新規契約では適用できない?UQモバイルの家族割の特徴と真相を解説
UQモバイルはKDDI系列の格安SIM事業者です。格安SIMとしてはトップクラスの通信速度や品質で、近年人気が高まっています。
せっかくUQモバイルを契約するなら、家族で揃って契約する方が便利です。しかし、残念ながらUQモバイルを新規契約した場合は、家族割の適用はできないようになりました。
かつてUQモバイルでは、1回線あたり月額550円も安くなる家族割を利用できました。この記事では、UQモバイルの家族割の特徴や現在は利用できない理由などを解説します。
UQモバイルはプラン変更により「家族割」の新規適用が不可能に
以前のUQモバイルでは「UQ家族割」という制度がありました。詳細は後述しますが、子回線の月額料金が1か月あたり550円(税込)安くなるという、便利なものだったのです。
しかし現在のUQモバイルでは、新規契約者が家族割を適用することはできません。なぜなら、UQ家族割の対象となるプランが2021年1月31日に申し込み受付を終了したからです。
以降の料金プランは「くりこしプラン」でしたが、このプランはUQ家族割の対象とはなっていません。
かつての「UQ家族割」は月額550円(税込)の割引を受けられた
UQモバイルでは「スマホプラン」「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」の3種類の料金プランで、「UQ家族割」を適用することができました。
UQ家族割を適用すると、2回線目以降の月額料金がすべて550円(税込)引きになりました。しかも、最大9回線までの子回線に割引が適用されるので、家族全員で契約すればスマホ代を大幅に節約することもできたのです。
前述したように、現在申し込みを受け付けている「くりこしプラン」は家族割の適用対象となりません。ただし、旧プランを継続利用する限りは家族割の適用は続きます。
新プランでは家族割引はないが「UQ家族割のグループ」には加入できる
UQモバイルではプランの変更に伴い、新プランの「くりこしプラン」では家族割引は適用されません。そのため、UQモバイルの新規契約者は家族割引を受けられないのです。
しかし、「UQ家族割のグループ」には加入できます。家族割グループとは、いわば「家族でまとめて契約するための制度」です。
家族のメンバーが個別にUQモバイルを契約すると、月額料金の支払いをそれぞれが行う必要があるので面倒です。家族割グループに加入すれば、契約や支払いの手間を省けます。
UQモバイルの「家族割グループ」の加入条件は2通りある
UQモバイルの新規契約者はUQ家族割の適用となりません。しかし、家族分の回線をまとめて契約できる「家族割グループ」には加入できます。
家族割グループに入ると、全員分の月額料金をまとめて請求されるため、支払いの面倒を省くことができます。
ただし、UQモバイルの家族割グループには加入条件があります。適合しない場合はグループのメンバーになれないので、申し込み前にあらかじめ条件を確認しておきましょう。
家族割のグループに加入するための条件
UQモバイルの「家族割」の加入条件は、「一緒に暮らしている家族」か「離れて暮らしている家族」かで異なります。条件に適合しない場合は家族割グループに入れません。
一緒に暮らしている家族の場合は、同一性かつ同一住所であれば、家族関係を示す証明書なしで家族割に加入できます。
同一性ではない場合も、家族関係を示すことができる住民票や戸籍謄本を提出すれば適用可能です。同一住所でなければ離れて暮らしている家族に該当します。
離れて暮らしてくる家族の場合も、家族関係を証明できる戸籍謄本などを提示すると、家族割を適用することができます。
家族割のグループへの加入は3つの方法で行うことができる
UQモバイルの「家族割グループ」は、家族関係を証明できれば基本的に誰でも加入できます。申し込み方法は下記の3種類があるので、都合の良いものを選んで申し込みましょう。
- 電話で申し込む
- 郵送で申し込む
- 実店舗で申し込む
電話での申し込みは「UQモバイルお客さまセンター」で行う
UQモバイルの家族割グループへの加入申し込みを電話で行う場合は、下記の「お客さまセンター」に電話を掛けて手続きを行います。
0120-929-818
受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
上記の問い合わせ先に電話を掛けると、音声ガイダンスが流れます。案内のとおりに番号を押すと、当のオペレーターに繋がるので、家族割グループへの加入を申し込みましょう。
ただし、電話での受付はすでにUQモバイルを契約している人で、なおかつ親回線の契約者と同一性で同一住所の場合に限られています。
どちらかに該当しない場合は「お客さまセンター」での手続きはできません。郵送もしくは実店舗での申し込みが必要となります。
郵送での申し込みは本人確認書類のコピーを添付して行う
UQモバイルの家族割グループへの加入は、郵送で必要書類を送付することでも行えます。ただし、いくつか必要な書類があるため、手続きの方法には注意が必要です。
UQ家族割グループに申し込む際は、公式サイトのから「家族割申込書」と「郵便ラベル」をダウンロードしてから、必要事項を記入後に郵送します。
なお、親回線と子回線の契約者双方の本人確認書類のコピーが必要となるため、運転免許証やマイナンバーカードのコピーを添付しましょう。
契約者の名字や住所が異なっている場合は、追加で家族関係を証明できる書類の添付も必要となります。利用できる書類は戸籍謄本や住民票などです。
これらの書類を揃えて、印刷した「郵便ラベル」を封筒に貼り付けて「UQ mobile契約センター」まで送ります。なお、切手は必要ありません。
実店舗での申し込みは家族の同伴と本人確認書類の提示が必要
「UQスポット」や「UQ mobile取扱店頭」など、実店舗で家族割グループへの加入申し込みを行うこともできます。
その際は、親回線の契約者と追加する子回線の契約者本人の同行と、本人確認書類の提示が必要となります。
本人確認書類は双方のものが必要で、運転免許証やマイナンバーカードなどを利用できます。なお、名字や住所に相違がある場合は、家族関係を示す書類も必要です。
UQ家族割を維持したい場合は新プランへ移行しないように注意
冒頭でも開設したように、UQモバイルでは新プランの「くりこしプラン」では、家族割の適用が不可能になりました。
一方で、「スマホプラン」「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」の3種類の旧プランでは、引き続き家族割を適用し続けることができます。
問題は旧プランから新プランへ切り替えると、家族割の適用は自動的に解除されることです。しかも、一度新プランへ変えると、旧プランへ戻すことはできません。
そのため、現在利用しているUQ家族割を利用し続けたい場合は、できるだけ「くりこしプラン」へ移行しないように注意が必要です。
くりこしプランはUQ家族割の割引の恩恵を受けることができませんが、割引されない理由の一つとしてくりこしプラン自体の基本料金が安いというのがあります。費用感としては旧プランであるスマホプランにUQ家族割の割引を適用した後の価格がくりこしプランの価格と同等といった感じです。
また、UQ家族割はあくまで2回線目以降の回線が割引対象ですが、くりこしプランは1回線目でも2回線目以降と同じ価格ですので、1回線のみ利用の人にとってはメリットが大きく、1回線目からUQ家族割を適用した価格のプランという捉え方もあり、無理に旧プランを使い続けなくても良さそうな感じではあります。
UQ家族割の親回線を解約したい場合
UQ家族割で親回線を解約したい場合は、同じUQ家族割グループ内の子回線の契約者のいずれかに親回線を変更するか、UQ家族割の解除(この場合は子回線もすべて解除)のいずれかの対応をする必要があります。
UQ家族割の親回線の変更方法
- お客さま専用ポータルページ「my UQ mobile」にログイン
- 「ご契約内容確認・変更」を選択
- 「契約一覧照会/変更」の「契約回線情報一覧」を選択
- 「契約回線情報一覧」で変更したい契約の「詳細へ」を選択
- ページ下部のメニューで「家族割親回線変更」を選択
- 家族割グループ内から、新しく親回線に設定する子回線を選択
- 契約書面の交付方法を選択し、「次へ」を選択
- 親回線変更の内容を確認し、「実行」を選択
UQモバイルの家族割グループを活用してスマホをお得に使おう!
UQモバイルでは現在のところ、新規契約で家族割を適用することはできません。とはいえ、新しい「くりこしプラン」でも「家族割グループ」への加入は可能です。
家族割のグループへの加入は、電話や郵送、もしくはUQモバイルの実店舗にて申し込めます。本人確認書類や家族関係を証明する書類を忘れないようにしましょう。
旧プランで家族割を適用中で今後も割引を継続したい人は、新しい「くりこしプラン」へ変更しないように注意が必要です。UQモバイルの家族割でスマホをお得に使いましょう。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。