「新auピタットプランN」徹底解説!2019年10月開始の新プランの料金や旧プランとの違いは?

2019年10月15日料金プラン,auauスマートバリュー,ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)

新auピタットプランN徹底解説
プラン名が変わりました

auの5Gサービス開始に伴い、「新auピタットプランN」から「ピタットプラン 4G LTE」にプラン名が変わりました。「ピタットプラン 4G LTE」について2020年4月段階の内容で別記事で改めて解説しています。

↓ここからは2019年11月時点の「新auピタットプランN」のプラン解説です。
(現在、新規申し込み受付が終了しているキャンペーンなどもあります。)


2019年10月から開始になったauの新プランの一つ「新auピタットプランN」

auの「ピタットプラン」シリーズはデータ通信の利用量に応じて料金が段階的に変動するスマホライトユーザー向けのプラン
段階制料金ということもあり、au公式ページを見ても実際の利用料金がどのくらいになるのか、よく分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

つい先日「新auピタットプラン」が登場したばかりでしたが、今回の新プランは2019年10月に施行される改正電気通信事業法が影響していて、2年定期契約の有無による月額料金の差や更新月以外の解約などで発生する契約解除料の設定に問題があるとして、上限金額に制限が設けられたことが背景としてあります。

※新auピタットプランは2019年9月30日で新規受付終了。

今回は、この新たに「N」の文字が付いた「新auピタットプランN」に焦点を当て、プランの内容・料金・メリットをはじめ、旧プランや競合プランとなるドコモの「ギガライト」との違いなど詳しく徹底的に解説していきます。

2019年11月11日更新

2019年11月から始まったアップグレードプログラムNXの内容を加えました。

新auピタットプランNとは

新auピタットプランN
出典:au

「新auピタットプランN」は2019年10月1日から始まったプランで、スマホ契約に必要な要素である

  • 基本料金
    (通話にかかる料金)
  • ウェブ使用料
    (ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料
    (通信にかかる料金)

セットでコミコミになった段階制の定額プランです。

先生

かなり昔の料金プランではそれぞれの要素が分離した料金プランになっていることが多いですが、「新auピタットプランN」では1つにまとまっています。

※厳密にはウェブ使用料は「LTE NET」という300円のサービスなのですが、au公式サイトの料金表ではこの分も加算した形で説明されているため、ここでの解説でもLTE NETの金額も加算した形で説明します。

スマホの契約に必要な要素・仕組みがよく分からない方はこちらの記事で解説しています
段階制の定額プランとは

新auピタットプランNはデータ通信の利用量に応じて料金が3段階に変動し、使ったデータ容量に相当するプラン料金が請求される仕組みです。

これにより毎月のデータ利用量が大きく変わるような人の場合はムダな料金を払わずに済ませることができるようになります。

データ容量使った分だけお支払い

月間で使えるデータの利用量は最大7GBまで

もし利用量が7GBを超えた場合は速度制限がかかり最大128kbpsまで通信速度が月末まで減速します。
※速度制限の解除は厳密には、翌月の1日に順次制限解除されていく形です。

先生

かつてauには「auピタットプラン(現在は新規受付終了)」があり、その時の最終ステップのデータ容量の上限は50GBまででしたが、2019年6月にドコモが上限7GBまでの「ギガライト」を登場させたことでauが対抗プランとして上限7GBまでのプランを登場させた形です。

後半でギガライトとのプラン比較内容も解説します。

対象者・適用条件

新規契約・他社からMNP・機種変更のいずれの場合も対象となります。新auピタットプランNへの加入には使用する端末がスマホ(4G LTE)であることが必須ケータイ(ガラケー)には未対応のプランです。

プラン変更の方法

現在、auのほかのスマホ系プラン利用者が新auピタットプランNにプラン変更をしたい場合は以下の方法でプラン変更することが可能です。

  • My auで手続き
    パソコンやスマホから手続きしたい人。
  • auショップで手続き
    本人確認書類などが必要なので忘れずに。
  • 電話で手続き:0077-7027(通話料無料)
    受付時間は9:00~20:00。
    ※上記番号の発信ができない人は総合案内(157 または 0077-7-111)から問い合わせ。
プラン変更条件で端末購入の条件が撤廃

かつては、auのピタットプラン系やフラットプラン系を利用している人がほかのプランにプラン変更しようとした場合、au端末を購入することがプラン変更の条件になっていましたが、2019年9月1日から端末購入の条件が撤廃になりました。

端末購入の条件はauの罠的要素でしたが、この条件がなくなったことでほかのプランに変えやすくなりました。

月額1,980円のからくり

新auピタットプランN 1,980円/月~

au公式サイト「新auピタットプランN」のページに書かれている「1,980円~」

一見安く見えるこの値段の秘密はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これには安く見せるからくりが存在します。

最小限の料金プランを選択し、いくつかの割引キャンペーンを適用させた結果、実現した値段になっています。

簡単に「1,980円」になる条件は以下の通りで、かなり難易度が高いです。

新auピタットプランNで1,980円にするための4つの条件
  • 通話タイプ国内通話30秒につき20円の一番基本料金が安くなるタイプを選択
    (家族間通話以外の通話やSMS送信は一切しない)
  • 「2年契約」はあり
  • 毎月利用するデータ容量は1ヵ月あたり1GB以下に抑える
  • 家族3人以上でauを利用し、「家族割プラス」を適用する

条件が色々出てきましたので、一つずつ解説していきます。

通話タイプは3種類から選択

新auピタットプランNに加入の場合、通話プランのタイプは標準のタイプのほかに通話オプションで月額料金にオプション料金を上乗せすることで利用することができる2つのオプションを合わせ、3種類から選ぶ形になります。

ただし、選択したタイプによりベースとなる月額の基本使用料金が変わってきます。タイプの違いは国内通話の無料通話のカウント方法が変わります。

月額1,980円で済ませたい場合は、最も月額料金の安い標準の通話タイプ(30秒につき20円)を選択し、家族間通話以外の通話やSMS送信は行わないようにする必要があります。

先生

家族以外への通話やSMS送信をすると別途通話料が発生するため、その時点で1,980円より高くなります。

au3つの通話タイプ

選べる3つの通話タイプ

通話タイプ内容
(標準の通話タイプ)国内通話30秒につき20円の通話料が発生
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
1回5分以内の国内通話し放題
※1回5分以上の国内通話は30秒につき20円
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
国内通話24時間いつでも無料

ただし、「通話定額ライト」や「通話定額」の無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話0570番号などの有料電話サービスへの通話無料通話の対象外になります。

逆に国内通話の30秒につき20円になる対象でも、2年契約あり&家族間(家族割適用者)の国内通話に関しては24時間いつでも無料になります。

通話タイプ選択の目安

通話タイプ選択目安
(標準の通話タイプ)利用者自身からの通話発信を行わない人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒未満の場合に最安になる
※通話時間が17分30秒以上でも通話する相手が同じauで契約の家族だけという方も最安になります
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
通話回数は多いが1回の通話時間が短い(5分以内)人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒以上かつ1回の通話あたりの通話時間が5分以内で抑えることができれば最安になる
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
1ヵ月あたりの通話時間が長い人、長電話をよくする人に向いている
※1回5分以上の国内通話で5分を超えてしまった長電話の合計時間(通話定額ライトで無料通話の時間を超してしまった時間)が25分以上になる場合には最安になる

2年契約有りの契約が前提

新auピタットプランNの「1,980円~」の内訳には、auでの「2年契約N」(2年縛り)有りで適用されて料金が使われています。これは契約更新月以外に解約もしくは他の携帯会社にMNPで乗り換えると契約解除料(1,000円)が発生します。3年目以降も2年契約の縛りが発生し自動更新されていきます。

2年契約の場合の更新月

2年契約Nに加入しない場合は基本料金にプラス170円/月と少し高額になってしまいます。

以前の料金プランより契約解除料などが安くなっています

2019年9月30日までの料金プランの場合、2年定期契約を付けなかった場合の月額料金の差は1,500円差があり、更新月以外の解約等で発生する契約解除料も9,500円と非常に高額で、解約のデメリットが大きなものでした。

ただ、2019年10月の法改正の施行により、定期契約の有無による月額料金の差額や契約解除料に上限金額が設定されたために、auの「新auピタットプラン(2019年9月30日で新規受付終了)」ではこのルールに合わなくなってしまったため、ルールに適合した「新auピタットプランN」を開始したという背景があります。

月間の使用データ量を1GB未満に抑える

「新auピタットプランN」はその月に使用したデータ量に応じて3段階に料金が変わる変動型の定額料金制です。当然ながら月額1,980円に料金を抑えるためには一番安い料金の段階である1GB未満にデータ使用量を抑える必要があります。

  • 第1段階:月間のデータ使用量が1GBまで
    ※月額1,980円にするためにはこの段階で抑える必要がある
  • 第2段階:月間のデータ使用量が1GB超~4GB
  • 第3段階:月間のデータ使用量が4GB超~7GB

※7GB超は速度制限になり通信速度が遅くなります。

1GBは普通にネットを使ってしまうと簡単に到達してしまうデータ容量なので、ネットはWi-Fiなど代わりの通信手段を利用してデータ消費を抑えたり、データ消費の激しい動画や音楽視聴はしないといった努力は必要になります。

参考:1GBの通信量目安

1GBでどの程度まで通信ができるかの目安をまとめると以下のようになります。
※これはあくまで一例なので、目安としてとらえてください。

コンテンツ分量1GBあたり
利用可能な分量
インスタグラム約100回分の投稿を閲覧
(動画のみ)
約15回
(ひと月あたり2日に1回)
YouTube
5分動画

720p(高画質)約20回
360p(中画質)約33回
サイトの閲覧Yahoo!のトップページとニュース5記事約150回
(累計900ページ)
Googleマップ
経路検索約5,000回
ストリートビュー
(渋谷駅からヒカリエまでたどる)
約333回

なお、LINEやツイッターはメッセージ閲覧では通信量がほとんどかからず、画像投稿だと0.5~0.8MB程度になります。

料金の落とし穴

段階性料金で、データ容量に応じた無駄のない料金で、メリットの多そうな「新auピタットプランN」ですが、加入前に知っておいてほしい点がいくつかあります。

先生

条件があり、一部の人は割引が適用されないことがある内容です。

「家族割プラス」で毎月1,000円割引(家族3人以上でauを利用)

家族割プラスは「新auピタットプランN」や「auフラットプラン7プラスN」といった一部の新プランで利用できる家族割サービスです。
※新プランでも「auフラットプラン20N」などについては家族割プラスの割引はありません。
(代わりにこれらのプランは「スマホ応援割20」などの別の割引サービスが利用できたりします。)

機種変更・新規契約・MNPで「新auピタットプランN」などの対象プランに、同一住所に住んでいる家族で加入すると適用されます。家族2人の場合は毎月500円引き/台家族3人以上の場合は毎月1,000円引き/台申し込み翌月から永年で割引適用されます。

月額1,980円に抑える場合には、auを同居する家族3人以上で利用した状態「家族割プラス」を適用する必要があります。

「家族割プラス」の毎月の割引金額(1台あたり・税抜)

3人以上で加入永年で毎月1,000円引き
2人以上で加入永年で毎月500円引き
1人で契約
(家族割プラス未加入)
割引なし
「家族割プラス」の対象は同居家族のみである点は注意

ソフトバンクの「みんな家族割+」やドコモの「みんなドコモ割」と同じように家族回線が複数回線あると月額料金の割引を受けられるという点は同じなのですが、auの「家族割プラス」については同居している家族のみが対象で、別居している家族についてはこの割引の恩恵を受けられない点には注意しましょう。

先生

auの「家族割プラス」は別居家族でも適用可能なソフトバンクやドコモと比べると家族割適用は同居家族までと対象が狭い点には注意。

auスマートバリューを適用

新auピタットプランNの「1,980円~」の内訳には直接影響を受けていませんが、データ量を1GB以上使ってしまう場合には、「auスマートバリュー」の割引も適用できると月額の利用料金が抑えられます。

「auスマートバリュー」はスマホのほかに、自宅のブロードバンド回線(auひかりなどのネット+電話)またはauスマートポートとのセットで利用することで申し込みの翌月から割引適用になります。

auスマートバリュー
出展:au
先生

auは「auスマートバリュー」適用後の料金を通常料金のように表示することが多いので、よく確認することが必要ですよ!

「家族割プラス」と異なり、こちらは同居していない家族でも割引対象(ただし50歳以上の家族に限る)になります。割引は2ヵ月目以降から永年で割引が適用されます。

auスマートバリュー適用時の月額割引金額

~1GB1GB超~4GB4GB超~7GB
割引対象外500円引き

割引金額は選択する通話プランのタイプやその月に使用したデータ容量で毎月変動します。

先生

新auピタットプランNで1GB以下の場合はauスマートバリューの割引されない点は注意しましょう。

これまでに説明した各内容をうまく組み合わせると月額1,980円を実現できるのですが、

結局それぞれのプランや割引を適用するといくらになるの?

と思う方がかなりいらっしゃると思いますので、各プランごとに料金や割引がどのように変わっていくのかを解説していきます。

毎月の料金と割引の推移

新auピタットプランNを利用した時の毎月の利用料金と各キャンペーンの割引の推移の内訳を表にしてみました。
※機種を購入した場合の機種代、ユニバーサルサービス料は含まれていません。

契約した初月

auを契約した最初の月は、「家族割プラス」と「auスマートバリュー」の割引がまだ適用されません
(2カ月目から適用されるため)

以下の料金を日割計算した金額とは別に契約事務手数料3,000円(税抜)が加算されます。
※2年契約ありの場合の表なので、2年契約なしの場合は割引額を変えて計算してください。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
2年契約N-170円
合計2,980円の日割計算
+
事務手数料
4,480円の日割計算
+
事務手数料
5,980円の日割計算
+
事務手数料

1GB未満のデータ使用であれば
2,980円(税抜)~の日割計算 + 契約事務手数料

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
2年契約N-170円
合計3,480円の日割計算
+
事務手数料
4,980円の日割計算
+
事務手数料
6,480円の日割計算
+
事務手数料

1GB未満のデータ使用であれば
3,480円(税抜)~の日割計算 + 契約事務手数料
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引(の日割計算)されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額1,700円
2年契約N-170円
合計4,680円の日割計算
+
事務手数料
6,180円の日割計算
+
事務手数料
7,680円の日割計算
+
事務手数料

1GB未満のデータ使用であれば
4,680円(税抜)~の日割計算+契約事務手数料

2カ月目以降

契約の2カ月目から「家族割プラス」「auスマートバリュー」の割引が始まります
※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
2年契約N-170円
家族割プラス1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:3,980円
2人:3,480円
3人以上:2,980円
1人:5,480円
2人:4,980円
3人以上:4,480円

家族3人以上で全割引を適用した場合は1,980円(税抜)

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約N-170円
家族割プラス1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,980円
2人:4,480円
3人以上:3,980円
1人:6,480円
2人:5,980円
3人以上:5,480円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
1人:6,680円
2人:6,180円
3人以上:5,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合、最初の1年間は2,480円(税抜)
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
3,150円4,650円6,150円
通話定額ライト1,700円
2年契約N-170円
家族割プラス1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円
1人:7,680円
2人:7,180円
3人以上:6,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:5,680円
2人:5,180円
3人以上:4,680円
1人:7,180円
2人:6,680円
3人以上:6,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合は3,680円(税抜)

先生

「新auピタットプランN」は従来のプランとは少し傾向が異なり、最初の●ヶ月間~1年間割引といった期間限定の割引の種類は比較的少ないので、料金構造は比較的分かりやすいプランではあります。

ほかのプランとの違い・比較

新auピタットプランNの内容や料金シミュレーションを解説していきましたが、次に気になるのはほかのプランとの比較だと思います。そこでauやドコモのほかのプランとの比較・違いについて解説していきます。

ドコモ「ギガライト」との違い・比較

ギガライト1,980円/月

最初に今回のauが対抗して作る要因となっているドコモのプラン「ギガライト」と「新auピタットプランN」と比較し、違いについて解説していきます。

共通すること

以下の点については、ドコモの「ギガライト」も「新auピタットプランN」も共通しています。

  • 実現可能な最低金額は月額1,980円
  • 月間で使用可能なデータ量は最大7GBまで(速度制限時の通信速度も最大128kbpsで共通)
  • 家族割の対象人数と割引金額が同じ
  • 3種類の通話タイプの扱い・料金が同じ
  • 2年契約の扱い・割引金額が同じ

家族割の名称と対象人数と割引金額

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプランN
(au)
割引金額
みんなドコモ割家族割プラス1人の場合:割引無し
2人の場合:500円引き
3人以上の場合:1,000円引き


3つの通話タイプの名称とオプション料金

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプランN
(au)
オプション料金・適用対象
(標準)(標準)

国内通話30秒につき20円
※ただし家族内通話は無料

5分通話無料オプション通話定額ライト+700円

1回5分以内の国内通話が無料
※ただし家族内通話は無料
かけ放題オプション通話定額+1,700円

国内通話が24時間いつでも無料

違うこと

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「新auピタットプランN」では異なっています。

  • ギガライトの料金が変わる段階は3段階ではなく4段階の定額制
  • 家の回線とのセット割(ドコモ光セット割)の割引金額が一部1,000円引きになっている
  • 家族割(みんなドコモ割)の適用対象の方が広い(同居して無くてもOK)
  • 長期利用者特典(ずっとドコモ特典)が付いている(1年に1回dポイントが500~3,000ptもらえる)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引サービスはドコモにはない
  • 2年契約なしの場合でも、契約解除料が不要になる条件はauにはない
ギガライトと新auピタットプランNの段階別料金の違い

※2年契約ありの170円割引適用時の料金です。(通話オプションや家の回線とのセット割や家族割は含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプランN
(au)
~1GB2,980円2,980円
~2GB3,980円4,480円
~3GB3,980円4,480円
~4GB4,980円4,480円
~5GB4,980円5,980円
~6GB5,980円5,980円
~7GB5,980円5,980円
先生

新auピタットプランNの方が安くなるのは使用したデータ量が3GB超~4GBの場合のみのため、ドコモのギガライトの方が安くできる範囲は広いです。

ドコモ光セット割とauスマートバリューの割引額の違い
使用したデータ量ギガライト
+

ドコモ光セット割
(ドコモ)
新auピタットプランN
+

auスマートバリュー
(au)
~1GB割引なし割引なし
~2GB500円割引500円割引
~3GB500円割引500円割引
~4GB1,000円割引500円割引
~5GB1,000円割引500円割引
~6GB1,000円割引500円割引
~7GB1,000円割引500円割引
先生

3GB以上データを使った場合には、ドコモのギガライトの方が割引金額が大きくなります。

ギガライト利用時の料金シミュレーションはこちらの記事で詳しく解説しています。

「新auピタットプラン」との違い・比較

新auピタットプラン

2019年9月30日で新規申込受付が終了した「新auピタットプラン」と「新auピタットプランN」との違いは、あまり多くはなく以下のような違いがあるくらいです。

「新auピタットプラン」と「新auピタットプランN」の違い

 新auピタットプラン
※2019年9月30日新規受付終了
新auピタットプランN
※2019年10月1日受付開始
2年契約有無による
月額料金の価格差
1,500円170円
2年契約無しの場合の
月額料金
4,480円~7,480円3,150円~6,150円
更新月以外の解約等による
契約解除料
9,500円1,000円
先生

毎月の利用料金は「新auピタットプラン」で2年契約がある状態の価格帯を維持しつつ、ペナルティ要素である、2年契約なしの場合の月額料金や契約解除料を法改正の制限の価格にまで抑えた形の違いがあるだけで、そのほかは大きな変更点は特にありません。

旧「auピタットプラン」との違い・比較

auピタットプラン

2019年6月30日で新規申し込み受付が終了した旧「auピタットプラン」 と「新auピタットプランN」と比較し、違いについて解説していきます。

共通すること

「auピタットプラン」と「新auピタットプランN」は名前は似ていますが、ほとんど共通する点はなく、違っている点の方が多々あります。

違うこと

以下の点について、旧「auピタットプラン」と「新auピタットプランN」では異なっています。

  • 旧プランは5段階の定額制でデータ容量は最大20GBまで使えていた
  • auスマートバリューの割引金額が旧プランの方が多い
  • 旧プランは1年間1,000円割引になるスマホ応援割があった
  • 旧プランは家族割による割引は無かった(家族間の無料通話のみ)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引が旧プランには無い
旧auピタットプランと新auピタットプランNの段階別料金の違い

※2年契約ありの場合の料金です。(通話オプションやauスマートバリューや家族割などを含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量auピタットプラン
※2019年6月30日新規受付終了
新auピタットプランN
※2019年10月1日受付開始
~1GB2,980円2,980円
~2GB3,980円4,480円
~3GB4,980円4,480円
~4GB5,980円4,480円
~5GB5,980円5,980円
~6GB6,980円5,980円
~7GB6,980円5,980円
~20GB6,980円
先生

基本料金単体で見た場合には新auピタットプランNの方が安くなる範囲は広くなっています。

割引方法の志向が違う

旧「auピタットプラン」と「新auピタットプランN」で割引の適用条件や割引したい対象の方向性がかなり変わっています。(ドコモの新プラン「ギガライト」に合わせた割引に変わっています)

割引名・特典内容auピタットプラン
※2019年6月30日新規受付終了
新auピタットプランN
※2019年10月1日受付開始
スマホ応援割
※1年間1,000円割引
割引対象
※ただし、通話タイプを30秒20円の「シンプル」選択の場合は割引対象外
対象外
auスマートバリュー
※家のネットをau指定の環境にするセット割
1GB未満:500円割引
※ただし、通話タイプを30秒20円の「シンプル」選択の場合は割引対象外

1GB超~2GB:500円割引
2GB超~:1,000円割引

1GB未満:割引対象外
1GB超~:500円割引
家族割プラス
※同居する家族複数回線で契約すると受けられる割引
対象外2回線:500円引き/回線
3回線以上:1,000円引き/回線
先生

個人単位での契約の特典が薄くなり、家族複数台で契約すると特典が厚くなる方向性になっている傾向があります。

旧auピタットプランの料金と割引額の一例(2~13カ月目)

旧auピタットプランで一番割引特典が付いている2~13ヶ月目の料金シミュレーションを一例としてご紹介します。

通話プラン「シンプル」(国内通話は30秒につき20円)選択の場合
※税抜。2019年6月30日で新規受付は終了しています。

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB4,480円割引対象外-1,500円割引対象外2,980円
~2GB5,480円-500円3,480円
~3GB6,480円-1,000円3,980円
~5GB7,480円4,980円
~20GB8,480円5,980円

【参考】
「新auピタットプランN」の全割引適用時
・1人の場合:2,980円(~1GB)/ 3,980円(~4GB)/ 5,480円(~7GB)
・2人の場合:2,480円(~1GB)/ 3,480円(~4GB)/ 4,980円(~7GB)
・3人以上の場合:1,980円(~1GB)/ 2,980円(~4GB)/ 4,480円(~7GB)

通話プラン「スーパーカケホ」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜。2019年6月30日で新規受付は終了しています。

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB4,980円-1,000円
※1年間
-1,500円-500円1,980円
~2GB5,980円2,980円
~3GB6,980円-1,000円3,480円
~5GB7,980円4,480円
~20GB8,980円5,480円

【参考】
「新auピタットプランN」の全割引適用時
・1人の場合:3,480円(~1GB)/ 4,480円(~4GB)/ 5,980円(~7GB)
・2人の場合:2,980円(~1GB)/ 3,980円(~4GB)/ 5,480円(~7GB)
・3人以上の場合:2,480円(~1GB)/ 3,480円(~4GB)/ 4,980円(~7GB)

※13ヶ月目以降は「通話定額ライトスタートキャンペーン」が終了するため200円高くなります。

通話プラン「カケホ」(国内通話24時間無料)選択の場合
※税抜。2019年6月30日で新規受付は終了しています。

使用量月額料金
(割引なし)
スマホ
応援割
2年契約au
スマート
バリュー
全割引
適用時
~1GB5,980円-1,000円
※1年間
-1,500円-500円2,980円
~2GB6,980円3,980円
~3GB7,980円-1,000円4,480円
~5GB8,980円5,480円
~20GB9,980円6,480円

【参考】
「新auピタットプランN」の全割引適用時
・1人の場合:4,680円(~1GB)/ 5,680円(~4GB)/ 7,180円(~7GB)
・2人の場合:4,180円(~1GB)/ 5,180円(~4GB)/ 6,680円(~7GB)
・3人以上の場合:3,680円(~1GB)/ 4,680円(~4GB)/ 6,180円(~7GB)

旧auピタットプランの料金シミュレーションを詳しく見たい人はこちらの記事をご覧ください。

さらに昔のプランとの料金比較

新auピタットプランNをさらに昔のauのデータ定額プラン(現在は新規受付終了)で月々の料金の比較をしてみました。
データ容量は3GB、1回の国内通話が5分以内無料になるスーパーカケホの場合の比較表です。

昔のプラン(例:スーパーカケホ+データ定額3+LTE NET)との比較
※税抜

 新auピタットプランN昔のプラン
※現在は新規受付終了
基本料金
(割引なし)
4,650円
※3GB使用の場合
3,200円
※スーパーカケホ
ウェブ使用料300円
※LTE NET
データ通信料4,200円
※データ定額3
通話定額ライト700円
家族割プラス1人:割引無し
2人:-500円
3人以上:-1,000円
適用不可
2年契約N/2年契約-170円
-1,500円
auスマートバリュー-500円
※3GB使用の場合
-934円
合計
(13ヵ月目以降)
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
5,266円
利用料金は「新auピタットプランN」の方が得

昔のプランの場合は割引適用後が5,266円、一方新auピタットプランNだと3,680円~4,680円と新auピタットプランNのほうが安くなります(従来プランはデータ利用量に応じた変動型料金ではなく、データ使用量に関わらずの定額制料金です)

かつては端末代の割引は旧プランの方が優れていましたが・・・

旧プランを利用している場合、かつては端末代割引に「毎月割」が利用できました。この割引は現在の端末代の割引よりも割引額が多い割引サービスで、機種によっては実質負担額がかぎりなくゼロに近づく割引サービスだったのですが、2019年9月30日で新規受付が終了してしまい、新プランより優位だった点がなくなっています。(これも2019年10月の法改正の影響です。)

端末購入サポートサービスについて

「新auピタットプランN」で利用できる端末代の割引サービスについてご紹介します。

アップグレードプログラムNX

店頭でauスマートフォン(4GLTE)を購入後、25カ月目にアップグレードプログラムNXを利用した場合の支払いイメージ

2019年11月1日からは新たに「アップグレードプログラムNX」のプログラムが始まりました。

auのアップグレードプログラムNXとは、36回割賦(36回の分轄払い)で機種を購入した場合で、購入した翌月以降にauに端末を返却すると分轄払いが残っている端末代(最大12か月分)の支払いが免除されるという端末購入サポートプログラムです。

2019年10月に展開していた「アップグレードプログラムDX」はソフトバンクの「トクするサポート」に近いプログラムでしたが、今度の「アップグレードプログラムNX」はドコモの「スマホおかえしプログラム」に近いプログラム(36回分割払いで購入し、後日端末をキャリアに返却することで最大12ヶ月分の端末代の残割賦分を免除する形)になっています。

先生

auの分割払いの支払回数は現在24回、36回、48回の3種類がありますが、アップグレードプログラムNXの適用は36回払いの場合のみです。

つまり対象機種を購入してから25ヶ月目までにauに端末返却すると24回分の支払いのみで済む形になります。また、このプログラムは別途プログラム料がかからず0円です。(プログラム特典を使うも使わないのも自由ということです)

少しイメージしづらいと思うので、期間別に必要な支払い回数をまとめると以下のような感じになります。

返却月ごとの必要な支払い回数表

購入してから
返却した経過月数
必要な
端末支払い回数
免除される
端末支払い回数
1ヵ月目~25ヶ月目24回12回
(実質33.3%引き)
26ヶ月目25回11回
(実質30.6%引き)
27ヶ月目26回10回
(実質27.8%引き)
28ヶ月目27回9回
(実質25%引き)
29ヶ月目28回8回
(実質22.2%引き)
30ヶ月目29回7回
(実質19.4%引き)
31ヶ月目30回6回
(実質16.7%引き)
32ヶ月目31回5回
(実質13.9%引き)
33ヶ月目32回4回
(実質11.1%引き)
34ヶ月目33回3回
(実質8.3%引き)
35ヶ月目34回2回
(実質5.6%引き)
36ヶ月目35回1回
(実質2.8%引き)
37ヶ月目以降36回なし

※端末代の支払いは購入した月は発生せず、購入翌月からカウントされます。
(ドコモ、ソフトバンクと同じカウント方法です)

先生

かつてあったアップグレードプログラムとの違いに、今回のアップグレードプログラムNXはauの回線を利用しているかどうかは問わない点があります。かつてのアップグレードプログラムは機種変更(au回線利用)が必要でしたが、アップグレードプログラムNXはauに端末返却で特典適用(au回線利用については関知しない)という点が異なります。

auの回線契約は必要ないものの、auで購入する端末にはauのSIMロックがかかっている点には注意が必要です。au以外のドコモ・ソフトバンク系の回線を利用している人の場合にはSIMロックを解除する必要があり、通常であれば購入してから101日以降でauショップでSIMロック解除の手続きをしないと使用できないものですが、購入した端末の2か月分の割賦代金を預かり金として支払うことを条件で、auショップで即日SIMロック解除の手続きができます。(auショップでのSIMロック解除手続きには別途手数料3,000円も必要です。)
※この条件はauの回線を利用していない場合の条件のため、au回線を利用している場合は、この条件を満たしても購入後100日以内でのSIMロック解除ができません。(違う条件があります)

また、旧機種は回収されてしまうため、アップグレードプログラムNXと下取りプログラムの割引の併用利用ができない点も考慮しておく必要があります。

アップグレードプログラムNXの適用条件には以下の条件を満たす必要があります。

  • 対象のスマホ36回分割払いで購入する(購入時にプログラムへの申し込みが必要
    ※対象となるスマホが限定されていて、一括払いや24回、48回払いは割引対象に含まれなくなる点は注意
    ※加入は申し込み時だけで、後から加入することはできません。
  • スマホをauに返却する
    ※次の機種に機種変更する条件は付いていない
    ※返却の受付開始は2020年夏以降に受付開始予定
    ※返却はau取扱店(一部店舗除く)で、au Online Shopではできません。
    ※機種変更と同時に特典適用する場合は、機種変更した月の翌月末までに返却(&au側の検品完了まで)させる必要があります。

    ※故障していたりすると最大22,000円(不課税)別途追加費用が発生します。
  • au ID会員であること
    ※au IDはau利用者以外も会員になれます。
アップグレードプログラムNXを使わないauユーザーは下取りプログラムを使おう

アップグレードプログラムNXの特典と下取りプログラムはどちらもauに端末を回収させることが条件に含まれているため、どちらか一方の特典しか利用ができません。

もし、アップグレードプログラムNXに加入したものの長期間利用して、残割賦がほとんど残っていない(つまり免除額が少ない)場合は、下取りプログラムを利用した方が還元額が多くなる場合もあるため、このケースに当てはまる人はどちらの特典を利用した方が還元が多いか調べてから利用する特典を決めることをお勧めします。

auに新規契約、またはMNPをする場合で、新たにauの端末を購入する人の場合は、アップグレードプログラムNXに加入している機種が無い状態なので、下取りプログラムで回収できる端末であれば、下取りプログラムを利用して端末を回収してもらうと少しお得になります。

↓下取りプログラムについて詳しくは
au公式:下取りプログラム

そのほかのアップグレードプログラムは新規受付終了

「アップグレードプログラムNXのほかにEXとかDXとかがあった気が・・・」と思った人もいるかもしれませんが、NX以外のアップグレードプログラムは現在は新規受付が終了しているため新たに加入することができません。現在利用できるのはアップグレードプログラムNXのみとなっています。

現在新規受付終了したアップグレードプログラム

プログラム名新規受付終了日
アップグレードプログラムDX2019年10月31日
アップグレードプログラムEX2019年9月30日
アップグレードプログラムEX(a)2019年9月30日
アップグレードプログラム(a) 2019年9月30日 
アップグレードプログラム(ジュニア)2019年9月30日
アップグレードプログラム(タブレット)2019年9月30日

機種代金が割高になっているのは法改正が影響

以前の端末代金割引と比べて、各携帯会社の機種代金の実質負担額が多いように感じている人も多いと思いますが、実際その通りで、この原因についても始めの方で触れた2019年10月の法改正が影響していて、回線と端末代は切り離した契約にする(ことを義務化してしまった)ことで、以前のような端末代金の大幅な割引ができなくなっています

また、契約期間を縛らない形でも回線と端末セット契約による端末代の割引に関しても上限2万円まで(端末代は0円以下になってはいけない)のルールも加わっているため、販売店独自キャンペーンの割引額も大きな制限を2019年10月以降は設けられてしまい大幅な割引ができなくなってしまっています。

メリット

「新auピタットプランN」を使う人は以下の条件に当てはまる方にメリットがあり、向いているプランです。

  • 毎月利用するデータ容量が少ない人(毎月4GB以下
  • 家族でauを契約し、複数回線で家族割適用できる人(3人以上が理想)
  • 機種を購入しないで同じ機種を使い続ける、または1年(または2年)に1回最新の機種に機種変更する
先生

ただ、冷静に考えてみると、使うデータ容量が少なく、機種を購入しないのが向いているのであれば、通信速度が最速でないといけないといったこだわりがないかぎりは、ワイモバイルやUQモバイル、MVNOの携帯会社も十分検討範囲になっているのでは、とも思えます・・・

毎月のデータ量が4GB超~7GBの人の最適プランは

メリットで使うデータ量は4GB以下と書きましたが、「新auピタットプランNは7GBまででは?」と思った人。実は、毎月4GB超~7GBを利用する人は「新auピタットプランN」は最適のプランではありません

同じ2019年10月1日に始まった「auフラットプラン7プラスN」という新プランがあります。このプランの基本料金の方が毎月使うデータ量が4ギガを超すようであれば月額料金が安くなり、ドコモのギガライトとも勝負できる月額料金のプランです。(次回のau関連の記事で解説する予定です)

「auフラットプラン7プラスN」は7GBまでの完全定額プランのため、毎月使うデータ量が4ギガ以下で収まる月が多いようであれば、逆に割高になります。

au利用者がプラン変更した場合に割引特典は継続できるか?

auのほかのプランを利用している人が「新auピタットプランN」にプラン変更した場合、以前利用していたプランのキャンペーンなどの割引特典は継続するか、終了するのか気になる方もいるのではないでしょうか?

継続するものと終了するものの両方があるので、それぞれ該当するキャンペーン・割引をまとめてみました。

割引特典が継続できるもの

以下のキャンペーン・割引は「新auピタットプランN」に変更しても特典継続することができます。

  • auスマートバリュー
  • 電話きほんパック無料特典
  • 家族割プラス
  • 通話定額ライト スタートキャンペーン
  • ケータイ→auスマホ割
  • 新カケホ割60
先生

前半で紹介した「新auピタットプランN」で適用できる割引のほかにケータイからスマホに変更する人が利用できる「ケータイ→auスマホ割」とシニア向けの割引の「新カケホ割60」は割引特典が継承できる対象になっています。

割引特典が終了してしまうもの

以下のキャンペーン・割引は「新auピタットプランN」に変更してしまうと特典が終了してしまいます。

  • auスマートバリューmine
  • スマホ応援割プラス
  • auデータMAXプラン スタートキャンペーン
  • スマホ応援割
  • iPhoneギガトクキャンペーン
  • ケータイ→auスマホ割プラス
  • ケータイ→auスマホ割(s)
  • 毎月割
  • 学割
  • スマホはじめる割
  • auスマホはじめるプログラム
  • auスマホデビュープログラム
先生

従来のプランで適用されているキャンペーンや割引の多くの特典は「新auピタットプランN」にプラン変更してしまうと特典が終了してしまうので、該当のキャンペーンを利用している場合は、プラン変更のタイミングには注意しましょう。

そのほかの注意点

新auピタットプランNについて、ご紹介した以上の内容のもの以外については、以下の点に注意しましょう。

  • データくりこしデータギフトなどは利用不可
  • テザリングオプションオプション費用なしで利用可能ですが、この機能を使うと必然的にデータ消費が多くなるのでこのプランでの利用には適していません
  • ぷりペイド専用電話による「新auピタットプランN」への加入は不可

まとめ

「新auピタットプランN」は、他社も含む他のプランと比べて「格段にに安い!」というわけではありません。「1,980円~」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。

自分の使用したデータ量に応じて月ごとに最適な料金が「ピタッ」と決まるため、無駄な料金を払わずに済むという点もありますが、毎月使うデータ量が少なく、家族複数人で契約できるとお得に利用できるプランになります。

毎月利用するデータ容量が4GB以下に抑えられる一部のユーザーにとっては確実に月額料金が抑えられるプランだと思いますので、ご自身の利用状況と照らし合わせてじっくり検討してみてください。

いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!

auを利用したくなった人はこちら

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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