固定電話を解約する方法を解説!解約するとどうなる?
スマホによる通話が当たり前になった現代で固定電話を使う機会も極端に減ってきたのではないでしょうか。
家に固定電話はあるものの、通話のほとんどをスマホで済ませる状態が続く中で、固定電話の利用料金がもったいないと感じているかもしれません。
そのような場合は、固定電話の解約を検討した方がいいでしょう。
今回の記事では、固定電話の解約方法について解説します。
固定電話を解約するメリットや注意点も詳しく触れていくので参考にしてみてください。
固定電話を解約する方法
固定電話の解約に関しては細かく分類すると主に3種類の手続きがあります。
手続き | 利用休止 | 一時中断 | 解約 |
---|---|---|---|
概要 | 最大10年間電話の権利を保持できる+電話を再度利用できる | 利用を無期限に中断し、同じ電話番号で再び利用できる | 固定電話を解約する+再度利用ができない |
対象回線 | 加入電話 INSネット64 | 加入電話 加入電話・ライトプラン INSネット64 INSネット64・ライト | 加入電話 加入電話・ライトプラン INSネット64 INSネット64・ライト |
継続期間 | 最大10年 | 無期限 ※毎月の回線利用料がかかる | ー |
再利用時の電話番号 | 変更される | 変更されない | ー |
停止の工事費 | 2,200円〜 | 2,200円〜 | ー |
再開の工事費 | 2,200円〜 | 2,200円〜 | ー |
それぞれ手続きの内容が異なるので状況に適したものを選んでください。
解約手続きについてはNTT東日本/西日本それぞれの専用ページから行ってください。
利用休止
利用休止は、固定電話の利用を停止する手続きで月額料金も発生せず、最大10年間電話の利用権を保持できます。
固定電話の利用を再開できますが、再開時の電話番号は変更されます。
主に固定電話の利用を止めたいが再開の予定があり、料金は発生してほしくない場合に適しています。
一時中断
一時中断は、固定電話の利用を一時的に中断する措置で、中断している間も月額料金は発生するのですが、電話加入権は無期限に継続できる上に、再開時の電話番号は変更されません。
家の改装で一時的に仮住まいに移動する場合など、利用を中断する期間が短いときに適している手続きです。
解約
解約は、固定電話の利用を完全に停止する手続きで、解約すると固定電話の利用を再開することはできません。
今後固定電話を一切利用しない場合に適している手続きです。
固定電話を解約するメリット
固定電話を解約するメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- 通信費の節約に繋がる
- 自宅への営業や勧誘の電話が減る
- 電話機を設置するスペースが不要になる
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
通信費の節約に繋がる
固定電話には毎月の基本料金や通話ごとに発生する通話料の支払いが必要です。
使わなくても固定費がかかってしまうため、利用頻度がほぼないのであれば解約するのがおすすめです。
毎月発生する固定費を削れば大きな節約効果が得られるでしょう。
自宅への営業や勧誘の電話が減る
固定電話は番号変更が容易にできない分、営業電話や勧誘電話がかかってくる機会が多いです。
高齢の方が住んでいる家だと特殊詐欺といったリスクも考えられるでしょう。
固定電話を解約すれば、上記のような電話がかかってくる頻度がかなり減ります。
電話機を設置するスペースが不要になる
固定電話を利用するには、電話機を設置するスペースが必要になります。
解約することで電話機のスペースが自由になるため、部屋がすっきりとするでしょう。
固定電話を解約するときの注意点
固定電話を解約するときの注意点としては以下の4点です。
- FAXが使えなくなる
- 連絡先の変更が必要
- 通話時間が長い方だと通話料が高くなる可能性がある
- また固定電話を使う予定があるなら「一時中断」にする
いくつかの注意点もあるので必ず把握した上で解約してください。
FAXが使えなくなる
FAXを使うためにはFAX機能を搭載した固定電話が必要になるため、固定電話を解約するとFAXが使えなくなります。
最近では、データファイルを送ってプリンターで印刷することがほとんどかもしれませんが、未だにFAXが現役という場合には注意が必要です。
日常生活や仕事でFAXが必須の方は慎重に考えて解約をしてください。
連絡先の変更が必要
固定電話で連絡をとっている相手に対しては、解約前に電話番号が変更される旨を伝えなければなりません。
1つ1つの連絡先に伝え回るのは大変ですし、伝え忘れがあると連絡がとれなくなってしまうでしょう。
さらに、サービスなどに登録した電話番号がある場合には、別の番号に変更する必要があります。
固定電話の解約によって各所で調整が必要になるので、もれなくやっておきましょう。
通話時間が長い方だと通話料が高くなる可能性がある
固定電話を使うメリットとしては携帯電話の通話料よりも安く済むという点が挙げられます。
そのため、通話時間の長い方にとってはスマホよりも固定電話で通話をした方が通話料金の節約に繋がります。
もちろん固定電話は家でしか通話できないという利便性の問題もありますが、今の通話料金を確認した上で解約後に安くなるのかどうかのチェックは必要です。
また固定電話を使う予定があるなら「一時中断」にする
再び固定電話を使うかもしれない場合には、解約ではなく一時中断をするのがおすすめです。
一時中断だと停止中の基本料金はかかるのですが、再開時に電話番号を変更せずに済みます。
固定電話を解約した場合に生活や家計がどのように変化するのかをシミュレーションしたい場合には、一時中断で様子を見て判断するのがいいでしょう。
月額料金を安くするなら「固定電話」よりも「光電話」がおすすめ
固定電話とは別の選択肢として「光電話」というサービスがあります。
主な違いとしては配線を電話線でしているのが「固定電話」で、光ファイバーで配線しているのが「光電話」です。
お使いの電話機を変更せずに固定電話から光電話に切り替えられますし、電話番号の変更も必要ないので乗り換え先の候補としてもおすすめです。
固定電話と光電話の違いとしては以下の表を参考にしてください。
比較項目 | 固定電話 | 光電話 |
---|---|---|
配線方式 | 電話線 | 光ファイバー |
メリット | ・固定電話単体で加入できる ・停電時も利用できる | ・基本料金が安い ・引越しの際に電話番号が変わらない |
デメリット | ・引越しの際に電話番号が変わる ・基本料金が高い | ・光電話単体で加入できない(光回線とセットで契約する) ・停電すると使えなくなる ・通信の混雑で品質が左右される |
光電話の主なメリットとしては、「基本料金が安い」ことが挙げられます。
固定費を安く抑えながらも固定電話を使い続けたいと思っている場合は、光電話への乗り換えを検討してみてください。
ただし、「ネット回線は必要ない」「災害で停電になったときの連絡手段がほしい」という場合には、固定電話のままでいいでしょう。
まとめ
固定電話の解約方法について解説しました。
スマホで通話をするのが当たり前の時代で、固定電話は不要と考えている人も多いので、解約方法や解約時の注意点を把握しておきましょう。
今回の記事を参考にして、固定電話を解約するかどうかを決めてみてください。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。