iPhone一括1円の仕組みとデメリットを完全解説!なぜ1円で買える?
一括1円など、iPhoneが投げ売りのような価格で販売されているケースを見たことはありませんか?
本当に1円なら今すぐ購入したいところですが、「何か条件があるんじゃないの?」「どういう仕組みなの?」と不信に思う人も多いですよね。
そこで、当記事ではiPhoneが一括1円で販売されている仕組みを詳しく解説しました!デメリットや割引例も紹介しているので、購入時の注意点もわかります。
iPhone一括1円販売は、条件に合う人が利用すればとてもお得です。この記事を参考に、ポイントをしっかり押さえてくださいね!
iPhoneが一括1円で買える仕組みは割引の併用
iPhoneが一括1円で買える仕組みは、さまざまなキャンペーンを併用することで本体価格を割引しているからです。
そのため、一括1円など破格の金額でiPhoneが販売されているのはキャリアの販売店(店頭)に限られます。
割引については、ドコモなどのキャリアが実施するキャンペーンと販売店が独自に実施するキャンペーンがあります。
まずはそれぞれのキャンペーン内容や、iPhoneが一括1円で購入できる実例を解説します!
Appleストアなど、端末本体だけ販売している場所では定価に近い金額で販売されています。
キャリアが実施するiPhoneキャンペーン
ドコモやau・ソフトバンクなど、スマホの通信キャリアではさまざまな機種代金の割引を実施しています。
キャンペーンには「対象機種を購入するだけで一定金額が割引になる」ケースもあれば、「特定条件を満たすことで割引になる」といった種類があります。
割引の種類 | 割引の特徴 |
---|---|
対象機種の割引 | 主に型落ち機種などで実施 |
契約条件指定の割引 | ・乗り換えや新規契約で割引 ・割引に年齢制限がある(30歳以下、60歳以上など) |
iPhone購入プログラム | 購入から25ヶ月目(一部プログラムは24ヶ月目)以降に機種をキャリアへ返却することで、一定額の割引が受けられる |
キャリアが実施する主なキャンペーンは上記のとおりです。特に注意したいのは、一括1円で購入するためにはiPhoneの購入プログラム利用がほぼ必須な点。
- iPhoneを分割購入する
※各プログラムで規定されている分割回数で購入 - 購入から25ヶ月目(一部プログラムは24ヶ月目)以降、機種をキャリアに返却
- 返却した月以降の残り分割代金の支払いが免除される
タイミングよく25ヶ月目(一部プログラムは24ヶ月目)で返却をすれば、残債の支払い(ほぼ定価の半額)が免除されます。(返却タイミングはキャリアによって若干異なります)
たとえば10万円の機種なら5万円程度が免除されるので、その他の割引を組み合わせて残りの5万円を値引きできれば一括1円で販売できるわけです。
iPhoneは機種によって10万円を大きく超えますが、このような各種割引をうまく活用していることが一括1円の仕組みと言えるでしょう。
購入プログラムはキャリアごとに内容がやや異なるため、契約時に確認しておきましょう。
家電量販店やショップ独自のiPhoneキャンペーン
次に、家電量販店やキャリアショップ(店頭)で独自に実施されているキャンペーンをご紹介します。と言っても、販売店の独自キャンペーンにはそれほど複雑な点がありません。
一括1円iPhoneの場合、「キャリアのキャンペーンを全て適用した金額から1円になるまで本体価格を割引する」という内容です。
注意点としては、あくまでも販売店が独自に設定するキャンペーンなので、店舗によって「対象機種」や「割引額」が異なること。
Twitterなどで割引情報を公開しているお店もありますが、基本的に店頭価格になるため地道に好条件のお店を探しましょう!
iPhoneが一括1円になる割引の併用例
ここまで紹介した内容をふまえ、実際に販売店で実施されている「iPhone一括1円」の内容を例でご紹介します。
項目 | 金額 |
---|---|
iPhone13 本体価格 | 138,380円 |
乗り換え限定割引 30歳以下限定割引 特定プラン加入割引 (キャリアキャンペーン) | ▲22,000円 ※条件付きの割引(割引の上限額(最大22,000円割引)が決められている) |
iPhone購入プログラム | ▲68,640円 (指定月に返却した場合) ※残債支払いが免除 |
店頭独自割引 | ▲47,739円 ※携帯回線の契約条件は無し |
合計 | 1円 |
上記のように、全ての条件を満たすことでiPhone13が一括1円になります!
ただし、「乗り換え(MNP)でない場合」など割引条件を満たさなかったり、iPhone購入プログラムを利用しない場合には1円になりません。
このように、大々的に「一括1円」と表記されていてもさまざまな条件があることには注意をしましょう。
条件を満たせる場合はお得なので、上手に活用してくださいね。
iPhoneを一括1円で買うデメリット
続いて、一括1円でiPhoneを購入するときのデメリットを解説します。
デメリット1.キャリアのプランをセットで契約する必要がある
iPhoneの一括1円は、キャリアのプランをセット契約することが前提です。
乗り換えや特定プランに加入することで適用される割引があるため、端末単体の購入だと1円にはなりません。
とはいえ、1円でなくても良ければiPhoneを単体で購入可能です。その場合、キャリアの割引(最大22,000円)は適用されませんが、店舗独自のキャンペーンはしっかり適用できます。
ただし、「長時間待たされる」「在庫がないと言われる」といった報告が多く見られる点には注意が必要です。
お店側からすると、キャリアの契約を伴わなければ単に値引き分の赤字です。さまざまな理由をつけて販売拒否に近い対応をされることもあるようです。
デメリット2.一括1円にするにはiPhone購入プログラムの適用が必須
iPhoneの一括1円は、各キャリアが用意している「端末購入プログラム」の利用が前提な点にも注意をしましょう。
指定された月(25ヶ月目(一部のプログラムは24ヶ月目)に返却する場合は額面通りの価格になりますが、返却が遅れる場合やそもそも返却をしない場合は最終的に一括1円となりません。
例えばドコモの「いつでもカエドキプログラム」だと、iPhone13(128GB)を購入から24ヶ月目に返却すると68,640円の値引きが受けられます。
一方、24ヶ月目に返却しない場合は68,640円をさらに24回に再分割で支払います。このように、iPhone一括1円は端末購入プログラムの利用が前提である点には注意が必要です。
購入プログラムは複雑なので、不安な場合は店頭でしっかり説明を受けましょう。
デメリット3.不要なサービスやオプションの契約が条件の場合がある
お店によっては、「店頭独自割引」の適用条件として不要なサービスやオプションを加入の条件としているケースがあります。
AmazonプライムやHuluといった有料動画配信サービスの加入が必要なケースもあるので、適用条件は事前にしっかりと確認をしましょう。
いくら本体が安くなっても、相応の金額がかかるオプションに加入させられるなら本末転倒です。また、無料サイトの登録や不要アプリのインストールなど、退会に手間がかかるケースもあるので注意をしてくださいね。
携帯回線契約を伴う場合の割引は上限22,000円割引(ポイント還元やキャッシュバックなら20,000円分)の法的な上限があります。キャリア公式の割引ですでに22,000円引きのキャンペーンを適用している場合に店頭独自割引で携帯回線契約を条件とした割引適用の場合には違法な割引になります。
※オプション契約とか携帯回線契約とは関係ない条件にすることで割引を適用できるように販売店側は工夫しています(適用条件は必ず確認して、自身でしっかり判断をしましょう!)。
iPhoneはどこで一括1円で買える?
最後に、iPhoneを一括1円で購入できる場所や対象機種について解説をします。
家電量販店や一部のスマホショップのキャンペーンでiPhoneが一括1円になる
iPhoneの一括1円はヨドバシカメラやヤマダ電機など、家電量販店の実施が多く見られます。
対象機種はiPhone13やiPhone12(miniシリーズ含む)・iPhoneSEなど幅広く、一括1円を狙うなら家電量販店を巡ってみましょう。
繁華街などのお客さんが多いお店、及び集客が見込める土日・祝日だと開催される頻度が高いようです。
2022年11月現在、さまざまな規制もあって一括1円を実施する店舗はやや減少傾向にあるため早めに行動することがおすすめです。
iPhoneの大幅値引きはこれまで何度も規制の対象になってきました。今の状況もいつまで続くかわかりません。
オンラインショップでも稀に実施されている
型落ち機種の特価販売はキャリアや格安SIMのオンラインショップでも頻繁に実施されています。
中でも、楽天モバイルはiPhoneが安く購入できることで有名。楽天モバイルのオンラインショップなら「端末購入プログラム」に加えて、時期によっては楽天ポイントを30,000ポイント以上獲得することが可能です!
近隣店で一括1円のiPhoneがない場合や条件が厳しすぎる場合などに、楽天モバイルはiPhoneを安く買える有力な選択肢となるでしょう。
他にも、OCNモバイルONEやIIJmioなら定期的に機種の特価キャンペーンを実施していますよ。
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まとめ|iPhoneの一括1円は仕組みとデメリットを理解して購入しよう
当記事では、iPhoneを一括1円で購入できる仕組みやデメリットを詳しく解説しました。
大々的に表示されている金額に目を引かれがちですが、中身はさまざまな割引が併用される複雑な仕組みとなっています。
賢く活用すればお得に購入できますが、割引の適用条件やデメリットもしっかりと理解した上で購入しましょう。
場合によってはキャリアのオンラインショップや楽天モバイルの方が安くて緩い条件で購入できることも少なくありません。
損をしないためにも、iPhoneを安く買いたいときには気軽に確認できるオンラインショップの特典と店頭価格を必ず確認してくださいね!
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。