ソフトバンクの衛星電話『501TH』とは?利用するメリット、料金プランも解説

2017年1月11日ソフトバンク,スマホ/ケータイ端末501TH

SoftBank 501TH

ソフトバンクの『501TH』が2017年1月16日に発売となります。

衛星携帯電話ってバカでかいイメージがあったんですが、今ではかなりコンパクトなんですね~。

通常の電話がつながらない場合や緊急時において真価を発揮する衛星携帯電話。東日本大震災以来、衛星電話への注目度は増しています。

まずは衛星携帯電話とは何なのか簡単に説明していきたいと思います。

衛星携帯電話とは

通常の携帯電話が地上の基地局で通信しているのに対し、衛星電話は「通信衛星」を基地局として利用し通信を行います。

衛星電話のメリット

地球上のほとんどで通話が可能

国内・海外問わず空から電波が受けられる場所であれば、通常は通信ができないような場所(海上・砂漠・山間部)でも通信が可能です。

災害時でも通話できる

通常の固定電話や携帯電話は災害などが発生すると「通話規制」がかかり、電話がつながりにくい状態となりますが、衛星電話の場合、衛星を経由することで地震などの災害時でも地上の影響を受けず通信ができます。

※発信先の電話が通話規制を受けている場合は当然つながりにくくなります。

衛星通信の種類は?

日本国内で利用できる衛星通信のシステムには以下のものがあります。

システム名キャリア
イリジウムau
インマルサットau、日本デジコム など
ワイドスタードコモ
スラーヤソフトバンク など

ソフトバンクの501THはスラーヤ・テレコミュニケーションズ社のシステムを利用しています。

月々の支払金額

端末代金
(総額87,600円)
(24回払)3,650円/月
基本使用料
※1,000円分の無料通信が含まれています。
4,900円/月
月月割-2,670円/月
月額5,880円

月額5,880円で衛星電話を持つことができますが、ご注意ください!別途「通話料」「通信料」がかかります。(基本料金には1,000円分の無料通信分が含まれます)

利用に応じてかかる料金

通話料1分につき160円
データ通信料au、1Kバイトにつき2円
SMS
(ショートメールサービス)
1通につき70円

となります。

やはりかなり高めですね~、しかし!割引オプション(2,000円/月)に加入すると、

1分あたりの通話料が160円→40円
SMS1通につき70円→20円

となります。利用頻度が多い方はかなり安くなりますので、加入しておいたほうが良さそうです。

どんな人向け?

山間部や海上など電波が入りにくい地域によく行く方や災害時などイザという時に通信手段を確保しておきたい方にオススメです。

衛星電話「501TH」の概要

衛星電話「501TH」

さすがに衛星電話。なかなかゴツいフォルムで一昔前の携帯のようですが、そこがまたかっこいい。

501THの主な特徴

1.コンパクトなボディィ~!

本体サイズは幅53×高さ128×厚さ27mmとコンパクト。名刺1枚+半分よりやや小さい(例えが悪くてスミマセン)くらいですかね。質量は212gなのでサイズの割に意外とズッシリ感じるかもしれません。

2.国内衛星電話トップの連続通話時間

大容量のバッテリーで連続通話が9時間、待ち受けは100時間。充電できない場所では非常に助かりますね。

3.防水・防塵

501THは防水・防塵性能「IP55」になります。
IPとは防水と防塵性能を表すための規格になります。「IP55」は防塵性能の等級が「5」、防水性能の等級が「5」という意味で、数値が大きいほど性能が高いという事になります。

「防水」性能の等級
等級5:あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない

「防塵」性能の等級
等級5:有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない

ちなみにiPhone7は「IP67」です。iPhone7ってすごいんですね。。

4.耐衝撃

501THの耐衝撃性能は「IK05」になります。これは外部から0.7J(ジュール)の衝撃に耐えられる性能。(正直いまいちピンとこないですが、それなりの性能を持っているという事で。。)

5.安心してください!つながりますよ。

緊急時に登録した宛先にすぐかけられるSOSボタン(SMSにも対応)を実装。さらに警察・消防・救急(東京都のみ)や海上保安庁への発信が可能です。海で遭難しても501THがあれば安心ですね・・。

6.日本語対応で操作性も問題なし

電話帳やメニュー画面、ショートメールも日本語に対応。電話の際も操作は通常の携帯電話とほとんど変わらないため、操作で迷うこともないはずです。

7.カラーは1色のみ

カラーは漢気あふれるブラック一択!残念ながらゴールドやピンクはありません。

この記事を書いた人

Kanスマホの先生の初代運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の初代運営者。
※一部の古い記事は2代目運営者のKenが更新している内容もあります。