iPhone7価格比較(2020年11月版)。現在のキャリア販売の端末価格は?
2016年9月16日に発売したiPhone7。発売から4年が経過し、かなり古い機種になってしまいましたが、一部のキャリアに限られているものの安価で新品を購入できるiPhone機種でもあります。
iPhone7自体は特に最近動きはありませんが、iPhone12の発売もありましたので、2020年11月現在のソフトバンク・ワイモバイル・UQモバイルの販売価格を比較してみました。
※ドコモ・auの公式ページ内にiPhone7の紹介や見積もり表示が2020年11月時点では既になくなっています。
購入額をより安く抑えるため、中古での購入も検討している方もいると思いますので、調査した段階で確認できた最安価格も参考価格として合わせてご紹介します。(参考とした中古販売店)
iPhone7は4年前で主力とはいえない機種になっており、オンラインで新品購入が2020年11月現在はできなくなっています。(ワイモバイルやUQモバイルは最近までオンライン購入できていましたが、iPhoneSE(第2世代)の取り扱いが始まったのでiPhone7からシフトした感じになっているようです。。。)
- Apple Storeでは販売終了。
- ドコモ・auではiPhone7の紹介・価格表示・見積もりはできない。(キャンペーンの割引対象プランにはまだ残っている)
- ソフトバンク・UQモバイルは購入は店頭のみの表示。
- UQモバイルはオンラインでの購入の導線は残っているものの在庫が無い。
新品でのiPhone7を購入するのはかなり難易度が高くなっているため、中古端末の購入を検討するか、少しは価格が高くなるもののiPhoneSE(第2世代)の購入を検討した方が良いかもしれません。
機種の主な特徴
色々なサイトでiPhone7が紹介されているので詳細に説明は行いませんが、主だったことを簡単にご紹介します。
容量は2タイプ。カラーは4種類
iPhone7は32GB・128GBの2タイプがあり、端末のカラーはブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールドの4種類用意されています。
かつては(PRODUCT)REDのカラーや256GBモデルもありましたが現在は販売終了しています。
ディスプレイのサイズは4.7インチでワイモバイルやUQモバイルでも取扱いの始まったiPhone SE(第2世代)と同じサイズです。ただし、端末の頭脳にあたるチップが三つ前のバージョンのA10チップだったりiPhone SE(第2世代)と比べると性能差はそれなりにありますが、一応まだ利用できる端末です。
その他の特徴
iPhone7は、最新のiPhone SE(第2世代)と比べると以下の点が違っています。
iPhone SE(第2世代)との違い(主なもの)
- チップ:A10 Fusionチップで三世代前のチップを搭載しています
(iPhone SE(第2世代)はA13 Bionicチップ) - 重量:138gとやや軽量です。
(iPhone SE(第2世代)は148g) - デュアルSIMではない(nano-SIMのみ)
(iPhone SE(第2世代)はnano-SIMとeSIMのデュアルSIM)
カメラ、ビデオのソフトウェア的な面でiPhone7よりも少し優れている点もありますが(ポートレートモードなど)、iPhone7と共通している点は非常に多いです。
価格比較
iPhone7の価格は以下の通りになっています。各携帯会社の販売価格は割引を適用していない定価の価格です。
参考値で中古販売の価格も載せています(発売してから4年以上経過しているので、中古端末の状態があまり良くない(傷や経年劣化などがある)といった査定で価格が安いものが出てきます)。
※価格調査日:2020年11月18日
32GBモデル価格
iPhone7の32GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | ワイモバイルとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
ワイモバイル | 36,720円 | – |
ソフトバンク | 36,720円 | 0円 |
UQモバイル | 39,600円 | +2,880円 |
ドコモ | 価格開示なし | ? |
au | 価格開示なし | ? |
【参考】 中古(SIMフリー) | 16,100円~ ※別途送料が550円が必要 |
128GBモデル価格
iPhone7の128GBモデルの端末価格の定価は以下のとおりです。
メーカー・キャリア | 販売価格(税込) | UQモバイルとの価格差 |
---|---|---|
Apple(SIMフリー) | 販売終了 | – |
UQモバイル | 47,520円 | – |
ワイモバイル | 50,400円 | +2,880円 |
au | 販売終了 | – |
ドコモ | 販売終了 | – |
ソフトバンク | 販売終了 | – |
【参考】 中古(SIMフリー) | 17,200円~ ※別途送料が550円が必要 |
価格考察
iPhone7の価格は最新機種のiPhone SE(第2世代)よりは安いものの大幅に安いとまでは言わない程度の価格になっています。定価ベースで見るとiPhone7はサブブランドのワイモバイルもUQモバイルも似たような価格になっています。
中古端末は、現在かなりの安価で販売されています。ただし、既に4年以上経過したことで経年劣化を起こし、価格を落としている端末もあるため、どの程度の状態まで我慢できるかの検討は必要です。
(特にバッテリー寿命が短くなっている可能性が高い点は注意が必要です。)
ただし、携帯会社の端末と言えば、割引サービスとの併用での実質的な販売価格は安くなりますので、各キャリア毎に割引サービスの内容と適用後の機種代金をご紹介していきます。
ドコモで機種代を安くする方法
ドコモのiPhone7の製品紹介や価格表示はなくなってしまっているものの、一部割引キャンペーンの対象機種には含まれているので、一応ご紹介します。
「スマホおかえしプログラム」はあるがiPhone7は対象外
ドコモには2019年6月から始まった「スマホおかえしプログラム」というものがありますが、iPhone7については対象外の機種のため、この割引を受けることができません。
新規契約や他社からのMNPなら「端末購入割引」が利用可能
3G回線を利用していない人でも、ドコモに新規契約や他社からのMNPの場合に利用できる「端末購入割引」が利用できます。この「端末購入割引」は一部の機種が対象で、割引金額も機種により異なりますが、2020年4月22日時点ではiPhone7(32GBモデル)の場合、この端末購入割引の対象で、以下の割引を受けることができます。
●iPhone7(32GBモデル)の端末購入割引の特典内容
※2020年11月5日時点
ドコモオンラインショップの場合 | iPhone7の取り扱いなし |
---|---|
店頭で購入の場合 | 本体価格から16,500円値引き ※本体自体の価格開示なし |
「端末購入割引」を適用した場合、携帯ショップ独自のキャッシュバックはかなりもらいづらくなります。これは2019年10月の法改正でキャッシュバックや端末代金割引が上限2万円ルールが設けられた影響で、端末購入割引で一部還元を受けていることもあり、端末購入割引とショップ側の還元額を合わせて上限2万円までに制限されることになるため、ショップ側では別に特典が付けにくい形になります。
↓端末購入割引について詳しい内容は
ドコモ公式:端末購入割引
ドコモオンラインショップ内:端末購入割引
↓ドコモのiPhoneが欲しくなった人は
※ドコモの契約は事務手数料がかからないオンラインショップがオススメです
auで機種代を安くする方法
auのiPhone7の製品紹介や価格表示はなくなってしまっているものの、一部割引キャンペーンの対象機種には含まれているので、一応ご紹介します。
「かえトクプログラム」はあるがiPhone7は対象外
「かえトクプログラム」は、iPhone7については対象外の機種のため、この割引を受けることができません。
auの3G回線利用者の機種変更については「3Gとりかえ割(スマホ)」による割引あり
現在auの3G回線を利用している人がiPhone7(32GBモデル)に機種変更した場合には「3Gとりかえ割(スマホ)」による端末代割引を受けることが可能です。
※auの3G回線系(auケータイ(3G)/auスマホ(3G)/auスマホ(VoLTE非対応機種))からプラン変更&機種変更で購入した場合
この割引の対象機種は一部の機種に限られ、割引額も対象機種により異なりますが、2020年11月時点、iPhone7(32GBモデル)の場合は38,500円の端末代割引を受けることができます。
↓3Gとりかえ割(スマホ)について詳しい内容は
au公式:3Gとりかえ割(スマホ)
↓auのiPhoneが欲しくなった人は
ソフトバンクで機種代を安くする方法
ソフトバンクは、かつて月月割や半額サポートの割引サービスが有名でしたが、現在はこの割引サービスが利用できません。iPhone7の場合、2020年11月現在はトクするサポートを利用します。
トクするサポートの利用
2019年9月13日から始まった割引で、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日、ソフトバンクで次の機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25ヶ月目以降にソフトバンクで機種を購入し、旧機種をソフトバンクに返却すれば、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。
つまり25ヶ月目に購入したiPhone7を返却し、次の機種をソフトバンクで購入した場合、iPhone7の端末代金は48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25ヶ月目以降になっても返却&次の機種を購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていきます。
そして、トクするサポートは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
※プログラム特典を利用しないで48回の支払いを完済した場合には、支払ったプログラム料をPayPayボーナス(個人契約の場合)、Tポイント(法人契約の場合)で還元されます。
また、トクするサポートの特典を利用するにあたり、購入したiPhone7は返却により回収されてしまうため、下取りプログラム(機種変更)は利用できない点は考慮しておく必要があります。
トクするサポートはソフトバンクでの機種購入が条件になっていて、ソフトバンク回線利用については関知しません。
※ソフトバンクの回線契約は必要ないものの、ソフトバンクで購入する端末にはソフトバンクのSIMロックがかかっているため、ドコモやau系の回線を利用している人やワイモバイルを利用している人の場合には、SIMロックをソフトバンクショップでSIMロックを解除してから利用する形になります。(SIMロックの解除には、クレジットカード払いで機種を購入していることとSIMロック解除の手数料3,000円が必要になります)
●13カ月目~25ヶ月目に新機種をソフトバンクで購入した場合のiPhone7の実質的な機種代金
※2020年11月18日時点
実質的な機種代(税込)+プログラム料(不課税) | |
---|---|
32GBモデル | 18,360円+9,360円 =27,720円 |
トクするサポートの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種(iPhone7も対象)を割賦契約48回で購入と同時にトクするサポートに申し込み(途中からの加入はできません)
- 25ヶ月目以降に次の機種をソフトバンクで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると20,000円別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われて、IMEIが確認できること
新規契約・MNP・3Gから4G/5Gへの契約変更の場合はクーポン利用でPayPayボーナスライト1万円相当がもらえる
オンラインショップに限らず近くのソフトバンク取扱店などでも利用できるクーポンがあります。このクーポンはソフトバンクの公式ページにはなく、
以下の条件をすべて満たした場合、PayPayボーナスライト10,000円相当がもらえます。
- 特設ページのクーポンを取得すること
※取得には前々月末時点で登録済みのYahoo!JAPAN IDを保有している必要があります。 - 取得したクーポンを有効期限内にソフトバンクオンラインショップやソフトバンク取扱店で契約・クーポン利用(クーポン番号を登録)をすること
- 新規契約・他社からのMNP・3Gから4G/5Gへの契約変更であること
- 契約プランは「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」であること
※スマホデビュープランは対象外
この特典は、iPhoneやAndroidスマホを直接値引くといったものではありませんが、近所のショップでも使えるあまり知られてなさそうな特典なので、紹介してみました。
この特典は端末代金の割引ではないので、端末代割引の2万円上限ルールの対象になりません。(つまり別の最大2万円の端末代割引のほかにこの特典も受けられるということです。)
↓ソフトバンクのiPhoneが欲しくなった人は
※2020/4/21よりソフトバンクオンラインショップで事務手数料無料キャンペーン実施中です
↓ソフトバンクにMNPするならこちらの携帯ショップもすすめ
UQモバイルで機種代を安くする方法
UQモバイルでは、かつては「マンスリー割」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了してしまいました。そのため、現在は利用できる端末代金を割り引くサービスがありません。
オンラインショップでは割引価格で販売
UQ mobile オンラインショップでは、現在、iPhone7については、新規契約・MNP・機種変更での契約をした場合、契約形態や容量により割引額が変わりますが、最大19,800円(税込)割引の価格で購入できるようになっています。
●UQ mobile オンラインショップで販売しているiPhone7の機種代金(税込)
※2020年11月18日時点
新規契約、MNPの場合 | 機種変更の場合 | |
---|---|---|
32GBモデル | 19,800円 ※19,800円割引 | 27,720円 ※11,080円割引 |
128GBモデル | 27,720円 ※19,800円割引 | 27,720円 ※19,800円割引 |
UQモバイルの公式ページに記載されている料金はあくまでオンラインショップで購入する場合の価格で、本来の定価でない点には注意。
※UQモバイルの端末価格については公式ページの中に定価表示がないので、頭金0円の大型量販店で本体価格を調査した価格です。。。(UQモバイルの端末価格が一番難解。定価表示もしてほしい…)
↓UQモバイルのiPhoneが欲しくなった人は
ワイモバイルで機種代を安くする方法
ワイモバイルもかつては「月額割引(バリュースタイル)」がありましたが、2019年9月末で新規適用が終了しています。そのため、現在は利用できる端末代金を割り引くサービスがありません。
オンラインストアでは割引価格で販売
ワイモバイル全店舗共通では端末代金割引がありませんが、ワイモバイルオンラインストアでは、現在、機種変更、新規契約、MNP(ソフトバンクからの番号移行の場合は除く)で、iPhone7を割引価格で購入できるようになっています。
支払いを24回または36回の場合は「分割支払金割引」、一括払いの場合は「端末価格割引」と割引の名称が違いますが、割引額はどちらも同額です。契約形態で割引金額が異なります。
契約形態で割引額が違いますが、端末返却や契約期間などについては特に条件はなさそうです。
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(新規契約・MNPでの契約(ソフトバンクからの番号移行は除く)でスマホベーシックプランSの場合)
※2020年11月18日時点
割引額(税込) | 割引後の機種代(税込) | |
---|---|---|
32GBモデル | 12,240円引き | 24,480円 |
128GBモデル | 38,160円 |
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(新規契約・MNPでの契約(ソフトバンクからの番号移行は除く)でスマホベーシックプランM/Lの場合)
※2020年11月18日時点
割引額(税込) | 割引後の機種代(税込) | |
---|---|---|
32GBモデル | 14,400円引き | 22,320円 |
128GBモデル | 15,840円引き | 34,560円 |
●「分割支払金割引」「端末価格割引」を適用した場合のiPhone 7の機種代金
(機種変更 の場合)
※2020年11月18日時点
割引額(税込) | 割引後の機種代(税込) | |
---|---|---|
32GBモデル | 7,200円引き | 29,520円 |
128GBモデル | 43,200円 |
↓ワイモバイルのiPhoneが欲しくなった人は
※2019/10/1よりワイモバイルオンラインストアで事務手数料無料キャンペーン実施中です
まとめ
iPhone7のキャリア版の端末価格を比較してみました。現在はキャリア版iPhone7の購入も在庫分しか取扱がないような状態になっているため、代替機種のiPhoneSE購入を検討、もしくは、中古端末の購入を検討してみましょう。
おすすめの関連記事
↓他の携帯会社にMNP(乗り換え)したくなった方はこちらの記事がおすすめです。↓MNPの前にやっておくべき6つのこと↓携帯・スマホ料金プランの仕組み(初心者向け)この記事を書いた人
- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
※Kenが利用している通信環境はこちら