「白ロム」とは?購入方法と注意点!赤ロムの確認方法も解説

2016年12月3日スマホ/ケータイ端末SIMフリー,白ロム

格安SIMを使うならなるべく端末代金も安くして月額料金をもっと安く抑えたいですよね。

そこでおすすめしたいのが白ロムを購入する方法。

格安SIMを使う場合、携帯端末の入手方法には下記のパターンがあります。

  1. SIMフリー端末を購入する方法
  2. 格安SIMと格安スマホをセットで購入する方法
  3. 白ロムを購入する方法

1や2の入手方法は比較的お馴染みかと思いますが、3の「白ロム」とはなんなんでしょう?
聞いたことはあるけど、用途が良くわからない人も多いのではないでしょうか?ここでは白ロムについて解説したいと思います。

白ロムとは何か

白ロムはキャリアで購入した端末からSIM(シム)と呼ばれるカードを抜きとった端末になります。白ロムは通話やWIFI環境以外でのネットができません(WIFIのある環境ではインターネットが可能です)。

SIMカードが抜き取られた、情報のないまっさらな状態なので「白ロム」と呼ばれます。逆にSIMカードが挿入されていて契約中の携帯端末のことを「黒ロム」と呼んでいます。

白ロムと黒ロムと赤ロムの違い

※「赤ロム」については、後ほど解説します

中古の携帯ショップなどで売っている安い白ロム端末に格安SIMカードを挿すことで、月額料金を抑えてお得に運用することができます。

SIMカードとは?

電話番号を特定するための情報が入ったカードのことです。契約した会社のSIMカードを本体に挿すことにより、自分の電話番号で通話ができるようになります。

SIMカード

白ロムとSIMフリーの違い

SIMフリーはどこの会社のSIMカードを挿しても使えるオールマイティーな端末ですが、白ロムは使える会社(回線)が限定されています。(auの白ロムであればau系のSIMのみ利用できます)

格安SIMを使う場合はなるべくドコモの白ロムを

現状、ほとんどの格安SIM会社(MVNO)がドコモの回線を使用しているので、ドコモの白ロムだと格安SIMがそのまま使えます。例えばソフトバンクの白ロムを購入しても、そのままだと格安SIMは使えません。

追記:ソフトバンク回線の格安SIMがいよいよ登場し始めましたね。ただし現状はデータ専用SIM(音声通話は非対応)のみのようです。

↓詳しくはこちら

一部の会社(mineoなど)はauの回線プランも提供しているため、選択できる格安SIM会社は限られますがauの白ロムでも利用可能です。(必ず動作確認済みの端末であるかどうかの確認が必要)

昔の携帯端末は使える?

自宅に眠っている、機種変更やMNP後に使わなくなったスマホも白ロムとなりますので基本的には使用できます。ただし格安SIMが端末に対応しているか確認が必須です。

白ロムを購入できる場所

白ロムはWEBで購入する方法と実店舗で購入する方法があります。

端末の状態を手に取って確認できるので実店舗で購入するのがおススメです。ただしお目当ての端末がない場合はWEBのほうが選択肢が多いためWEBで購入するのも良いでしょう。

白ロムは基本的に「中古品」です。保存状態は未使用品から傷や汚れなど使用感のあるものまで様々です。保証の内容や保存状態をしっかりと確認してから購入してくださいね!

購入できるショップの一例

白ロムはアマゾンや楽天市場などで購入可能です。下記は実店舗のある主なショップです。

購入する場合の注意点

赤ロムに注意!

「赤ロム」は前所有者のキャリアへの料金未払いなどによりキャリアが通信の使用を停止している端末のことです。赤ロムはSIMカードを入れ替えても使用することができません。

中古販売店やネットオークションなどでは白ロムにまぎれて赤ロムが販売されている場合がありますのでご注意ください。

赤ロムを回避するためにも信頼できるお店を選んでください。万一赤ロムだった場合に交換が可能な「赤ロム保証」などを付けている販売店で買うと良いでしょう。

また、端末の製造番号がわかれば下記の方法で赤ロムかどうかを判別することができます。

赤ロムの確認方法

ドコモのサイトから制限がかかっているか確認ができます。

ドコモ公式:ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト

ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト

※端末の製造番号を入力し下に表示されている番号を入力。「確認」ボタンを押します。

製造番号の確認方法

携帯端末の製造番号を確認するには下記の方法があります。

電話キーパッドから確認する方法

「*#06#」と入力すれば製造番号が表示されます。おそらく全ての端末で共通なので一番カンタンな確認方法です。

本体のシールから確認する方法

ガラケー端末などでは基本的に電池パックを取り外してシールから確認できます。IMEIの後の15ケタの数字が製造番号になります。

ディスプレイの設定項目から確認する方法

スマホの場合、ホーム画面の「設定」から進むと端末情報が確認できます。IMEIと書かれた項目の数字が製造番号です。

SIMのサイズに注意

SIMカードにはサイズが3種類あります。サイズを間違えると使えませんので注意してください。

SIMカードの種類

格安SIMが対応しているか注意

格安SIM会社(MVNO)のサイトでは対応している動作確認済みの端末一覧が記載されていますので、購入前にその端末に格安SIMが対応しているか確認してください。もし不明な場合はメールや電話などで聞いてみたほうが良いでしょう。

白ロムを購入するメリットは?

  1. 安いものでは実際の購入価格より半額以下で購入することができる。
  2. キャリアと契約しないと手に入らないような端末も入手可能。
  3. 2年縛りの制限なく、好きなタイミングで端末を買い替えられる。
  4. 新しい機種から昔の機種まで時代を超えて使える。

白ロムを購入するデメリットは?

  1. 赤ロムを買ってしまう可能性がある。(保証の付いた店舗を選びましょう)
  2. 中古品なので傷や使用感がある。(気になる方は未使用品も売られています)
  3. ドコモの白ロムはテザリングができない。
  4. おさいふケータイ(ドコモのiD)が利用できない。

まとめ

いかがだったでしょうか?最後に白ロムを購入する際の注意点をまとめました。購入を検討中の方は失敗のないよう、ぜひお役立てくださいね!

  • 現状は選択肢の多いドコモの白ロムを買うべし!
  • 赤ロムにはくれぐれも注意するべし!
  • できれば実物を確認するべし!
  • 格安SIMがその白ロムに対応しているか事前に確認するべし!
  • SIMカードのサイズを確認するべし!
  • ドコモの「iD」やテザリングは利用できないと心得るべし!

この記事を書いた人

Kanスマホの先生の初代運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の初代運営者。
※一部の古い記事は2代目運営者のKenが更新している内容もあります。