【2024年最新】Google Pixelシリーズを比較!最新機種は何が違う?
Googleが手がける人気のスマホシリーズ「Google Pixel」。
2024年8月14日に最新のGoogle Pixel 9シリーズの発表がありました。今回登場するモデルは4タイプで、「Google Pixel 9」と「Google Pixel 9 Pro XL」は2024年8月22日から発売開始、「Google Pixel 9 Pro」と「Google Pixel 9 Pro Fold」は2024年9月4日から発売を開始します。
これからスマホを「Google Pixel」に乗り換えたいと思っている人もいるでしょう。
しかし、実際のところモデルごとにどのような違いがあるのかよく分かっていない人が多いかもしれません。
そこで今回は最新のGoogle Pixelシリーズを詳しく比較していきます。
Google Pixel aシリーズは、半年くらい遅れて発売されるので、今回の2024年8月のタイミングではGoogle Pixel 9aは発売されません。
Google Pixelを購入できる携帯会社
ドコモ
au
ソフトバンク
Google Pixelシリーズは「ノーマル」「Pro」「Pro XL」「a」「Pro Fold」の5種類に
Google Pixelシリーズを大まかに分けると「ノーマル」「Proシリーズ」「Pro XLシリーズ」「aシリーズ」「Pro Fold」の5種類に分類されます。
それぞれのおおまかな違いは以下の通りです。
- ノーマル:スタンダードな機能を備えたモデル
- Proシリーズ:サイズはノーマルで高性能なハイエンドモデル
※8Proの時は大型でしたが、9Proのサイズはノーマルと同じサイズ(少し小型)に… - Pro XLシリーズ:大型サイズで高性能なハイエンドモデル
※8Proの後継モデルといえるのは9 Pro XLです。 - aシリーズ:価格を抑えたリーズナブルでコスパの高いモデル
※2024年8月では新モデルの発売は無し(例年は半年程度遅れて登場) - Pro Foldシリーズ:折りたたみ型のハイエンドモデル
※今回のFoldからはProが付くようになり、Pro並に高性能化
各モデルの最新機種ごとに、ざっくりと価格・性能比較をしてみましょう。
※表は横スクロールできます
スペック | Google Pixel 8a | Google Pixel 9 | Google Pixel 9 Pro | Google Pixel 9 Pro XL | Google Pixel 9 Pro Fold |
---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2024年5月14日 | 2024年8月22日 | 2024年9月4日 | 2024年8月22日 | 2024年9月4日 |
価格※1 | 72,600円 | 128,900円 | 159,900円 | 177,900円 | 257,500円 |
価格 ※ソフトバンクの 購入プログラム使用時 | 24円 ※2 | 36円 ※3 +別途早トクオプション利用料 19,800円が必要 +※別途あんしん保証パックサービスへ の加入(月額550円~)が必要 | 51,480円 ※3 +別途早トクオプション利用料 19,800円が必要 +※別途あんしん保証パックサービスへ の加入(月額550円~)が必要 | 58,500円 ※3 +別途早トクオプション利用料 19,800円が必要 +※別途あんしん保証パックサービスへ の加入(月額550円~)が必要 | 83,880円 ※3 +別途早トクオプション利用料 29,700円が必要 +※別途あんしん保証パックサービスへ の加入(月額550円~)が必要 |
SoC | Google Tensor G3 | Google Tensor G4 | Google Tensor G4 | Google Tensor G4 | Google Tensor G4 |
サイズ 重量 | 152.1mm×72.7mm×8.9mm 189g | 152.8mm×72mm×8.5mm 198g | 152.8mm×72mm×8.5mm 199g | 162.8mm×76.6mm×8.5mm 221g | 折たたみ状態 155.2mm×77.1mm×10.5mm 広げた状態 155.2mm×150.2mm×5.1mm |
ディスプレイ (外部カバー) | 6.1インチ Actuaディスプレイ(1080 x 2400)OLED ※最大輝度2000ニト | 6.3 インチ Actuaディスプレイ(1080 x 2424) OLED ※最大輝度2700ニト | 6.3 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,280 x 2,856) LTPO OLED ※最大輝度3000ニト | 6.8 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,344 x 2,992) LTPO OLED ※最大輝度3000ニト | 160mm Actuaディスプレイ(1,080×2,424) OLED ※最大輝度2700ニト |
ディスプレイ (内折り) | – | – | – | – | 204mm スーパーActuaディスプレイ(2,076×2,152) LTPO OLED ※最大輝度2700ニト |
リフレッシュレート | 60~120Hz | 60~120 Hz | 1~120 Hz | 1~120 Hz | 外部:60~120 Hz 内折:1~120Hz |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 128GB | 128GB/256GB | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB | 256GB/512GB |
バッテリー容量 | 4,492mAh | 4,700mAh | 4,700mAh | 5,060mAh | 4,650mAh |
アウトカメラ | 広角:64MP 超広角:13MP | 広角:50MP 超広角:48MP | 広角:50MP 超広角:48MP 望遠:48MP | 広角:50MP 超広角:48MP 望遠:48MP | メイン:48MP 超広角:10.5MP 望遠:10.8MP |
インカメラ(動画) | 13MP | 10.5MP | 42MP | 42MP | 10MP |
防水防塵性能 | IP67 | IP68 | IP68 | IP68 | IPX8 |
急速ワイヤレス充電対応 | 未対応 ※急速ではない | 対応 | 対応 | 対応 | 未対応 ※急速ではない |
5G | sub-6対応 | sub-6対応 | sub-6対応 | sub-6対応 | sub-6/ミリ波対応 |
※2 ソフトバンクの新トクするサポート(スタンダード)利用で25ヶ月目に機種を返却した場合の実質価格
※3 ソフトバンクの新トクするサポート(プレミアム)利用で13ヶ月目に機種を返却した場合の実質価格
特に押さえておきたいポイントは、Google Pixelは同じシリーズならも動作性能がほぼ変わらない点。
たとえば最新のPixel 9シリーズで比較した場合「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」「Pixel 9 Pro Fold」は同じSoC(Google Tensor G4)を搭載しています。
ただし、aシリーズはまだ8シリーズのためSoCはGoogle Tenser G3で1世代前のSoCが搭載されており、他の9シリーズに比べるとやや処理性能は劣ります。
一方で、モデルごとに違いが大きいのはカメラやディスプレイ性能です。
一例を挙げると、Pixel 9 ProやPixel 9 Pro XLなら搭載されている「望遠48MPカメラ」や「光学10倍ズーム」は他のモデルには非搭載。ディスプレイもPixel 9 ProやPixel 9 Pro XLではより高精細なスーパーActuaディスプレイが採用されているのに対し、Pixel 8aやPixel 9ではただのActureディスプレイは搭載されていません。(Pixel 9 Pro Foldについては内折り側のディスプレイのみスーパーActuaディスプレイが採用されています)
価格面はPixel 9シリーズの新4機種ではすべて10万円を超える高価格なスマホになっていますが、「Pixel 8a」であれば7万円台で購入可能で圧倒的なリーズナブルさを誇ります。さらに、スマホキャリアの購入プログラムを利用するならば購入してから約2年(購入するキャリアや機種によっては1年)で返却が必要になりますが、かなり端末価格を抑えて利用することができます。
また、「Pixel 9」で購入プログラムを利用することで安い価格で購入できるものもあります。具体的にはソフトバンクのPixel 9の128GBであれば、購入して13ヶ月目に返却する形であれば、実質19,836円で利用することができます。
ただし、ソフトバンクの例はあくまで13ヶ月目での返却が前提の話なので、そのまま返却しないで使い続けてしまうと、Googleでの販売価格より高くなってしまう点は注意が必要です。
キャリアで安く手に入れやすい機種
Google Pixel 8aは現在非常に安価で手に入れやすい機種になっています。販売価格の定価自体はGoogleストア価格よりは高いものの、実質的に2年レンタルプランみたいな形な購入サポートプログラムを活用することで、2年後に購入したキャリアに返却する必要があるもののauやソフトバンクであれば非常に安価で使うことができます。
Google Pixel 9についても128GBでソフトバンクであれば、かなり安価で利用することも可能です。
各社の購入サポートプログラム活用時の実質負担額(Google Pixel 9(128GBモデル) の場合)
※2024年8月14日調査時点。約2年後(ソフトバンクは1年後)に端末を返却した場合(最も安く利用できる場合の実質負担額)
- ドコモ(いつでもカエドキプログラム):59,620円(2,592円×23回)
※返却しなかった場合は24~47回目まで月額3,685円
※通常販売価格148,060円 - au(スマホトクするプログラム):66,000円(2,869円×23回)
※返却しなかった場合は24~47回目まで月額3,287円
※通常販売価格144,900円 - ソフトバンク(新トクするサポート(スタンダード)):19,836円(3円×12回+19,800円)
※端末代とは別途発生する早トクオプション利用料19,800円込みで計算
※返却しなかった場合は13~48回目まで月額4,199円
※通常販売価格151,200円
ただし、ソフトバンクでも256GB以上になってしまうと極端に安く利用することはできなくなります。
各社の購入サポートプログラム活用時の実質負担額(Google Pixel 8aの場合)
※2024年8月14日調査時点。約2年後に端末を返却した場合(最も安く利用できる場合の実質負担額)
- ドコモ(いつでもカエドキプログラム):39,864円(1,733円×23回)
※返却しなかった場合は24~47回目まで月額1,859円
※通常販売価格84,480円 - au(スマホトクするプログラム):22,047円(958円×23回)
※返却しなかった場合は24~47回目まで月額2,414円
※通常販売価格80,000円 - ソフトバンク(新トクするサポート(スタンダード)):24円(1円×24回)
※返却しなかった場合は25~48回目まで月額3,239円
※通常販売価格77,760円
各社の端末購入サポートプログラムは端末を返却することで残債が免除される内容になるため、返却しないで使い続けると安価で利用し続けることができません。
特にGoogle Pixel 8aやソフトバンクの Google Pixel 9の残価率は非常に高く設定されているため、2年後(購入するキャリアや機種によっては1年後)に返却しなかった場合の残債の支払金額はかなり高くなります。
上記をふまえ、2024年現在で各モデルをおすすめする方は以下のとおりです。
- Pixel 9 Pro:望遠ズームや多彩な撮影モードで最高の写真・動画を撮りたい方
- Pixel 9 Pro:大型のスマホで望遠ズームや多彩な撮影モードで最高の写真・動画を撮りたい方
- Pixel 8a:価格重視!リーズナブルでもサクサク動作するスマホが欲しい方
- Pixel 9:高性能だが価格も少し抑えたい方
- Pixel 9 Pro Fold:折りたたみスマホが欲しい方。高速なミリ波の5Gを利用したい人。
ドコモ
au
ソフトバンク
Pixel 9とPixel 9 Proを比較!
次に、「Pixel 9」と「Pixel 9 Pro」の違い詳しく比較してみましょう。まずは以下の性能比較表をご覧ください!
Pixel 9とPixel 9 Proとの主な違い
スペック | Google Pixel 9 | Google Pixel 9 Pro |
---|---|---|
価格・ストレージ | ・128GB/128,900円 ・256GB/143,900円 ※Google Store価格の場合 | ・128GB/159,900円 ・256GB/174,900円 ・512GB/194,900円 ※Google Store価格の場合 |
購入プログラム利用時の実質負担額 (auの場合) | ・128GB/66,000円 ・256GB/77,000円 ※スマホトクするプログラム加入の上、25ヶ月目までに返却した場合の実質価格 | ・128GB/91,800円 ・256GB/99,800円 ・512GB/109,800円 ※スマホトクするプログラム加入の上、25ヶ月目までに返却した場合の実質価格 |
重量 | 198g | 199g |
ディスプレイ | 6.3 インチ Actuaディスプレイ(1080 x 2424) OLED ※最大輝度2700ニト | 6.3 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,280 x 2,856) LTPO OLED ※最大輝度3000ニト |
リフレッシュレート | 60~120 Hzの可変型 | 1~120 Hzの可変型 |
メモリ | 12GB | 16GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 128GB/256GB/512GB |
アウトカメラ | 広角:50MP 超広角:48MP 最大8倍デジタルズーム | 広角:50MP 超広角:48MP 望遠:48MP 光学10倍ズーム 最大30倍デジタルズーム |
インカメラ | 10.5MP | 42MP |
※細かい写真機能についてもPixel 9 Proの方が種類が豊富です。
Pixel 9 Proはカメラ性能に優れる
Pixel 9とPixel 9 Proを比較した場合、特に大きな違いがあるのはカメラ性能です。Pixel 9 Proは「48MPの望遠カメラ」を搭載し、さらに光学10倍ズームにも対応。遠くの被写体でもくっきり綺麗に撮影可能です。
インカメラの性能もPixel 9 Proの方が優れています。
細かいカメラの機能についてもPixel 9でも機能豊富ですが、Pixel 9 Proではさらに以下のカメラ・編集・動画機能が利用できます。
- カメラ機能
- プロ設定
- 最大50メガピクセルの高解像度
- 編集機能
- ズーム画質向上
- 動画の機能
- 動画ブースト
- ビデオ夜景モード
編集マジックや消しゴムマジックといった機能はPixel 9でも利用可能です。
とはいえ、Pro専用の望遠カメラと10倍光学ズームの存在はたくさん写真を撮影する方には魅力的な機能です。「プロ設定」の有無など、細かい要素の違いもあるので・・・カメラにこだわる方はProがおすすめです。
Pixel 9 Proはより高精細なディスプレイを搭載
ディスプレイもPixel 9 Proではより高精細なスーパーActuaディスプレイを搭載しています。
Pixel 9のActuaディスプレイよりも解像度が細かいのでより高精細なディスプレイ表示が可能です。
ディスプレイの解像度が高いと動画や映画・ゲームがより美しく表示されます。特に2K・4Kに対応している映画・ドラマやゲームなら、「Pixel 9 Pro」だと存分に美麗なグラフィックを楽しめるでしょう。
しかし、2K・4Kの超高画質に対応していないコンテンツならほとんど違いがありません。また、Pixel 9のActuaディスプレイでも一般的なスマホと比較すればかなり高性能な部類です。
十分に高性能な「Pixel 9」に対して、「Pixel 9 Pro」は先端技術を詰め込んだ最高級品という位置付けのため、一般的な利用であればPixel 9でも十分です。
また、その他にもメモリが16GBとPixel 9よりも4GB多いので、色々なアプリを立ち上げていた場合でも処理速度が落ちにくくなり、処理にゆとりが出てきます。
とはいえ、予算を考えると約3万円の価格差は小さくありません。「Pixel 9」と「Pixel 9 Pro」の比較では、約3万円の価格差に対して「カメラ・ディスプレイをどこまで重視するか?」が重要と言えるでしょう。
Pixel 9とPixel 9 Proの選択に迷う方は?
- Pixel 9 Pro:カメラ性能・ディスプレイ性能を最重要視する人
- Pixel 9:カメラ性能・ディスプレイ性能は多少妥協できる人(Pixel 9でも十分なクオリティはあります)
前のモデルのPixel 8 ProのディスプレイサイズはPixel 8と比べ大型でしたが、今回のPixel 9 ProのディスプレイサイズはPixel 9と同じサイズです。大型サイズのProを購入したい人は新モデルのPixel 9 Pro XLの購入を検討しましょう。
(実質的にはPixel 9 Pro XLがPixel 8 Proの後継モデルとなります)
ドコモ
au
ソフトバンク
Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLを比較!
次に、「Pixel 9 Pro」と「Pixel 9 Pro XL」の違い詳しく比較してみましょう。まずは以下の性能比較表をご覧ください!
Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLとの主な違い
スペック | Google Pixel 9 Pro | Google Pixel 9 Pro XL |
---|---|---|
価格・ストレージ | ・128GB/159,900円 ・256GB/174,900円 ・512GB/194,900円 ※Google Store価格の場合 | ・128GB/177,900円 ・256GB/192,900円 ・512GB/212,900円 ※Google Store価格の場合 |
購入プログラム利用時の実質負担額 (auの場合) | ・128GB/91,800円 ・256GB/99,800円 ・512GB/109,800円 ※スマホトクするプログラム加入の上、25ヶ月目までに返却した場合の実質価格 | ・128GB/101,800円 ・256GB/109,800円 ・512GB/119,900円 ※スマホトクするプログラム加入の上、25ヶ月目までに返却した場合の実質価格 |
サイズ 重量 | 152.8mm×72mm×8.5mm 199g | 162.8mm×76.6mm×8.5mm 221g |
バッテリー容量 | 4,700mAh | 5,060mAh |
ディスプレイ | 6.3 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,280 x 2,856) LTPO OLED ※最大輝度3000ニト | 6.8 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,344 x 2,992) LTPO OLED ※最大輝度3000ニト |
違いは大きさと価格のみ
Pixel 9とPixel 9 Proではいくつか違いが見られましたが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLについてはサイズの違いと価格の違いのみです。
ディスプレイサイズはGoogle Pixel 9 Pro XLにするとGoogle Pixel 9 Proより0.5インチ大きくなり、大きくなった分価格については1.8万円高くなります。
バッテリー容量についても大型サイズになるので容量が増えますが、ディスプレイが大きくなった分、消費電力も増えてしまうため、実質的な利用可能時間は大きくは変わらないと考えられます。
現在Pixel 7 ProやPixel 8 Proを利用している人が後継機の最新モデルに機種変更しようと考えている人は、Google Pixel 9 Proではなく、こちらのGoogle Pixel 9 Pro XLを検討しましょう。(ディスプレイサイズがほぼ同じです)
ドコモ
au
ソフトバンク
aシリーズの最新機種はGoogle Pixel 8a
2024年8月現在、低価格モデル「aシリーズ」の最新機種は「Google Pixel 8a」です。
Google Pixel 8aは2024年5月14日に発売した機種です。
キャリアでは、ドコモとauとソフトバンクの3つで販売されています。
Google Pixel 8aは低価格モデルということもあり、同じPixel 8シリーズのGoogle Pixel 8やGoogle pixel 8Proと比べるといくつかの機能や仕様が削られていますが、それ以上に安価で利用することができるコスパの高い機種になっています。
Google Pixel 9 Pro Foldは折りたたみモデル
Google Pixel 9 Pro Foldは2024年9月4日に発売するGoogle Pixelの2代目の折りたたみモデルです。前モデルのGoogle Pixel Foldには無かったProの名称が付いたモデルで、取り扱いキャリアは、ドコモとauとソフトバンクの大手3大キャリアで販売されます。
折りたたみ方式のスマホは、どのメーカーでも高額ですが、Google Pixelもその例外ではなく、Pixel 9シリーズの中では最も高額な機種になっています。
ディスプレイを広げると204mmとタブレット並の画面サイズになるため「普段は折りたたんで使用し、動画や映画の視聴時には広げて使う」といった自由自在な使い方ができます。
折りたたみ方式のスマホが欲しい人はこのGoogle Pixel 9 Pro Foldの一択になります。
Proは付いているが一部機能は他のPro機種よりも劣る
Google Pixel 9 Pro FoldはProの名称が付いているものの、ディスプレイやカメラなど一部機能については他の9 Proなどと比べると劣っている点はいくつか存在します。
Pixel 9 Pro Foldが他の9 Pro機種よりも劣る主な点
- 外部カバーのディスプレイはActuaディスプレイ(スーパーActuaディスプレイではない)
※内折りのディスプレイはスーパーActuaディスプレイ - バッテリー容量が少く、バッテリー駆動時間が短い(4,650mAh)
※最長72時間(ほかの9Pro機種は最大100時間) - ワイヤレス充電が急速ではなく、他のデバイスのワイヤレス充電もできない
- IPX8で防塵性能は付いてなく防水性能のみ付いている
※他のPixel 9 シリーズの機種はIP68で防塵・防水性能が付いている - 超広角・望遠・インカメラの画素数が少ない
※超改造ズームも9Proの最大30倍に対して最大20倍と少しグレードが落ちる - 一部利用できないカメラ機能あり
Pixel 9 Pro Foldは折りたたみ機能に特化したスマホで、他の機能については、最高級というわけではない点は理解しておきましょう。
ドコモ
au
ソフトバンク
Google Pixel 8シリーズを比較(8a/8/8Pro)
最新機種のGoogle Pixel 9シリーズではなく、Google Pixel 8シリーズで検討している人もいると思います。
次に、Google Pixel 8シリーズの「Google Pixel 8a」と「Google Pixel 8」と「Google Pixel 8 Pro」を比較していきます。
単なるスペック上の違いだけでなく、1つ1つの機能にもスポットを当てて詳しくみていきましょう。
スペック | Google Pixel 8a | Google Pixel 8 | Google Pixel 8 Pro |
---|---|---|---|
サイズ | 152.1mm×72.7×8.9mm | 150.5mm×70.8mm×8.9mm | 162.6mm×76.5mm×8.8mm |
ディスプレイ (外部カバー) | 6.1インチ Actuaディスプレイ(1080 × 2400)OLED ※最大輝度2000ニト | 6.2 インチ Actuaディスプレイ(1080 x 2400)OLED ※最大輝度2000ニト | 6.7 インチ スーパーActuaディスプレイ(1,344 x 2,992)LTPO OLED ※最大輝度2400ニト |
リフレッシュレート | 60~120 Hz | 60~120 Hz | 1~120 Hz |
メモリ | 8GB | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128GB | 128GB/256GB | 128GB/256GB/512GB |
アウトカメラ | 広角:64MP 超広角:13MP | 広角:50MP 超広角:12MP | 広角:50MP 超広角:48MP 望遠:48MP |
インカメラ | 13MP | 10.5MP | 10.5MP |
カバーガラス (外部カバー) | Corning Gorilla Glass 3 カバーガラス | Corning Gorilla Glass Victusのカバーガラス | Corning Gorilla Glass Victus2のカバーガラス |
外観 | マットな複合素材の背面とサテン仕上げのメタルフレーム | ふちなしの Corning Gorilla Glass Victus 背面ガラスとマット仕上げのメタルフレーム | ふちなしの Corning Gorilla Glass Victus 2 光沢マット背面ガラスとポリッシュ仕上げのメタルフレーム |
バッテリー | 4,492 mAh | 4,575 mAh | 5,050 mAh |
防水防塵性能 | IP67 | IP68 | IP68 |
急速ワイヤレス充電対応 | 未対応 ※急速ではない | 対応 | 対応 |
空間オーディオ | 未対応 | 対応 | 対応 |
5G | sub-6対応 | sub-6対応 | sub-6/ミリ波対応 |
価格 (Googleストア価格) ※128GBモデルの場合 | 72,600円 | 112,900円 | 159,900円 |
Pixel 8Proはカメラ機能やディスプレイ性能に優れる
Google Pixel 8シリーズの最も大きな違いもカメラやディスプレイ性能にあると言えるでしょう。
Pixel 8 Proには、広角・超広角レンズに望遠レンズ(光学5倍)が搭載されている上に、超広角カメラにはオートフォーカスにも対応したマクロ撮影機能が使えます。
ディスプレイに関してもPixel 8 ProにのみスーパーActuaディスプレイが搭載されています。
また、Pixel 9 Proとは異なり、Pixel 8 ProのディスプレイサイズはPixel 8よりも大型です。
つまりPixel 8 Pro(6.7インチ)はPixel 9 Pro(6.3インチ)よりも大型のディスプレイサイズです。
(大型サイズディスプレイのPixel 9シリーズはPixel 9 Pro XL(6.8インチ)です。)
Pixel 8・Pixel 8Proのリフレッシュレートは最大120Hz
画面の滑らかさを示すリフレッシュレートについては、Pixel 8とPixel 8 Proは最大120Hzでとても滑らかな表示ができます。
ゲームをプレイする方にとっては画面の表示やタッチ操作に大きな差が生じるので、より本格的に楽しみたい方に向いています。
Pixel 8Proは5Gのミリ波に対応
5G通信には主にSub6とミリ波とNR化の3種類の周波数帯が使用されています。
このうち通信速度が速いミリ波に対応していているのはPixel 8 Proです。
5Gによる高度な通信環境を利用したいと思っている方にはPixel 8 Proが向いています。
現状、ミリ波に対応しているGoogle Pixelの機種は以下の3機種のみです。
- Google Pixel 8 Pro
- Google Pixel 9 Pro Fold
- Google Pixel Fold
新モデルのPixel 9 ProやPixel 9 Pro XLもミリ波には対応していません。
ミリ波は非常に高速ですが、対応エリアはスポット的で非常に狭い範囲のため、実感する機会は実はあまり多くありません。(普段よく使用する5G回線はNR化もしくはSub6が多いです)
ドコモ
au
ソフトバンク
Google Pixel 8aとGoogle Pixel 7aを比較
最後に廉価版の最新モデルの「Google Pixel 8a」と1つ前のモデル「Google Pixel 7a」を比較していきます。
前作と比較してどのような点が向上したのか詳しくみていきましょう。主な違いは以下の通りです。
スペック | Google Pixel 7a | Google Pixel 8a |
---|---|---|
サイズ | 152mm×72.9mm×9mm | 152.1mm×72.7mm×8.9mm |
ディスプレイ | 6.1 インチディスプレイ FHD+(1080 x 2400)OLED ※最大輝度1000ニト | 6.1 インチディスプレイ Actuaディスプレイ(1080 x 2400)OLED ※最大輝度2000ニト |
リフレッシュレート | 60~90 Hz | 60~120 Hz |
OS | Android 13 | Android 14 |
プロセッサ | Google Tensor G2 | Google Tensor G3 |
バッテリー容量 | 4,385 mAh | 4,492 mAh |
価格 (Googleストア価格) | 69,300円 | 72,600円 |
(24時間以上・スーパーバッテリー使用で最大72時間)
プロセッサの進化に加えて強固なセキュリティを確保
Pixel 7aにはGoogleが独自に開発したプロセッサ「Google Tensor G2」が搭載されていましたが、Pixel 8aでは第三世代に当たる「Google Tensor G3」に進化し、より高性能になっています。
最新のPixel 9シリーズはさらに次世代のGoogle Tensor G4を搭載しています。
リフレッシュレートが向上
Google Pixel 7aではリフレッシュレートが最大90Hzでしたが、Google Pixel 8aでは約1.3倍の最大120Hzに向上しています。
リフレッシュレートが向上すると画面のスクロールなど、画面表示が滑らかになりタッチ操作のしやすさにもつながるので、特にゲームをする人にとって非常に大きなメリットになっています。
画面が明るくなった
Pixel 8aではActuaディスプレイを搭載しており、Pixel 7aのディスプレイと比べると明るさ(最大輝度)が2倍になり見やすくなっています。(解像度はほぼ同じです)
現在Googleストアで購入できるPixelで最安の機種はGoogle Pixel 7aですが、Google Pixel 8aについても価格差が約3千円程度で処理速度やディスプレイ性能が良くなるので、Google Pixel 8aを購入した方が最終的な満足度は高いかもしれません。
まとめ
Google Pixelシリーズを比較していきました。
今回の内容から各シリーズがおすすめな人としては以下の通りになります。
- 端末価格を抑えたい人(Googleストアで低単価)→Google Pixel 7a/Google Pixel 8a
- 2年で買い替え予定で高コスパ端末がほしい人→Google Pixel 8a/Google Pixel 9
※ソフトバンクのGoogle Pixel 9は1年で買い替えにする必要あり(おすすめは128GBモデル) - カメラ性能にこだわりのある人→Google Pixel 9 Pro/Google Pixel 9 Pro XL
- 大型サイズのディスプレイが欲しい人→Google Pixel 9 Pro XL
- ゲームを快適にプレイしたい人→Google Pixel 9 Pro/Google Pixel 9 Pro XL
- 二つ折りのスマホが欲しい人→Google Pixel 9 Pro Fold
Proシリーズについては「カメラ」と「ゲーム」の2つの用途でハイスペックな性能が欲しい人向けです。
端末代を抑えたい方でGoogleストア購入の場合はPixel 7aもしくはPixel 8aがおすすめですが、2年で買い替えるならキャリアの購入プログラム利用で大幅にコストダウンできるPixel 8a、1年で買い替えるならソフトバンクのPixel 9(128GBモデル)が良いでしょう。
今回の記事を参考にして、自分にぴったりのGoogle Pixelシリーズを見つけてみてください!
Google PixelシリーズはGoogleストア以外にもドコモ・au・ソフトバンクでも取り扱いがあります。価格はGoogleストア価格とは異なりますが「他社からMNPでの乗り換え」または「購入プログラムを使用して2年(購入するキャリアや機種によっては1年)で機種変更する」という人なら、大幅にコストダウンができますよ!
Google Pixelを購入できる携帯会社
ドコモ
au
ソフトバンク
ドコモを利用したくなった人は!
ドコモの契約は事務手数料(3,850円)がかからないオンラインショップがオススメです!
auを利用したくなった人は!
au Online Shopならau Online Shop お得割で機種代金が最大22,000円割引に!
ソフトバンクを利用したくなった人は!
ソフトバンクオンラインショップなら事務手数料無料!
他社からの乗り換えならオンラインショップ割で機種代金割引に!
おすすめの関連記事
この記事を書いた人
- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。