シンプル) | 通話時間に応じた従量制 (国内通話の場合、30秒につき20円) |
どの通話プランを選択するかによって、auピタットプランの料金が変わります。
データ容量上限は20GBまで
「auピタットプラン」は20GBまでは速度制限はありませんので、動画やSNSも存分に楽しむことができます。
しかし、データ容量20GBを超えてしまうと速度制限がかかります。
速度制限がかかると、月末までは通信の速度が遅くなり、その月の料金が最大の5段階目の料金(5GB~20GB)となるので注意が必要です。
auピタットプランは使えば使うほど料金が高くなるプランですので、ヘビーユーザーの方には向いていません。
あまりネットを使わないライトユーザーの方、スマホのデータ使用容量に並がある人向きだと言えます。
通話タイプ別料金(auピタットプラン)
「auピタットプラン」は「毎月割」の割引キャンペーンは適用されませんが、元々の通話料と通信量が安くなっています。
ステップに応じたデータ通信料
auピタットプランはデータ通信量に応じて段階的に料金が上がっていきます。
auの公式サイトでは月々1,980円からと大々的にアピールされていますが、「2年契約」と「スマホ応援割」を適用して、機種本体を持ち込んだ場合の最安値となります。
auへの乗り換えの際に新しい端末も購入される場合には、上記の金額に端末代もプラスされるので注意が必要です。
では実際の「auピタットプラン」の通話タイプ別の料金を見ていきましょう。
auピタットプランの通話タイプ別料金
●「auスマートバリュー」「スマホ応援割」「2年契約」など各種割引適用時 ※税抜
月に使用した データ容量 | カケホ ※国内通話は24時間かけ放題 | スーパーカケホ ※5分以内の国内通話は何回もかけ放題 | シンプル ※利用した分だけ通話料金がかかる (30秒20円) |
---|---|---|---|
~1GB | 2,980円 | 1,980円 | 2,980円 |
~2GB | 3,980円 | 2,980円 | 3,480円 |
~3GB | 4,480円 | 3,480円 | 3,980円 |
~5GB | 5,480円 | 4,480円 | 4,980円 |
~20GB | 6,480円 | 5,480円 | 5,980円 |
参考)適用されている割引内訳
- 2年契約:1,500円引き/月(永年)
- スマホ応援割:1,000円引き/月(1年間)
※「シンプル」選択の場合は割引なし。 - auスマートバリュー:2GBまでは500円引き/月、2GB超は1,000円引き/月
※「シンプル」選択で1GB未満の場合は割引なし
●継続利用による料金割引なしの本来の料金※税抜
月に使用した データ容量 | カケホ ※国内通話は24時間かけ放題 | スーパーカケホ ※5分以内の国内通話は何回もかけ放題 | シンプル ※利用した分だけ通話料金がかかる (30秒20円) |
---|---|---|---|
~1GB | 5,980円 | 4,980円 | 4,480円 |
~2GB | 6,980円 | 5,980円 | 5,480円 |
~3GB | 7,980円 | 6,980円 | 6,480円 |
~5GB | 8,980円 | 7,980円 | 7,480円 |
~20GB | 9,980円 | 8,980円 | 8,480円 |
「auピタットプラン」は、通話料とデータ通信量がセットになっているので、プランはカケホ、スーパーカケホ、シンプルの中から選ぶことになります。
格安SIMのように音声通話なしの「データ専用SIM」はありません。
メリット(auピタットプラン)
「auピタットプラン」は、通話料とデータ通信量がセットになっているので分かりやすい料金体系です。
使ったデータ容量に応じて、5段階に変動する段階システムの定額プランです。
そのため、使った分だけを支払えば良いので無駄な支払いを少なくしやすいのが便利なポイント。
「auピタットプラン」の加入者にはスマホ応援割が適用されて1年間は毎月1,000円割引になるのもメリットです。(ただし、通話プランを「シンプル」を選択すると割引の対象外となる点に注意)
ただし、新規契約、機種変更、MNPの適用条件があるので注意しましょう。
デメリット(auピタットプラン)
「auピタットプラン」のデメリットはデータの容量に上限があり、最大20GBまでとなります。
月のデータ使用量が20GBを超えた場合は、速度制限がかかるのはデメリットです。
そのため、「auピタットプラン」はライトユーザー向きのプランと言えますね。
そして、「auピタットプラン」には「毎月割」は適用されないのもデメリットです。
auの従来からあるプランではスマホまたは携帯電話を購入すると、「毎月割」が適用されて、最大2年間は端末代金が割引されます。
端末代の割引率は機種により異なりますが、2年間の契約をすれば、端末代は最大約70%安くなります。
しかし、「auピタットプラン」に加入すると、「毎月割」は適用されないので、月額料金が割高になります。(1~2年周期で機種変更する人には得になる代わりの「アップグレードプログラムEX/EX(a)」というキャンペーンはありますが・・・)
「auピタットプラン」はほかのプラン同様、2年縛りのある「2年契約」で基本的に契約すると思いますので、更新月以外での解約による違約金にも注意が必要です。
契約更新月以外に解約した場合は、契約解除料(違約金)9,500円が発生します。
※各種割引を適用させた状態の毎月の利用料金例なども解説しています。
auフラットプランとは
auのもう一つの主力プラン「auフラットプラン」は大容量のデータ通信を使いたい方向けのプランです。
「auフラットプラン」は大容量データを定額制で利用できるので、たくさんデータ容量を使うけど料金は抑えたい方に最適です。
料金プランは利用する通信容量に合わせて、「20GB」「25GB」「30GB」から選ぶことができます。
2019年5月31日までの期間限定で、25歳以下のauの学割対象者向けに「5GB」のプランも選択できます。
スマホでよく動画を見る方やSNSをメインに利用する方、毎月のデータ通信量が多い方におすすめ。
「auフラットプラン」は、完全定額制なので、たくさん使っても高額な料金になる心配がないのが良いですね。
また、データ容量が余った場合は、翌月にデータ量を繰り越すことができるのも嬉しいポイントです。
通話タイプ別料金(auフラットプラン)
「auフラットプラン」も先程の「auピタットプラン」と同様に通話料、LTE NET、通信量がセットになった定額制です。
通話プランは3種類(auフラットプラン)
「auフラットプラン」に含まれる通話プランも「auピタットプラン」と同様に3種類の中から選択することができます。
●選べる通話プラン
通話プラン | 内容 |
---|---|
auフラットプラン(カケホ) | 24時間いつでも国内通話し放題 |
auフラットプラン(スーパーカケホ) | 1回5分以内の国内通話し放題 (1回5分以上は30秒につき20円) |
auフラットプラン(シンプル) | 通話時間に応じた従量制 (国内通話の場合、30秒につき20円) |
どの通話プランを選択するかによって、auフラットプランの料金が変わります。
通話タイプ別月額料金(auフラットプラン)
「auフラットプラン」の各通話タイプ別の月額料金をまとめると以下のようになります。「auピタットプラン」のように各種割引を適用した状態の料金です。
●通話プランが「スーパーカケホ」(1回5分以内の国内通話無料)の場合 ※税抜
選択プラン | auフラットプラン20 (20GB) | auフラットプラン30 (30GB) | auフラットプラン25 Netflixパック (25GB) |
---|---|---|---|
月額料金 (割引なし) | ¥8,000 | ¥10,000 | ¥9,150 |
スマホ応援割 | -¥1,000 ※1年間 | ||
2年契約 | -¥1,500 | ||
au スマートバリュー | -¥1,000 | ||
全割引適用時 | ¥4,500 | ¥6,500 | ¥5,650 |
●通話プランが「カケホ」(国内通話24時間無料)の場合 ※税抜
選択プラン | auフラットプラン20 (20GB) | auフラットプラン30 (30GB) | auフラットプラン25 Netflixパック (25GB) |
---|---|---|---|
月額料金 (割引なし) | ¥9,000 | ¥11,000 | ¥10,150 |
スマホ応援割 | -¥1,000 ※1年間 | ||
2年契約 | -¥1,500 | ||
au スマートバリュー | -¥1,000 | ||
全割引適用時 | ¥5,500 | ¥7,500 | ¥6,650 |
●通話プランが「シンプル」(国内通話は30秒につき20円)の場合 ※税抜
選択プラン | auフラットプラン20 (20GB) | auフラットプラン30 (30GB) | auフラットプラン25 Netflixパック (25GB) |
---|---|---|---|
月額料金 (割引なし) | ¥7,500 | ¥9,500 | ¥8,650 |
スマホ応援割 | -¥1,000 ※1年間 | ||
2年契約 | -¥1,500 | ||
au スマートバリュー | -¥1,000 | ||
全割引適用時 | ¥4,000 | ¥6,000 | ¥5,150 |
「auフラットプラン」の場合、「スマホ応援割」は1年間月額料金が1,000円引きになる点は「auピタットプラン」と同じですが、通話プランで「シンプル」を選択した場合でも、スマホ応援割の適用対象になる点が違っています。また、「auスマートバリュー」についてもシンプルを含むどの通話タイプでも一律月額1,000円引きになる点が異なっています。
「auフラットプラン」も「auピタットプラン」同様に端末代金がかかると、月額料金が割高になるので注意しましょう。
メリット(auフラットプラン)
「auフラットプラン」は完全定額制でデータを大容量使えることがメリット。
「auフラットプラン」は、データ通信容量20GB〜30GB使えるので通勤通学に動画をたくさん見る方も満足できます。
ネットのヘビーユーザーの方は、毎月のスマホ代が高額請求になりやすいですが、従来プランよりも通信料が安くなるのが嬉しいですね。
デメリット(auフラットプラン)
「auフラットプラン」のデメリットは「auピタットプラン」と同様に「毎月割」の端末代の割引が適用できない点がデメリットです。
auの場合、「auフラットプラン」と「auピタットプラン」以外の従来からあるプランはほとんど毎月割が適用されるため、(特に安い機種の)端末代がかなり安くなります。
しかし、「auフラットプラン」と「auピタットプラン」は毎月割の適用がないため、端末代は自己負担となります。(1~2年周期で機種変更する人には得になる代わりの「アップグレードプログラムEX/EX(a)」というキャンペーンはありますが・・・)
auユーザーの方ですでに毎月割が適用されている方は、「auフラットプラン」または「auピタットプラン」に変更すると端末代がプラスされます。
他にも、auのプランはauウォレットにポイント還元されるマンスリーポイントがありますが、「auフラットプラン」と「auピタットプラン」は対象外です。
↓関連記事:auフラットプラン徹底解説※各種割引を適用させた状態の毎月の利用料金例なども解説しています。
注意しておきたいこと
「auピタットプラン」や「auフラットプラン」をお得に利用するためには条件があり、「2年契約」で契約をする必要があります。(2年契約にしないと月額で1,500円高くなります・・・)
「2年契約」とは、いわゆる2年縛りのことで、auを2年間利用する契約のことです。
更新月に解約しても料金はかかりませんが、2年以内または更新月を過ぎた3年目以降に解約した場合は9,500円の契約解除料(違約金)がかかります。
また、端末の購入と同時にauピタット(フラット)プランに加入した場合、機種の購入がないと他のプランに変更することができない点があり、以降のプラン変更がしづらいため、ピタットにするかフラットにするかの最初のプラン選択はとても重要になってきます。
まとめ
今回は、auの主力プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」の特徴、料金、メリット・デメリットをご紹介しました。
「auピタットプラン」は毎月のデータ使用量にばらつきがあって無駄に支払うことが多い人、ライトユーザーに向いています。
ネットのヘビーユーザーの方で定額制でコスパよく大容量を使いたい方には「auフラットプラン」がおすすめです。
「auフラットプラン」はデータ容量は20G〜30GBまで選ぶことができるのも嬉しいポイント。
どちらも従来のプランよりも分かりやすくリーズナブルなので、検討してみる価値があると言えます。
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- INEST株式会社とLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。
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