Snapdragonの性能を比較!各番号のおすすめ機種も紹介
スマホを操作するとき、「思っていたほどサクサク動かない」「ゲームをしようと思ったらカクカクして動作しない」という経験は誰にもありますよね。
スマホの動作性能にももちろん性能差があり、その性能差は「SoC」という部品によって決められています。
新しくスマホを購入するときにはSoCの性能比較が欠かせませんが、実際にSoCの性能を正しく理解しなければ比較の意味がありません。
そこで、当記事では代表的なスマホのSoCである「Snapdragon(スナップドラゴン)」についてわかりやすく解説をしました。
この記事を読めばSnapdragonやSoCの比較基準がわかり、あなたにぴったりのスマホを選べるようになりますよ!
用途次第で必要なCPU(Snapdragon)が変わります。しっかり理解し、後悔なくスマホを買いましょう!
Snapdragonはスマホの動作性能を決める部品(SoC)
Snapdragonとは、スマホの動作性能を決めるSoCの一種です。
SoCとはCPUやGPUといった部品の集合体であり、性能が高ければ高いほど動作が速くなります。
細かな部品の話をするとキリがないので「Snapdragonの性能によってスマホの動作性能が変わるんだな」という程度の理解で問題ありません。
スマホの用途に応じて必要なSnapdragonの性能が変わる、快適さが違うという点を覚えておきましょう。
用途に合ったSnapdragonを選ぶことが大事です。
Snapdragonはアメリカの半導体企業「Qualcomm(クアルコム)」が製造するCPU
Snapdragonはアメリカの半導体企業である「Qualcomm(クアルコム)」が製造をしています。
スマホにはSONYやサムスン・Xiaomiなど様々なメーカーが存在しますが、日本向けのスマホを製造するほとんどのメーカーがSoCにSnapdragonを採用しています。
つまり、スマホの動作性能はメーカーごとに変わる訳ではなく搭載されるSnapdragonの性能によって変わります。
たまに「中国製のスマホは動作が遅い」というような意見を目にしますが、中国製であろうと日本製であろうと搭載されているSoCはQualcomm製であるものが多いです。
厳密には搭載OSやその他部品によってメーカーによる動作性能の違いも多少はありますが、スマホの動作性能の大部分はSnapdragonの性能に左右されますよ。
スマホの動作処理に関しては、国産だろうと外国産だろうと信頼性はほとんど変わりません。
Snapdragonは型番によって性能がわかる
Snapdragonの中にも性能差が存在し、型番ごとに明確に区別されています。
基本的にSnapdragonには「888」「765」といったように3桁の型番が付与されますが、最初の数字が基本的な性能を表す「シリーズ名」で、後ろの2桁が発売時期を表す「世代」です。
シリーズは8が最も高性能で、7/6/4・・・と数値が小さくなるに従って下位モデルとなります。
シリーズは明確なターゲット層が設定されており、例えば最新モデルの6シリーズより3年前に発売された8シリーズの方が高性能(動作性能だけで見れば)というケースが多いです。
細かい性能比較は後述しますので、「数字によって性能や発売年月が変わるんだな」と理解しておきましょう。
Snapdragonの各シリーズをざっくり比較
Snapdragonの細かい性能を解説する前に、全体的な性能の違いをざっくりと理解しておきましょう。
項目 | 800番台 | 700番台 | 600番台 | 400番台 |
---|---|---|---|---|
スマホ価格(目安) | 10万円〜 | 5~7万円 | 3~5万円 | 1~3万円 |
消費電力 | 中〜高 | 中 | 低 | 低 |
3Dゲーム | ◎ | ○ | × | × |
2Dゲーム | ◎ | ◎ | △ | △ |
動画視聴 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
SNS | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
Web閲覧 | ◎ | ◎ | ○ | △ |
LINE | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
アプリ(高負荷) | ◎ | ○ | △ | × |
アプリ(低負荷) | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
同時起動 | ◎ | ◎ | △ | × |
おおよその目安ですが、Snapdragonのシリーズごとによるできること・できないことは上記の通りです。
8シリーズは超高性能で3Dゲームからアプリの同時起動まで非常に快適ですが、その分価格が高額です。一方、400~600番台は安価なもののあまり負荷の高い操作には向きません。
3Dゲームをしたい場合、400~600番台だとマトモに動作しない可能性が非常に高いです。一方、ニュースの閲覧やLINEしか使わないのに8シリーズを購入しても性能を活かしきれません。
このように、各シリーズごとに得意分野が異なることを理解しておくと自分にぴったりなスマホを見つけやすいですよ。
シリーズだけでなく、発売年月によって性能が大きく変わることも覚えておきましょう。
Snapdragon8シリーズ(800番台)の性能とおすすめスマホを比較
Snapdragon8シリーズは、全てのSoCで最も高性能かつ高価格です。
搭載スマホは8万円〜10万円以上で高額なものの、それに見合った性能を誇ります!
Snapdragon8シリーズは超高性能!3Dゲームなどヘビーユーザーにおすすめ
Snapdragon8シリーズは、3Dゲームや動画編集などの高負荷な処理にも十分に耐えられます。
搭載機種はほとんどがハイエンドモデルであり、他の部品(カメラやディスプレイ)も最先端・最高クラスの性能を有しているケースが多いですよ。
型番 | 発売年 |
---|---|
Snapdragon8 Gen1 | 2021年 |
Snapdragon888 | 2020年 |
Snapdragon865 | 2019年 |
Snapdragon855 | 2018年 855は2022年現在もギリギリ高性能。 |
Snapdragon845 | 2017年 ※845を購入するなら最新700番台がおすすめ |
代表的なSnapdragon8シリーズは上記の通りで、1年に1度新しいSoCモデルが発表されています。
スマホを利用する上で、あらゆる動作を快適に行いたいならSnapdragon8シリーズ搭載機種を選びましょう!
スマホを快適に使いたいヘビーユーザーにおすすめです!
Snapdragon8シリーズ搭載のおすすめスマホはGalaxy S22
項目 | 詳細 |
---|---|
発売年 | 2022年 |
取扱キャリア | ドコモ au ソフトバンク |
搭載SoC | Snapdragon 8Gen1 |
カメラ | 5,000万画素 3眼 |
ディスプレイ | 6.1インチ フルHD+ 有機EL |
価格 | 127,512円 (ドコモオンラインショップ価格) |
「Galaxy S22」は、サムスン製Galaxyシリーズのフラッグシップモデルとして高い評価を得ている最新モデルです。
Snapdragon8シリーズ最新の「8Gen1」を搭載し、スマホ上で行う動作でできないことは何も無いと言っても差し支えないほどの高性能を誇ります。
Galaxyシリーズはカメラやディスプレイ性能にも優れ、まさに王道ハイエンドモデルが欲しい方にぴったりの機種ですよ!
性能の割には価格もリーズナブルで、コスパも高いです!
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Snapdragon700番台の性能とおすすめスマホを比較
Snapdragonの700番台は、コストとパフォーマンスの両面に優れるおすすめSoCです。
搭載スマホは3万円台〜10万円程度と幅広く、選択肢が多い点も嬉しいポイント。
日常利用を快適にするために必要十分以上のスペックで、「何を選べばいいか迷う」という場合は是非700番台を選択肢に加えましょう。
Snapdragon700番台は高性能!日常生活やゲームでサクサク動作する
Snapdragonの700番台は、3Dゲームなどスマホに負担がかかるアプリでも動作します。
800番台と比べて画質を落としたりする必要はありますが、基本的にできない操作や起動しないアプリはないと考えても問題ありません。
日常利用も非常に快適で、様々なアプリの利用からWeb閲覧・ネットショッピングまでストレスなく楽しめますよ。
型番 | 発売年 |
---|---|
Snapdragon780G | 2021年 |
Snapdragon768G | 2020年 |
Snapdragon765 | 2019年 |
Snapdragon750G | 2019年 |
Snapdragon735 | 2019年 |
これまでに発売されている代表的なSnapdragon700番台は上記の通りです。
Snapdragon765以上であれば快適な動作が見込めます。一方、750Gや735の場合はアプリ次第でややパワー不足を感じるケースもあるため中古品の購入時には注意をしましょう。
Snapdragon700番台は最新スマホでも3~5万円台の高コスパモデルがあるため、基本的に最新モデル搭載機種がおすすめです。
Snapdragon700番台を搭載したおすすめスマホはMi11 Lite 5G
項目 | 詳細 |
---|---|
発売年 | 2021年 |
取扱キャリア | OCNモバイルONE IIJmio 等 |
搭載SoC | Snapdragon780G |
カメラ | 6,400万画素 3眼 |
ディスプレイ | 6.55インチ フルHD+ 有機EL |
価格 | 31,840円 (OCNモバイルONE価格) |
Mi11 Lite 5GはXiaomiが提供する高コスパスマホです。
31,840円という圧倒的な安さながら、最新のSnapdragon780Gを搭載し日常利用に必要十分以上の性能を有しています。
取扱は格安SIMがメインですが、価格と性能を両立したい方におすすめです!
格安SIMへの乗り換えと同時購入する機種としてもおすすめです!
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Snapdragon600番台の性能とおすすめスマホを比較
Snapdragonの600番台は、Web閲覧やSNSなどを快適に行える必要十分な性能を有したSoCです。
価格・性能ともにやや中途半端な立ち位置で、SONYやSHARPなどのメーカーが発売する廉価版機種への搭載が多く見られます。
国産機種で安いスマホが欲しいという方には選択肢になりますが、700番台を搭載したスマホが同価格で手に入ることからそれほどおすすめとは言えません。
Snapdragon600番台はミドルレンジモデル!ライトユーザーなら十分
Snapdragon600番台の性能は、Web閲覧やSNS・地図といった日常で利用するアプリが快適に動作するレベルです。
一方で3Dゲームなどの高負荷なアプリは動作が遅くなる可能性が高く、ゲームをしたい方にはあまりおすすめできません。
型番 | 発売年 |
---|---|
Snapdragon690 | 2021年 |
Snapdragon665 | 2019年 |
Snapdragon630 | 2019年 |
Snapdragon600番台は歴史が浅いこともあり、上記のラインナップです。
665/630の性能はアプリの同時起動(Webや動画アプリの切り替え)で動作が遅くなる可能性もあるため、600番台搭載のスマホを購入するなら最新の690搭載機種を選びましょう。
どうしても国産メーカーで、5万円以下のスマホがほしい!という方以外にはおすすめできません。
Snapdragon600番台を搭載したおすすめスマホはAQUOS sense6
項目 | 詳細 |
---|---|
発売年 | 2022年 |
取扱キャリア | ドコモ au 楽天モバイル OCNモバイルONE IIJmio mineo |
搭載SoC | Snapdragon690 |
カメラ | 4,800万画素 3眼 |
ディスプレイ | 6.1インチ フルHD+ 有機EL |
価格 | 57,024円 (ドコモオンラインショップ価格) |
Snapdragon690搭載のおすすめ機種は、国産高コスパスマホとして人気のAQUOS sense6です。
日常利用に必要十分な性能を有しつつ、おサイフケータイや防水・防塵といった機能も充実。
価格はドコモやauなどの大手キャリアで購入するとやや高額ですが、楽天モバイルやOCNモバイルONEといった格安SIMなら3万円台から購入できますよ。
とは言え、3万円台なら上位のSnapdragon700番台を搭載した機種が購入できる点も事実です。国産スマホにこだわる場合はおすすめできますが、そうでない場合は幅広い機種を検討しましょう。
取扱キャリアが多い点も魅力の一つです!
ドコモを利用したくなった人は!
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Snapdragon400番台の性能とおすすめスマホを比較
Snapdragonの400番台は、LINEの連絡やニュースの閲覧など最低限の機能を有しつつコストを抑えたスマホに搭載されるSoCです。
性能にはほとんど期待できず、日常利用ですら動作の遅さ・重さを感じるためあまりおすすめできません。
連絡以外はほとんどスマホを使わない方やサブ端末を探している方で1万円~2万円の機種が欲しい場合は選択肢になるでしょう。
Snapdragon400番台はエントリーモデル。連絡メインの方以外はおすすめしない
Snapdragon400番台で性能を比較する場合、Snapdragon480は過去のモデルより大きな性能向上が図られています。
上位モデルのSnapdragon690にも肉薄する性能のため「2万円以下でできるだけ性能にこだわりたい」という方は必ずSnapdragon480搭載機種を選びましょう。
型番 | 発売年 |
---|---|
Snapdragon480 | 2021年 |
Snapdragon460 | 2020年 |
Snapdragon450 | 2019年 |
性能度外視でとにかく安いスマホが欲しい!という場合以外にはおすすめしません。
Snapdragon400番台を搭載したおすすめスマホはRedmi Note 10 JE
項目 | 詳細 |
---|---|
発売年 | 2022年 |
取扱キャリア | au UQモバイル |
搭載SoC | Snapdragon480 |
カメラ | 4,800万画素 3眼 |
ディスプレイ | 6.5インチ フルHD+ 液晶(TFT) |
価格 | 28,765円 (au/UQモバイル価格) |
Redmi Note 10 JEはau/UQモバイルで販売されているスマホです。
価格は28,765円ですが、UQモバイルの場合、au回線以外からの乗り換えであれば端末代割引も含めて11,165円という安さで購入することができ、連絡メインで安いスマホが欲しいという方にぴったりですよ。低価格ながら4,800万画素のカメラを有しており「連絡メインだけど綺麗な写真も撮りたい!」というユーザーにもおすすめです!
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まとめ:Snapdragonの性能を比較し、用途に応じたスマホを選ぼう!
当記事では、Snapdragonの各モデルについて性能比較や詳しい内容を紹介しました。
スマホの動作性能を左右するSoCは、自身の用途に合わせて選ぶことがとても重要です。
用途によって必要な性能が異なるため、Snapdragonの性能差を理解してあなたにぴったりなスマホを購入してくださいね!
高ければいい、安ければいいということではなく用途に応じて選ぶことが大事です!
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。