ドコモ・au・ソフトバンクの解約金がついに完全廃止!留保の解約金も0円へ
スマホの乗り換えを検討するとき、携帯会社の解約金が高額すぎて乗り換えを諦めた経験がある方も多いですよね。
「2年縛り」や「高額な契約解除料」は、これまで多くのスマホユーザーを苦しめてきました。そんなスマホキャリアの解約金ですが、2022年4月現在大手3キャリアでは完全に撤廃されたことをご存じでしょうか?
当記事では、ドコモ・au・ソフトバンクをはじめとしたスマホ業界の解約金や廃止内容を詳しく解説します!
記事では留保解約金に関する内容や解約金が廃止されることでどんなメリットがあるかという点にも触れていますよ。
解約金が廃止された今、スマホ業界は乗り換えの大チャンスです。この機会にお得なサービスへの変更を検討しましょう!
ドコモ・au・ソフトバンクは解約金が完全廃止で0円!
ドコモ・au・ソフトバンクのスマホ大手3キャリアでは、2022年4月現在全てのプランにおいて解約金や2年縛りを廃止しました。
これまでもプランによっては解約金がかかりませんでしたが、今回の変更によって旧プランを利用している方なども含めて全てのプランで解約金が不要に。
大手キャリアの解約金システムは非常に複雑だったため、多くのユーザーにとって喜ばしい内容ですね!
- ドコモ:2021年10月から解約金廃止
- au:2022年4月から解約金廃止
- ソフトバンク:2022年2月から解約金廃止
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアで契約解除料を撤廃したのはあくまで個人向けのプランで、ソフトバンクの一部の法人プランについては現在も契約解除料が発生するものもあります。
解約金の留保もなし!
今回の解約金システム廃止に伴い、留保された解約金も全て廃止されました。
留保された解約金とは、2年契約のプランから解約金無料のプランに変更した場合、一時的に本来かかる解約金が留保されることです。
例えば契約更新月が2022年6月のプランに加入している場合、2021年6月に解約金無料のプランに変更しても「元々の契約更新月」である2022年6月までは解約金がかかるシステムを指します。
この留保があるため「解約金無料プランに変更した後、即解約」をしても解約金の支払いを免れることができませんでした。
しかし、2022年4月現在においては留保された解約金も支払い不要になりました。
非常に難解なシステムですが「今は3大キャリアでは解約時に解約金はかからない」と覚えておけば大丈夫ですよ!
サブブランドのUQモバイル・ワイモバイルも解約金を廃止!
au・ソフトバンクの解約金廃止にともない、両社のサブブランドであるUQモバイル・ワイモバイルも解約金を完全に廃止しました。
これまでは旧プラン(UQモバイルのおしゃべりプラン等)契約者は場合によって解約金が10,450円かかりましたが、現在では全てのプランで解約金が発生しません。
例えばUQモバイルやワイモバイル利用者がahamoやpovo2.0、LINEMOといったキャリア格安プランに乗り換える場合にも解約金が不要ですよ。
もちろん、格安SIMへの乗り換えでも解約金がかかりませんよ。
楽天モバイルなど、人気格安SIMでも解約金の廃止が多い
大手3キャリア以外の格安SIMでも解約金廃止の流れが広がっています。
楽天モバイルやOCNモバイルONE・IIJmioといった人気格安SIMの多くが解約金を廃止しており、ユーザーにとっては気軽に契約会社を選べる状況と言えますね。
一方、MVNOの一部の事業者ではいまだに約10,000円程度の解約金を定めているケースもあります。
解約金無料 | 解約金1,100円 | 解約金 最大10,000円前後 |
---|---|---|
楽天モバイル | BIGLOBEモバイル | LIBMO |
OCNモバイルONE | QTモバイル | |
IIJmio | TONEモバイル | |
mineo | ||
nuroモバイル | ||
イオンモバイル |
上記のように全ての格安SIMで解約金が廃止されている訳ではない点に注意をしましょう。
最新の解約金情報を確認する場合は各事業者の公式HPが最も正確です!
解約金が廃止されることによるユーザーのメリット
続いて、解約金が廃止されることによるユーザーの具体的なメリットをご紹介します。
単に「乗り換えがしやすい」という点にとどまらず、様々なメリットがありますよ。
解約金廃止のメリット1.キャリア間の乗り換えがしやすい
解約金が廃止されるメリットとして、言うまでもなくキャリア間の乗り換えがしやすくなります。
これまでは「月額料金を抑えたいけど、解約金があるから・・・」と躊躇されていた方でも安心です。
解約金が廃止されたいま、毎月の料金を抑えるために格安SIMへ乗り換える大チャンス。乗り換えのハードルは今までになく下がっていますので、この機会に是非契約の見直しをしてくださいね。
解約金廃止のメリット2.気軽に契約ができる
解約金が廃止されることにより、今まで以上に気軽にスマホを契約できる点も見逃せません。
- お子様や年配の方のスマホをお試し感覚で契約する
- 格安SIMで速度が出るかどうかを低リスクで確認できる
上記のような利用に関して、解約金があると「試したくても試せない」と思う方も多かったですよね。
しかし、解約金がなくなった今「使ってみてダメなら解約する」という選択ができるため、初めてのスマホや格安SIMの契約ハードルは非常に低くなっています。
オンライン手続きなら事務手数料が無料の事業者も多いため、気になっている通信会社があれば「とりあえず契約してダメなら乗り換える」という感覚で使ってみましょう!
初めて契約する事業者は不安がつきものですが、解約金0円なら手軽に使えます!
解約金廃止のメリット3.キャンペーンを有効活用できる
解約金が廃止されたことにより、各事業者のキャンペーンも今まで以上に使いやすくなりました。
解約金があると「キャンペーンで受けられる特典以上に解約金が高額」という状況でしたが、解約金が廃止された今では各社のキャンペーンをお得に活用できますよ。
- 楽天モバイル:楽天回線にMNP+対象オプション申し込み+一部iPhone機種購入で最大35,000ポイント還元
- ワイモバイル:新規契約・MNPで本体代金が最大21,600円割引
- IIJmio:通話定額オプションの月額料金が1年間割引
※2022年4月時点の期間限定キャンペーンのため、キャンペーンが終了したり、内容が変更になる場合もあります。
ただし、楽天モバイルのように「1人1回まで」といったキャンペーン適用回数制限がある点には注意が必要です。また、短期解約(目安は3ヶ月以内)を繰り返すことで次回契約時の審査が不利に働く可能性がある点も合わせて覚えておきましょう。
短期解約の基準は各社で様々ですが、一般的に3ヶ月以内で解約すると短期解約とみなされることが多いです。
光回線やポケット型Wi-Fiの解約金は廃止されていない
今回、スマホ大手キャリアによる解約金廃止があったことでその他の通信サービス(光回線やポケットWiFiなど)の解約金がどうなるか気になる方もいらっしゃいますよね。
残念ながら、スマホ以外の通信回線では解約金廃止にはなっておらず高額かつ複雑な解約金システムがいまだに採用されています。
特に固定回線の光通信は3~5万円の解約金がかかることも珍しくありません。解約金廃止の流れはあくまでもスマホ業界の動きである点に注意をしましょう。
特に光回線は設備や機器、工事など事業者側の実費負担が大きいため解約金は今後もなくならないと予想されます。
ポケットWiFiやホームルーター系のサービスについても工事は発生しないものの使用する通信機器の費用負担を利用者にさせない形にしている業者が多いため、途中解約での費用発生はなかなか避けづらい状況です。
今後契約解除料は撤廃することがあっても、利用者側に負担させないようにしている(毎月に利用料で相殺している)工事費や機器費用の負担については利用期間中は行われなくても、途中解約の場合には、残債を利用者側に負担させる形はどうしても残ってしまうと考えられます。
スマホの解約金・留保解約金の廃止に関するよくある質問
最後に、解約金や留保解約金の廃止に関してよくある質問をまとめました。
ドコモ・au・ソフトバンクではどのプランでも解約金がかからないの?
ドコモ・au・ソフトバンク契約者は2022年4月現在すべてのプランで解約金がかかりません。
ただし、ドコモ光やauひかりなどスマホ契約以外は解約金がかかるサービスもあります。
MNP(乗り換え)は解約金以外に手数料がかかる?
例えば3大キャリアやサブブランドからのMNP転出では3,300円の手数料が従来発生していましたが、2022年4月現在MNP手数料も廃止され無料となりました。
ただし、一部のMVNOからの転出や乗り換え先の新規契約では事業者や手続き内容によって契約手数料がかかる場合があります。
MNP転出手数料が有料のところでも、対人(電話)で予約番号発行手続きをした場合だけで、WEBで予約番号発行手続きをした場合には無料になるところもあります。
種類 | 概要 |
---|---|
MNP転出手数料 | MNP予約番号を発行し、他社にMNPで乗り換えが完了すると発生する手数料 ・3大キャリアでは2021年3月~4月に手数料撤廃 ・一部のMVNOでは有料のところも残っている(一般的には3,300円が多い) ※あくまでMNPでの乗り換え時に発生するため、ただの解約の場合には発生しない |
契約事務手数料 | 乗り換え先の契約をした際、乗り換え先の携帯会社で発生する手数料 ・一般的な手数料は3,300円が多い ・一部の携帯会社では0円のところもある ※キャリア公式オンラインショップ限定で0円という場合もある |
契約解除料 | 乗り換え元の2年契約などの契約期間の縛りがあるプランを更新月以外で解約した場合に発生する手数料 ・一般的には10,450円が多かったが徐々に撤廃されている傾向 ・一部のMVNOでは現在も契約解除料が発生するところも残っている |
2年契約が留保されて解約金がかかると聞いたけどどうなの?
留保された解約金も大手3大キャリアやサブブランドでは2022年4月現在0円となっています。
格安SIMでも解約金はかからない?
人気格安SIM事業者の多くが解約金を廃止しています。しかし、中には解約金を10,000円程度に設定している事業者もあるため契約前に必ず条件を確認しましょう。
一部のMVNOでは契約期間の縛りが残っている(解約金が発生する)ところもあるので、すべての携帯会社が0円ではない点には注意。
解約金以外の名目で手数料は請求される?
スマホ契約では解約時に解約金以外の手数料がかかることは基本的にありません。
ただし、格安SIMを含めると非常に多くの事業者が存在するため全ての事業者で確認はできていません。契約中・検討中の公式HPで事前に確認しましょう。
まとめ:スマホの乗り換えは解約金が廃止された今がチャンス!
結論、スマホの解約金・留保解約金が廃止されたことで今まで以上にスマホの乗り換えがしやすい環境となりました。
スマホの通信料金は家庭内でも大きな割合を占める固定費のため、家計見直しの第一歩として語られることが多いですよね。これまで解約金があったから契約の見直しができなかった方も大チャンス。
スマホの契約見直しで毎月料金が半額〜3分の1以下になることも少なくありません!
この機会に安い事業者への乗り換えを是非検討してくださいね。
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の記事執筆者。
スマホや携帯電話のプラン・料金・キャンペーンなどを詳しく解説しています。