デュアルSIMの切り替え方法や使い方を解説!圏外の対処法は?
ふたつのSIMカードをひとつのスマホで使えるデュアルSIM。
立て続けに起こる通信障害や料金プランの多様化で、デュアルSIMを使っている人や興味がある人も多いのではないでしょうか?
とはいえ、中には「切り替え方法はどうするの?」「どの通信会社で契約すればいいの?」と悩んでいる人も多いようです。
そこで、当記事ではデュアルSIMの仕様や使い方、おすすめの組み合わせを詳しく解説しました!
デュアルSIM対応機種にも種類があります。仕様を理解して使いましょう!
デュアルSIMの種類を解説
まず、デュアルSIMの種類を解説します。
2枚のSIMカードを1台のスマホで併用できるデュアルSIMですが、併用方法は端末の仕様によって異なる点を覚えておきましょう。
とくに、最も便利なDSDA方式と国内端末で主流のDSDS方式の違いは押さえておくべきです。
同時待ち受け可能、同時通信不可のDSDS
DSDSとは「デュアルSIMデュアルスタンバイ」の略で、2枚のSIMカードを両方とも待ち受け状態にできる機能を指します。
2022年に国内で販売されているスマホはほとんどDSDS。同時待ち受けができるので、切り替えをすることなくどちらのSIMに着信があっても電話に出ることができます。
一方で、同時に使えるのは1枚のSIMカードだけです。たとえば、SIM1で通話中はSIM2の着信及びデータ通信は行えません。
待ち受けは同時に行えるものの、異なるSIM同士で通話とデータ通信は同時に行えない点に注意が必要です。
端末自体の仕様なため、アプリや設定を駆使しても同時通話や同時利用ができません。
同時待ち受け・同時通信可能なDSDA
DSDAは「デュアルSIMデュアルアクディブ」の略で、2枚のSIMカードを1台のスマホで同時待ち受け・同時通信ができる機能を指します。
DSDSとの違いは「同時通信ができる」という点。たとえばSIM1で通話中にSIM2のデータ通信を使うことができます。
機能的にはDSDAの方が使い勝手が良いのですが、残念ながら国内販売のスマホでDSDA対応はほぼありません。
HUAWEIが販売する「P30 pro」および「Mate30 Pro」はDSDAですが、発売時期がやや古いので今から購入するかは悩みどころ。
iPhoneをはじめとした多くのスマホがDSDSなので、DSDA対応機種の増加が待たれますね。
デュアルSIMの切り替え方法と使い方
次に、デュアルSIMの切り替え方法と使い方を解説します。
デュアルSIMを利用する場合、当然ながら2枚のSIMカード(もしくはeSIM)が必要です。
それぞれのSIMカードを1つのスマホに挿入し、本体設定画面から「どのSIMカードを使うか?」の切り替え設定を行いましょう。
通話はどちらもアクティブにできるので、メインの設定はどちらで「データ通信をするか」です。
端末の本体設定でデュアルSIMを切り替える
もっとも基本的な切り替え方法は、スマホの本体設定から操作をすることです。
Androidの場合は「本体設定」→「SIMとネットワーク」と進み、利用したいSIMカードを選択して有効化しましょう。
iPhoneなら「設定アプリ」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」欄からデータ通信を利用するSIMが選択できます。
iPhoneの場合、2つのSIMカードを両方「オン」の状態にできますが、その場合は電波状況をふまえて自動でSIMの切り替えが行われます。
通話専用として使いたいSIMカードの場合、オンにすることで意図しないデータ通信が発生し高額請求につながりかねません。
データを使いたくないSIMカードは「オフ」の状態にしておきましょう。
電話を発信する際は、発信画面でどちらのSIMから発信するかを選択できますよ。
アプリを使ってデュアルSIMを切り替える
デュアルSIMは本体から切り替えることができますが、データ通信を併用する場合は切り替えが面倒に感じることもありますよね。
いちいち本体設定を開いて切り替えるのは手間がかかるので、アプリを活用する方法もあります。
たとえば「SIM切替スイッチ」というアプリなら、ホーム画面に設置するウィジェットでかんたんにデュアルSIMの切り替えができます。
上記のようにSIM切替スイッチのウィジェットを選択することで、データ通信の切り替え画面に直接アクセスすることができますよ。
頻繁に通信先を切り替える人にとってはとても便利なアプリです。ぜひ利用してみてくださいね。
いちいち設定画面を開きたくない人には特におすすめです!
DSDSのスマホで通話中に片方が圏外になるのは端末の仕様
デュアルSIMを使っていると、通話中にデータ通信が圏外となり通信ができなくなった経験もありますよね。
残念ながら、それはDSDSの仕様です。アプリや本体の設定を変更しても、スマホがDSDS対応の場合は改善することができません。
とはいえ、2つのSIMで同時通信ができないだけなのでLINE通話などのデータ通信を使って通話をする場合は「通話しながら通信」ができます。
もちろん、SIM1で通話中にSIM1のデータ通信を使うこともできますよ。
異なるSIM間でどうしても通話中にデータ通信がしたい場合、LINEなどのデータ通信で通話をするアプリを利用しましょう。
デュアルSIMの便利な使い方や組み合わせを紹介
最後に、デュアルSIM運用にぴったりな組み合わせを紹介します。
デュアルSIMを使うからには、少しでもお得に使いたいですよね。
組み合わせ次第で毎月の通信料金が抑えられるので、ぜひ参考にしてください!
特に、povo2.0とIIJmioは非常にコスパが高くおすすめです!
コスパ最強!povo2.0とIIJmio
デュアルSIM運用でもっともおすすめなのは、基本料金が無料の「povo2.0」とデータの月額料金が破格の「IIJmio」です。
povo2.0は基本料金が無料なので、着信専用の電話として非常に優秀。こちらから電話をかける機会が少なかったり、発信先がフリーダイヤルがメインであれば月額料金がかかりません。
IIJmioはデータ専用SIMなら740円(2GB)で使える安さが大きな魅力です。
※SIMカードではなくeSIM(データ専用)の場合は440円(2GB)
2GB~20GBまでプランが用意されていますが、どのデータ帯も格安SIMで最安値クラスなのでpovo2.0と組み合わせれば高いコスパを発揮しますよ!
また、格安SIMのIIJmioは昼の混雑時間帯で速度が落ちるので、必要な時だけpovo2.0でデータを買って高品質な通信を使うこともできます。
お互いの短所を補うpovo2.0とIIJmioをデュアルSIMで併用し、通信料金を大幅に節約しましょう!
povo2.0は180日以上料金が発生しないと自動解約になる(可能性がある)点だけ、注意をしてくださいね。
povo2.0を利用したくなった人は!
povo2.0は基本料0円。店頭では申込ができないオンライン限定プランです。
IIJmioを利用したくなった人は!
IIJmioはサブ回線としての利用にもおすすめ!
サマーキャンペーン開催中!2024年9月2日まで
かけ放題を格安で追加!楽天モバイルとワイモバイルorUQモバイル
1,078円でかけ放題が使える楽天モバイルは、格安でかけ放題を追加できるサービスとして優秀です。
たとえばワイモバイルやUQモバイルなど、かけ放題の料金がやや高い(1,870円)格安SIMと併用すれば通信料金が節約できますよ。
さらに、楽天モバイルは1,078円の範囲で月間3GBまでデータを使えるので、データが少し足りなくなった時にも重宝します。
他にも、かけ放題が用意されていない格安SIMと併用することもできます。手軽にかけ放題を追加できる手段として、楽天モバイルはデュアルSIMにおすすめです!
3GBを超過すると自動で料金が高くなる点には注意をしてくださいね。
楽天モバイルを利用したくなった人は!
Rakuten最強プランはデータ無制限で月額3,278円!
三木谷キャンペーン経由なら最大34,000円相当トクになるキャンペーン開催中!
まとめ|デュアルSIMを賢く使って通信料金を節約しよう
当記事では、デュアルSIMの種類や切り替え方法、使い方を詳しく解説しました。
通信障害の対策もできるデュアルSIMは、今後ますます需要が伸びていくでしょう。
povo2.0とIIJmioなど、組み合わせ次第では毎月の費用を大きく削減することも可能です。
デュアルSIMを活用し、料金を節約しつつ便利にスマホを使ってくださいね。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。