ドコモ・au・ソフトバンクの「家族割」徹底比較。何か違いはあるのか?

割引,ドコモ,au,ソフトバンク新みんな家族割(みんな家族割+),みんなドコモ割,家族割プラス

ドコモ・au・ソフトバンクの「家族割」徹底比較

ドコモの「みんなドコモ割」auの「家族割プラス」ソフトバンクの「新みんな家族割」といった各キャリア(携帯会社)、いま主力となっているプランを利用し、家族複数台契約することで月額利用料金を値下げする割引サービスをご存知でしょうか。

家族割の割引名称もどの携帯会社も微妙に似たようなネーミングになっていて、割引内容も同じと思いきや実は一部違う点があります

今回はドコモ・au・ソフトバンクの家族割サービスの違いや適用条件など徹底的に比較・解説していきます。

※今回の内容は家族間の国内通話が無料になる家族割ではなく、月額料金が割引になる家族割サービスについて比較しています。

割引方法のトレンド(3大キャリアの場合)

各キャリアの家族割を比較する前にいまの割引方法のトレンドについて簡単に触れておきます。

ドコモ・au・ソフトバンクの現在の主力プランに対する割引は以下の2つの組み合わせによる割引方法がいまのトレンドになっています。

家のネット回線のセット割は、3大キャリアでは以前から用いられている定番の割引でしたが、さらに家族複数台契約による月額料金割引が加わった感じになっています。

先生

上記の割引のほかにも併用されるキャリア独自の割引はもちろんあります。

ドコモ「みんなドコモ割」

みんなドコモ割
出典:ドコモ(https://www.nttdocomo.co.jp/charge/minna_docomo/)

ドコモの「みんなドコモ割」は、現在のドコモの主力スマホプランである「eximo」に対応し、家族3人以上で利用すると最大1,100円月額料金が安くなります。同居していない家族にも適用でき、3つのキャリアの中では標準的でバランスがとれているタイプです。

主な特徴

  • 家族3人以上で利用すると月額1,100円引き
  • 同居していない家族も対象三親等以内の親族)
  • 最大20回線まで(au・ソフトバンクの2倍の回線数までOK)

割引対象プラン

「みんなドコモ割」は7つのスマホプランで適用できます。

先生

現在、新規受付をしているプランでは、eximoのみ対象となっています。

割引金額

「みんなドコモ割」の割引金額は適用する家族割の人数(回線数)により変わり、2回線で550円引き3回線以上なら1,100円引きされるようになります。

1回線割引なし
2回線毎月550円引き/回線
3回線以上毎月1,100円引き/回線

回線数のカウント対象について

「みんなドコモ割」で直接的に割引される対象は「eximo」などの7つのスマホプランでしたが、回線数のカウントに含まれるプランは7つの対象プラン以外にも様々なプランを選択していても回線カウント数には含まれます。

  • irumo ※0.5GBプランは除く
  • ahamo
  • ケータイプラン
  • カケホーダイプラン(スマホ/タブ)/カケホーダイプラン(スマホ/タブ)【iPhone】/カケホーダイプラン(スマホ/タブ)(SIMフリー)/カケホーダイプラン(ケータイ)
  • カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)/カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)(SIMフリー)/カケホーダイライトプラン(ケータイ)
  • シンプルプラン(スマホ)/シンプルプラン(ケータイ)
  • タイプXi/タイプXiにねん
  • タイプLL/タイプL/タイプM/タイプS/タイプSS
  • タイプシンプル/タイプリミット/タイプビジネス
  • ファミリーワイド/ファミリーワイドリミット
  • リミットプラス/ビジネスプラン
  • FOMAプラン39/FOMAプラン49/FOMAプラン67/FOMAプラン100/FOMAプラン150

※irumo(0.5GBプラン)、2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプランはカウント対象外です。

ファミリー割引グループ
※出典:ドコモ(https://www.nttdocomo.co.jp/charge/minna_docomo/)
上記イメージの事例だと、割引は「eximo」のみですが、家族割の回線数カウント数は「irumo(3GB)」「ahamo」も含まれているため、1,100円引き×1回線分といった形の割引額は3回線以上のときの割引金額が適用されます。

家族定義・適用人数は「ファミリー割引」基準

「みんなドコモ割」でドコモに家族として認定される適用人数の最大回線数や割引に組み込める家族の範囲は元々ドコモにある家族間の国内通話が無料になる「ファミリー割引」の基準で、三親等以内、20回線までとなっています。

ファミリー割引の対象
出典:ドコモ(https://www.nttdocomo.co.jp/charge/family/)
別居の家族もファミリー割引の対象に含まれます。

ファミリー割引に申し込む際の必要な書類
ドコモ公式:ファミリー割引「お申し込み方法」
※「みんなドコモ割」自体は申し込み不要ですが、前提となる「ファミリー割引」には申し込みが必要だったりします。(ややこしい)

ドコモを利用したくなった人は!

ドコモの契約は事務手数料(3,850円)がかからないオンラインショップがオススメです!

↑目次へ戻る

au「家族割プラス」

家族割プラス
出典:au(https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/kazoku-wari-plus/)

auの「家族割プラス」は、2019年6月1日以降に始まったスマホプランから登場した家族割で、現在は「使い放題MAX4G/5G」系や「スマホミニプラン4G/5G」のプランなどに対応し家族3人以上で利用すると最大1,100円月額料金とが安くなる点はドコモと同じですが、(店頭での契約や2019年9月以前にauスマートバリューに加入している場合を除き)同居している家族に限定されている分、ドコモより条件が厳しくなっています

プランによって割引金額・対象人数が異なります

現在、新規申し込み受付をしている使い放題MAX4G/5G系のプランの場合は上記のような割引になりますが、スマホミニプラン4G/5Gの場合は最大550円割引だったり、現在新規申込受付を終了しているデータMAX4G/5G系プランであれば家族4人以上で利用すると最大2,222円割引といった形で利用するプランによって割引内容が変わってきます。

主な特徴

  • ライトユーザー向けスマホプラン(スマホミニプラン)にも適用可能
  • 家族3人以上で利用すると最大月額1,100円引き
    ※使い放題MAX4G/5G系プランの場合
    ※スマホミニプラン4G/5Gや新規申込受付を終了しているプランについては対象人数や割引額が異なります。
  • 同居している家族のみが対象
    ※ただし2019年9月以前に家のネット回線とのセット割のauスマートバリューに加入している回線は別居家族でも対象
    ※au Style/auショップなどの店頭で手続きの場合は住所の異なる家族でも家族割に加入できるキャンペーン実施中です。
  • 最大10回線まで

割引対象プラン

auの「家族割プラス」で現在新規受付可能なプランは以下のスマホプランがあります。

※現在は新規受付が終了しているプランにも「家族割プラス」が適用可能なプランもあります。
(該当プラン:使い放題MAX 5G ALL STARパック、データMAX 5G ALL STARパック、データMAX 5G ドラマ・バラエティパック、データMAX 5G Netflixパック(P)、データMAX 5G Netflixパック、データMAX 5G with Amazonプライム、データMAX 5G、ピタットプラン 5G、データMAX 4G LTE ドラマ・バラエティパック、データMAX 4G LTE Netflixパック、データMAX 4G LTE、ピタットプラン 4G LTE、新auピタットプラン、auデータMAXプラン Netflixパック、auフラットプラン7プラスN、auデータMAXプランPro、新auピタットプラン、auフラットプラン7プラス、auデータMAXプラン)

割引金額

auの「家族割プラス」の割引金額は適用する家族割の人数(回線数)により変わります。

ただし、割引対象のプランによって割引対象人数や割引金額が異なっています。
(現在新規申込受付をしているプランでは以下のような割引内容になっています。)

家族割プラスの割引金額(使い放題MAX5G/4G系プランの場合)

1回線割引なし
2回線毎月550円引き/回線
3回線以上毎月1,100円引き/回線

家族割プラスの割引金額(スマホミニプラン5G/4Gの場合)

1回線割引なし
2回線毎月220円引き/回線
3回線以上毎月550円引き/回線

回線数のカウント対象について

新規申し込みができるプランの中で「家族割プラス」の割引対象は前述で解説したプランですが、回線数のカウントに含まれるプランは以下のプランを選択していても回線カウント数には含まれます。

  • auマネ活プラン 5G ALL STARパック2auマネ活プラン 5G DAZNパックauマネ活プラン 5G ドラマ・バラエティパックauマネ活プラン 5G Netflixパック(P)auマネ活プラン 5G Netflixパック/auマネ活プラン 5G with Amazonプライム/auマネ活プラン 5G/スマホスタートプラン 5G/スマホスタートプランライト 5G
  • auマネ活プラン 4G DAZNパックauマネ活プラン 4G ドラマ・バラエティパックauマネ活プラン 4G Netflixパック(P)auマネ活プラン 4G Netflixパック/auマネ活プラン 4G/スマホスタートプラン 4G/スマホスタートプランライト 4G
  • ピタットプラン 5G(s)/スマホスタートプラン(フラット)5G
  • ピタットプラン 4G LTE(s)/スマホスタートプラン(フラット)4G
  • auピタットプランN(s)/auフラットプラン20Nauフラットプラン25 NetflixパックN
  • auピタットプラン(s)/auフラットプラン20/auフラットプラン25 Netflixパック
    ※2019年9月30日新規受付終了
  • auフラットプラン30
    ※2019年6月30日新規受付終了
  • auフラットプラン5(学割専用)
    ※2019年5月31日新規受付終了
  • VKプラン(N)/VKプランS(N)/VKプランM(N)
  • VKプラン/VKプランS/VKプランM
  • スーパーカケホ(ケータイ)/カケホ(ケータイ)
先生

たとえば「使い放題MAX 5G」と「auマネ活プラン 5G」の2回線で家族割を組むと、割引は1回線のみですが、カウントは2回線分の扱いになるので、毎月の割引は1,100円×1回線と2回線の時の割引単価が適用されます。

auを利用したくなった人は!

au Online Shopならau Online Shop お得割で機種代金が最大22,000円割引に!

↑目次へ戻る

ソフトバンク「新みんな家族割」

新みんな家族割
出典:ソフトバンク(https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/new-minna-kazokuwari/)

ソフトバンクの「新みんな家族割」は、データを多く使う大容量データ定額プラン「メリハリ無制限+」や「ペイトク無制限」などが対象で、ライトユーザー向けの「ミニフィットプラン+」などは割引の適用対象外になり、割引対象プランの範囲がドコモ・auと比べ狭いものの、家族3人以上で利用すると最大1,210円月額料金が安くなるといった形で割引金額が多く(割引額はドコモ・auより多い)同居していない家族や親族でない場合でも同居している場合も適用できる非常に条件が緩く3つのキャリアの中では少し尖った割引になっています。

主な特徴

  • ライトユーザー向けスマホプラン(ミニフィットプラン+、スマホデビュープラン+)には適用できない
    ※ただし、メリハリ無制限+を利用するケータイプランも割引対象に含まれる
  • 家族3人以上で利用すると月額1,210円引き
    ※ただし、現在新規申込受付を終了しているプランで対象となるプランがあり、対象人数や割引額も異なります。
  • 同居していない家族、親族以外でも同居していれば対象(3大キャリアで一番条件がゆるい)
  • 最大10回線まで

割引対象プラン

「新みんな家族割」は8つのプランで適用できます。
※現在新規受付可能な対象プランは4プランです。

  • メリハリ無制限+
    ※厳密には「データプランメリハリ無制限+(メリハリ無制限+のデータプラン名)」
  • ペイトク無制限
    ※厳密には「データプランペイトク無制限(ペイトク無制限のデータプラン名)」
  • ペイトク50
    ※厳密には「データプランペイトク50(ペイトク50のデータプラン名)」
  • ペイトク30
    ※厳密には「データプランペイトク30(ペイトク30のデータプラン名)」
  • メリハリ無制限(現在新規受付終了)
    ※厳密には「データプランメリハリ無制限(メリハリ無制限のデータプラン名)」
  • メリハリプラン(現在新規受付終了)
    ※厳密には「データプランメリハリ(メリハリプランのデータプラン名)」
  • ウルトラギガモンスター+(プラス)(現在新規受付終了)
    ※厳密には「データプラン50GB+ ※2019年9月13日から2020年3月11日までのウルトラギガモンスタープラスのデータプラン名」「データ定額50GBプラス ※2019年9月12日までのウルトラギガモンスタープラスのデータプラン名」が対象
  • ウルトラギガモンスター(現在新規受付終了)
    ※厳密には「データ定額50GB ※ウルトラギガモンスターのデータプラン名」
先生

ドコモやauではライトユーザー向けのスマホ新プランは割引対象でしたが、ソフトバンクについては割引対象外になっています。昔からあるプランも同様に割引対象外です。

割引金額

「新みんな家族割」の割引金額は適用する家族割の人数(回線数)により変わり、メリハリ無制限+やペイトク無制限であれば、2回線で660円引き3回線以上なら1,2100円引きされるようになります。

 メリハリ無制限+
ペイトク無制限
ペイトク50
ペイトク30 
メリハリ無制限
メリハリプラン
ウルトラギガモンスター+ 
ウルトラギガモンスター
1回線割引無し
2回線毎月660円引き/回線毎月550円引き/回線毎月1,650円引き/回線
3回線毎月1,210円引き/回線毎月1,650円引き/回線毎月1,980円引き/回線
4回線以上毎月2,200円引き/回線

※参考:ドコモ・auの現在新規申込可能な対象プランの場合、2回線の割引額は毎月550円引き/回線。3回線以上の割引額は毎月1,100円引き/回線。
※2023年10月17日時点、メリハリ無制限、メリハリプラン、ウルトラギガモンスター+、ウルトラギガモンスターの新規申込受付は終了しています。

回線数のカウント対象について

「新みんな家族割」で割引の対象は「メリハリ無制限+」などの8つのプランですがですが、回線数のカウントに含まれるプランは8つのプラン以外の一部のプランを選択していても回線カウント数には含まれます。

  • ミニフィットプラン+
    ※厳密には「データプランミニフィット+」のデータプランが対象
  • ミニフィットプラン
    ※厳密には「データプランミニフィット」のデータプランが対象
  • ミニモンスター
    ※厳密には「データプランミニ」「データ定額ミニモンスター」のデータプランが対象
  • スマホデビュープラン
    ※厳密には「データプラン1GB(スマホ)」「データプラン1GB(ケータイ)」「データ定額スマホデビュー」のデータプランが対象
  • スマホデビュープラン+
    ※厳密には「データプラン4GB(スマホ)」「データプラン20GB(スマホ)」のデータプランが対象
  • データプラン100MB
    ※ケータイ向けデータプラン

※「家族データシェア」「データシェアプラス(子回線)」はカウント対象外

先生

たとえば「メリハリ無制限+」と「ミニフィットプラン+」の2回線で家族割を組むと、割引は1回線のみですが、カウントは2回線分の扱いになるので、毎月の割引は660円×1回線と2回線の時の割引単価が適用されます。

緩い家族割の定義

ソフトバンクの家族割に組み込める家族形態は同居・別居の親族のほか、同居している友人・知人でも家族割に組み込めるといった、ドコモ、auよりも対象が広く緩い定義になっています。

いずれも家族割の対象になります。

  • 同居している家族・親族
  • 離れて暮らす家族・親族
  • 同居しているパートナー・友人・シェアハウスなどの仲間

ソフトバンクを利用したくなった人は!

ソフトバンクオンラインショップなら事務手数料無料!
他社からの乗り換えならオンラインショップ割で機種代金割引に!

ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもおすすめ

↑目次へ戻る

まとめ

ドコモ、au、ソフトバンクのそれぞれの家族割サービスについてご紹介しました。

ドコモの「みんなドコモ割」は3キャリアの中では標準的で、同居していない家族でも利用できる家族割引で、苦手とするユーザー層が少ないのが特徴としてあります。

auの「家族割プラス」基本的にはドコモとほぼ同じですが、同居している家族に限定していたり、似たような名称のプランでも割引適用されないプランが存在する点があり、ドコモより適用範囲が狭くなっています。

ソフトバンクの「新みんな家族割」ライトユーザー向けのプランには割引適用できない苦手とする点もありますが、3回線以上であれば割引額が3キャリアの中で一番多く同居している知人・友人でも家族割の対象にできるという特徴があります。

複数回線で契約を検討している人は家族割の割引も意識して、携帯会社、プランを選択しましょう。

今回の内容はいかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!

ドコモを利用したくなった人は!

ドコモの契約は事務手数料(3,850円)がかからないオンラインショップがオススメです!

auを利用したくなった人は!

au Online Shopならau Online Shop お得割で機種代金が最大22,000円割引に!

ソフトバンクを利用したくなった人は!

ソフトバンクオンラインショップなら事務手数料無料!
他社からの乗り換えならオンラインショップ割で機種代金割引に!

ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもおすすめ

↑目次へ戻る

おすすめの関連記事

この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
Kenが利用している通信環境はこちら