バースト転送機能とは?主な使い道やバースト転送対応の格安SIMを紹介!
「バースト転送機能」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
普段スマホを使っている中で知る機会はあまりない言葉ですが、意外と便利な機能なので覚えておいて損はないはずです。
今回はそんな「バースト転送機能」について詳しく解説していきます。
バースト転送機能とは?
「バースト転送機能」とは、低速通信状態でも通信の最初の数秒間のみ高速通信が利用できる機能のことです。
通常であれば料金プラン内で決められたデータ容量を超過すると、通信速度が低下する低速モード(制限モード)になり、データ通信が著しく低下します。
しかし、バースト転送機能があると、データ容量超過後の低速モードであっても、”最初の数秒間のみ”は高速でのデータ通信が可能になります。
メールの読み込みやTwitterのチェックなど、データ容量の小さい通信であれば、バースト転送によって十分に利用することができるでしょう。
ただし、高速なのは最初の数秒間だけなので、動画視聴やビデオ通話など継続的なデータ通信が必要な用途には向いていません。
バースト転送の使い道
バースト転送機能の便利な使い方について解説していきます。
「数秒間だけ高速だと何の役に立つの?」と思った方は参考にしてみてください。
メールやLINEの読み込み
メールやLINEの読み込みなどデータ容量の消費が小さい用途であれば、バースト転送による数秒間で一気に内容を表示できます。
低速モードであっても、こういった用途であれば快適に利用できるので大きいですよね。
ニュースやTwitterのチェック
ニュースやTwitterといった文字ベースのサービスもバースト転送によって表示できるでしょう。
画像や動画の表示が必要なInstagramやYoutubeは難しいですが、文字中心の軽いページであれば難なく読み込めます。
動画視聴やダウンロードには不向き
動画の視聴や重たいデータのダウンロードなど、継続的にデータ容量の大きな通信を行う場合は、バースト転送に不向きです。
バースト転送は最初の数秒間だけ通信速度を上げる機能なので、動画などの継続的に通信を行う用途ではバースト転送が維持できる時間を超えてしまうため効果は低いです。
低速プランと組み合わせれば高コスパ
格安SIMによくある低速モードしか使えないものの、月額料金が非常に安い料金プランってありますよね。
そういった低速プランとバースト転送を組み合わせれば、快適かつ低料金で使うことができます。
もちろん用途は限られますが、メールやLINE、Twitterなどしか使わないという人であれば、低速モードのみでもバースト転送によって快適さを維持できるでしょう。
バースト転送が使える格安SIM
バースト転送が使える格安SIMを紹介していきます。
主なサービスは以下の7つです。
- IIJmio
- OCNモバイルONE
- mineo
- イオンモバイル
- エキサイトモバイル
- NUROモバイル
- DMMモバイル
- ロケットモバイル
では、それぞれのサービスの詳細をみていきましょう。
IIJmio
IIJmioでは、データ容量超過後や速度制限時などでの低速状態になったときでも、はじめの一定量だけ「バースト転送」を行う仕様になっています。
公式サイトによると、テキストメインのサイトであれば数秒で読み込みが完了することもあり、快適な利用が可能になるそうです。
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OCNモバイルONE
OCNモバイルONEでは、プランごとのデータ容量超過後の速度規制時でも、通信開始時の一定量(150KB)のみ高速通信が可能になるバースト転送が提供されています。
こちらのサービスでは、バースト転送が適用される容量(150KB)まで明らかになっており、WebサイトやSNSの読み込みといった送受信のデータ容量が少ないサービスを快適に利用できます。
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mineo
mineoでは、プラン内のデータ容量超過後やmineoスイッチをONした際の低速通信時にバースト転送が使えるようになっています。
低速通信時のはじめの75KB分については高速通信と同じ速度がでるようになっています。
TwitterのタイムラインやLINEのメッセージなど小容量の通信において快適に使えます。
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イオンモバイル
イオンモバイルでは、データ容量超過や速度制限による低速通信時にバースト転送が使えるようになっています。
バースト転送が適用されるデータ容量は記載されていませんが、公式サイトによるテキストメインのサイトならすぐに読み込みが完了するそうです。
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エキサイトモバイル
エキサイトモバイルでは、高速データ通信が適用されていない低速モードの際にバースト転送が利用できます。
通信のはじめの一定量で高速通信が利用できるため、テキストメインのサイトであれば数秒で読み込みが完了して快適に使えます。
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NUROモバイル
NUROモバイルでは、プラン内のデータ容量超過後の通信制限時にバースト転送が利用できます。
こちらでは「初速バースト」と呼ばれていますが、意味については他と同じです。
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DMMモバイル
DMMモバイルでは、低速モードでも通信開始から数秒間は高速で通信できる「バースト転送」機能に対応しています。
プラン内のデータ容量超過後や高速データ通信をOFFにしているときでも、バースト転送を使うことで簡易なサイトなら数秒で読み込みが完了します。
ロケットモバイル
ロケットモバイルでは、どの料金プランでも速度制限時にバースト転送が適用されます。
バースト転送の速度は利用状況(キャリア、利用環境、場所、時間帯など)によって異なっています。
バースト転送が使えない格安SIM
バースト転送が使えない格安SIMには主に以下の3つがあります。
- UQモバイル
- ワイモバイル
- BIGLOBEモバイル
上記の格安SIMだとデータ容量超過後の速度制限時にバースト転送が利用できないので、簡易なWebサイトであっても読み込みに時間がかかってしまいます。
読み込みが遅いとストレスが溜まる一方なので、低速モードでも快適に使いたい方はバースト転送に対応した格安SIMがおすすめです。
まとめ
バースト転送機能について詳しく解説しました。
低速モードでも最初の数秒間だけ高速通信ができるという裏技のような機能なので、知っておくと非常にお得ですよ。
格安SIMがバースト転送に対応しているかどうかで、低速通信時の使い心地が全然異なるので格安SIM選びの基準の1つに加えてみてもいいでしょう。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。