ユニバーサルサービス料とは?毎月数円程度徴収される料金について解説

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ユニバーサルサービス料とは?毎月数円程度徴収される料金について解説

スマホ料金をチェックした時に料金の明細に「ユニバーサルサービス料」の項目があり、非常に少額ではあるものの毎月数円料金が発生しています。

「そもそもユニバーサルサービスって何よ?」という人も多いと思いますので、今回はこのユニバーサルサービスとはどのようなサービスなのか簡単に解説してみたいと思います。

ユニバーサルサービス料とは

以下の3つは、国民の生活に不可欠な日本全国で提供されるべき通信サービス、(電話の)ユニバーサルサービスとして位置づけられています。

  • 加入電話
  • 公衆電話
  • 緊急通報(110番、118番、119番)

電話のユニバーサルサービスはNTT東日本とNTT西日本が法令に基づき、高コスト地域を含む日本全国で提供されていますが、人が少ない地域や不便な地域についてはサービス提供が高コストになり、NTT東西の負担だけではユニバーサルサービス提供が困難(日本全国で上記のサービス提供が困難)になる状況になってしまいました。

そのため、この不足分をNTT東西以外の事業者にも負担させるため「ユニバーサルサービス制度」が作られ、2006年度から費用負担が開始されました。

先生

無料で電話していると思っていた110番、118番、119番は電話利用者全員で一部費用負担したという事実・・・

価格は半年に1回変わる場合がある

ユニバーサルサービス料の価格は半年に1回見直しされ、NTT東西が総務大臣に価格を総務大臣に申請し、認可されれば、価格が確定します。

今回は値上げでしたが、値下げになるケースも過去にはあります初期の頃は6円から8円の範囲で推移していましたが、2011年の後半以降は2円、または3円を行ったり来たりしています。

ユニバーサルサービス料の月額料金推移(1電話番号あたり)

2006年7円
2007年6円
2008年~2009年8円
2010年7円
2011年(前半)5円
2011年(後半)~2013年3円
2014年~2015年(前半)2円
2015年(後半)3円
2016年(前半)2円
2016年(後半)3円
2017年~2019年(前半)2円
2019年(後半)3円
2020年2円
2021年3円
2022年~2024年2円

各携帯会社での料金プランの説明では省かれやすい料金

ユニバーサルサービス料は、頻繁に価格が変動しやすく非常に小額のため、各携帯会社の料金プランの内訳からは省かれて料金説明されてしまうことが多いです。

携帯会社では説明が省かれがちな料金ではありますが、電話をする回線利用にはユニバーサルサービス料の支払いは絶対必要で、支払い拒否はできないので、あきらめて支払いましょう。

先生

有料オプションサービスみたいに捉えてしまう人もいますが、別物のサービスです。

↓ユニバーサルサービス制度について詳しくは
総務省公式:ユニバーサルサービス制度

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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