小学生に携帯電話を持たせるメリット・デメリットとは?安全に使うためにはルールと見守り機能が重要
「子供に“友達も持っているから携帯電話が欲しい”と言われた」
「塾や学童で子供の帰りが遅い日は携帯電話があると安心」
など、様々な理由で携帯電話を子供に持たせるべきか検討している保護者の方は多いかと思います。
実際に小学生のスマホの所持率は、総務省の調べによると2021年度で53.4%という結果となり、一昔前とは違って多くの小学生が携帯機器を持っているようです。
しかし、小学生に携帯電話を持たせることに対して、「早すぎるのではないか」「子供に悪い影響がないか」など、不安を感じている方も少なくありません。
そこで今回は、小学生に携帯電話を持たせるメリット・デメリットについて解説をしていくので、お子さんに携帯電話を持たせるかを判断するための参考にしてみてください。
小学生に携帯電話を持たせる4つのメリット
「携帯電話=危険・悪影響」というイメージを強く持っている保護者の方もいるかと思うので、まずは小学生が携帯電話を持つ以下4つのメリットについて解説していきます。
- すぐに連絡が取れる
- 事故や事件など万一に備えられる
- コミュニケーションツールになる
- わからないことを調べる習慣が身に付く
メリット1:すぐに連絡が取れる
携帯電話の最大のメリットは、子供とすぐに連絡が取れるということです。小学生になると行動範囲が広くなるので、学校・習い事・学童・公園など、親の目の届かない場所で生活をしたり遊んだりする時間が増えていきます。
子供の帰りが遅くて心配したという経験のある保護者の方は多いと思うので、そんな方には携帯電話がおすすめです。
メリット2:事故や事件など万一に備えられる
携帯電話にはGPS機能が備わっているので、保護者のスマホから子供の位置情報を常に確認できることから、事故や事件などのトラブルを心配して、携帯電話を持たせているというご家庭は増えています。
携帯会社によっては、子供が特定の範囲から外れると保護者に通知が届いたり、警備会社と連動しているなどのオプションもあるので、防犯ブザーよりも携帯電話の方が子供の安全を見守りやすいでしょう。
メリット3:コミュニケーションツールになる
核家族や共働き・反抗期などの理由から、子供とゆっくり話す時間がないというご家庭は少なくないのではないでしょうか?
もちろん顔を合わせて話せれば良いですが、現実的に難しいケースもあるかと思います。
携帯電話があれば、仕事の帰りが遅い時や顔を合わせて伝えにくいことも、気軽に話せるきっかけになることもあるので、子供同士のコミュニケーションツールだけでなく、家族間のコミュニケーションツールとしても便利です。
メリット4:わからないことを調べる習慣が身に付く
インターネットを利用することで、わからないことをすぐに検索する・調べるという習慣を身に付けることができます。
「インターネットにばかり頼って…」と感じてしまいますが、IT機器を使いこなすことは子供にとって将来の選択肢を広げるきっかけにも繋がります。
小学生に携帯電話を持たせる3つのデメリット
小学生に携帯電話を持たせるには、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
- スマホ依存症のリスクがある
- 視力の低下や寝不足になる
デメリットの内容を確認した上で、お子さんに携帯を持たせるべきか・どのようなルール作りをすべきかなどを考えていきましょう。
デメリット1:犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
子供に携帯電話を持たせることでもっとも不安に感じているのが、犯罪などのトラブルに巻き込まれる可能性ではないでしょうか?
SNSを通じて知らない人と連絡をとったり、わいせつな写真を送ってしまったり、悪質なサイトをクリックしてしまったりと、インターネット上にはたくさんの不安要素が転がっています。
このようなトラブルを未然に防ぐためのルールとしては、
- 個人情報や本人を特定できる写真をネット上にアップしない
- 面識のない人と連絡先を交換しない・会わない
- 不安に感じたことは必ず保護者に相談する
といった内容を徹底して伝えるようにしましょう。
デメリット2:スマホ依存症のリスクがある
インターネット上には楽しいことや刺激的なことがたくさんあるので、時間を忘れて夢中になってしまうことは少なくありません。
子供の生活が携帯電話中心になってしまうと、スマホ依存症となり「イライラして落ち着かない」「成績が著しく低下する」などのこころの病気になってしまいます。
そうならないためにも、
- 携帯電話の使用時間や使ってもいい時間帯を決める
- 携帯電話の使用場所を決める
- 食事中は携帯電話を触らない
など、子供が携帯電話を使う時間を親がしっかりと管理できるルール作りをしましょう。
デメリット3:視力の低下や寝不足になる
液晶画面から出ているブルーライトは、目にダメージを与えやすいことから、長時間の使用は視力の低下に繋がります。
ブルーライトの影響はその他にもあり、睡眠の質の低下・精神への悪影響・太りやすくなるなど、体内リズムが乱れることで様々なトラブルを引き起こします。
子供の健康を守るためにも、
- 1日の携帯電話の使用時間を決める
- 就寝前は携帯電話を見ない
- ブルーライトカット対策(フィルム貼付・メガネ)を行う
といったルール作りや対策を行いましょう。
小学生に携帯電話を持たせる時に安心の3つの見守り機能
ルールを作っても約束を忘れてしまうことや、保護者が管理しきれない部分もあるかと思います。
そこで、子供に安全に携帯電話を持たせるために、絶対にあると安心の以下3つの見守り機能について解説していきます。
- 位置情報サービス
- フィルタリング機能
- 利用時間制限機能
位置情報サービス
位置情報確認サービスとは、携帯電話のGPS機能を使っていつでも子供の居場所を確認できるサービスです。
位置がわかるだけでなく、登録した地点(学校・自宅・塾など)に到着をしたら、保護者に通知が届くというサービスを展開している機種もあります。
常に子供の側に付いていられるわけではないので、位置情報サービスは必須機能。災害などの時にも子供の居場所を把握することができるので、万が一の時のためにも備えておきましょう。
フィルタリング機能
フィルタリング機能とはインターネット上のアダルトサイトやドラッグなどの犯罪に関するサイトをブロックしたり、保護者の許可がなければアプリがインストールできないサービスです。
故意ではなくても危険なサイトをクリックしてしまう可能性は高いので、高額請求などのトラブルに巻き込まれないためにも、フィルタリング機能の活用がおすすめです。
お子さんに携帯電話を持たせることに不安を感じている保護者の多くは、インターネット上のトラブルだと思うのでしっかりと管理していきましょう。
利用時間制限機能
利用時間制限機能とは、携帯電話を利用できる時間や1日の利用時間の上限を設定できるサービスです。
お子さんに携帯電話を渡す時は、ご家庭のルールとして使用時間を決めることも多いかと思いますが、ついつい時間を忘れて携帯電話を使い過ぎてしまうことも考えられます。
携帯電話の使用時間が長いと、視力の低下や睡眠不足などに繋がる恐れがあるので、利用時間制限機能の活用がおすすめです。
まとめ
小学生に携帯電話を持たせるメリット・デメリットについて大切なポイントをもう一度押さえておきましょう。
小学生に携帯電話を持たせる時のメリット
- すぐに連絡が取れる
- 事故や事件など万一に備えられる
- コミュニケーションツールになる
- わからないことを調べる習慣が身に付く
小学生に携帯電話を持たせる時のデメリット
- 犯罪やトラブルに巻き込まれる危険がある
- スマホ依存症のリスクがある
- 視力の低下や寝不足になる
小学生に携帯電話を持たせる時に安心の見守り機能
- 位置情報サービス
- フィルタリング機能
- 利用時間制限機能
以上の内容から、小学生のお子さんの携帯電話を選ぶ時の参考にしてみてください。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。