速度制限でも遅くなりにくいスマホプラン・オプションおすすめ6選【最大1Mbps以上】
毎月かぎりあるスマホのデータ容量を使い切ってしまった時に発生する「速度制限」。速度制限を受けてしまうと、追加のデータ購入をしない限りは、その月の締日が過ぎるまでデータ通信速度が激減し、快適にネットやデータ通信をすることが困難になってしまいます。
そうなると月額料金は高くても多くのデータ容量を使えるプランにするか、速度制限を我慢して現在の料金プランを継続利用するか、もしくは別の携帯会社に乗り換えるといった感じで悩むのではないでしょうか?
携帯会社を変えても速度制限は同じと考えたいところですが、携帯会社の各料金プランで速度制限時の通信速度に違いが実はあります。
今回は速度制限になった場合でも通信速度があまり遅くならないスマホ料金プラン6選をご紹介します。
一般的な速度制限時の通信速度は最大128kbps
本題の通信速度があまり遅くならないスマホ向けプランの説明を行う前に、よくある一般的な速度制限の解説をしたいと思います。
多くのスマホ料金プランではデータ容量を使い切った後の速度制限時の通信速度は最大128kbpsに減速します。完全に通信が出来なくなるわけではありませんが、遅さを非常に感じるデータ通信になります。
最大128kbpsの速度感
通信速度が最大128kbpsまで遅くなった状態の使用感をまとめると以下のような感じになります。
SNS・メール
LINEやインスタグラムの速度制限状態の利用は特に支障なく、画像表示やLINE電話も問題ないようです。
しかし、速度制限状態のTwitterは読み込みが遅く、チェック間隔を開けたりフォロワー数の多いアカウントだと利用しにくいでしょう。
速度制限状態のメールの利用は問題ありませんが、添付ファイルのサイズ次第では受信に時間がかかります。
Web検索やサイト閲覧
速度制限状態のGoogle検索は画像や動画検索では結果表示までに時間がかかりますが、テキスト検索ならば問題ありません。
速度制限状態のWebサイトの読み込み速度は遅くて画像表示まで時間がかかり、一般的なページを表示するまでおおむね数十秒かかります。
ポッドキャストや動画などのストリーミング
速度制限状態のポッドキャストは再生開始まで少々待たされますが、よほどビットレートが高くない限り途切れずに再生できます。
速度制限状態の動画はデータ量が大きすぎ、仮に再生できたとしてもすぐに停止し視聴ができません。
これらは128kbpsでの話でしたが、もし通信制限の時でも128kbpsよりも速い通信速度であれば、どうでしょうか?
最近登場しているスマホ向けの新プランでは、速度制限時の通信速度が最大1Mbps以上出るプランが増えてきました。
最大1Mbpsの通信速度の場合、動画視聴は画質を落とした状態であれば視聴することも可能なレベルになってきます。Zoomなどのオンライン会議なども音声のみでの出席など工夫をすれば利用可能です。
ここからは速度制限時の通信速度が最大1Mbps以上のスマホ向けプランを紹介していきますが、選定基準としては以下の条件に当てはまるプランを紹介しています。
- 速度制限時の通信速度が最大1Mbps以上
- 月20GB以下のデータ容量のスマホプラン
※通信制限が気になるのは大容量プランというよりは低・中容量プランだと思いますので…
オンライン限定プラン系(2プラン)
まずは2021年にスマホ料金プラン大変動の発端となった3大キャリアオンライン限定プランから2つのプランを紹介します。これらのプランはオンライン限定プランのため、近くの携帯ショップや電話での申し込みやサポートは受けられたりはしませんが、月額料金も安いうえに、それなりに高速データ通信ができるといった特徴があります。回線品質もMNOが提供するプランなので安定しています。
ドコモ「ahamo」
ドコモのオンライン限定プランである「ahamo(アハモ)」は2021年3月からサービスを開始したプランですが、現在の料金プラン変更ラッシュのきっかけとなったプランです。
ahamo(アハモ)の特徴
- 月額基本料金:2,970円
- 月30GBまで高速データ通信が可能
- 1回5分以内の国内通話のかけ放題が付いている
- 申し込み・サポート等はオンライン限定(ある程度スマホに詳しい人向き)
- 5Gスマホ(5G回線)でも申込可能
- eSIMも対応
ドコモショップの店頭でahamoを使った呼び込みをしているますが、直接的な契約はできません。(ただし、有料でオンライン手続きのサポート(操作は契約者が行う)を受けることは一応可能です)
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ahamoは店頭では申込ができないオンライン限定プラン!
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ソフトバンク「LINEMOベストプランV」
ソフトバンクのオンライン限定プランである「LINEMO(ラインモ)」は2021年3月からサービスを開始したプランですが、ドコモのahamoやauのpovoに対抗して投入したプランです。
現在はLINEMOベストプランとLINEMOベストプランVの2つのプランで展開していますが、速度制限時の通信速度が最大1Mbpsになるのは月30GBまでのLINEMOベストプランVが該当します。(月10GBまでのLINEMOベストプランの速度制限時の通信速度は最大300kbpsです。)
LINEMOベストプランVの特徴
- 月額基本料金:2,970円
- 月30GBまで高速データ通信が可能
- 1回5分以内の国内通話のかけ放題が付いている
- LINE関連のデータ通信がカウントフリーになるLINEギガフリーが付いている
- 申し込み・サポート等はオンライン限定(ある程度スマホに詳しい人向き)
- 5Gスマホ(5G回線)でも申込可能
- eSIMも対応
ドコモのahamoのような有料でオンライン手続きのサポートなどをしてもらうといったことをソフトバンクショップで受けたりすることもできません。(LINEMOの申し込み、サポートは完全にオンラインのみです)
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サブブランド系(2プラン)
続いてはサブブランド系のプランから2つを紹介します。サブブランドは料金もお手頃で、携帯ショップの店頭での申し込みやサポートも受けることも可能です。回線品質についてもMNOと同等なのでMVNOと比べると安定的です。
ワイモバイル「シンプル2 M/L」
ワイモバイルの現在主力のスマホ向けプランは「シンプル2」ですが、シンプル2 Mとシンプル2 Lについては速度制限時の通信速度が最大1Mbpsです。(月3GBまでのシンプル2 Sについては、速度制限時の通信速度は最大300kbpsです。)
シンプル2は通常のデータ容量を使い切ると速度制限がかかり始めますが、さらに一定量を超すと、さらに通信速度が落ちる点には注意しましょう。
・シンプル2 Mの場合:容量超過後10GBまで:最大1Mbps。容量超過後10GB以降:最大128kbps
・シンプル2 Lの場合:容量超過後15GBまで:最大1Mbps。容量超過後15GB以降:最大128kbps
シンプルM/Lの特徴
- 月額基本料金:シンプル2 Mは4,015円。シンプル2 Lは5,115円
- シンプル2 Mは月20GBまで、シンプル2 Lは月30GBまで高速データ通信が可能
- 余ったデータ容量は翌月末まで持ち越し可能
- 複数回線契約による割引またはソフトバンク光などのセット割が利用可能
- 5Gスマホ(5G回線)でも申込可能
- 店頭での申し込みやサポート対応が受けられる
- eSIMも対応
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UQモバイル「コミコミプラン+」
UQモバイルの現在の主力スマホプランは3つあります。3つのプランのうち「コミコミプラン+」、「トクトクプラン」については速度制限時の通信速度が最大1Mbpsです。(月4GBまでのミニミニプランについては、速度制限時の通信速度は最大300kbpsです。)
容量超過後の速度制限時の通信速度での利用を想定するとUQモバイルの場合、「コミコミプラン+」を選択した方がお得です。
コミコミプラン+の特徴
- 月額基本料金:3,278円
- 月33GBまで(30GB+特典3GB)高速データ通信が可能
- 余ったデータ容量は翌月末まで持ち越し可能
- 1回10分以内の国内通話が無料
- 5Gスマホ(5G回線)でも申込可能
- 店頭での申し込みやサポート対応が受けられる
- eSIMも対応
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MVNO系(2プラン)
最後にMVNO系のプランから2つを紹介します。MVNOは小容量向きのプランの料金を安く利用することができます。ただし、申込やサポートはオンラインが基本で、回線品質についてもMNOやサブブランドと比べてしまうと不安定になる特徴があります。
mineo「パケット放題 Plus」(オプション)
mineoの通常のプランについては速度制限時の通信速度は最大200kbpsですが、オプションサービスの「パケット放題 Plus」を付けることで速度制限時の通信速度が最大1.5Mbpsにすることができます。
※mineoスイッチ(mineoアプリの1機能)をONにすることで通信速度が最大1.5Mbpsになります。
パケット放題 Plusの特徴
- 月額オプション料金:10GB未満のプラン利用時は+385円。10GB以上のプラン利用時は無料。
- MVNOだが店舗による申し込みやサポートを受けることが可能(3大キャリアと比べると店舗数は少ないですが)
※回線はドコモ・au・ソフトバンクから選べます。
※通常の基本プランの余ったデータの翌月末までの繰り越し可能です。
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J:COM MOBILE「Aプラン ST(10GB/20GBプラン)」
J:COM MOBILEモバイルの現在主力のスマホ向けプランは「Aプラン ST」ですが、10GB・20GBのプランについては速度制限時の通信速度が最大1Mbpsです。(1GB・5GBのプランについては、速度制限時の通信速度は最大200kbpsです。)
また、26歳以下とその家族の場合には「最強ヤング割」が利用でき、契約から半年間のみではあるものの、10GBで1,100円、20GBで1,650円とさらに安価で利用できます。
Aプラン ST(10GB・20GB)の特徴
- 月額基本料金:10GBプランは2,178円。20GBプランは2,728円
- 余ったデータ容量は翌月末まで持ち越し可能
- 5Gスマホ(5G回線)でも申込可能
- au回線を使用
- J:COMサービスとセットだと+10GBデータ増量(10GB・20GBプランの場合)
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カウントフリーサービスや無制限プランという選択肢も
特定のアプリやサービスに集中して消費する使い方をしている場合には、カウントフリーのサービスを利用する選択肢も増えてきます。
カウントフリーは対象となるアプリやサービスの利用分については、データ消費の対象外とするといったサービスです。MVNO系のプランにもかなり使われているサービスでもあるので、この条件に当てはまる人はカウントフリーサービスについても候補に加えて考えましょう。
もしくは、データ消費を気にせずいっぱい使いたいといった人は月額料金は高くなりますが、データ使い放題の無制限プランの利用をお勧めします。
まとめ
データ容量を使い切った時の速度制限があった場合でも、一部の携帯会社のプランについては、あまり通信速度が減速されないものもいくつかあります。月額料金を抑えたいけど、ある程度の通信速度も確保したいという人には、速度制限時の通信速度の速いサービスを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
また、次回もお楽しみに!
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LINEMOは店頭では申込ができないオンライン限定プラン!
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この記事を書いた人
- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
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