「半額サポート+(プラス)」徹底解説!旧半額サポートとの違い、メリット・デメリットは?
「半額サポートプラス」は2019年10月10日からプログラム名が「トクするサポート」に変わります。
2019年10月から施行される改正電気通信事業法に伴い、現在のソフトバンクの料金プランのままでは問題があったため、先日のソフトバンクの発表で、2年契約の縛りや契約解除料がかかる従来の料金プランや割引サービスを2019年9月12日で終了し、これらの問題点を無くした契約期間の縛りや契約解除料の無い新プランを2019年9月13日から開始することになりました。
このことに伴って、端末代の購入サポートである「半額サポート」も終了する対象の例外ではなく2019年9月12日で新規申込受付が終了します。この「半額サポート」に変わる端末購入サポートプログラムとして、2019年9月13日から「半額サポート+(プラス)」が新たに始まります。
元々のプログラム名に「+(プラス)」が付いただけのプログラム名ですが、割引の中身は従来の半額サポートとはかなり違っています。
今回はこの「半額サポートプラス」プログラムについてソフトバンク公式ページの内容と見比べながら徹底解説していきたいと思います。半額サポート+の特典内容・適用条件をはじめ、半額サポートとの違い、メリット・デメリットや一番有効活用できる機種変更のタイミングなど、できるだけ詳しくご紹介します。
半額サポートプラスとは
ソフトバンクの半額サポートプラスとは、48回割賦(48回の分轄払い)で機種を購入した場合で、25ヶ月目以降に新しい機種に機種変更をすると分轄払いが残っている端末代の支払いが免除されるという端末購入サポートプログラムです。
ここでのポイントは簡単にいうと5つあります。
- 48回払いで契約した場合のみ利用可能(一括購入などでは利用できない)
- 25ヶ月~47カ月目のときに端末返却&ソフトバンクで機種の購入で特典が利用できる(次の機種を購入しないと使えない)
- 支払いの残っている残金が免除対象(既に支払ってしまった分は取り戻せない)
- プログラム料が月額390円(不課税)×24回必要
- ソフトバンク以外の人も利用可能(ただし、ソフトバンク系回線以外・ワイモバイルの人は要注意)
従来の半額サポートとの違い
半額サポートプラスと半額サポートにはいくつか違いがあります。比較した表をまとめてみました。
●半額サポートプラスと半額サポートの違い比較表
半額サポートプラス ※2019年9月13日開始 | 半額サポート ※2019年9月12日で新規受付終了 | |
---|---|---|
プログラム料 (不課税) | 月額390円×24ヶ月間 | なし |
対象機種 | スマホ・ケータイ・タブレットなど 48回払いの機種 | スマホ機種のみ |
ソフトバンク回線利用の有無 | 回線利用は問わない (ソフトバンクで端末購入は必要) | ソフトバンク回線で機種変更が必要 (利用プランも指定あり) |
特典利用時の 実質的な最大機種代金免除額 | 最大半額から9,360円引いた金額 ※25カ月目で機種購入の場合 | 最大半額 ※25カ月目で機種変更の場合 |
25カ月目に機種変更すれば、端末の本体代金の半額が戻るように見えますが、実際は24ヶ月分×390円のプログラム料が必要なので、実質的な割引額としては半額にまでは届きません。
例:96,000円の端末を購入した場合の免除額
たとえば、「半額サポートプラスとは」のイメージ箇所にある96,000円の端末を購入した場合で、半額サポートプラスを適用した場合の経過月別の免除額をまとめると以下のようになります。
購入からの経過月 | 総支払金額 (端末代金+プログラム料) | 実質免除額 (96,000円-支払金額) |
---|---|---|
13ヶ月目~24ヶ月目 ※1年買い替えオプション利用(後半で解説) | 57,360円 (48,000円+9,360円) | 38,640円 |
25ヶ月目 | 57,360円 (48,000円+9,360円) | 38,640円 |
26ヶ月目 | 59,360円 (50,000円+9,360円) | 36,640円 |
27ヶ月目 | 61,360円 (52,000円+9,360円) | 34,640円 |
28ヶ月目 | 63,360円 (54,000円+9,360円) | 32,640円 |
29ヶ月目 | 65,360円 (56,000円+9,360円) | 30,640円 |
30ヶ月目 | 67,360円 (58,000円+9,360円) | 28,640円 |
31ヶ月目 | 69,360円 (60,000円+9,360円) | 26,640円 |
32ヶ月目 | 71,360円 (62,000円+9,360円) | 24,640円 |
33ヶ月目 | 73,360円 (64,000円+9,360円) | 22,640円 |
34ヶ月目 | 75,360円 (66,000円+9,360円) | 20,640円 |
35ヶ月目 | 77,360円 (68,000円+9,360円) | 18,640円 |
36ヶ月目 | 79,360円 (70,000円+9,360円) | 16,640円 |
37ヶ月目 | 81,360円 (72,000円+9,360円) | 14,640円 |
38ヶ月目 | 83,360円 (74,000円+9,360円) | 12,640円 |
39ヶ月目 | 85,360円 (76,000円+9,360円) | 10,640円 |
40ヶ月目 | 87,360円 (78,000円+9,360円) | 8,640円 |
41ヶ月目 | 89,360円 (80,000円+9,360円) | 6,640円 |
42ヶ月目 | 91,360円 (82,000円+9,360円) | 4,640円 |
43ヶ月目 | 93,360円 (84,000円+9,360円) | 2,640円 |
44ヶ月目 | 95,360円 (86,000円+9,360円) | 640円 |
45ヶ月目 | 97,360円 (88,000円+9,360円) | -1,360円 |
46ヶ月目 | 99,360円 (90,000円+9,360円) | -3,360円 |
47ヶ月目 | 101,360円 (92,000円+9,360円) | -5,360円 |
48ヶ月目 | 103,360円 (94,000円+9,360円) | -7,360円 |
49ヶ月目 | 105,360円 (96,000円+9,360円) ※ただし半額サポートプラスを継続している場合はプログラム料がPayPayポイントなどで還元 | 0円 |
※端末代の支払いは2カ月目から発生。
高額な端末ほど、支払総額のうちプログラム料の料金比率が少なくなるので、割引率は良くなります。
ソフトバンク以外の回線を使っている人も利用可能
ソフトバンクの半額サポートプラスは、特典の適用にソフトバンク回線利用の有無については問わないといった特徴があり、他の携帯会社の似たようなプログラムにはない特徴です。
ただし、次の機種もソフトバンクから購入する必要がある点には注意しましょう。
ソフトバンク系回線以外の携帯会社・ワイモバイル利用者でもプラス3,000円の追加料金で利用できる
他の携帯会社の回線を利用している人も利用できる点だけを見れば魅力的ですが、ソフトバンクで販売している端末についてはソフトバンクのSIMロックがかかっています。
ドコモ・au系の回線を利用している携帯会社やワイモバイルを利用している人の場合、SIMロックを解除しないと購入したスマホを利用することができない(SIMロック解除も購入してから101日以降でないとできない)という罠が2019年9月まではありましたが、2019年10月1日よりSIMロック解除の条件が緩和されました。
以下の2つの条件を満たした場合にはソフトバンクで端末を購入してから100日以内でもソフトバンクショップでSIMロックを即日解除することができるようになりました。
- ソフトバンクの回線契約がないこと
- クレジットカード払いで機種を購入していること
※上記の条件を満たしていない人は購入してから101日以降でSIMロック解除が可能
※詳細は不明ですが、今後はデポジット制でSIMロックの即日解除できるようにする計画もあるようです。
ソフトバンク契約者以外の場合のSIMロック解除手続きは、ソフトバンクショップ(店舗)でのみ手続きが可能で、SIMロック解除の手数料が3,000円(税抜)必要になります。
MVNOを利用している人についてはMVNOでは端末代が割引になりづらいですが、ソフトバンクのトクするサポートを使い、ソフトバンクから継続的に端末を購入することで安く端末を購入できるようになるメリットが出てきます。
いつから利用できるか
ソフトバンクの半額サポートプラスは2019年9月13日から加入することができます。
ソフトバンク以外の携帯会社を利用している人については受付開始が2019年9月26日と約2週間ほど遅れての開始になります。
対象の機種
ソフトバンクの半額サポートプラスに加入できる対象の機種(2019年10月3日時点)は以下の機種になります。
従来の半額サポートでは、iPhoneやAndroidスマホ機種が対象でしたが、今回の半額サポートプラスでは、ケータイやタブレットの場合も利用できるようになっています。
(かつて主流だった端末購入サポートの「月月割」も9月13日以降利用できなくなった影響だと思いますが…)
iPhone系
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 6s(32GB)
- iPhone 6(32GB)
- iPhone SE
Google Pixel系
- Google Pixel 3a
- Google Pixel 3a XL
- Google Pixel 3
- Google Pixel 3 XL
Androidスマホ系
- Xperia 1
- AQUOS R3
- arrows U
- LG K50
- AQUOS R2 compact
- HUAWEI Mate 20 Pro
- Android One S5
- Xperia XZ3
- AQUOS zero
- シンプルスマホ4
- DIGNO J
- HUAWEI nova lite 2
- Xperia XZ2
- AQUOS R2
- HUAWEI Mate 10 Pro
- Android One S3
- Xperia XZ1
- AQUOS R compact
- Xperia XZs
- DIGNO G
- HTC U11
- AQUOS Xx3 mini
- DIGNO F
- シンプルスマホ3
iPad系
- iPad(第7世代)
- iPad mini
- iPad Air
- 12.9インチiPad Pro(第3世代)
- 11インチiPad Pro
- 12.9インチiPad Pro
- 10.5インチiPad Pro
- iPad(第6世代)
- iPad mini 4
タブレット系
- Lenovo TAB5
- Lenovo TAB4
- MediaPad M3 Lite s
- Lenovo TAB3
ケータイ系
- AQUOS ケータイ3
- かんたん携帯10
- DIGNO ケータイ2
- AQUOS ケータイ2
- DIGNO ケータイ
- かんたん携帯9
法人向けスマホ系
- AQUOS sense basic
ソフトバンク公式ページの上部の機種は該当の最新スマホの一部のみで対象となる機種はほかにもあります。(公式ページの後半に対象機種のリストが記載されています。)
プログラム利用料金
ソフトバンクの半額サポートプラスの利用料金は月額390円(不課税)×24ヶ月のプログラム料が必要です。
プログラム料はauのアップグレードプログラムEXと同じ
半額サポートプラスはプログラム料が24ヶ月分かかりますが、この料金は現在のauのアップグレードプログラムEX(2019年9月30日新規受付終了)と同じ料金になっています。auのアップグレードプログラムEXはau回線の契約も必要になるので、改定電気通信事業法で10月以降NGになってしまいますが、ソフトバンクの半額サポート+は回線契約の有無については適用条件から外し、ソフトバンクで端末を購入する(回線はソフトバンク以外でもOK)ことを条件としていることで回避しています。
●半額サポート+とアップグレードプログラムEXとの違い
半額サポート+ (ソフトバンク) ※2019年9月13日開始 | アップグレードプログラムEX (au) ※2019年9月30日新規受付終了 | |
---|---|---|
プログラム料 | 月額390円(不課税)×24ヶ月 | 月額390円(不課税)×24ヶ月 |
最大免除期間 | 最大24ヶ月 ※25ヶ月目にソフトバンク機種購入の場合 | 最大24ヶ月分 ※25ヶ月目に機種変更の場合 |
特典適用時の 端末返却 | 必要 | 必要 |
特典適用時の 機種変更 | 不要 (ただし、ソフトバンクの端末の購入は必要) | 必要 |
ソフトバンクの半額サポートプラスでは、特典の適用にソフトバンク回線を利用しているかどうかは問いません。ただし、次の機種もソフトバンクで購入する必要はあります。
加入条件
ソフトバンク公式ページの説明内容が良く分からない方もいらっしゃると思いますので、ソフトバンクの半額サポートプラスの加入条件を簡単にまとめると以下の条件になります。
- 48回割賦(48回の分割払い)でソフトバンクの対象機種を購入すること
- 購入時点で半額サポートプラスを申し込むこと
後日、半額サポートプラスへの加入はできません) - ソフトバンク回線の利用契約は条件に含まれないので料金プランは他の携帯会社でも問題ない
キャンペーン解除条件
ソフトバンクの半額サポートプラスに加入している場合でも、以下の条件に該当する場合には自動的に解除され、半額サポートプラスが利用できなくなります。
- 端末代を一括返済した場合
残金が免除になるものなので、残金が無くなれば… - 譲渡した場合(家族割引名義変更は除く)
他人に譲ってしまう段階で、ソフトバンクへ端末返却もできなくなってしまうので、当然といえば当然なのですが…
特典利用条件
半額サポートプラスの特典利用を簡単にまとめると以下の条件を満たすことで利用することができます。
- 25ヶ月目~48ヶ月目での対象のソフトバンクの機種を購入する
- 半額サポートプラス加入時に購入した機種を機種変更の翌月末までにソフトバンクに回収、査定完了させること
※IMEIが確認できること(スマホの「設定」>「システム」>「端末情報」などでIMEIが確認できます)
※回収端末が故障機の場合は最大20,000円特典金額が減額か特典が利用できなくなる。ただし、あんしん保証パックなどの保証オプションに加入している場合は最大2,000円の減額で済む - 月額390円×24ヶ月分のプログラム利用料を支払っていること
※端末代金など、ソフトバンクへの支払いの未払いも無いこと
1つ目のポイントとしては、25ヶ月目以降にソフトバンクで次の機種を購入すると特典利用ができる点はいままでの解説で出てきた内容ですが、かつての半額サポートはスマホ機種への機種変更のみが対象でしたが、今回の半額サポートプラスの場合は48回払いで支払うソフトバンクの機種が対象となるため、ケータイやタブレットなども特典対象で、特典利用対象となる機種の範囲が広がっています。
2つ目のポイントは結構重要で、特典の適用には機種変更するまでに使用していた半額サポートプラスに加入時のスマホ端末はソフトバンクに回収させることで初めて適用されます。もし、故障機になってしまった場合には、査定額が下がったり、回収できず特典利用ができなくなる場合がある点にも注意が必要です。
3つ目のポイントとしては、今回の半額サポートプラスではプログラム料が必要なので、24回分、合計9,360円(不課税)の料金を支払っている必要があり、このプログラム料以外にもソフトバンクへの何かしらの料金の未払いがあると特典利用ができなくなるので注意しましょう。
査定基準を満たさないケース
半額サポートプラスの特典を受ける際、ソフトバンクに利用端末を回収させますが、端末の破損など、以下の条件に当てはまる場合には、査定基準を満たさないため、特典の利用のためには20,000円(不課税)を別途支払う必要があります。
購入した端末の保証サービスとして以下のものがありますが、これらを利用している場合で査定基準を満たさない場合の追加費用は2,000円(不課税)で済ませることができます。
- あんしん保証パック with AppleCare Services
- あんしん保証パックプラス
- あんしん保証パック
破損している端末は評価額が下がると考えると良いです。
- 電源が入らない
(スリープボタンが正常に機能しない) - 初期化されていない
(各種ロックが解除されていない) - ガラス・筐体が破損している
(ヒビ割れやカメラ・ボタン部分に破損や欠陥がある) - 液晶画面が異常/タッチパネルが動作不良
(液晶の液漏れ・焼きつき、タッチパネルの操作ができない、縦線や横線がある、画面が暗く文字が読めない) - 筐体が変形している
- メーカー保証が対象外
(改造など)
2点目の初期化は比較的忘れがちな処理なので、回収させる際には、かならず初期化することを忘れないようにしましょう。
(初期化しないと個人情報なども残った端末を送ることになるので、「必ず初期化!」を徹底しましょう。)
※初期化する前に、パソコンなどにバックアップデータを残しておくと安心です。
回収できない条件
以下の2つのケースに該当する場合には、ソフトバンクは回収できないため、半額サポートプラスの特典利用ができなくなります。
- 回収した機種のIMEI(製造番号)が確認できない場合
- 査定基準を満たさない端末の場合で、特典で免除される金額(残債)が追加料金より少ない場合
※支払い免除額より追加費用(20,000円または2,000円)の方が高くついて利用者が損をしてしまう場合には回収しないということです
IMEIの確認方法
IMEI(製造番号)はスマホ端末の「設定」から確認することができます。
Android機種のIMEI確認方法
※異なる場合もあります
「設定」 > 「システム」 > 「端末情報」> IMEIの項目
iPhone機種のIMEI確認方法
※異なる場合もあります
「設定」>「一般」>「情報」> IMEIの項目
半額サポートプラス利用で次回の機種購入のベストタイミング
ソフトバンクの半額サポートプラスに加入し、最大半額(プログラム料分は除く)になるベストの次回機種購入のタイミングは半額サポートプラスの特典が利用できる25ヶ月目で次の機種をソフトバンクで買い替える場合です。
26ヶ月目以降でも半額サポートプラスの特典は利用できますが、毎月の端末代の支払いが継続する影響で、支払い免除対象となる端末代の残額が毎月減っていくため、半額サポートプラスを利用するメリットが減っていく結果につながります。
つまり、半額サポートプラスに最も向いている人は2年に1回必ず次の機種に買い替える人と言えます。
1年買い替えオプションなら毎年機種変更も
ソフトバンクの半額サポートプラスは25ヶ月目から特典利用ができますが、13ヶ月目から24ヶ月目でも、24回分の端末代とプログラム料を支払う(つまり13ヶ月目に次の機種を購入する場合は、残り12ヶ月分の端末代とプログラム料を支払う)ことで半額サポートプラスの特典が使えるようになります。
毎年最新のスマホに必ず機種変更したい人は1年買い替えオプションを使い、半額サポートプラスを利用することをお勧めします。
メリット
ソフトバンクの半額サポートプラスを利用するメリットは2年などの比較的短い周期で機種変更することで端末代金の残債を最大購入した半額近くまで抑えることができる点です。
一番メリットを受けられる人
- 25ヶ月目で新しいスマホに次の機種を購入する人
- 端末を壊さず利用できる人
メリットのある人
- 13ヶ月目~24ヶ月目に次の機種を購入する人
(ただし、24ヶ月分の端末代とプログラム料は支払う必要がある) - 26ヶ月目~44ヶ月目で機種変更
(比較的早い段階で次の機種を購入する人にメリットがあり、月が経過する(免除額が減額する)とともにメリットが少なくなっていく。45ヶ月目~48ヶ月目の場合プログラム料分支払額の方が多くなります)
デメリット
ソフトバンクの半額サポートプラスのデメリットは最初の端末購入時で直接的な割引にはならない点が一つあります。プログラム料を支払い、後日のソフトバンクで次の機種購入で初めて割引の恩恵を受けることができますが、もし、端末を破損させたり、査定基準を満たさなくなってしまうと、一番免除額が多くなる25ヶ月目での特典適用でも免除額が非常に少なくなってしまうリスクもあります。
このリスクはドコモのおかえしプログラムやauのアップグレードプログラムEXも同様ではあります。
また、長い期間、次の機種を購入しないで同じ端末を利用し続ける場合には、半額サポートプラスの特典効果が薄くなる(もしくはなくなる)点もデメリットと言えます。
半額サポートプラスを利用して端末代金の支払い免除を受けることなく、端末代金を完済してしまった場合、プログラム料分損をするといったことはないようです。ソフトバンクへの支払い未払いが無いことが前提ですが、端末代金を完済した場合には、PayPayボーナス(個人契約の場合)やTポイント(法人契約の場合)などで支払ったプログラム料がバックされるみたいです。
ソフトバンク利用者のその他注意点
現在、ソフトバンクを契約している人の場合、いくつか割引サービスがあったりしますが、併用できない割引などがあるので、ご紹介します。
下取りプログラム(機種変更)と併用できない
ソフトバンクの半額サポートプラスは機種変更時にソフトバンクに端末が回収されてしまうということは、同様にソフトバンクに回収させることで利用できる「下取りプログラム(機種変更)」との併用が当然できなくなります。
半額サポートプラスは48回分割払いで購入し、25ヶ月目以降に機種変更した場合の、残割賦代免除。
(つまり26ヶ月以上保有した状態だと免除額が毎月減額されていく)
下取りプログラム(機種変更)は機種変更時に規定の査定額を24分轄し、月額料金から割引
という違いがあるため、48ヶ月の完済間近になった段階では、半額サポートプラスではなく、下取りプログラム(機種変更)の方がお得になる可能性もあるため、このようなケースの場合にはそれぞれの金額を比較し、お得になる方のキャンペーンを利用するようにしてください。
既に端末代の48回割賦払いが既に完了してしまった場合で、ソフトバンク利用者の場合は半額サポートプラスは使えませんが、引き続き利用できる下取りプログラム(機種変更)を利用しましょう。
※他のキャリアを利用している方は、中古買取店での買い取りなどを検討しましょう。
かつては「月月割」もあったが
端末代の値引きにあたるキャンペーンとしては、ソフトバンクには「月月割」がありましたが、月月割は「ウルトラギガモンスター+」や「ミニモンスター」など現在の主力プランでは利用できない割引です。
昔の古いプランで利用できた月月割も2019年9月12日で新規受付が終了します。。。
「月々割」は端末の下取りをしないので「下取りプログラム(機種変更)」との併用ができましたが、回収が必要な「半額サポートプラス」は「下取りプログラム(機種変更)」との併用はできないため、月月割と同じくらいの割引適用にはなりません。
分離プランの義務化が影響
今回の2019年10月1日から施行される改正電気通信事業法と関係している内容で、携帯スマホの通信料と端末代を完全分離した「分離プランの義務化」対応の影響を大きく受けています。義務化対応すると、通信料と端末代をセットにした割引ができなくなります。
かつての月月割や2019年9月12日で新規受付を終了する半額サポートについては、セットにした割引のため、10月以降も割引適用できるための半額サポートプラスを投入した流れになっています。
●3大キャリアの分離プラン例
ソフトバンク | ・ウルトラギガモンスター+(プラス) ※2019年9月13日からプラン内容刷新 ・ミニモンスター ※2019年9月13日からプラン内容刷新 ・スマホデビュープラン ※2019年9月13日からプラン内容刷新 ・ウルトラギガモンスター+ forデータ ※2019年9月13日開始 ・ミニモンスター forデータ ※2019年9月13日開始 など |
---|---|
ドコモ | ・ギガホ ・ギガライト |
au | ・auデータMAXプラン Netflixパック ・auデータMAXプランPro ・auフラットプラン25 NetflixパックN ・auフラットプラン20N ・auフラットプラン7プラスN ・新auピタットプランN |
端末代金の分割払いはかつては2年縛りの兼ね合いもあり24回払いが主流でしたが、現在のau、ソフトバンクで48回払いが台頭してきたのは、総務省の介入で分離プランの義務化の話が出てきた影響で、セットでの割り引きができなくなる結果、月々支払う端末代の料金が高額になり、購入控えが激しくなると考えたソフトバンク、auでは対抗策として、支払い回数を2倍の48回に増やし毎月の端末代支払いが高額にならないようにしたという背景があります。ドコモについても新プランが登場した2019年6月以降は24回から36回に支払い回数を増やしています。
48回払いになったのはセットで端末代割引をできなくした分離プランの影響・・・
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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