MNPのメリットは?機種変更との違いも解説【キャリア乗り換えガイド】
キャリア(携帯会社)でスマホやケータイを契約する時に「MNP」や「乗り換え」や「機種変更」といった言葉を何度か耳にしたことはありませんか?
すべて同じ意味なのか、もしくはそれぞれ別の意味なのか、正直よく分からないと思う方は結構多いのではないでしょうか。
答えをいってしまうと「MNP」と「乗り換え」は同じ意味で、「機種変更」は別物だったりするのですが、今回はスマホ・ケータイ契約の「MNP」や「機種変更」などについて、どのようなものなのか、それぞれの契約の違い、メリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。
乗り換え先におすすめの格安SIM会社
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契約形態は3種類ある
携帯会社で新たにスマホ・ケータイを持つ、違う機種に変更する場合には、契約のタイプとしては大きく3種類の形式があります。その3種類は「機種変更」、「新規契約」、「MNP(乗り換え)」です。
機種変更とは
機種変更とは、同じ携帯会社を利用したままで、新しいスマホ・ケータイの機種に変更する手続きです。機種を変更(新しく購入)するだけなので、携帯会社の変更はありません。
機種変更と同じ意味として扱われるほかの用語に、「買い替え」や「買い増し」といったものもあります。
新規契約とは
新規契約とは、新しく携帯会社で電話回線を契約する手続きを指しています。新しく携帯電話の回線を作ることになるため、新しく携帯電話の番号をもらう形になります。
多くの人は、新規契約と同時に新しいスマホ・ケータイの機種を購入しているので、機種購入と新規回線を作ることが新規契約と勘違いされる方もいる印象がありますが、SIMロックフリーの端末を持ち込んで、契約する場合も新規契約です。
端末の購入は付随するもので、新しく契約回線を作るのが本来の新規契約です。
ただし、キャンペーンの特典条件として、端末を購入しての契約が条件になっている場合もあるので、その点は注意が必要です。
乗り換え(MNP)とは
MNPとはMobile Number Portability(モバイル・ナンバー・ポータビリティー)の略で、それぞれの英単語の頭文字をとったものです。
たまにNMPと書かれたページを見ることもありますが、正しくはMNPです。
MNPをかんたんに説明すると、現在利用している電話番号を変えずに携帯電話会社を変更することです。新しい携帯会社で乗り換えの契約が完了した時点で、元々利用していた携帯会社の契約は自動的に解約になります。
MNPの場合も新規契約と同様に端末の購入自体は付随するもので、電話番号を変えずに携帯会社を変更する(乗り換える)ことが本来のMNPです。そのため、SIMロックフリーの端末を持ち込んで契約することもできます。
ただ、一部MNPの扱いにならないものもあるので、ご紹介します。
携帯番号を変えて、携帯会社を変更した場合は?
MNPは電話番号を変えないで、携帯電話会社を変更することを指しましたが、
「電話番号を変えて、携帯電話会社を変更する場合は?」
と思われた方がいるのではないでしょうか?
答えは、MNPではありません。
この場合は、元々使っていた携帯会社を「解約」して、新しい携帯会社で「新規契約」するという扱いになります。
違うブランド名でも同じ会社間の乗り換えは番号移行
少し意味が分からない感じのタイトルになっています(説明が難しい・・・)が、たとえば「ソフトバンクからワイモバイル」や「ワイモバイルからソフトバンク」に変えるようなケースです。ソフトバンクとワイモバイルはそれぞれ違うブランドですが、運営会社はどちらもソフトバンクです。
この場合の手続き自体はMNPと似たような手続きになるのですが、ブランドが変わっても会社は変わっていないので、MNPではなく、「番号移行をお申し込み」という違う扱いにされます。
この影響で、MNPで適用される一部のキャンペーンで番号移行の場合は対象外にされたりすることがあるため、注意が必要です。
少しでもキャンペーンの特典がほしい場合は、電話番号の変更にこだわりがなければ、携帯会社を解約して、新たに新規契約する形で、新規契約の特典を受けるといった方法は一応あります。
●機種変更、新規契約、MNPの違い比較表
契約形態 | 変更前の 携帯会社 | 変更後の 携帯会社 | 電話番号 |
---|---|---|---|
機種変更 | A社 | A社 | 変わらない |
現在使っている機種を変更するだけ | |||
新規契約 | なし | B社 | 新しく発番される |
いままで使っている携帯会社が無いため、新しく携帯番号が発番されます。 | |||
MNP (乗り換え) | A社 | B社 | 変わらない |
携帯会社は変わりますが、電話番号は変わりません。 | |||
番号移行 | A社 (ブランド●) | A社 (ブランド▲) | 変わらない |
例:ソフトバンクからワイモバイルへの変更(どちらも運営はソフトバンク社) など。 同じ会社で別ブランドに変更すること。手続き内容はMNPとほとんど同じだが、一部特典が受けられない場合もある。 | |||
解約した後 新規契約する | A社 | B社 | 変わる |
MNPとは違い電話番号は変わってしまう。 B社の特典はMNP特典ではなく、新規契約特典を受けることができる。 |
機種変更と新規契約はとてもシンプルなことなので、イメージしやすいものですが、MNPは携帯・スマホについてあまり詳しくない人にとってイメージしづらいことなので、MNPがほかの契約形態と意味を混同してしまったりといった勘違いの要素になっています。
携帯会社で働いている人に以前聞いたことがある話で、「機種変更」で相談を受けたものの話を聞いてみると、実は「MNP」での契約を希望している人だったとか、その逆だったとかといったことが実際にあるみたいです。
MNPのメリット
勘違いの要素になっているMNPではあるものの、MNPにはメリットがいくつかあります。
- 携帯電話番号を変えずに携帯会社を変更できる
(携帯番号が変ってしまうと知人友人に都度連絡するのが非常に手間になります。) - 自分の利用にあった携帯会社のプランで契約できる
(携帯会社の料金プランは比較的短い期間で料金プランがコロコロ変わります。そのため、その時々によって自分にもっとも合っているキャリア・料金プランが変えることができ、プランによっては同じようなプラン内容でも料金が安くなる場合もあります)
そして、何よりもMNPをスマホ・携帯の契約に切り離せない理由としては、一番特典が厚い点があるからといえます。
なぜ特典が厚いかの理由は、携帯会社の視点に立って考えてみるとイメージしやすいかと思います。
- 機種変更の場合
新しい機種代金の粗利が収入になるだけです。
(仕入れる端末自体の端末代も高額だと思うので、利益はあまり出ません。) - 新規契約の場合
利用した年月分の携帯・スマホの利用料金(+新しい機種代金の粗利)になります。
(毎月の利用料金は一人数千円以上あるので、長い期間になれば利益はかなりのもの) - MNPの場合
新規契約分の利益のほか、さらにライバル会社の利用したであろう年月分の携帯・スマホの利用料金を奪うことができます。
3つの中でどの契約が携帯会社にとって一番好ましいか理解できるのではないでしょうか?
現在は、総務省からの指導や2019年10月の法改正の影響などもあり、昔ほどMNPに対する特典は無くなっていますが、それでもまだMNPの特典が一番厚い傾向は変わっていません。(新規契約特典とかなり近くはなっています。)
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乗り換え(MNP)の特典とは
MNPの特典は、主にキャリア(携帯会社)側と販売ショップ側で用意されています。では、それぞれのMNPの特典について解説します。
キャリアの特典
現在、キャリアのキャンペーンで特に期間が限定されているようなキャンペーンの場合、対象がMNPや新規契約に縛った形で展開しているものがあります。
これは、最初の月額料金を少しでも安くする(店頭やCMなどで安く見せることもできる)ことで、キャリアに入りやすくさせようとしている狙いがあると思われますが、特典を有効活用する場合には、MNPや新規契約で利用できるこれらのキャンペーンを利用すると一定期間ですが、利用料金を抑えることができます。
最近は、キャリアが推すプランに申し込むと割引を効かせるキャンペーンが増えてきていますが、それでもMNPや新規契約にメリットを与えるキャンペーンはまだまだ残っています。
●大手キャリアの主なキャンペーン一例(2022年4月時点)
※いずれも、1回線につき1回まで適用可能
キャリア | キャンペーン名 | 特典内容 |
---|---|---|
ドコモ | 5G WELCOME割 | キャンペーン対象の5G対応機種を購入することで機種代金を5,500円~22,000円割引。 ※新規契約や機種変更でも割引になる機種はありますが、他社からのMNPで割引になる機種がほとんどです。 |
楽天モバイル | ダブル突破記念キャンペーン!iPhone 13、iPhone 13 Proが最大35,000ポイント還元! | 「Rakuten UN-LIMIT VI」に他社から乗り換えで最大35,000ポイント還元 ※複数のキャンペーン適用の合算である点は注意 |
※これらはあくまでキャンペーンの一例です。
以前と比べて、MNPによる特典適用されるキャンペーンの数はかなり減っています。
キャリアの特典は、新規契約とMNPではそれほど差がないのではと思われた方。もうひとつの販売ショップの特典を忘れてはいけません。
販売ショップの特典
MNPの特典はキャリアだけでなく、販売・手続きを行っている「ショップ」側でも独自に行っており、店舗ごとでキャンペーン内容は異なっています。「キャリアの割引」と「販売ショップのキャンペーン」のこの2つを上手に利用することでMNPのメリットを最大限に引き出すことができます。
MNPならショップの特典も検討すべし
MNPの醍醐味はショップの特典にあるといっても過言ではありません。店頭やオンラインショップで独自に展開しているキャンペーン内容・特典も加味して最終的に自分に合っているお店を利用することをお勧めします。
以前は、キャリア公式オンラインショップでは割引特典はほとんどなかったのですが、最近ではキャリアの公式オンラインショップ限定の割引特典も拡充されてきています。
また、ドコモ・ワイモバイルについては、事務手数料がかからないといった独自のメリットを持つキャリアもあります。
MNPの特典を最大限受けるには「ショップ選び」が重要
各ショップでは、MNPの方限定でキャッシュバックなどの特典が付く場合があります。
※新規契約や機種変更の場合もキャッシュバックが付く場合もありますが、キャッシュバック金額が少なかったり金額に差をつけられる場合が(特に機種変更は)あります。
キャリアのプラン自体はどのショップで手続きしても同じで差がありませんが、独自のキャンペーンは違います。どうせ利用するならお得な特典を出しているショップで手続きしたほうがメリットが高いのは言うまでもありません。
街の携帯ショップは代理店がほとんど
街でよく見かけるドコモショップやソフトバンクショップやauショップなど。じつはこれらはキャリアが出しているお店(直営店)ではありません。ほとんどの店舗はキャリアと契約している「代理店」で、そのため店舗ごとに運営会社も異なります。
※auやソフトバンクには直営店がいちおう存在しますが、非常に数が少なく全国にわずかな店舗のみ。ドコモに直営店は全くありません(ドコモの子会社が運営している店舗はあります)。
同じ会社がドコモショップもauショップもといったように複数のキャリアの店舗を運営しているところもあります。
つまり同じドコモショップだとしても運営する会社が違うため、それぞれがライバル店。販売店同士で競い合っているわけです。
キャリア視点でみた場合には、ほかのキャリアを見ていれば良いかもしれませんが、販売店の視点でみた場合は、同じキャリアを含むほかの店舗はすべて競合でライバルになるため、お客さんが獲得できないとなると死活問題になるので、キャリア視点よりもシビアになります。
そのため、必然的に、店舗独自の特典もショップによってそれぞれ異なってきます。
携帯電話ショップはキャリアからの「販売奨励金」で成り立っている
街のショップなどの携帯販売代理店は端末を販売するごとにキャリアから「販売奨励金」という名目でお金(インセンティブ)がもらえます。
冒頭で述べたようにキャリアは他社からの乗り換え(MNP)はとにかく獲得したいため、MNPで獲得したときのインセンティブ(報酬)は高額になっているようです。そのお金の中から特典の費用を捻出するので、当然MNPの特典が厚くなります。
特典は季節や曜日によっても変わる
また、同じ店舗でも時期によって特典が大きく異なります。ショップ側の都合で「この月は少しでも多く獲得したい!」となれば期間限定でキャンペーンを行う場合があります。
そういった場合はショップの公式ツイッターなどSNSなどで告知される場合が多いので、動向を注意深く見守る必要があります。
多くのショップはツイッターを利用し、キャンペーン告知をしている傾向があります。
少しでも得に購入したい場合の見極めポイント(2019年10月以降版)
路面店やネットショップなど、複数の販売店で少しでもお得なお店で購入したいと考えている方は、結局どのお店で購入するのがお得なのかを判断する材料として、以下のポイントを押さえて、最終的に利用するお店を決めることをお勧めします。
- 回線契約に伴う端末代金の割引・キャッシュバックは(キャリア公式+ショップ独自の合計で)2万円であること
※2019年10月の法改正で最大で割引できる金額が2万円までなので最大限の還元額が2万円です。(厳密には端末代の直接的な割引は税込22,000円引き、キャッシュバックやポイント還元は20,000円分までが上限です。)
※定価で2万円を切る端末の場合には割引後の端末価格が1円になる還元額がベスト。
※3G回線から4G回線、5G回線への乗り換えについては2万円ルールの適用対象外(2万円以上の還元も可能) - 端末代金に頭金がかからないこと
※定価の端末代金とは別に頭金(数千円から数万円)を徴収する場合が一部の販売店であります。 - 還元の条件に余計なオプション加入が無いこと
※販売店からのキャッシュバック還元条件などで余計なオプション加入が必要な店舗も一部あります。
機種変更でも2万円還元を受けれるお店があれば、機種変更でも良いかもしれませんが、なかなかこの条件を出すのは困難なようで、MNPや新規契約であればこの条件を引き出しやすいようです。
2019年9月まではキャッシュバック還元はできるだけ多いお店でという判断軸がありましたが、10月の法改正で上限金額が設定されてしまったので、最大限の2万円の還元が受けられて、かつ余計な条件を付けないお店で契約するのが今後のショップ選びの判断軸になりそうです。
携帯ショップのポスターなどの訴求内容で「iPhone SEが1円」みたいな形で実際の端末の定価より明らかに安く見える訴求ですが、実際は以下の複数の割引(もしくは支払い免除)の組み合わせで成立しています。
- 端末代金自体の割引(ショップ独自キャンペーン)
※補足:回線契約を伴わない、純粋に端末を購入することで一律に全適用される割引については上限2万円の制約対象に含まれなくなります - キャリア公式キャンペーンの適用
※MNPや新規契約など特定の条件で適用される割引 - 30歳以下などの特定の対象者のみに適用するキャンペーン割引
※U30とかついているキャンペーンでこちらもキャリア公式キャンペーンですが、この条件を加えることで最安で購入できる対象者を限定しています。 - 端末購入サポートプログラムの利用
※2年後に購入した端末をキャリアに返却することで分割払いの残りの残債を免除
(例:いつでもカエドキプログラム、スマホトクするプログラム、新トクするサポート など)
※主な割引要素のため、上記以外の割引要素がある可能性もあります。
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乗り換え(MNP)のデメリット
乗り換え(MNP)はメリットもありますが、デメリットももちろんあります。
キャリアメールが使えなくなる
MNPをするとキャリアが変わってしまうため、キャリアのメール「XXX@docomo.ne.jp」や「XXX@ezweb.ne.jp」などのメールアドレスをガッツリ利用していた方はそれまでのメールアドレスは利用できなくなります。
ただし、2021年12月頃から始まったサービスで、有料で毎月料金はかかるもののメール持ち運びサービスを活用することで、キャリアメールを他の携帯会社に変更後も引き続き利用できるようにはなっています。
一部のMVNOは手数料が機種変更より高額な場合がある
乗り換え(MNP)を行う場合は、MNP転出に伴う手数料が必要になります。一部のMVNOのプランを利用している場合、更新月以外でMNPで乗り換えてしまうと、元々の携帯会社への契約解除料を支払う必要があり、タイミングによっては諸々の手数料がかなりの金額になる場合もあります。
●MNP(乗り換え)で必要な各種手数料一覧
※3大キャリアの場合
名目 | 支払先 | 金額 |
---|---|---|
1.MNP転出手数料 | 転出元 | 0円 ※3大キャリアでは2021年3月~4月に手数料撤廃に |
2.契約事務手数料 | 乗り換え先 | 3,300円 ※ドコモオンラインショップでの手続きについては0円 ※新ブランドのahamo、povo、LINEMOは0円 ※ドコモ以外の同キャリアのブランド間移動(ワイモバイル→ソフトバンクなど)は0円 |
3.契約解除料(違約金) ※契約更新月以外の乗り換えの場合 | 転出元 | 0円 ※3大キャリアでは2021年10月~2022年4月に手数料撤廃に ※ソフトバンクの一部の法人プランについては契約解除料が発生するプランあり。 ※一部のMVNOで期間縛りのあるプランでは約10,000円程度の解約金発生するものがあります。 |
※端末代金の支払い残金がある場合は引き続き残金の支払いが必要です。
MNP転出手数料は2021年3月~4月に撤廃の動きになり、3大キャリアでは無料になったものの、一部のMVNOでは有料のところも残っています(有料のところは3,300円が一般的)。
サブブランドのワイモバイルやUQモバイル、楽天モバイルは無料。
契約事務手数料については、基本的には3,300円ですが、一部無料になるものもあります。MVNOでは契約事務手数料は無料でも、SIMカード発行手数料みたいな異なる名目で同じくらいの金額の手数料が発生することもあります。(ただし、楽天モバイルの楽天アンリミットやオンライン限定の新ブランドは諸々0円)
契約解除料が2019年10月の契約を境に値下げや撤廃になっていますが、この理由としては2019年10月に施行の改正電気通信事業法が関係していて、期間縛りのあるプランの契約解除料の上限金額は1,000円までという規制ができたことによる影響によるものです。
既に契約解除料が9,500円のプランに契約していた場合は、自動的に契約解除料が1,000円や0円に変わらない状況が続いていましたが、3大キャリアについては2021年10月から2022年4月に契約解除料が完全撤廃になり、期間縛りのあるプランの契約解除料も撤廃されています。
ただし、一部のMVNOでは引き続き契約解除料が発生するところもあります。
MNPの手続きが少し手間
MNPは機種変更と異なり、ショップに行って携帯の契約をする以外に、MNPをするための手続きをいくつかすることが必要になります。その分、機種変更と比べると手間が少しかかるといったデメリットはあります。
↓関連記事:MNPの手順と得する携帯ショップの選び方MNPや新規契約での注意点
MNPや新規契約での注意点が一点あります。MNPや新規契約をした場合、(特定のプランや条件を満たしていることで)3ヶ月~2年間くらいの期間限定の割引が適用されるキャンペーンを利用することがあると思いますが、これはあくまで期間限定の割引なので、割引の期間が終了してしまうと、月額料金は本来の金額になります。
最初は安いと思って契約したけど、いつの間にか高くなっているという結果に必然的になるので、1~2年周期で一度、自分の契約しているキャリアや料金プランが最適のものか見直して、MNPも含め最適なキャリア・料金プランに変更していくことをオススメします。
ドコモ、au、ソフトバンクで端末を購入した場合は24回~48回での分割購入になりますが、各キャリアの端末購入サポート系のプログラム(実質的には端末レンタルサービスみたいなもの)で一番端末代金の負担が少なくなるのはちょうど2年周期のタイミング (で端末を返却) になっています。
MNPのメリットのまとめ
最後にMNPのメリット・デメリット・注意点をまとめました。
- キャリアとショップの双方に特典がある。
- 一部のMVNOでは更新月以外の乗り換え(MNP)は違約金がかかる。
※以前よりは違約金や手数料負担は少なくなっている傾向 - 得するか否かはショップ独自のキャンペーン次第。
※キャッシュバックで手数料が相殺できる場合もある - 割引は数ヶ月~2年間で終わるキャンペーンもあるため、1~2年周期でキャリア・料金プランの見直しを。
乗り換え先におすすめの格安SIM会社
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この記事を書いた人
- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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