ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」を徹底解説|メリット・デメリットとは?

料金プラン,OCNモバイルONEエコノミーMVNO

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」を解説
2023年6月26日で新規申込受付を終了します

OCNモバイルONEは2023年6月26日で新規申込受付を終了いたします。後継のプランはドコモの「irumo(イルモ)」で2023年7月1日からサービス提供開始します。
irumo(イルモ)」については別記事で解説しています。

↓ここからは2022年4月時点の記事内容です。


ドコモからエコノミーMVNOの「OCNモバイルONE」が、全国のドコモショップで取り扱いが開始されました。

しかし、「OCNモバイルONE」とはどのようなプラン内容なのかわからずに、契約に踏み切れないという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」について詳しく解説していきますので、契約するかどうかの判断材料にしてみてください。

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」の基本情報

まずは、ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」の基本情報について確認していきましょう。

月額基本料金550円~(500MBまで)
ネットワーク4G/5G
制限時の通信速度最大200kbps
データ追加・OCNアプリ経由1GB:+550円
・それ以外0.5GB:+550円
通話料11円/30秒
国内通話無料月最大10分無料
かけ放題/月額・10分かけ放題:+935円/月 ※1回10分以内かけ放題
・トップ3かけ放題:+935円/月 ※通話料上位3番号が対象

・完全かけ放題:+1,430円/月
eSIM×
キャリア決済×
申し込み方法・ドコモショップ
・WEBサイト
・電話
サポート対応WEBサイトまたは電話

OCNモバイルONEの最大の特徴は、店頭(ドコモショップ)で申し込みができることと、電話でサポートを受けられることです。

ほとんどの格安SIMでは、手続きやサポートがWEBのみの対応になっているので、スマホの扱いに慣れていない人にとっては大きなデメリットでした。

OCNモバイルONEではMVNOのデメリットがカバーされているので、スマホの扱いに慣れていない人でも格安プランに変更しやすくなりました。

さらに、MVNOでは一般的にキャリアメールが使えないことが多くOCNモバイルONEも同様ですが、各キャリアの「メールアドレス持ち運びサービス」を利用することで、有料にはなりますがメールアドレスを引き続き使用することができます。

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」の料金プラン

OCNモバイルONEでは、月々の使用量とSIMの種類によって月々の料金プランが異なります。

料金プランが気になる人が多いかと思いますので、各コースの月々の料金プランについてまとめました。

コース音声対応SIMSMS対応SIMデータ通信専用SIM
500MB/月550円提供無し提供無し
1GB/月770円提供無し提供無し
3GB/月990円990円858円
6GB/月1,320円1,320円1,188円
10GB/月1,760円1,760円1,628円
※月20GB、30GBのコースは2021年9月29日で新規申し込み受付を終了しています。

常にWi-Fi環境でスマホを利用できるのであれば、500MBのコースで月々のスマホ代基本料を550円までおさえられます。

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」のメリット

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」に乗り換える前に、どのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

  • アプリ不要で通話料が格段に安い
  • ドコモショップで機種変更と初期設定を行ってもらえる
  • 回線が良質で通信速度が速い
  • 解約違約金がかからない

それでは、それぞれのメリットについて解説していきます。

専用通話アプリ不要で通話料が格段に安い

他社のMVNOでよくある国内通話料は「30秒あたり22円」または「専用通話アプリ使用時のみ割安」といった料金設定が多いですが、OCNモバイルONEでは「専用通話アプリ不要で30秒あたり11円」と格段に安い料金設定となっています。

他社のMVNOにある専用通話アプリでの通話料を安くする手法の場合、専用アプリ経由の通話料が安くても、WEB上から電話番号をタップするとOSに標準搭載されている電話アプリで起動してしまうので、わざわざ電話番号をコピーしてアプリから電話をかける必要がありました。

小さな手間ですが、電話の使用が多いと面倒に感じる人も少なくないのではないでしょうか?

しかしOCNモバイルONEは標準の通話アプリでの通話料金が安いので、ストレスフリーで通話をすることができます。

ドコモショップで機種変更と初期設定を行ってもらえる

基本的に多くのMVNOはネットでのみの申し込みとなっていますが、OCNモバイルONEはドコモショップで機種変更と初期設定を行ってもらえます

スマホの扱いが苦手な人にとって、MVNOへの乗り換えはハードルが高いイメージがありますが、OCNモバイルONEなら店員さんに対面で教えてもらえるので安心です。

回線が良質で通信速度が速い

ドコモ回線を利用しているので、他の大手キャリアの回線に比べて全国幅広いエリアで利用することができます。

そして気になるのが通信速度ではないでしょうか?回線が混雑する時間帯のOCNモバイルONEの下り平均通信速度は以下の表を参考にしてください。

時間帯下り平均通信速度
8:00~8:3012.1Mbps
12:15~12:4519.1Mbps
17:30~18:0012.0Mbps
出典:格安SIMの通信速度計測(https://keisoku.io/mobile/provider/ocn_mobile_one.html)
※2022年3月調査時点

下りの通信速度には、「動画の視聴」「WEBページの閲覧」などが該当します。

上りは「SNSへの投稿」などが該当しますが、OCNモバイルONEの平均通信速度は12.08Mbpsなので、格安SIMの中でも通信速度が速いと言えます。

解約違約金がかからない

OCNモバイルONEは契約期間の縛り・解約時の違約金がかからないので、1ヵ月で別の格安プランに変更してもOK。解約月の日割り計算はありませんが、少し昔のスマホプランではよく見かけることのあった1万円近い解約金を支払う必要もありません。

もし他のMVNOを試してみたくなってもすぐに乗り換えることができるので、以前に比べて自由な選択をしやすくなりました。

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」のデメリット

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」に契約してから後悔しないように、デメリットについても確認しておきましょう。

  • データ容量が10GBを超えるプランがない
  • 申し込み後のサポートはドコモショップで受け付けていない

この2つのデメリットが許容範囲かどうかを判断するために、それぞれの内容について解説していきます。

データ容量が10GBを超えるプランがない

OCNモバイルONEは10GBまでのプランまでしかないので、大容量のデータ通信を使いたいという人には不向きです。

しかし、総務省の携帯電話ポータルサイトによると、20GB以上のプランを選んだ人は42.8%ですが、実際に20GB以上を使っている人は11.3%という統計が出ています。

さらに、月々のデータ使用量が10GB以下の人が75%を占めているという統計も出ているので、まずは自身の月々のデータ使用量を確認しておくことをおすすめします。

申し込み後のサポートはドコモショップで受け付けていない

OCNモバイルONEへの乗り換えは、ドコモショップで申し込み・初期設定を行ってもらえますが、契約後のサポートは電話かWEBでの対応となっているので、スマホの操作が苦手な人には不向きかもしれません。

ただし、ドコモショップで開かれているスマホ教室はエコノミーMVNOも対象となっているので、無料で受けられる講座に参加してみてはいかがでしょうか。

講座内容
体験編・スマホの基本操作
・iPhoneの基本操作
・らくらくスマートフォンの基本操作
基本編・オンライン手続きの方法
・インターネットやアプリの使用方法
応用編・キャッシュレスの使用方法
・マップ、災害情報の対策
・オンラインサービスやWi-Fiの使い方
活用編・フリマアプリの使用方法
・オンライン手続き(マイナンバー・診療)
・動画や音楽、本を手軽に楽しむ方法 など

この他にも有料(1講座3,300円)の講座が豊富に用意されているので、契約後に使い方がわからずに困ったということはなさそうです。

ただし、スマホ講座には事前予約が必要なので、すぐに相談にいけないという点ではやはりデメリットになってしまうのではないでしょうか。

まとめ

ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」について大切なポイントをもう一度押さえておきましょう。

メリット・アプリ不要で通話料が格段に安い
・ドコモショップで機種変更と初期設定を行ってもらえる
・回線が良質で通信速度が速い
・解約違約金がかからない
デメリット・データ容量が10GBを超えるプランがない
・申し込み後のサポートはドコモショップで受け付けていない
おすすめな人・データ容量を10GB以下で利用したい人
・通話が多い人
・乗り換えから初期設定まで店員にサポートして欲しい人

以上の内容から、ドコモのエコノミーMVNO「OCNモバイルONE」を検討してみてください。

OCNモバイルONEを利用したくなった人は!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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