中学生にスマホを持たせる前のルール作りが重要!ルールの決め方を徹底解説
「スマホを持たせて子供とすぐに連絡をとれるようにしておきたい」
「子供にスマホが欲しいと頼まれた」
「塾や習い事の送迎にスマホがあると便利」
など、様々な理由で中学生のお子さんにスマホを持たせようと検討しているかと思います。
しかし、親の目が届かない場所で何らかのトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、簡単にスマホを持たせられないと考える保護者の方は多いのではないでしょうか?
実際に文部科学省の調べによると、子供にスマホを持たせることに心配な点があると答えた保護者は9割と、多くの保護者が何かしらの心配があるようです。
そこで今回は、安心してお子さんにスマホを持たせられるように、中学生にスマホを持たせる前のルール作りについて徹底解説していきます。
スマホルールの具体例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中学生にスマホを持たせる前にルール作りをしておくべき3つの理由
なぜ、中学生にスマホを持たせる時にルール作りが必要なのかというと、以下の3つの理由が考えられるからです。
スマホのルール作りをしておくべき3つの理由
- スマホ依存症のリスクがある
- 視力の低下や寝不足になる
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
子供は夢中になってしまうと時間を忘れてしまったり、危険に対する意識が低いことから、上記のようなリスクや危険性が高まります。
リスクや危険を知っておくことで、スマホのルールを作る時の参考にもなるので、各内容について解説していきます。
スマホ依存症のリスクがある
インターネット上には楽しいことや刺激的なことがたくさんあるので、時間を忘れて夢中になってしまうことは少なくありません。
子供の生活が携帯電話中心になってしまうと、スマホ依存症となり「イライラして落ち着かない」「成績が著しく低下する」などのこころの病気になってしまいます。
そうならないためにも、
- 携帯電話の使用時間や使ってもいい時間帯を決める
- 携帯電話の使用場所を決める
- 食事中は携帯電話を触らない
など、子供が携帯電話を使う時間を親がしっかりと管理できるルール作りをしましょう。
視力の低下や寝不足になる
液晶画面から出ているブルーライトは、目にダメージを与えやすいことから、長時間の使用は視力の低下に繋がります。
ブルーライトの影響はその他にもあり、睡眠の質の低下・精神への悪影響・太りやすくなるなど、体内リズムが乱れることで様々なトラブルを引き起こします。
子供の健康を守るためにも、
- 1日の携帯電話の使用時間を決める
- 就寝前は携帯電話を見ない
- ブルーライトカット対策(フィルム貼付・メガネ)を行う
といったルール作りや対策を行いましょう。
犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
子供に携帯電話を持たせることでもっとも不安に感じているのが、犯罪などのトラブルに巻き込まれる可能性ではないでしょうか?
SNSを通じて知らない人と連絡をとったり、わいせつな写真を送ってしまったり、悪質なサイトをクリックしてしまったりと、インターネット上にはたくさんの不安要素が転がっています。
このようなトラブルを未然に防ぐためのルールとしては、
- 個人情報や本人を特定できる写真をネット上にアップしない
- 面識のない人と連絡先を交換しない・会わない
- 不安に感じたことは必ず保護者に相談する
といった内容を徹底して伝えるようにしましょう。
中学生にスマホを持たせる前のルール作りの3つのポイント
具体的にスマホのルールを作る前に、まずはルール作りのポイントを押さえておきましょう。
ポイントを抑えておくと、親子間で納得のいくルールを作ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:子供と一緒に話し合って決めること
ついつい親目線でスマホのルールを作ってしまいがちですが、そうすると子供が不満を持ってルールを守らない可能性が高まります。
そうならないためにも、子供がどのようにスマホを利用したいのかということをきちんと聞いておきましょう。
例えば、「友達とのコミュニケーションのために◯のアプリと△のSNSは利用したい」「◯時は絶対にスマホを使いたい」など、子供を取り巻く環境は各々異なるので、ご家庭で話を聞いてみてください。
子供の話を聞いた上で、保護者が容認できない点は「なぜダメなのか」という理由を説明したり、妥協案を一緒に模索するなどして、お互いに納得がいくルールを作っていきましょう。
ポイント2:ルールを破った時のペナルティを決めておくこと
ルールを破った時のペナルティも考えておくと、子供がルールを意識しやすくなります。
例えば、
- ルールを破ったら◯日間スマホ没収
- 成績が◯位まで下がったら◯位に上がるまで利用時間を減らす
など、具体的に決めておくとお互いわかりやすくなるのでおすすめです。
ポイント3:ルールの見直しを定期的に行うこと
子供のスマホの使い方や周りの環境は変化するので、定期的にスマホのルールを見直しましょう。
内閣府の調査によると、学年が上がるにつれてルールの緩和傾向がみられますが、部活や習い事、オンライン授業など、日常的に変化があった時も見直すタイミングです。
子供に定期的にスマホの利用に関する感想を聞き、安全性も確保しながら窮屈になりすぎないように見直していきましょう。
【具体例】中学生にスマホを持たせる前に決めておくべき4つのルール
スマホのルールを作るポイントを押さえたら、実際にお子さんと一緒にルールを決めていきましょう。
スマホを安全に使うためのルールは、以下の4つの内容を参考にしてみてください。
決めておくべき4つのルール
- 使用時間
- 使用場所や使用シーン
- 見守り機能の許可
- 犯罪やトラブルに巻き込まれないための約束
具体的にどのような内容を決めておくべきかについて解説していきます。
使用時間
使用時間を決めておくことで、子供がダラダラとスマホを使うことを防ぐことができます。
- スマホの利用は夜21時まで
- 1日のスマホ利用は3時間まで
このように具体的に時間を決めておきましょう。
また、スマホを使っていない時間はどこに保管をしておくのかを決めておくことで、利用時間を管理しやすくなります。
使用場所や使用シーン
スマホを使用していい場所や使用シーンを決めておくことで、スマホ依存のリスクを回避することができます。
- スマホの利用はリビングのみ
- 食事中はスマホを見ない
- 学校にはスマホを持っていかない
など、ご家庭によって検討してみてください。
犯罪やトラブルに巻き込まれないための約束
子供が初めてスマホを持つ時は、何が危険なのかがわからないので具体的にルールを決めておくことが大切です。
- SNSに個人が特定される画像は投稿しない
- 面識のない人と連絡先を交換しない(連絡をとらない)
- 誹謗中傷を書かない
- SNS上の不安なことや困ったことは必ず親に相談する
子供は不安なことや困ったことを保護者に隠してしまう傾向にあるので、「個人情報が特定されるとどうなるのか」「わいせつな画像を頼まれて送るとどうなるのか」という、具体的な事例を交えて“ どうして危険なのか ”ということを伝えるようにしましょう。
見守り機能の許可
見守り機能とは、子供の居場所やスマホの管理を、保護者のスマホから確認・管理できるオプション機能です。
見守り機能には、以下のようなサービスがあります。
安心の見守り機能 | サービス内容 |
---|---|
位置情報サービス | 子供の居場所がわかる ※登録した地点(学校・自宅・塾など)に到着したら、保護者に通知が届くサービスもある |
フィルタリング機能 | インターネット上のアダルトサイトやドラッグなどの犯罪に関するサイトをブロックしたり、保護者の許可がなければアプリがインストールできないサービス |
利用時間制限機能 | スマホを利用できる時間や1日の利用時間の上限を設定できるサービス |
ルールを決めていても、共働きなどで保護者が管理できないケースも多々あるかと思います。そんな時は、上記のようなオプションで管理していきましょう。
ただし、勝手に見守り機能を付けていると、子供が知った時にショックを受ける可能性も考えられるので、事前に子供に許可をとって活用していきましょう。
まとめ
中学生にスマホを持たせる前のルール作りについて大切なポイントをもう一度押さえておきましょう。
中学生にスマホを持たせる前にルール作りをしておくべき理由
- 理由1:スマホ依存症のリスクがある
- 理由2:視力の低下や寝不足になる
- 理由3:犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
中学生にスマホを持たせる前のルール作りの3つのポイント
- ポイント1:子供と一緒に話し合って決めること
- ポイント2:ルールを破った時のペナルティを決めておくこと
- ポイント3:ルールの見直しを定期的に行うこと
中学生にスマホを持たせる前に決めておくべき4つのルール
- 使用時間
- 使用場所や使用シーン
- 犯罪やトラブルに巻き込まれないための約束
- 見守り機能の許可
以上の内容から、お子さんと一緒にスマホを使う時のルールを作る時の参考にしてみてください。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。