auで機種変更するベストタイミングは?料金や手続きに必要なものなどを解説!
そろそろauのスマホ・携帯電話を機種変更したいとお考えの方。今回の内容は、auで機種変更する際、失敗しないために知っておくべき知識や機種変更のベストなタイミング、手数料の料金やauの機種変更向けキャンペーンなどを解説していきます。
2020年4月段階の情報に更新。
機種変更で損をしないタイミング
そもそもauで機種変更する場合のリスク・デメリットなどはあるのでしょうか?
結論を言ってしまうと、特定の条件に当てはまる場合には、auで機種変更の場合でも、リスク・デメリットは発生します。
auの携帯電話をお使いの方の多くが「2年契約(または2年契約N)」いわゆる2年縛りのプランに加入している方が大半だと思います(加入することで月額の基本料金がとても安くなるため)。その場合、2年ごとに訪れる「更新月」以外にauを解約や他の携帯会社にMNPで乗り換えをしてしまうと契約解除料(違約金)を支払わなければなりません。
それでは、auから解約でなく、auで「機種変更」を「2年契約」の途中に行うと契約解除料はかかるのでしょうか?
機種変更の契約解除料(違約金)
auの「2年契約(または2年契約N)」の契約解除料がかかるのはあくまで更新月以外の期間内で「auを解約」(他社への乗り換えも含む)した場合のみです。
つまり、どのタイミングで機種変更しても2年契約に関する契約解除料は発生しません。
ただし、auで機種変更をした場合、契約解除料は必要ありませんが、次の注意するべき点があります。
2019年10月施行の改正電気通信事業法の影響で、回線契約と端末代金のセット販売で期間縛りができなくなったり、期間縛りが無い場合でも、端末代金の割引額に上限額が設けられてしまったため、従来の端末代金割引は2019年9月末をもって新規受付ができなくなっています。
ただ、現在これらの割引を利用している人は多数いるので、機種変更のタイミングが分かるように、従来の端末代割引についても解説します。
機種変更後は「毎月割」の割引が適用されない
auの昔からあるプランを利用している場合に使っている可能性のある「毎月割」という割引がありました。
「毎月割」は2019年9月30日で新規受付が終了し、現在は新規受付をしていない割引です。
この割引は、auでスマホ・携帯電話を購入してから2年間(24回分)は毎月、実質の端末代金を割り引くものですが、24回の割引期間内に機種変更してしまうと、機種変更以降の「毎月割」の割引適用が無くなってしまい、端末代を分割払いしているようであれば、定価の端末代の分割払いを支払っていく形になってしまうため、非常に割高になってしまいます。
※購入(機種変更)した端末には新たに毎月割が適用されます。ただし、毎月割を適用できる料金プランを継続している場合にかぎります(新しいプランであるauピタットプラン系やauフラットプラン系のプランを選択してしまった場合には「毎月割」は適用することができなくなります)。
●例:auの「毎月割」適用・非適用時の端末代比較(iPhone8 64GBモデルの場合)
※24回分割の場合(税抜)。2019年7月時点。
端末代支払い 総額 | 毎月割 | ||
---|---|---|---|
有り (MNP) | 有り (新規契約・機種変更) | 無し | |
84,667円 | 690円/月 | 1,056円/月 | 3,528円/月 |
iPhone8の場合、「毎月割」が有る場合と無い場合では毎月の支払額に約2,500円~3,000円もの差が出てきます。
24回の新端末の支払いに加え、割引が適用されない旧端末の支払い分が追加されるため、毎月支払う実質的な携帯料金は高くなってしまいます。
実質的な端末代の割引は「毎月割」以外にもいくつか種類がありますので、ご紹介します。
「au購入サポート」に加入の方は
auには「毎月割」の他にも「au購入サポート」(「Android MNPau購入サポート」「iPhone MNP au購入サポート」など)という割引サービスがありました。どちらも端末代金を割引くサービスですが、割引方法が大きく異なります。
「au購入サポート」は2019年9月30日で新規受付が終了し、現在は新規受付をしていない割引です。
端末購入時にどちらか片方を選択できます。「毎月割」は割引総額を分割し月々割り引かれるのに対し「au購入サポート」は一括で割り引きされます。
「毎月割」では新しいプランであるauピタットプラン系(新auピタットプラン など)やauフラットプラン系(auフラットプラン7プラス など)のプランを選択した場合は割引適用できませんが、「au購入サポート」の場合は、これらのauピタットプラン系やauフラットプラン系のプランを選択した場合でも割引適用ができます。
しかし「au購入サポート」は割引対象となる端末が限定されていて最新機種でないことが多く、規定利用期間の1年以内にMNP・解約・機種変更などを行うと高額の解除料(違約金)を支払う必要があります。
(割引適用条件の契約形態(新規・MNP・機種変更)が対象機種ごとで異なるのでこの点も注意が必要です)
各種「au購入サポート」の「解除料」
au公式:「au購入サポート」契約解除料
au公式:「Android MNP au購入サポート」契約解除料
au公式:「Android MNP au購入サポート」過去解除料
au公式:「iPhone MNP au購入サポート」契約解除料
au公式:「iPhone MNP au購入サポート」過去解除料
「アップグレードプログラムEX(a)」に加入の方は
「アップグレードプログラムEX(a)」は2019年9月30日で新規受付が終了し、現在は新規受付をしていない割引です。
「アップグレードプログラムEX(a)」もかつて利用できた割引サービスですが、こちらは24回割賦で機種を購入し、後日の機種変更をする際に、旧機種の回収が必要になりますが、13カ月目以降に新しいiPhoneに機種変更をすると、以降の残割賦代金の支払いがなくなります(免除されます)。つまり13カ月目に機種変更する場合、24回中12回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、13カ月目以降に機種変更せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になるため、2年継続してしまうと定価で端末代を購入するのと変わらない状態になってしまいます。
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●13カ月目に新しい端末に機種変更した場合の実質的な機種代金
実質的な機種代 | |
---|---|
50,000円の 機種の場合 | 25,000円 |
80,000円の 機種の場合 | 40,000円 |
アップグレードプログラムEX(a)の適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象の機種を割賦契約24回で購入と同時にアップグレードプログラムEX(a)に申し込み(途中からの加入はできません)
- auピタットプラン系、auフラットプラン系のプランに加入
- 次回の機種変更時、旧機種の回収
(故障していたりすると最大で20,000円追加費用が必要になるようです ※故障系のサポートサービスに加入していればもう少し追加費用は下がります) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくはau公式:アップグレードプログラムEX/EX(a)
「アップグレードプログラムEX」に加入の方は
「アップグレードプログラムEX」は2019年9月30日で新規受付が終了し、現在は新規受付をしていない割引です。
「アップグレードプログラムEX」もかつて利用できた割引サービスですが、こちらは48回の割賦契約で機種を購入し、後日の機種変更をする際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降に機種変更をすると、以降の残割賦代金の支払いがなくなります(免除されます)。つまり25カ月目に機種変更する場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
ただし、25カ月目以降に機種変更せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、またアップグレードプログラムEXは月額390円のプログラム費用が必要になるため、4年継続してしまうとプログラム料分(390円×24カ月(現在は25カ月目以降はプログラム費用はかからない)=9,360円(不課税))損する結果になります。
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
プログラムを使用しないで、次の機種に機種変更した場合は支払ったプログラム料分、WALLETポイント(法人契約の場合はauポイント)に充当される救済措置はあるようです。
●25カ月目に新しい端末に機種変更した場合の実質的な機種代金
実質的な機種代 支払った端末本体代金+プログラム料(不課税) | |
---|---|
50,000円の 機種の場合 | 34,360円 (25,000円+9,360円) |
80,000円の 機種の場合 | 49,360円 (40,000円+9,360円) |
アップグレードプログラムEXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象の機種を割賦契約48回で購入と同時にアップグレードプログラムEXに申し込み(途中からの加入はできません)
- auピタットプラン系、auフラットプラン系のプランに加入
- 次回の機種変更時、旧機種の回収
(故障していたりすると最大で20,000円追加費用が必要になるようです ※故障系のサポートサービスに加入していればもう少し追加費用は下がります) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
詳しくはau公式:アップグレードプログラムEX/EX(a)
「アップグレードプログラムDX」に加入の方は
「アップグレードプログラムDX」の新規受付期間は2019年10月1日から2019年10月31日までの1ヶ月間のみ新規受付の割引サービスです。
「アップグレードプログラムDX」は2019年10月1日から2019年10月31日まで展開しているプログラムで、2019年9月まで行われていた「アップグレードプログラムEX」とかなり似ていますが、48回の割賦契約で機種を購入し、後日、auの機種を購入する際に、旧機種の回収が必要になりますが、25カ月目以降にauで機種購入をすると、以降の旧機種の残割賦代金の支払いがなくなります。つまり25カ月目にauで機種購入する場合、48回中24回分の支払いのみで済む形になります。
※厳密には13ヶ月以降で次の機種を購入すれば特典利用はできますが、免除される残割賦代は24回が上限のため、得ではありません。
旧アップグレードプログラムEXとの違いは、auの回線を利用しているかどうかは問わない点があります(※この後紹介するアップグレードプログラムNXも回線契約有無は問いません。)。アップグレードプログラムEXは機種変更(au回線利用)が必要でしたが、アップグレードプログラムDXはauでの機種購入(au回線利用については関知しない)という点が異なります。
auの回線契約は必要ないものの、auで購入する端末にはauのSIMロックがかかっている点には注意が必要です。ドコモやソフトバンク系の回線を利用している人の場合にはSIMロックを解除する必要があり、通常であれば購入してから101日以降でauショップでSIMロック解除の手続きをしないと使用できないものですが、購入した端末の2か月分の割賦代金を預かり金として支払うことを条件で、auショップで即日SIMロック解除の手続きができます。(auショップでのSIMロック解除手続きには別途手数料3,000円も必要です。)
※この条件はauの回線を利用していない場合の条件のため、au回線を利用している場合は、この条件を満たしても購入後100日以内でのSIMロック解除ができません。(違う条件があります)
ただし、25カ月目以降に次の機種購入せず、そのまま継続利用してしまった場合には、通常通り割賦代金を支払い続ける形になり、免除される金額も月を経るにつれ減額されていき、またアップグレードプログラムDXは月額390円(不課税)×24回分(つまり、合計9,360円分)のプログラム費用が必要になります。
プログラムを使用しないで、48ヶ月目までに次の機種に機種変更した場合で、プログラム料より免除される金額の方が少なかった場合には差額分を、WALLETポイント(法人契約の場合はauポイント)で還元する救済措置はあるようです。
(ただし、49ヶ月目以降に突入すると還元されなくなり、プログラム料分はそのまま損になります。)
また、旧機種は回収されてしまうため、下取りプログラムは利用できない点も考慮しておく必要があります。
●25カ月目に新しい端末に機種変更した場合の実質的な機種代金
実質的な機種代 支払った端末本体代金+プログラム料(不課税) | |
---|---|
50,000円の 機種の場合 | 34,360円 (25,000円+9,360円) |
80,000円の 機種の場合 | 49,360円 (40,000円+9,360円) |
アップグレードプログラムDXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象機種を割賦契約48回で購入と同時にアップグレードプログラムに申し込み
(途中からの加入や一括払いの場合は加入できません) - 25ヶ月目以降に次の機種をauで購入
※12ヶ月以上利用した人でも24回分の端末代金、プログラム料を支払うことで特典利用が可能 - 次回の機種購入時、旧機種の回収
(故障していたりすると最大22,000円(不課税)別途追加費用が必要になるようです) - 旧機種を回収する際、暗証番号ロック解除、オールリセットが行われている
「アップグレードプログラムNX」に加入の方は
「アップグレードプログラムNX」は2020年2月20日で新規受付が終了し、現在は新規受付をしていない割引です。
auのアップグレードプログラムNXとは2019年11月1日から新規受付を開始したプログラムで、36回割賦(36回の分轄払い)で機種を購入した場合で、購入した翌月以降にauに端末を返却すると分轄払いが残っている端末代(最大12か月分)の支払いが免除されるという端末購入サポートプログラムです。
2019年10月に展開していた「アップグレードプログラムDX」はソフトバンクの「トクするサポート」に近いプログラムでしたが、今度の「アップグレードプログラムNX」はドコモの「スマホおかえしプログラム」に近いプログラム(36回分割払いで購入し、後日端末をキャリアに返却することで最大12ヶ月分の端末代の残割賦分を免除する形)になっています。
アップグレードプログラムDXとは異なり、アップグレードプログラムNXはプログラム料はありません。
●25カ月目に新しい端末に機種変更(端末返却)した場合の実質的な機種代金
実質的な機種代 | |
---|---|
50,000円の 機種の場合 | 33,333円 |
80,000円の 機種の場合 | 53,333円 |
●(参考)返却月ごとの必要な支払い回数表
購入してから 返却した経過月数 | 必要な 端末支払い回数 | 免除される 端末支払い回数 |
---|---|---|
1ヵ月目~25ヶ月目 | 24回 | 12回 (実質33.3%引き) |
26ヶ月目 | 25回 | 11回 (実質30.6%引き) |
27ヶ月目 | 26回 | 10回 (実質27.8%引き) |
28ヶ月目 | 27回 | 9回 (実質25%引き) |
29ヶ月目 | 28回 | 8回 (実質22.2%引き) |
30ヶ月目 | 29回 | 7回 (実質19.4%引き) |
31ヶ月目 | 30回 | 6回 (実質16.7%引き) |
32ヶ月目 | 31回 | 5回 (実質13.9%引き) |
33ヶ月目 | 32回 | 4回 (実質11.1%引き) |
34ヶ月目 | 33回 | 3回 (実質8.3%引き) |
35ヶ月目 | 34回 | 2回 (実質5.6%引き) |
36ヶ月目 | 35回 | 1回 (実質2.8%引き) |
37ヶ月目以降 | 36回 | なし |
※端末代の支払いは購入した月は発生せず、購入翌月からカウントされます。
(ドコモ、ソフトバンクと同じカウント方法です)
また、旧機種は回収されてしまうため、アップグレードプログラムNXと下取りプログラムの割引の併用利用ができない点も考慮しておく必要があります。
アップグレードプログラムNXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。
- 対象のスマホを36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定されていて、一括払いや24回、48回払いは割引対象に含まれなくなる点は注意
※加入は申し込み時だけで、後から加入することはできません。 - スマホをauに返却する
※次の機種に機種変更する条件は付いていない
※返却の受付開始は2020年夏以降に受付開始予定
※返却はau取扱店(一部店舗除く)で、au Online Shopではできません。
※機種変更と同時に特典適用する場合は、機種変更した月の翌月末までに返却(&au側の検品完了まで)させる必要があります。
※故障していたりすると最大22,000円(不課税)別途追加費用が発生します。 - au ID会員であること
※au IDはau利用者以外も会員になれます。
「かえトクプログラム」に加入の方は
auのかえトクプログラムは業界初の残価設定型と呼ばれるスマホ購入プログラムで、24回の分割払いで機種を購入する形になりますが、月々の支払う端末代金はドコモやソフトバンクとは異なっています。
かえトクプログラムでは、auが2年後の残価をあらかじめ設定をしておき、残価以外の代金を23回の分割払い(2ヶ月目から25ヶ月目)で支払いますが、24回目(25ヶ月目)の最終回では3つの選択肢から選ぶことができるプログラムになっています。(自動車を購入する際の残クレに近い内容です。)
auのかえトクプログラムを簡単にまとめるとこんな感じ…
- 残価 = 2年後のスマホ端末の価値(auの買取保証額)で価格設定
※残価率は機種により異なり、一律ではありません。 - 支払い回数は24回の分割払い
- 本体価格から残価を除いた端末代金を23回の分割払いで支払う
端末代金の支払いは購入した翌月から開始するので2ヶ月目~24ヶ月目の23回 - 25ヶ月目の分割払いの最終回(24回目の支払い)は3つの選択肢から選べる
※買い替えや返却は13ヶ月目から可能だが、23回の分割払いは発生する- 新しいauの端末に買い替え(使っていたスマホはauに返却)
→残価分の代金支払いが免除 - そのままスマホを使い続ける
→残価を一括払いまたは24回払いに再分割し支払う
※再分割の場合でも支払い期間中に新しいauの端末に買い替え&使っていたスマホを返却すると残金の支払いを免除することも可能 - 使っていたスマホをauに返却するのみで買い替えをしない
→下取り時点の端末の下取り価格での買い取りに(残価での買取ではない点に注意)
- 新しいauの端末に買い替え(使っていたスマホはauに返却)
25ヶ月目にとる3つの選択肢の内容で特典内容が変わりますが、一番端末代金を抑えやすいものとしては、auで対象となるスマホ機種を購入してから25ヶ月目に購入したスマホ機種をauに返却し、次のauの機種に買い替えた場合で、残価分の支払いが免除されます。
※auを引き続き利用する人は返却のタイミングで次の機種を購入する感じになります。
かえトクプログラムを利用した場合の残価率は機種により異なり20%台~40%台の水準で設定されています。一例としてAQUOS R5G SHG01の場合だと以下のような感じになります。
※あくまで残価の支払い免除は、13ヶ月目から25ヶ月目にauに購入した対象スマホ機種を返却し、次のauの新しい端末を購入する必要があります。
返却時のauの査定で故障端末と判定された場合には最大で22,000円(不課税)追加費用が必要
※au指定の故障紛失サポート系のオプション加入している場合は2,200円~(不課税)に追加費用が下がります
※残価設定額が22,000円より少ないので、サポートオプションに入っていない場合で故障させてしまった場合には、引き取ってもらえない形になると思います。
また、上記の形になる「かえトクプログラム」を特典利用をした場合は、残価の支払い免除を受けるためには購入した対象機種をauに返却し、端末は回収されてしまうため、auで機種変更をする際に使う「下取りプログラム」との併用はできない点は考慮しておく必要があります。
かえトクプログラムの加入条件は非常にシンプルです。
- 対象のスマホを24回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要)
※対象となるスマホが限定されていて、一括払いや36回、48回払いは割引対象に含まれなくなる点は注意
※加入は申し込み時だけで、後から加入することはできません。
au以外の携帯会社を利用している人も端末購入、プログラム加入が可能です。
機種変更のベストタイミング
auの機種変更で損をしないベストタイミングは加入している割引のサービスにより変わってきます。
「毎月割」に加入の場合
「毎月割」を利用している方が機種変更する場合は当然、「端末代金の支払いが完済(24回の「毎月割」割引が終わった)」した後のタイミングで行うと割引もフルで受けられているため、無駄な出費が抑えられます。携帯・スマホを購入してから2年以降ということですね。
「au購入サポート」に加入の場合
各種「au購入サポート」に加入している場合は、規定利用期間の12ヶ月を過ぎたタイミングで機種変更するのが良いでしょう。高額の違約金も支払わなくて済みます。
※「アップグレードプログラムEX(a)/EX」と併用して加入している場合には、「アップグレードプログラムEX(a)/EX」のタイミングがベストタイミングになります。
「アップグレードプログラムEX(a)」に加入の場合
「アップグレードプログラムEX(a)」を利用している方が機種変更する場合は、13カ月目に機種変更するのが一番お得になります。
「アップグレードプログラムEX」に加入の場合
「アップグレードプログラムEX」を利用している方が機種変更する場合は、25カ月目に機種変更するのが一番お得になります。
「アップグレードプログラムDX」に加入の場合
「アップグレードプログラムDX」を利用している方が機種変更(次のau機種を購入)する場合は、25カ月目に機種変更(次のau機種を購入)するのが一番お得になります。
「アップグレードプログラムNX」に加入の場合
「アップグレードプログラムNX」を利用している方が機種変更(端末返却)する場合は、25カ月目に機種変更(端末返却)するのが一番お得になります。
「アップグレードプログラム●●」などで機種変更ベストタイミングを逃してしまった場合
「アップグレードプログラム」系の割引サービスでの機種変更のベストタイミングを忘れてそのまま使い続けた結果、免除額が少なく(もしくは免除額が無くなって)しまった場合には、次回の機種変更の時にこれらのプログラムを使った下取りをさせないで、「下取りプログラム」を使い機種代金の割引をさせる方法を検討しましょう。
免除額と下取りプログラムによる割引金額を比較し、お得になる方のプログラムを選択しましょう。
↓下取りプログラムについて詳しくは
au公式:下取りプログラム
「かえトクプログラム」に加入の場合
「かえトクプログラム」を利用している方が機種変更(&端末返却)する場合は、25カ月目に機種変更(&端末返却)するのが一番お得になります。
残価分の支払い免除にする場合は、25か月目までにauに購入した端末を返却し、次のauの機種を購入する必要があります。
機種変更の契約手続き
ここでは、auの機種変更の手続きについて解説していきます。
契約手続きは実店舗・オンラインのどちらが良いか
auで機種変更を行うには、au取扱いのショップで手続きが必要になります。
- 家電量販店・街のauショップ・PiPit・au取扱店などの実店舗で手続き
- auオンラインショップで手続き
の大きく2つの方法がありますが、実店舗とオンライン。どちらにするか悩むところですよね。
機種変更で損をしないためにはauオンラインショップでの手続きをおすすめします。
実は、街にあるauショップや家電量販店の販売カウンターは直営店ではないのをご存知でしょうか?これらはほとんどが代理店。実店舗の「直営店」は全国に18店舗のみあります。
街にある「auショップ」のほとんどはauの許可をもらって販売しているお店。店舗それぞれにオーナーが異なるコンビニのフランチャイズと同じようなものと考えて良いかもしれません。
【参考】auの直営店(2020年4月15日時点)
- au SAPPORO(北海道・札幌) [遠隔手話対応] [多言語対応]
10:00~21:00(受付20:00まで) 休み:札幌パセオの館日に準ずる - au SENDAI(宮城・仙台)[セミナー][遠隔手話対応][多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
10:00~19:00 休み:年中無休 - au HONJOWASEDA(埼玉・本庄)[遠隔手話対応][多言語対応]
10:00~19:00 休み:年中無休
※鎌倉ベーカリーは10:00~18:00。毎週火曜日が定休日。 - au KASHIWA(千葉・柏)[多言語対応]
10:00~21:00(受付20:00まで) 休み:柏高島屋ステーションモールの休館日に準ずる - au OMIYA(埼玉・大宮)[遠隔手話対応][多言語対応]
10:30~20:00 休み:大宮マルイの休館日に準ずる - au UENO(東京・上野)[遠隔手話対応][多言語対応]
10:00~19:00 休み:年中無休 - au SHINJUKU(東京・新宿)[セミナー][手話対応][多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
10:00~20:00 休み:年中無休 - au 渋谷スクランブルスクエア(東京・渋谷)[多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
10:00~21:00(受付20:00まで) 休み:渋谷スクランブルスクエアの休館日に準ずる - au SHIBUYA MODI(東京・渋谷)[遠隔手話対応][多言語対応]
11:00~21:00 休み:渋谷MODIの休館日に準ずる - au TACHIKAWA(東京・立川)[多言語対応]
10:00~21:30(日・祝21:00) 休み:エキュート立川の休館日に準ずる - au みなとみらい(神奈川・横浜)[遠隔手話対応][多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
11:00~20:00 休み:コレットマーレの休館日に準ずる - au NAGOYA(名古屋・栄)[セミナー][遠隔手話対応][多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
10:00~19:00 休み:年中無休 - au KYOTO(京都・四条河原町)[多言語対応]
10:00~20:00 休み:年中無休 - au OSAKA(大阪・梅田)[セミナー][遠隔手話対応][多言語対応][iPhone/iPad故障相談]
10:00~20:00 休み:グランフロント大阪の休館日に準ずる - au ABENO(大阪・阿倍野)[多言語対応]
11:00~21:00(受付20:00まで) 休み:Hoopの休館日に準ずる - au FUKUOKA(福岡・天神)[セミナー][遠隔手話対応][多言語対応][iPhone/iPad]
10:00~19:00 休み:年中無休 - au HAKATA(福岡・博多)[遠隔手話対応][多言語対応]
10:00~21:00(受付20:00まで) 休み:博多マルイの休館日に準ずる - au NAHA(沖縄・那覇)[セミナー][多言語対応]
10:00~20:00 休み:年中無休
au公式:KDDI・沖縄セルラー直営店
オンラインのau直営店「auオンラインショップ」
ネット販売では「auオンラインショップ」がauの直営店となります。
街のauショップや家電量販店などはその店舗の利益をあげることが最優先。機種変更はショップにとってはあまり利益にならないようで、機種変更の場合、au公式のキャンペーン以外での手厚い特典が受けづらく、ショップ側では機種変更などの案件は客単価を少しでも上げるため「頭金」と呼ばれる無駄な手数料を取ったり、有料オプションへの加入をさせられるといったケースも発生する場合もあります。
頭金という呼び方のため、端末代金の一部に充てられるのかと思いきや、単にショップの利益のためだけに支払うお金。客側視点ではまったくのムダ金なんです。
↓auショップではありませんが、携帯ショップでの契約でこのような事例も・・・その点、auオンラインショップなら「頭金」は不要で無駄な有料オプションへの加入誘導の心配もありません。
【結論】auの機種変更は公式オンラインショップがお得。
手続きに必要なものと手数料料金
auでの機種変更をする際に必要な持ち物や手数料について解説します。
必要な持ち物
auショップの場合(契約者本人が来店)
- 現在利用中のau電話本体(au ICカードも含む)
- 本人確認書類(免許証・パスポートなど)
- 印鑑
auオンラインショップの場合
- au ID
- 本人確認書類(免許証・パスポートなど)
法人契約や家族割や未成年者などの場合は持ち物が増えたりします。詳しくは以下の関連記事で解説しています。
↓関連記事:auで契約に必要な持ち物・本人確認書類手数料料金
auで機種変更の手続きにかかる費用として以下の手数料が必要となりますが、変更する回線の種別によって料金が若干異なります。(下表参照)
●auで機種変更時の手数料
変更する回線の種別 ※主なもの | 手数料 (税抜) |
---|---|
4G LTE(au VoLTE対応)⇔ 4G LTE(au VoLTE非対応) | ¥3,000 |
3G ⇔ 4G LTE(au VoLTE対応/非対応) | ¥3,000 |
4G LTE(au VoLTE非対応)⇔ 4G LTE(au VoLTE非対応) | ¥2,000 |
3G ⇔ 3G | ¥2,000 |
4G LTE(au VoLTE対応)⇔ 4G LTE(au VoLTE対応) | ¥2,000 |
上記の料金とは別にauの新端末の購入代金やプラン変更した場合の料金の差額はもちろん、旧端末の支払代金が残っている場合は引き続き支払いが必要となります。
機種変更で使えるキャンペーン
auの機種変更ではショップ独自の特典は受けづらいですが、au公式のキャンペーンについては一部、機種変更でも適用することができます。その内容を一部ですが解説していきます。
3Gとりかえ割(スマホ)・4G LTEケータイとりかえ割(4G LTEケータイ)
元々は「初スマホ割(3G)」「初スマホ割(4G LTEケータイ)」という名称でしたが、2020年4月1日から「3Gとりかえ割(スマホ)」「4G LTEケータイとりかえ割(スマホ)」にそれぞれ名称が変わっています。
機種購入代金が割引になるキャンペーン(3Gスマホ/ケータイ・4Gケータイからの機種変更)
auの「3Gとりかえ割(スマホ)(旧「初スマホ割(3G)」)」「4Gケータイとりかえ割(旧「初スマホ割(4G LTEケータイ)」)」は、2019年10月から始まった割引サービスでauケータイ(3G または 4G LTE)、auスマホ(3G)を16ヶ月以上利用している状態から割引対象のauスマホ機種(4G LTE)に機種変更(購入)をすると機種代金から最大38,500円(税込)の割引が受けられます。
スマホプランや新規、MNPなどは対象外です。対象となる機種は比較的安価なスマホ端末が対象になっています。
●機種代金割引額(税込)
※2020年4月15日時点。対象機種ごとに割引額は異なります。
3Gとりかえ割(スマホ) 利用の場合 ※auの3Gケータイ・3Gスマホからの機種変更 | 最大38,500円割引 |
---|---|
4Gケータイとりかえ割(スマホ) 利用の場合 ※auの4G LTEケータイからの機種変更 | 最大22,000円割引 |
↓3Gとりかえ割(スマホ)や対象機種についての詳しい内容は
au公式:3Gとりかえ割(スマホ)
↓4Gケータイとりかえ割(スマホ)や対象機種についての詳しい内容は
au公式:4Gケータイとりかえ割(スマホ)
スマホスタートプラン(ケータイ→auスマホ割プラス)
3Gのケータイから4G LTEのスマホに機種変更やMNPし、「auピタットプランN(カケホ/s)」または「auピタットプランN(スーパーカケホ/s)」に加入すると加入した翌月から1年間、月額2,000円の割引(2年目以降は月額1,000円の割引)を受けられるキャンペーンです。
2020年4月1日からケータイ→auスマホ割プラスを適用した料金のことを総称してスマホスタートプランになっています。
●「auピタットプランN(スーパーカケホ/s)」の場合
※税抜。1回5分以内の国内通話かけ放題。
データ使用量 | 月額料金 (割引なし) | ケータイ→auスマホ割プラス | 2年契約N | au スマート バリュー | 全割引 適用時 ※2~13ヶ月目 |
---|---|---|---|---|---|
~1GB | 3,650円 | 2~13ヶ月目 -2,000円 14ヶ月目以降 -1,000円 | -170円 | -500円 | 980円 |
~2GB | 4,650円 | 1,980円 | |||
~3GB | 5,650円 | -1,000円 | 2,980円 | ||
~5GB | 6,650円 | 3,980円 | |||
~20GB | 7,650円 | 4,980円 |
※1GBまでのデータ利用で、全割引を適用できると2ヶ月目から13ヶ月目まで980円~。
※14ヶ月目以降は月額1,000円高くなります。
●「auピタットプランN(カケホ/s)」の場合
※税抜。国内通話24時間いつでもかけ放題。
データ使用量 | 月額料金 (割引なし) | ケータイ→auスマホ割プラス | 2年契約N | au スマート バリュー | 全割引 適用時 ※2~13ヶ月目 |
---|---|---|---|---|---|
~1GB | 4,650円 | 2~13ヶ月目 -2,000円 14ヶ月目以降 -1,000円 | -170円 | -500円 | 1,980円 |
~2GB | 5,650円 | 2,980円 | |||
~3GB | 6,650円 | -1,000円 | 3,980円 | ||
~5GB | 7,650円 | 4,980円 | |||
~20GB | 8,650円 | 5,980円 |
※1GBまでのデータ利用で、全割引を適用できると2ヶ月目から13ヶ月目まで1,980円~。
※14ヶ月目以降は月額1,000円高くなります。
↓スマホスタートプラン(ケータイ→auスマホ割プラス)についての詳細は
au公式:スマホスタートプラン
新カケホ割60
「新カケホ割60」は2019年10月から始まった割引サービスで、60歳以上の方が対象となる機種を購入(持込・利用中)した状態で「ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)」で「通話定額」の通話オプションを付けた場合、毎月1,000円引きされるようになります。
- AQUOS sense2 かんたん
- BASIO4
- BASIO3
- LG it
対象機種は購入でも、持ち込みでも、現在利用中でもOKです。
↓新カケホ割60についての詳細は
au公式:新カケホ割60
下取りプログラム
機種変更時に、利用していた端末をauに下取りに出すことで機種の購入代金から割引があります。
下取りに出すには、3カ月(91日目)以上利用していて正常に動作する端末であることが前提となっています。WALLETポイントとして機種に応じた額が還元されます。
(WALLETポイントは本体の割引以外にも使うことができます。)
割引の最大額となる機種は最新のiPhone XS MAXの512GBモデルの超高額機種だったりするため、一般的なAndroid機種などの場合は、ここまでの多い割引額にはなりません。
また、通常品ではなく、画面割れなどの破損があると、割引額は少なくなる点には注意しましょう。
↓下取りプログラムや下取り金額についての詳細は
au公式:下取りプログラム
auの機種変更はお得?
選択している割引サービスによって損をしない機種変更のタイミングがあるため、なかなか気軽に機種変更できません。仮に欲しい機種が発売された場合でも、タイミングによっては損をするので我慢するか毎月の支払い分が高くなるのを覚悟で購入するしかありません。
もし「au派なので一生MNPはしない」という方でなければ他社への乗り換え(MNP)も検討してみてはいかがでしょうか?
MNPのほうがメリットが多い理由
auに縛られず、ほかの携帯会社へのMNPを視野にいれた場合、auで機種変更するよりも特典が厚くなりやすい傾向があります。その厚くなった特典によって機種変更よりも得して最新機種を購入できる可能性が高くなります。
ただし、MNPのデメリットとしては利用していたキャリアメールのアドレスが利用できなくなったり、手続きや設定の手間などの存在はありますが、気持ち厚い特典になる点がMNPにはあります。
乗り換え(MNP)の場合にはキャリア側とショップ側の双方から手厚い特典が用意していることがあり、MNP対象のキャンペーンをうまく利用すれば、通常の機種変更より端末代金やプラン料金の割引(割引期間限定の場合もあり)を多くすることも可能です。
乗り換え(MNP)が転入先の会社で優遇される理由は自社のユーザー獲得と同時にライバル会社のユーザーも減らせるからです。
そのためキャリアは販売代理店にMNPの販売奨励金を多く出し、ショップはその大部分をキャッシュバックという形で客に還元することで、少しでも多く自分の店舗で乗り換えてもらおうと競い合っているわけです。
auの機種変更だけでなく、ほかの携帯会社へのMNPも検討材料にいれてみてはいかがでしょうか。
少しでも得に購入したい場合の見極めポイント
複数の販売店で少しでもお得なお店で購入したいと考えている方は、結局どのお店で購入するのがお得なのかを判断する材料として、以下のポイントを押さえて、最終的に利用するお店を決めると良いです。
- 端末代金の割引・キャッシュバックは(キャリア公式+ショップ独自の合計で)2万円であること
※2019年10月の法改正で最大で割引できる金額が2万円までなので最大限の還元額が2万円です。
※定価で2万円を切る端末の場合には割引後の端末価格が1円になる還元額。
※【例外!】3Gから4G/5Gへの乗り換えについては、2万円の制約を受けないようです。 - 端末代金に頭金がかからないこと
※定価の端末代金とは別に頭金(数千円から数万円)を徴収する場合が一部の販売店であります。 - 還元の条件に余計なオプション加入が無いこと
※販売店からのキャッシュバック還元条件などで余計なオプション加入が必要な店舗も一部あります。
機種変更でも2万円還元を受けれるお店があれば、機種変更でも良いかもしれませんが、なかなかこの条件を出すのは困難なようです。
2019年9月まではキャッシュバック還元はできるだけ多いお店でという判断軸がありましたが、10月の法改正で上限金額が設定されてしまったので、最大限の2万円の還元が受けられて、かつ余計な条件を付けないお店で契約するのが今後のショップ選びの判断軸になりそうです。
↓auで機種変更したくなった人はこちら
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- INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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