ドコモからソフトバンク乗り換え(MNP)完全ガイド!方法・料金・割引は?
「ドコモからソフトバンクにスマホ・携帯の乗り換え(MNP)をしようかな?」
と検討中の方が気になるドコモからソフトバンクに乗り換えるために必要な方法・手順や利用タイプ別の月額料金シミュレーション、キャンペーンに関する内容を分かりやすく解説いたします。
スマホの乗り換えを検討してみても、正直携帯・スマホ料金は複雑すぎてよく分からないといった方にもできるだけ分かりやすく、スムーズにお得に乗り換えられるようにドコモからソフトバンクへの乗り換えに必要な情報をこの記事に凝縮しました。
それでは早速いってみましょう!
- 1. 乗り換え(MNP)に必要な料金
- 2. 乗り換え(MNP)手続き前にやるべき6つのこと
- 3. ドコモからソフトバンクへの乗り換え手続き方法・手順
- 4. ソフトバンクの月額料金は?
- 5. その他のソフトバンクのキャンペーン
- 6. まとめ
乗り換え(MNP)に必要な料金
ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)するにあたり必要な料金について解説します。月々の利用料金以外で必要な料金(手数料など)は以下の4つものがあります。
各種手数料や解除料は月々の利用料金(クレジットカード払い・口座引き落としなど)の支払い分にプラスされて請求されます。
ショップなどで手続きの際、直接支払う必要はありませんのでご安心ください。
支払先 | 料金 | |
---|---|---|
1.契約事務手数料 ※必須 | ソフトバンク | 3,300円 |
2.契約解除料(定期契約分) ※更新月以外に解約する場合 | ドコモ | 2019年9月までに契約のプラン 10,450円 2019年10月以降に契約のプラン 1,100円 |
3.契約解除料(そのほか) | ドコモ など | 契約内容による |
4.本体代の残金 ※支払いが終わっていない場合 | ドコモ | 支払い状況による |
かつてはMNPで他社に乗り換える際に発生する「MNP転出手数料」もありましたが、国の指導のあり、2021年4月以降はMNP転出手数料は0円になっています。
必ず支払う必要があるもの
「1.契約事務手数料」は乗り換え(MNP)に必須となる手数料となります。この手数料はドコモというよりは転入先のソフトバンクに支払います。
契約事務手数料
「契約事務手数料」はMNPにかぎらず、機種変更や新規契約の場合などにも発生する携帯・スマホの契約を行った時に発生する料金です。
この手続きだけは、次の携帯会社(ソフトバンク)で行う内容のため、支払先はソフトバンクになります。
料金の支払いは契約時ではなく、初月の利用料金支払時に合算され支払う形になります。
乗り換えのタイミングによっては支払う必要が発生するもの
「2.契約解除料(定期契約分)」、「3.契約解除料(そのほか)」、「4.本体代の残金」は乗り換えを行うタイミングによっては料金が発生するものです。
契約解除料(定期契約分)
「契約解除料(定期契約分)」はドコモの古いプランを利用している人のほとんどの方が利用しているもので基本料金(通話プラン)は2年縛りのある定期契約になっているものが多く、「更新月」と呼ばれる期間以外に解約や他の携帯会社へ乗り換えた場合にかかる料金。つまり違約金です。更新月については後述します。
契約解除料(そのほか)
定期契約以外に、最低利用期間を設けられている割引サービスやオプションサービスを利用している場合で、縛り期間内で解約やMNPをしてしまう場合には、同様に契約解除料が別で発生します。これは各サービス毎、利用期間に応じて料金が異なります。
一例としては、
ドコモの割引サービスで「端末購入サポート(現在は新規受付は終了)」がありましたが、12カ月以上の継続契約を条件としているため、12カ月以内の解約の場合には解除料が発生します。
本体代の残金
現在ドコモで利用している携帯電話本体代の支払いがまだ終了していない場合は引き続き残りの代金を支払う必要があります。
たとえば、ドコモの「月々サポート(現在は新規受付は終了)」で機種代金から相殺する形の割引サービスを適用させている段階で、解約・MNP・機種変更をしてしまった場合、以降の割引が適用されなくなり、本来の機種代金の残額を支払っていく形になるため、割高になる点にも注意が必要です。
乗り換え(MNP)手続き前にやるべき6つのこと
ドコモからソフトバンクへの乗り換える手続き方法を解説していく前に、事前に確認・準備した方が良いことが6つあります。その内容を解説していきます。
1.契約期間の確認(契約解除料が必要かの確認)
ドコモの古いプラン利用しているほとんどの人は(月額料金を下げるために)2年縛りなどの定期契約ありの状態でプランを利用していると思います。
契約期間満了時に3カ月ある更新月以外のタイミングや最低利用期間を設けているプランで最低利用期間内でMNPの乗り換えを行った場合にはペナルティとして契約解除料が10,450円(または1,100円)発生します。
ただし、最近のドコモの新プラン(ahamoや5Gギガホプレミアなど)については2年契約の縛りが無いプランで、これらのプランについては契約解除料は発生しません。
2019年10月施行の改正電気通信事業法の影響で、この法改正に適用したプラン(2019年10月以降に契約したプラン)か、適用する前のプラン(2019年9月以前に契約したプラン)かで契約解除料が大きく変わっています。
●ドコモに契約した時期によって大きく変わる契約解除料
※更新月でのMNPや解約の場合は契約解除料は発生しません。
ドコモのプランを契約した時期 | 契約解除料 |
---|---|
2019年9月以前に契約したプラン ※2年契約ありの場合 | 10,450円 |
2019年10月以降に契約したプラン ※2年契約ありの場合 | 1,100円 |
ahamoや5Gギガホプレミアなどの 2年契約の無いプラン | 0円 |
2年契約なしでプラン契約している場合は、いつ解約しても契約解除料は発生しません。
他にも携帯・スマホ端末を購入し現在も端末代を支払っている場合には機種代金の残額や、解除料が発生するその他割引サービスやキャンペーン・サービスがあった場合もそれらの解除料が発生するため、これらの解除料が必要なものがあるかどうかを確認して、本当に今のタイミングでMNPの乗り換えをしても良いか判断してください。
違約金のかからない期間
ドコモで2年契約に加入している方にとって違約金が発生しない期間、それが「更新月」です。
ドコモに新規加入してから2年おきに更新月が3ヶ月間(定期契約満了月の当月、翌月、翌々月)だけ発生します。この更新月の期間が乗り換え(MNP)に最適な時期といえます。
2019年3月以降は更新月が2ヶ月から3ヶ月に変更になっています。
※契約満了月も更新月の対象に含むようになりました。
国からの指導の影響もあり、最近のドコモ・au・ソフトバンクで新たに契約できるプランの多くは2年契約がありません。期間の縛りが無いので、どのタイミングでMNPや解約をしても契約解除料が発生しません。
※新たに契約できるプランで古くからあるプランについては2年契約のあるプランも残っているので、すべてのプランが2年契約の縛りがないというわけではありません。
2.通話時間・毎月利用しているデータ容量の確認
ドコモを利用していたときの過去3カ月程度の期間の毎月の通話時間や使用したデータ量を確認してください。
これは次のソフトバンクに乗り換える際、どのプランで契約すべきかの判断材料になってきます。
上記の1と2の確認方法は専用のオンライン(Mydocomo)で確認するのが一番楽です。
専用ページにログインして、ご契約内容確認を見れば、詳細が分かります。
ドコモの契約内容などの確認方法
オンラインで確認する場合
「ドコモオンライン手続き」の「ご契約内容確認・変更」から進むと確認できます。
電話で確認する場合(受付時間:9時から20時まで)
ドコモの携帯電話から | 局番なしの「151」(無料) |
---|---|
一般電話から | 0120-800-000 ドコモ インフォメーションセンター |
3.キャリア(ドコモ)以外の外部提供のオプションサービスの有無確認・解約手続き
当時ドコモショップやドコモ取扱店で契約した時に店舗独自キャンペーンの条件として、キャリア公式以外の外部の会社が運営しているようなオプションサービスに加入している場合で、次に契約する携帯会社(ソフトバンク)に引き継げないようなサービスの場合には、別途オプションサービスの解約を行ってください。
ドコモ公式のサービスでもないので現在の携帯会社をMNPや解約を行った場合でも、該当のオプションサービスは解約されず、そのまま利用もしていないのに利用料金だけがかかっているといったことが発生する場合もあります。
外部のオプションサービスは1や2の確認用の専用ページにも掲載されない内容のはずなので、頑張って思い出していただくか、最初に契約した際の控えなどを確認いただき、解約漏れが無いかをご確認いただき、今後使わない(使えない)ようであれば解約手続きを行うようにしてください。
この解約手続きは基本的にはドコモや当時契約した携帯ショップではなく、該当のサービスの運営元に問い合わせる形になるかと思います。
4.LINEなどのアプリ引っ越しの事前準備
LINEや一部のゲームアプリなど、特に携帯会社やOSが変わってしまうとそのままの状態ではアカウントを引き継げなくなるケースがあります。
そのため、予め引き継ぎができるように事前に設定を行っておく必要があります。
準備1・現在のスマホデータのバックアップを取っておく
MNPした後、何かあっても良いようにデータのバックアップをあらかじめとっておきましょう。
準備2・各アプリの引き継ぎ設定を行う
引き継ぎ設定方法は、アプリによって異なりますが、それぞれ引き継ぎの設定を行っておきましょう。
- Facebook IDの連携
- メールアドレスの登録
- IDとパスワードを登録・発行する
- iOSのGameCenterとの連携 など
※アプリで設定している引継ぎ用のメールアドレスを現在使用しているキャリアのメールアドレスを使用している場合は、MNPで乗り換えた後は使えなくなるため、gmailなどのWEBメールなどに変更しておくと良いです。
補足・アプリ内のゲーム内通貨や一部情報は引き継ぎない場合もある
アプリによってはゲーム内通貨など、機種変更や携帯会社を変更してしまうと利用できなくなる場合もあるため、情報の引き継ぎができるかどうかアプリのFAQなどを事前に確認いただき、引き継げない場合にはMNPの前にゲーム内通貨を使用してしまいましょう。
5.SIMフリー化(MNP先のソフトバンクでも引き続き同じ端末を使う場合)
ドコモでいま使っているスマホやiPhoneをソフトバンクにMNPした後も引き続き使い続けたい場合は、特定の携帯会社(ドコモ)しか使えないSIMロックがかかっていると他の携帯会社では使用できなくなるので、SIMロックを解除しておく必要があります。
SIMロック解除は、SIMロック解除できる機種で基本的には101日以上利用していることが条件(一括購入で端末代の割引サービスを使っていなければ101日以内でもOK)としています。
ドコモショップでSIMロックの解除手続きをすると多くの機種では3,300円の手数料がかかりますが、
オンライン(My Docomo)でSIMロック解除の手続きを行った場合は無料で手続きをすることができます。
●ドコモのSIMロック解除の事務手数料/1台あたり(税込)
My docomo | 無料 |
---|---|
電話 | 3,300円 |
ドコモショップ | 3,300円 ※一部無料の機種もある |
iPhoneの様にMNP先でも同じ機種がある場合には、あまり問題にはならないと思いますが、MNP先のソフトバンクに同じ機種が無い一部のAndroid機種の場合、キャリアによって対応している電波帯が違う影響で、SIMロック解除してもその機種が物理的に使えない、快適なプラチナバンド帯の電波を拾えないといったことなどが発生する可能性はあります。
大丈夫かどうかは、MNP先のソフトバンクの問い合わせ窓口かソフトバンクショップへ事前に確認しておいた方が無難かもしれません。
6.キャリア独自のdポイントの保護・消化
ドコモを利用している場合は、利用に応じてキャリア独自のdポイントが付与されます。
ただし、特定の手続きを行っていない場合や一部のポイントについては、MNPや解約に伴い、ポイントごと消滅してしまうため、引き続き利用できるように手続きを行うか、ポイントをMNPする前に使う必要があります。
dポイントは、dアカウントを持っていれば、引き続きdポイントを利用することができます。dアカウントを持っていない場合は、MNPしてしまうとdポイントは消滅してしまいます。
dアカウントを持っていない場合には、MNP前にアカウントを作成し、連携しておきましょう。
ドコモからソフトバンクへの乗り換え手続き方法・手順
事前の確認事項が終わったら、実際にドコモからソフトバンクに乗り換える(MNP)の手続き方法・手順を完了まで順を追って解説してきます。
STEP1:まずはドコモにMNP予約番号を発行してもらおう
ドコモからソフトバンクへ乗り換え(MNP)を行うには、まずドコモから「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。この番号は転入先であるソフトバンクで契約を行うときに必要になります。
MNP予約番号を発行した場合、発行した日を含めて15日間の有効期間があります。有効期間の間にソフトバンクとの契約を行う必要があります。
ドコモでMNP予約番号を発行してもらう方法は4種類あります。おすすめなのが電話で取得する方法。これなら10分程度で発行・取得できます。
1.電話で発行する方法
ドコモのインフォメーションセンターに電話。音声ガイダンスに従い数字を入力し、オペレーターにつながったら「MNP予約番号の発行をお願いします」と伝えます。
ドコモの携帯電話 | 151(無料) |
---|---|
その他の電話 | 0120-800-000(無料) |
※受付時間9:00~20:00(年中無休)
↓ドコモのオペレーターとの対応方法なども詳しく書いています番号は電話終了後にSMS(ショートメールサービス)などで通知してもらえます。
2.「My docomo」から発行
ドコモ利用者用のサイトMy docomoにログインして発行する方法です。
「ご契約内容確認・変更」から進み、発行手続きを行います。
3.「iモード」から発行
ガラケーをお使いの方は「iモード」からも発行手続きが可能です。
「i-menu」画面→「お客様サポート」→「お申込・お手続き」→「各種お申込・お手続き」の順で申し込みます。(途中で暗証番号の入力が必要です)
4.ドコモショップに来店して発行
街のドコモショップで発行してもらう方法です。混雑時には待たされる可能性があるので、あまりお勧めしません。
本人確認のため、身分証(免許証やパスポートなど)が必要となります。
STEP2:ソフトバンク取扱店で手続きしよう
ドコモでの手続きが終わったら、次は携帯会社の乗り換え先である、ソフトバンク取扱店での手続きになります。
一番重要なのがショップ選び
ドコモからMNP予約番号が取得できたら、あとはソフトバンクの取扱ショップで手続きするだけ。そこで悩みどころなのが、どこのお店で手続きするかということ。
ドコモからソフトバンクに乗り換えでキャッシュバックはあるか?
基本の料金プランなどはどのお店で契約しても同じなので、ショップ独自のキャンペーン、つまりキャッシュバックを多く出しているショップを見つけられるかがカギとなります。
来店不要で高額キャッシュバックの出るネット専売店系の「スマホ乗り換え.com」あたりがおすすめです。
路面店やネットショップなど、複数のソフトバンク取扱店で少しでもお得なお店で購入したいと考えている方は、どのお店で購入すべきなのかを判断する材料として、以下のポイントを押さえて、最終的に利用するお店を決定することをオススメします。
- 端末代金の割引・キャッシュバックは(キャリア公式+ショップ独自の合計で)2万円であること
※2019年10月の法改正で最大で割引できる金額が2万円までなので最大限の還元額が2万円です。
※定価で2万円を切る端末の場合には割引後の端末価格が1円になる還元額がベスト。 - 端末代金に頭金がかからないこと
※定価の端末代金とは別に頭金(数千円から数万円)を徴収する場合が一部の販売店であります。 - 還元の条件に余計なオプション加入が無いこと
※販売店からのキャッシュバック還元条件などで余計なオプション加入が必要な店舗も一部あります。
2万円の還元はMNPや新規契約であれば出せるお店もありますが、機種変更の場合は2万円還元の条件を出すのはなかなか困難みたいです。
ソフトバンク取扱店で契約に必要となるもの
基本的に支払いはクレジットカード払いか銀行口座引き落としとなるため契約時にお金は持っていかなくて大丈夫です。
- MNP予約番号
- 本人確認書類(免許証やパスポートなど)
- クレジットカード(クレジットカード払いの場合)
- キャッシュカード(銀行口座引き落としの場合)
※銀行が「ペイジー」に対応していない場合は銀行印も必要となります。
ソフトバンク公式:Pay-easy(ペイジー)対応の金融機関
MNPを利用して乗り換える場合、ソフトバンクで契約が完了した時点で、ドコモ側との契約は自動的に解約となるため、改めてドコモに対して解約の手続きを行う必要はありません。
ソフトバンクの月額料金は?
ソフトバンクに乗り換えた後の気になる月額料金。まずは基本的な携帯会社の料金体系を解説します。
スマホ・携帯電話の毎月支払う料金は基本的に下記の3つで構成されています。
1.基本プラン
※ソフトバンクのサービスを受けるための通話なども含む基本的な料金
2.データ定額サービス
※ネット通信をするためのデータ容量にかかる料金
+
3.購入機種代金
※ソフトバンクで機種を購入した場合は必要
※厳密には110番・119番などの緊急通報サービスのユニバーサルサービス料や電話リレーサービス料が必ずかかる料金ですが数円の誤差のレベルのため、説明を省いています。
さらに条件に応じて、ここから割引・キャンペーン・オプションサービスなどが加わります。
1.基本プラン
基本プランとはスマホ・ケータイには欠かすことができない通話をするための基本料金です。ソフトバンクのスマホ・ケータイ用の基本プランは1つ(基本プラン(音声))ですが、通話オプションが2つ(準定額オプション、定額オプション)あるので、無料通話がどの程度必要かによって3種類から選択する形になります。
ただし、選択した通話プランのタイプや2年契約の定期契約の有無によりベースとなる月額の基本使用料金が変わってきます。
月額(税込) | 概要 | |
---|---|---|
基本プラン(音声) | 1,078円 | 通話時間に応じた従量制 (国内通話の場合、30秒につき22円) |
基本プラン(音声) + 準定額オプション+ | 1,958円 (1,078円+880円) | 1回5分以内の国内通話し放題 (1回5分以上は30秒につき22円) |
基本プラン(音声) + 定額オプション+ | 3,058円 (1,078円+1,980円) | 24時間いつでも国内通話し放題 |
ただし、「定額オプション+」、「準定額オプション+」の無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話や0570番号などの有料電話サービスへの通話は対象外になります。
逆に「基本プラン(音声)」、「準定額オプション+」の国内通話の30秒につき22円になる対象でも、家族間(家族割引適用者)の国内通話に関しては24時間無料になります。
※新みんな家族割とは別物です。
通話オプションである「準定額オプション+」「定額オプション+」については以下の4つの有料オプションサービスが料金の範囲内で利用できるようになっています。
- 留守番電話プラス
- 割込通話
- グループ通話
- 一定額ストップサービス
※標準の「基本プラン(音声)」にはこれらのオプションは付いていません。
※LINEMOの通話準定額(月額550円)や通話定額(月額1,650円)にもこれらのオプションは付いていません。
「基本プラン(音声)」と「準定額オプション+」の料金差は880円ですが、毎月20分以上の国内通話をする人は「準定額オプション+」を選択した方が月額料金が抑えられます。
また、「準定額オプション+」と「定額オプション+」の料金差は1,100円で、1回5分以上の国内通話を25分以上する人は「定額オプション+」を選択するのがベストです。
2.データ定額サービス
データ定額サービスとはEメールを送ったりWEBサイトを見たりアプリを使ったりする時にデータを高速でやりとりする通信料金プランです。
「ネットし放題!」などといった広告を見たりしていると思いますが、実際は、果てしなく使えるというわけではなく、快適に通信できる通信量の上限がそれぞれプランごとに決められています。そしてそのプランに応じて料金が変わってきます。
たとえば、ソフトバンクのスマホ向けプランであれば、「データプラン 50GB+」、「データプランミニ」、「データプラン1GB」の3種類のプランから選ぶことができます。ケータイ向けのプランであれば5種類の選択肢があります。
●データ定額サービス一覧(スマホ向け)
名称 | 月額(税込) | 概要 |
---|---|---|
データプランメリハリ無制限 | 6,160円 | データ無制限プラン 言い換えるとメリハリ無制限です。 ※テザリングやデータシェアは月30GBまで |
データプランミニフィット+ | 1GBまで:2,200円 2GBまで:3,300円 3GBまで:4,400円 | 3GBまでの月に利用した容量に応じた3段階制料金 言い換えるとミニフィットプラン+です。 |
データプラン3GB(スマホ) | 1,650円 | 3GBまで 言い換えるとスマホデビュープランです。 ※3Gケータイからのりかえや機種変更の方、もしくは5歳から15歳まで(U22おトクキャンペーン期間中は22歳まで)の新規契約の人が利用できるプランです。 |
●データ定額サービス一覧(ケータイ向け)
名称 | 月額(税込) | 概要 |
---|---|---|
データプランメリハリ無制限 | 6,160円 | データ無制限プラン 言い換えるとメリハリ無制限です。 ※テザリングやデータシェアは月30GBまで |
データプランミニフィットプラン+ | 1GBまで:2,200円 2GBまで:3,300円 3GBまで:4,400円 | 3GBまでの月に利用した容量に応じた3段階制料金 言い換えるとミニフィットプラン+です。 |
データプラン3GB(ケータイ) | 1,650円 | 3GBまで 別称「ケータイ3GBプラン」です。 ※3Gケータイからのりかえや機種変更の方、もしくは5歳から15歳まで(U22おトクキャンペーン期間中は22歳まで)の新規契約の人が利用できるプランです。 |
データプラン100MB | 330円 | 100MBまで |
(利用しない) | 0円 | 電話のみ利用する人はデータ定額サービスを利用しない選択肢もあります。 |
電話だけしたい人は、最低で月額1,078円から利用できる形です。
(通話料を考えると準定額オプション+か定額オプション+を付けるべきだとは思いますが…)
たとえば、データプラン3GB(スマホ)であれば、
月に使用する通信量が3GBまでなら普通に高速通信ができます。
ただし、月の通信量が上限の3ギガを超えるとどうなるのかというと、「速度制限」がかかり、通信の速度が極端に遅くなってしまいます。まったく使えなくなったり、勝手に料金が上がったりするわけではありませんが、非常に速度が遅いため、データが重めの動画を見たりするには非常に困難になります。
別料金を支払うことで速度制限を解除することは可能ですが割高です。前売り券は安いけど、当日券は高額といった考え方に近いかもしれません。
基本プラン&データ定額サービス込みのプラン(オンライン限定プラン)
少し特殊なパターンとしては2021年3月から登場したオンライン限定プランのLINEMO(ラインモ)があり、このプランについては通話とデータ定額サービスの両方込みのプランになっています。
LINEMO(ラインモ)のプランは2021年8月現在、2種類あります。
※LINEMOはオンライン限定プランのため、ソフトバンクショップなどの店頭での契約やサポートを受けたりすることができません。
●LINEMOの2つのプラン(オンライン限定プラン)
名称 | 月額(税込) | 概要 |
---|---|---|
LINEMO(スマホプラン) | 2,728円 | 20GBまで ※速度制限時の通信速度は最大1Mbps ※通話は30秒につき22円の通話料が発生。 |
LINEMO(ミニプラン) | 990円 | 3GBまで ※速度制限時の通信速度は最大300kbps ※通話は30秒につき22円の通話料が発生。 |
LINEMOも通話オプションを付けることで国内通話かけ放題にすることも可能です。
・通話準定額(+月額550円):1回5分以内の国内通話かけ放題
・通話定額(+月額1,650円):24時間いつでも国内通話かけ放題
最適なソフトバンクのプランは?
最も使う人が多いであろうプランはスマホ向けのプランになると思いますが、ソフトバンクの4つのプランのうち、どれを選ぶべきか悩む場合は、以下の判断軸でプランを選択してください。
メリハリ無制限向きの方
- データ通信をがっつりしたいという方(毎月20GB以上のデータを使う人)
- 店頭で契約やサポートを受けたい人
※家族複数台で契約できる人は月額料金がおトクに。
LINEMO向きの方
- データ利用が月20GBまでのユーザー
- 店頭で契約やサポートが不要な人(契約やSIMカードの初期設定など自己完結できる人)
※LINEMOは非常に月額料金が安いですが、オンライン限定プランで、申込や何かあった時のサポートについても、近くのソフトバンクショップなどの店頭や電話での対応を受けられなくても大丈夫なあるていどスマホに詳しい人向けのプランです。(スマホ初心者の方にはおススメしません)
スマホデビュープラン向きの方
- データ通信をあまりしないライトユーザー(毎月のデータ容量が3GB以下)
- 店頭で契約やサポートを受けたい人(LINEMOの利用が難しい人)
- ケータイからスマホに乗り換える人 または 3歳~15歳(キャンペーン期間中は22歳まで)で初めてスマホを契約したい人
※スマホデビュープランは申し込みができる人が限定されているプランですが、月額料金はミニフィットプラン+と比べると非常にお得です。
ミニフィットプラン+向きの方
- データ通信をあまりしないライトユーザー(毎月のデータ容量が1~2GB以下)
- 店頭で契約やサポートを受けたい人
- スマホデビュープランの対象になれない人
データ容量が少ない人でもメリハリ無制限の利用が向いている場合もあります。
・LINEMOやスマホデビュープランの利用ができない人:月1GB~2GB利用する場合
・LINEMOのみ利用ができない人:月3GB以上利用する場合
メリハリ無制限、ミニフィットプラン+、スマホデビュープラン、LINEMO(ラインモ)の詳しい解説、各月ごとの月額料金シミュレーションをこちらの記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。
↓関連記事:メリハリ無制限徹底プラン解説↓関連記事:ミニフィットプラン+徹底プラン解説↓関連記事:スマホデビュープラン徹底プラン解説↓関連記事:LINEMO(ラインモ)徹底プラン解説3.端末本体代金(ソフトバンクで購入する場合)
端末をソフトバンクで購入する場合には別途機種代金を支払う必要があります。一括払いもしくは、48回の割賦払い(分割払い)で支払います。
SIMフリー端末を持ち込み使用する場合は、機種代金は必要ありません。
現在は、端末代の割引(購入補助)サービスとしては、48回の割賦払いにした場合のみ「トクするサポート+(プラス)」を利用することが可能です。
その他のソフトバンクのキャンペーン
ドコモからソフトバンクに乗り換える際に利用できるキャンペーンの一部をご紹介します。
下取りプログラム(のりかえ)
現在、ドコモで使っていたスマホ・ケータイ端末を「下取りプログラム(のりかえ)」を活用してソフトバンクに下取りさせることで、その査定額分をPayPayボーナスで還元されるキャンペーンです。下取りに出す機種や状態によって還元される金額は異なります。
ただし、ドコモの「スマホおかえしプログラム」を利用している人は、ドコモに返却して免除される端末支払い残金と、ソフトバンクの「下取りプログラム(のりかえ)」によって受ける特典金額を比較し、お得になる方を選択するようにしましょう。
2017年6月30日以降に「スマホデビュー割」を適用した場合やここで紹介している「スマホデビュープラン」にはじめて加入する場合には、下取りプログラム(のりかえ)の申込ができない点には注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ドコモからソフトバンクに乗り換え(MNP)を行うために必要な料金・事前に確認、準備しておくこと、手続き方法について解説いたしました。
現在のソフトバンクのメインとなるスマホ向けプランは4種類あるので、利用目的に応じてベストなプランを選択できるとお得に利用することができると思います。
ぜひ、ドコモからソフトバンクに乗り換える時に参考にしていただけると幸いです。
また、次回をお楽しみに!
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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