ワイモバイルの「シンプル」と「スマホベーシックプラン」との違い解説

2021年2月10日料金プラン,ワイモバイルスマホベーシックプラン,シンプル(ワイモバイル)

ワイモバイルのシンプルとスマホベーシックプランとの違い

2021年2月18日にワイモバイルの新プラン「シンプル」のサービス提供が始まりました。シンプル開始に伴い、前日の2月17日で「スマホベーシックプラン」の新規申込受付を終了しました。

このワイモバイルの新旧プランで一体何が変わっているのでしょうか?

今回はワイモバイルの新プラン「シンプル」と旧プラン「スマホベーシックプラン」の違いについて解説していきます。

シンプル・スマホベーシックプランは新規申込受付が終了しているプランです

シンプル・スマホベーシックプランはともに新規申込受付がを終了したプランです。

現在のプランは「シンプル2」です。シンプル2のプラン内容については別記事で詳しく解説しています。

2021年8月19日更新
  • 「シンプル」のデータくりこし対応について加味した内容に更新
  • 税抜価格の箇所を税込価格に変更

両プラン比較表

ワイモバイルの「シンプル」と「スマホベーシックプラン」の違いを簡単にまとめると以下のような違いがあります。

シンプルとスマホベーシックプランの相違点(大枠)
※2021年8月19日時点の内容

 シンプル
※2021年2月18日サービス開始
スマホベーシックプラン
※2021年2月17日新規申込受付終了
月額基本料金(税込)プランS:2,178円
プランM:3,278円
プランL:4,158円
プランS:2,948円
プランM:4,048円
プランR:4,928円
月の高速データ通信容量プランS:3GB
プランM:15GB
プランL:25GB
プランS:3GB
プランM:10GB
プランR:20GB
標準の通話タイプ30秒につき22円の従量課金型1回10分以内の国内通話無料
※1回10分以降の国内通話は30秒につき22円
通話オプション・だれとでも定額:+770円
※1回10分以内の国内通話無料
・スーパーだれとでも定額(S):+1,870円
※国内通話24時間いつでもかけ放題
スーパーだれとでも定額:+1,100円
※国内通話24時間いつでもかけ放題
新規割の有無なしあり
※半年間、月額料金770円引き
ワイモバ学割
の割引額
※現在は新規申込受付終了
シンプルM/L:最大13ヶ月間1,100円割引
※シンプルSは割引対象外
・プランS:最大13ヶ月間638円割引
・プランM/R:最大13ヶ月間1,100円割引
家族割引サービス
または
おうち割光セット(A)
の割引額
月額1,188円引き/回線
※家族割引サービスの場合は2回線目以降
月額550円引き/回線
※家族割引サービスの場合は2回線目以降
5G回線対応4G/5G回線対応4G/5G回線対応(2021年2月18日以降順次)
データくりこし翌月までくりこし可能
※2021年8月18日以降にプラン契約した人は当月適用、それ以外の人は2021年9月から適用
利用不可
先生

スマホベーシックプランのワイモバ学割の割引金額は厳密には2~7ヶ月目までは比較表の金額より770円割引が多いのですが、新規割との併用ができないため、実質的な割引額は上記金額になります。

月額基本料金ベースで見た場合の違い

月額料金ベースで見るとシンプルはスマホベーシックプランより770円月額料金が安い価格設定になっているのですが、この料金は通話料金が従量課金か1回10分以内無料かの違いがあり、ちょうどのその差分の価格です。そのため、シンプルも1回10分以内の国内通話かけ放題になる通話オプション「だれとでも定額」を付けてしまうとスマホベーシックプランと同じ月額料金になります。

いままでのスマホベーシックプランでは1回10分以内の国内通話無料の料金が乗っている状態の価格ということもあり、これはあまり通話をしない利用者にとっては無駄なコストとも言えたので、それがなくなり選べるようになった点は歓迎すべき点だと思います。

先生

ただし、通話回数が多い人の場合、安さにつられて従量課金型の標準タイプにしてしまうと通話をし過ぎて逆に高くなってしまうこともあるので、自分にあった通話オプションを選択しましょう。

高速データ通信容量ベースで見た場合の違い

毎月の高速データ通信容量ベースで見ると、Sのプランはどちらも据え置きで月3GBまでと通信容量は変わりません

MとL(R)のプランはシンプルのプランになることで場合、基本料金は変わらず高速データ通信容量が大幅に増量されています。UQモバイル「くりこしプラン」や楽天モバイル「楽天アンリミットVI」などに対抗した影響が大きいですが、それなりにデータを使う人にとってはスマホベーシックプランより優位になっています。

先生

最近話題のドコモ(ahamo)・au(povo)・ソフトバンク(LINEMO)といった2021年3月開始のオンライン限定プランでは20GBで3,000円を切る価格設定を打ち出していますが、ワイモバイルではシンプルMが対抗プランにあたり、割引なしの定価ベースで見ると高速データ通信容量ではワイモバイルは5GB劣るものの3大キャリアの新プランはオンライン限定で店頭での契約やサポートは一切受けられないのに対して、ワイモバイルのシンプルは、店頭での契約やサポート対応も受けられる点で初心者にも導入しやすいプランになっています。
(オンライン限定プランは基本的に契約や設定など自己完結可能な玄人向け…)

割引ベースで見た場合の違い

いままでのスマホベーシックプランでは半年間770円割引になる新規割がありましたが、この新規割の新規申し込み受付がシンプルのプラン開始前日の2021年2月17日で終了するため、新規割の割引を受けられません

ただし、2回線目以降の契約で受けられる「家族割引サービス」の割引もしくはソフトバンク光/ソフトバンクエアーの家のネット回線とのセット割「おうち割光セット(A)」の割引を受けられる場合は、スマホベーシックプランよりシンプルの方が2倍以上の割引額で非常に得になります。

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どちらのプランが得なのか

基本的には新プランであるシンプルの方が得になる人は多いです。ただし、一部条件の人はスマホベーシックプランの方が短期間ながら得になる場合もあります。

シンプルの方が得になるケース

スマホベーシックプランよりシンプルの方が得になる人は以下の条件に当てはまるものが多ければ多いほど得になります。

  • MまたはLのプランを使う人
    ※利用可能な高速データ通信量が多い
  • ほとんど通話しない(目安:1か月17分30秒未満)
    ※通話オプションを付ける必要がないので基本料金が安くなる
  • 2回線以上の契約、またはソフトバンク光/ソフトバンクエアーを利用している人
    ※スマホベーシックプランより割引額が大きい

スマホベーシックプランの方が得になるレアケース

レアケースですが、以下の条件をすべて満たす場合には新規割が利用できる半年間だけスマホベーシックプランの方が得です。

  • Sのプランを使う人
    ※利用可能な高速データ通信量は変わらない
  • 通話を一定量以上する人(目安:1か月17分30秒以上)
    ※従量課金ベースで770円以上の通話をするかどうかで判断(通話オプションを付けてしまうとどちらも料金は変わらなくなる。)
  • 1回線以上の契約かつソフトバンク光/ソフトバンクエアーを利用していない人
    ※増額になっている割引の恩恵を受けられない
先生

新規割の割引期間以降は、どちらのプランも価格の差が無くなります。。。
ただし、2021年8月(一部の人は9月)から適用が始まるデータくりこしはシンプルで利用できるため、サービス面では「シンプル」プランの方が良くなります。

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スマホベーシックプランからシンプルに自動でプランは変わらない

最後に注意点ですが、現在スマホベーシックプランを利用している人が、シンプルのプランを利用したいと考えている場合は、2021年2月18日に自動でプランが切り替わるといったことはないため、プラン変更の手続きが必要になります。

勝手にはプランは変わらない点には注意しておきましょう。

今回の内容はいかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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