ドコモのエコノミーMVNO「OCN モバイル ONE」「トーンモバイル for docomo」を徹底比較

2022年4月8日ドコモ,OCNモバイルONE,TONEモバイルエコノミーMVNO

ドコモのエコノミーMVNO徹底比較

ドコモから格安プラン(「エコノミーMVNO」)の「OCN モバイル ONE」「トーンモバイル for docomo」が開始されました。

しかし、「今の契約とどう違うのか」「どちらのMVNOがいいのかわからない」といった理由から、なかなか格安プランに乗り換えることができないという人も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ドコモのエコノミーMVNO「OCN モバイル ONE」「トーンモバイル for docomo」を徹底比較しているので、どちらに契約しようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

ドコモのエコノミーMVNOの基本情報

まずは、ドコモのエコノミーMVNO「OCN モバイル ONE」「トーンモバイル for docomo」の基本情報を確認していきましょう。

プラン名OCNモバイルONEトーンモバイル for docomo
月額基本料金500MB:550円~1,100円
※動画視聴以外データ無制限
※動画は月1GBまで(1枚目の動画視聴用高速チケットが無料)
制限時の通信速度最大200kbps
データ追加・OCNアプリ経由:+550円/1GB
・それ以外:+550円/0.5GB
<動画視聴用高速チケット購入>
※1枚目は無料(月1GB無料分)
・TONE for iPhone:+370円/+1GB
・TONE端末Android:+330円/+1GB
国内通話料11円/30秒<090音声通話の場合>
・ドコモショップ、オンラインストアで購入の場合:11円/30秒
・カメラのキタムラで購入の場合:18.7円/30秒

<TONE IP電話アプリの場合>
・トーンモバイル同士:0円
・国内携帯電話宛:23.1円/1分
・国内一般加入電話宛:14.3円/3分

国内通話かけ放題オプション・10分かけ放題:+935円/月※1回10分以内かけ放題
・トップ3かけ放題:+935円/月※通話料上位3番号が対象
・完全かけ放題:+1,430円/月
<090音声通話の場合>
・5分かけ放題:+770円/月※1回5分以内の国内通話かけ放題

<TONE IP電話アプリの場合>
・TONE IP電話かけ放題オプション:+550円/月※1回10分以内の国内通話かけ放題

申し込み方法・ドコモショップ
・WEBサイト
・電話
・WEBサイト(Androidプランのみ)
・ドコモショップ
・カメラのキタムラ(Androidプランのみ)
サポート対応WEBサイトまたは電話・WEBサイト
・店舗(TONE端末のみ)
・電話(TONE SIMも対応)

ドコモのエコノミーMVNOの料金プランを比較

ドコモのエコノミーMVNOの気になる料金プランについて比較していきます。トーンモバイル for docomoは月々1,100円とシンプルなプランですが、OCNモバイルONEは好みのデータ容量やSIMの種類を選ぶことができるので、OCNモバイルONEの料金プランを確認していきましょう。

OCNモバイルONEの料金プラン

コース音声対応SIMSMS対応SIMデータ通信専用SIM
500MB/月550円提供無し提供無し
1GB/月770円提供無し提供無し
3GB/月990円990円858円
6GB/月1,320円1,320円1,188円
10GB/月1,760円1,760円1,628円

エコノミーMVNO以外の格安SIMでは、20GB以上のプランが用意されているケースが多いのですが、OCNモバイルONEは10GBを超えるプランの新規申し込みはできないので、小容量〜中容量向けということがわかります。

トーンモバイル for ドコモは、動画視聴以外のデータは無制限で使い放題。しかし、動画を見るためには「高速チケット」を別途購入する必要があります。(毎月1枚目の購入については無料です)

トーンモバイル for docomoの高速チケット高速チケット料金

種類1GBの購入価格
1枚目/月無料
TONE for iPhoneプラン
(2枚目以降)
+370円
TONE for Androidプラン
(2枚目以降)
+330円

ちなみに1GBは、だいたいYoutubeが3時間くらい見られるデータ容量です。

どちらのエコノミーMVNOも、Wi-Fi環境での使用が多い人や、スマホの利用が少ないという人に向けた料金プラン設定になっています。

ドコモのエコノミーMVNOの特徴を比較

ドコモのエコノミーMVNOの「OCN モバイル ONE」か「トーンモバイル for docomo」のどちらにしようか迷っている人も多いかと思いますので、それぞれのエコノミープランの特徴を紹介していきます。

各特徴から、自分に合っているエコノミープランを判断する時の参考にしてみてください。

OCNモバイルONEの特徴

まずは、OCNモバイルONEの特徴について紹介していきます。

アプリ不要で通話料が格段に安い

MVNOでは「30秒あたり22円」または「アプリ使用時のみ割安」といった料金設定が多い中、OCNモバイルONEでは「アプリ不要で30秒あたり11円」と格段に安い料金設定となっています。

かけ放題の種類も豊富で、同じ相手によく電話をするという人は「トップ3かけ放題(935円)」がおすすめ。よくかける上位3番までの電話番号がかけ放題になる他にはないプランです。

ドコモショップで機種変更と初期設定を行ってもらえる

MVNOに乗り換えるのに足踏みしている人の中には、WEBサイトのみの対応という点ではないでしょうか。

しかしOCNモバイルONEは、乗り換え時の初期設定までをドコモショップで対応してもらえます。初期設定が一番手間取る部分なので、店舗対応は安心ポイントですね。

回線が良質で通信速度が速い

OCNモバイルONEはドコモ回線を利用しているので、他の大手キャリアの回線に比べて全国幅広いエリアで利用することができます。

さらに「動画の視聴」「WEBページの閲覧」などの下りの通信速度が1日を通して安定しています。

時間帯下り平均通信速度
8:00~8:3012.1Mbps
12:15~12:4519.1Mbps
17:30~18:0012.0Mbps
出典:格安SIMの通信速度計測(https://keisoku.io/mobile/provider/ocn_mobile_one.html)
※2022年3月調査時点

混雑時にこれだけの通信速度があればストレスなく使えるので安心です。

解約違約金がかからない

OCNモバイルONEは契約期間の縛り・解約時の違約金がかからないので、1ヵ月で別の格安プランに変更してもOK。解約月の日割り計算はありませんが、以前のように1万円近い解約金を支払う必要もありません。

もし他のMVNOを試してみたくなってもすぐに乗り換えることができるので、以前に比べて自由な選択をしやすくなりました。

トーンモバイルの特徴

次に、トーンモバイルの特徴を紹介していきます。

動画以外のデータ容量が無制限

MVNOの中には特定のアプリのみデータ無制限というケースはありますが、動画以外の全てのサービスのデータが使い放題なのは、トーンモバイル for ドコモだけ。
※通信速度を抑えることで使い放題になるプランは一部の他社に存在はしています。

データの使いすぎで速度制限がかかってしまう心配がありません。

Wi-Fiのない環境で動画を視聴する際は高速チケットを購入しましょう。

種類1GBの購入価格
1枚目/月無料
TONE for iPhoneプラン
(2枚目以降)
+370円
TONE for Androidプラン
(2枚目以降)
+330円
先生

トーンモバイル for docomoのサービスが開始になった当時は、動画視聴については高速データ通信はできず、高速チケットを有料で購入する形でしたが、2022年8月10日にプランのバージョンアップが行われ、月1GBの動画視聴については無料で高速データ通信ができる形になりました。

トーンモバイル同士は通話料無料

トーンモバイルでは、一般的な携帯番号である090番号050から始まるトーンモバイル専用の電話番号2つがもらえます。

TONE IP電話アプリを使った050で始まるトーンモバイル番号同士の通話料は0円なので、家族やカップル・職場などでおすすめ。トーンモバイル専用以外の電話番号でも、通話料はiPhoneでは30秒あたり11円・Androidは11円〜18.7円と他のMVNOに比べて安い設定になっています。(Androidは端末の購入場所により通話料が異なります。)

子供を危険から守るオプションが充実

トーンモバイルでは、月額308円子供が安全にスマホを使えるオプションが利用できます。

機能内容
GPS見守り機能場所の通知だけでなく、乗り物に乗った時や塾などの特定の場所に到着した時に保護者へ自動で通知。
アプリ制限機能夜間や学校の時間や、特定のアプリごとに利用禁止の時間を30分単位で細かく設定可能。
自画撮り被害防止AIが裸などの不適切な写真の撮影を自動でブロック。検知した後に保護者へ通知が送信。
「SNSいじめ」から守る家族とだけ繋がれるメッセンジャー機能搭載。

子供にスマホを持たせるのが心配という保護者の方でも安心の機能が満載です。

乗り換えの初期設定から契約後のサポートまで店舗で行ってもらえる

トーンモバイルでは、iPhoneの場合はSIMのみの購入ですが、Androidの場合はTONE専用端末を購入する必要があります

好みの端末を使うことはできませんが、TONE専用端末であれば契約後も店舗でサポートを行ってもらえます。

MVNOは対面でのサポートが少ないので、スマホの操作が苦手で乗り換えに消極的だった人も、トーンモバイルでは店舗対応があるので安心です。

60歳以上の人は「シニア割」が適用できれば最大1年間0円利用も可能

2022年9月1日から始まったキャンペーンで以下の条件を満たした場合には「シニア割」が適用され、最大1年間0円で利用することもできます。

シニア割の適用条件

  • 利用者が60歳以上の方
  • Androidプランを契約
  • 会員メニューにログインしてシニア割の適用開始設定を選択する
  • 月300MB未満のデータ利用だった場合

まとめ

ドコモのエコノミーMVNO「OCN モバイル ONE」「トーンモバイル for docomo」についてもう一度大切なポイントをおさえておきましょう。

プランおすすめな人
OCNモバイルONEデータ容量を10GB以下で利用したい人通話が多い人初期設定を店員にサポートして欲しい人
トーンモバイル for docomo・子供スマホの操作が苦手な人Wi-Fi環境が整っている人
・60歳以上であまりデータを使わない人

以上の内容から、自分に合ったエコノミーMVNOを選んでみてください。

OCNモバイルONEを利用したくなった人は!

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この記事を書いた人

スマホの先生編集部
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。