「auフラットプラン7プラス」徹底解説!料金や特徴・メリットは?

2019年7月4日料金プラン,auカウントフリー,auスマートバリュー,auフラットプラン7プラス

auフラットプラン7プラス徹底解説
新規受付が終了したプラン

「auフラットプラン7プラス」は2019年9月30日で新規受付が終了しました。
「auフラットプラン7プラス」に変わるプランとして新たに「auフラットプラン7プラスN」が登場しました。

auフラットプラン7プラスNについてはこちらの記事で解説しています

↓以下は2019年9月30日で新規受付が終了した「auフラットプラン7プラス」についての解説です。


2019年6月開始になったドコモの新プランにauも対抗し、同じ6月から開始したauの新プランの一つ「auフラットプラン7プラス」

「フラットプラン」シリーズはデータ通信の利用量に関係なく一律の完全定額制のプラン
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの最近の定額プランというと大容量で競うことが多い中、「auフラットプラン7プラス」については最大7GBまでとライトでもヘビーでもないちょうど良いデータ量を使えるプランになって登場しました。

今回は、この「auフラットプラン7プラス」に焦点を当て、プランの特徴や料金、メリット・デメリットをはじめ、プラン選択の候補に出てきそうな「新auピタットプラン」や競合プランとなるドコモの「ギガライト」との比較など詳しく徹底的に解説していきます。

この記事の目次

auフラットプラン7プラスとは

auフラットプラン7プラス

「auフラットプラン7プラス」は2019年6月1日から始まったプランで、スマホ契約に必要な要素である

  • 基本料金(通話にかかる料金)
  • ウェブ使用料(ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料(通信にかかる料金)

セットでコミコミになった使用したデータ量で料金が変動しない完全定額制プランです。

先生

昔の料金プランではそれぞれの要素が分離した料金プランになっていることが多いですが、「auフラットプラン7プラス」では1つにまとまっています。

※厳密にはウェブ使用料は「LTE NET」という300円のサービスなのですが、au公式サイトの料金表ではこの分も加算した形で説明されているため、ここでの解説でもLTE NETの金額も加算した形で説明します。

スマホの契約に必要な要素・仕組みがよく分からない方はこちらの記事で解説しています

毎月7GBまで利用できる

「auフラットプラン7プラス」は、毎月7GBまで高速通信ができます。

auフラットプラン7プラスは毎月7GBまで高速通信可能

7GB以上使用した場合には速度制限を受け、通信速度が遅くなります。

2019年冬以降の速度制限時の通信速度が速くなる

現在(2019年秋利用分まで)は、速度制限時の通信速度はほかのキャリアにもよく適用される最大128kbpsですが、2019年の冬以降は最大300kbpsに通信速度が上がるようです。

先生

最大300kbpsは快適というほどの通信速度とはいえませんが、それでも最大128kbpsと比べれば幾分速くなるので強みとは言えそうです。

一部SNSの通信速度がカウントフリーになる

auフラットプラン7プラスでカウントフリーになるSNS

これも、現在は利用できない2019年の秋以降から利用可能になる予定のものですが、一部のSNS利用での通信(の一部)がデータ消費のカウントに含めないカウントフリー扱いになる特典が付くようになります。

プラン名の「auフラットプラン7プラス」の「プラス」はこのカウントフリー分を指しています

現在は4種類のSNS・アプリが対象予定になっていますが、後日対象が増える可能性もあるようです。該当のSNS・アプリでも一部内容についてはデータ消費のカウントをしてしまうものもあるので、注意しましょう。

カウントフリーになるSNS・アプリ

SNS・アプリ名補足
TwitterGIF画像の投稿・再生などをご利用の場合はデータ消費する
Instagram
FacebookMessengerなどをご利用の場合はデータ消費する
+メッセージSMSを送信する場合、別途SMS送信料がかかる

データ容量を消費するケース(共通)

  • VPN(Virtual Private Network)、プロキシサーバを介した通信
  • 外部リンク、外部サーバへの接続
  • 非公式アプリ利用時の通信
  • 海外での利用(国際ローミング通信)
  • Wi-Fiとモバイルデータ通信の同時接続および接続切り替えが発生した場合
  • 3G通信でのご利用時
  • テザリングでのご利用時
  • 動画・音楽の送受信
先生

太文字の4つについては油断するとこの利用をしてデータ消費していることもあるかもしれないので気にしておきましょう。

カウントフリーについて

カウントフリーサービスはau独自のものではなく、一部MVNOの会社のサービスで始まり徐々に広がってきたサービスです。大手のソフトバンクでも「ウルトラギガモンスタープラス」で一部SNS・アプリのカウントフリーになるプランがあったり対象サービスは結構存在しています。
ウルトラギガモンスタープラスは50GBまでの大容量タイプということもあり、その分料金も高いですが、カウントフリーになる対象も豊富です。(動画系のYoutubeなども対象)

他社のカウントフリーサービスについてはこちらの記事で一部ご紹介しています。

対象者・適用条件

auフラットプラン7プラスの対象者・適用条件については新規契約・他社からMNP・機種変更のいずれの場合も対象となります。auフラットプラン7プラスへの加入には使用する端末がスマホ(4G LTE)であることが必須ケータイ(ガラケー)には未対応のプランです。

現在auを利用中の場合の注意点

現在、auのピタットプラン系やフラットプラン系を利用している人がこの「auフラットプラン7プラス」にプラン変更をしたい場合には、機種変更のタイミングでのみプラン変更が可能な点には注意しましょう。

先生

端末を購入しない形でのプラン変更ができません。

料金(定価)

「auフラットプラン7プラス」の料金(定価)1ヵ月に使えるデータ容量は7GBを上限として、データ量の使用量の多い少ないに関わらず固定の6,980円(2年契約なしの場合)です。
※2年契約ありで契約すると月額料金が1,500円下がり5,480円が定価になります。

auフラットプラン7プラスの定価(割引前)※税抜

2年契約ありの場合5,480円
2年契約なしの場合6,980円

でも、auの公式サイトには「月額3,480円~」と書かれていて金額があっていません。次はそのからくりを解説していきます。

月額3,480円のからくり

auフラットプラン7プラス 3,480円/月~
出典:au

au公式サイト「auフラットプラン7プラス」のページに書かれている「3,480円~」

一見安く見えるこの値段の秘密はすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これには安く見せるからくりが存在します。

最小限の料金プランを選択し、いくつかの割引キャンペーンを適用させた結果、実現した値段になっています。

簡単に「3,480円」になる条件は以下の通りで、かなり難易度が高いです。

auフラットプラン7プラスで3,480円にするための4つの条件
  • 通話タイプ国内通話30秒につき20円の一番基本料金が安くなるタイプを選択
    (家族間通話以外の通話やSMS送信は一切しない)
  • 「2年契約」はあり
  • 家族3人以上でauを利用し、「家族割プラス」を適用する
  • au指定のブロードバンド回線も契約し、「auスマートバリュー」を適用する

条件が色々出てきましたので、一つずつ解説していきます。

通話タイプは3種類から選択

auフラットプラン7プラスに加入の場合、通話タイプは標準のタイプのほかに通話オプションで月額料金にオプション料金を上乗せすることで利用することができる2つの通話オプションを合わせ、3種類から選ぶ形になります。

ただし、選択したタイプによりベースとなる月額の基本使用料金が変わってきます。それぞれのタイプの違いは国内通話の無料通話のカウント方法が変わります。

月額3,480円にするためには、最も月額料金の安い標準の通話タイプ(国内通話が30秒につき20円)を選択し、家族間通話以外の通話やSMS送信は行わないようにする必要があります。
(家族以外への通話やSMS送信をすると別途通話料が発生するため、その時点で3,480円より高くなってしまいます。)

au3つの通話タイプ

選べる3つの通話タイプ

通話タイプ内容
(標準の通話タイプ)国内通話30秒につき20円の通話料が発生
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
1回5分以内の国内通話し放題
※1回5分以上の国内通話は30秒につき20円
※家族割対象者への国内通話は無料
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
国内通話24時間いつでも無料
例外:無料通話の対象外になるもの

「通話定額ライト」や「通話定額」の無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話0570番号などの有料電話サービスへの通話無料通話の対象外になります。

例外:24時間いつでも無料になる国内通話

国内通話の30秒につき20円になる対象でも、2年契約あり&家族間(家族割適用者)の国内通話に関しては24時間いつでも無料のかけ放題になります。

通話タイプ選択の目安

通話タイプ選択目安
(標準の通話タイプ)利用者自身からの通話発信を行わない人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒未満の場合に最安になる
※通話時間が17分30秒以上でも通話する相手が同じauで契約の家族だけという方も最安になります
通話定額ライト
月額プラス700円で利用できる通話オプション
通話回数は多いが1回の通話時間が短い(5分以内)人に向いている
※月間の通話時間が17分30秒以上かつ1回の通話あたりの通話時間が5分以内で抑えることができれば最安になる
通話定額
月額プラス1,700円で利用できる通話オプション
1ヵ月あたりの通話時間が長い人、長電話をよくする人に向いている
※1回5分以上の国内通話で5分を超えてしまった長電話の合計時間(通話定額ライトで無料通話の時間を超してしまった時間)が25分以上になる場合には最安になる
おすすめの通話タイプ

通話はよくするけど少しでも料金を抑えたいという人は、「通話定額ライト」を選択し、1回の通話時間を5分以内で抑えるように意識して利用するのがベストです。1回5分以内の国内通話であれば、何回電話をかけても無料になり、電話代を抑えることができます。

2年契約有りの契約が前提

auフラットプラン7プラスの「3,480円~」の内訳には、auでの「2年契約」(2年縛り)有りで適用されて料金が使われています。

これは2年間という契約期間の縛りをいれる代わりに月額料金を下げるといったもので、その代償として縛りの期間ではない「契約更新月」以外に解約もしくは他の携帯会社にMNPで乗り換えると「契約解除料(9,500円)」が発生します。

3年目以降も2年契約の縛りが発生し自動更新されていきます。(以下の図を参照)

2年契約の場合の更新月

2年契約に加入しない場合は基本料金にプラス1,500円/月と非常に高額で、半年程度で契約解除料分の料金差が埋まってしまうので、ほとんどの人が2年契約有りで契約する現状となっています。

先生

よほど短期間で解約する予定が無い限りは2年契約なしで契約するメリットは正直ありません。

割引や違約金の概念的に近いもの

「2年契約の縛りはけしからん」といった世論もありますが、契約期間の縛りを入れて月額料金を下げる手法は、前払い制のサービスを毎月支払うより1年分一括で前払いすると料金が安くなる(途中解約した場合は返金しない)といったものが世の中にいくらでもあるので、それに近いものとして考えるとイメージしやすいのではないでしょうか・・・
(携帯電話は通話料など別料金が発生する要素のある後払いサービスなので毎月の料金支払いにはなっていますが)

料金の落とし穴

データの使用量が多い少ないにかかわらず、料金が変動することがないauフラットプラン7プラスは、段階的に変動するピタット系のプランと比べると比較的分かりやすい料金体系ではありますが、加入前に知っておいてほしい点がいくつかあります。

先生

条件があり、一部の人は割引が適用されないことがある内容です。

「家族割プラス」で毎月1,000円割引(家族3人以上でauを利用)

家族割プラスは「auフラットプラン7プラス」や「新auピタットプラン」といった2019年6月以降に登場する新プランで利用できる家族割サービスです。
※例外的に新プランでも「ケータイ→auスマホ割(s)」については家族割プラスの割引はありません。6月以前からある「auフラットプラン」や「auピタットプラン」も同様に家族割プラスの割引はありません。(代わりにこれらのプランは1年間割引が適用される「スマホ応援割」は使えます。「auフラットプラン7プラス」ではスマホ応援割は使えません)

機種変更・新規契約・MNPで「auフラットプラン7プラス」などの対象プランに、同一住所に住んでいる家族で加入すると適用されます。家族2人の場合は毎月500円引き/台家族3人以上の場合は毎月1,000円引き/台が申し込み翌月から永年で割引適用されます。
※2019年6月1日~2019年9月30日の期間については、「家族割プラス」に未加入でも1,000円割引される期間限定の割引が行われています。

月額3,480円に抑える場合には、auを同居する家族3人以上で利用した状態「家族割プラス」を適用する必要があります。

「家族割プラス」の毎月の割引金額(1台あたり・税抜)

3人以上で加入永年で毎月1,000円引き
2人で加入永年で毎月500円引き
1人で契約
(家族割プラス未加入)
割引なし
先生

2019年5月以前にある「auピタットプラン」や「auフラットプラン20」などでは家族割にあたる割引はありませんでした。
これらのプランに対して、今回の新プラン「auピタットプラン」や「auフラットプラン7プラス」では、同居する家族複数人でauを利用することで月額料金の割引を受けることができるようになりました。

「家族割プラス」の対象は同居家族のみである点は注意

ソフトバンクの「みんな家族割+」やドコモの「みんなドコモ割」と同じように家族回線が複数回線あると月額料金の割引を受けられるという点は同じなのですが、auの「家族割プラス」については同居している家族のみが対象で、別居している家族についてはこの割引の恩恵を受けられない点には注意しましょう。

auスマートバリューを適用

auフラットプラン7プラスの「3,480円~」の内訳には、「auスマートバリュー」が含まれています。

「auスマートバリュー」はスマホのほかに、自宅のブロードバンド回線(auひかりなどのネット+電話)またはauスマートポートとのセットで利用することで申し込みの翌月から割引適用になります。

auスマートバリュー
出展:au
先生

auは「auスマートバリュー」適用後の料金を通常料金のように表示することが多いので、注意しましょう。

「家族割プラス」と異なり、こちらは同居していない家族でも割引対象になります。割引は2ヵ月目以降から永年で割引が適用されますが、au指定のネット回線を同時に利用しない場合は「auスマートバリュー」の割引がなくなるため、プラス月額で1,000円割高となります。

auスマートバリュー適用時の月額割引金額

auフラットプラン7プラスの場合翌月から永年
毎月1,000円引き

これまでに説明した各内容をうまく組み合わせると月額3,480円を実現できるのですが、

結局それぞれのプランや割引を適用するといくらになるの?

と思う方が多いと思いますので、各プランごとに料金や割引がどのように変わっていくのかを解説していきます。

毎月の料金と割引の推移

auフラットプラン7プラスを利用した時の毎月の利用料金と各キャンペーンの割引の推移の内訳を表にしてみました。
※機種を購入した場合の機種代、ユニバーサルサービス料は含まれていません。

契約した初月

auを契約した最初の月は、「家族割プラス」と「auスマートバリュー」の割引がまだ適用されません
(2カ月目から適用されるため)

以下の料金を日割計算した金額とは別に契約事務手数料3,000円(税抜)が加算されます。
※2年契約ありの場合の表なので、2年契約なしの場合は割引額を変えて計算してください。

2019年9月30日利用分までについては

新プラン開始に伴い、「家族割プラス スタートキャンペーン」として家族割対象外の利用者も含め2019年9月30日利用分までは月額料金が1,000円割引の特典が利用できます。
(初月は日割計算されてしまいますが・・・)

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
4,480円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
5,480円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは家族割適用人数にかかわらず
4,480円(税込4,838円)~の日割計算+契約事務手数料

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
4,980円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
5,980円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは家族割適用人数にかかわらず
4,980円(税込5,378円)~の日割計算+契約事務手数料
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引(の日割計算)されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
通話定額1,700円
2年契約-1,500円
家族割プラス スタートキャンペーン
※2019年9月30日利用分まで
-1,000円
合計
<2019年9月30日利用分まで>
6,180円の日割計算
+
事務手数料
合計
<2019年10月1日以降>
7,180円の日割計算
+
事務手数料

2019年9月30日利用分までは家族割適用人数にかかわらず
6,180円(税込6,674円)~の日割計算+契約事務手数料

2ヶ月目以降

契約の2ヶ月目から「家族割プラス」「auスマートバリュー」の割引が始まります
※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。
※2019年9月30日利用分までは「家族割プラス」の未加入者や対象者が2人の場合でも「家族割プラス スタートキャンペーン」で「家族割プラス」の割引1,000円の恩恵を受けることができます。10月以降の利用分はスタートキャンペーン適用がなくなります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
割引なし-500円-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
 5,480円4,980円4,480円
auスマートバリュー-1,000円
合計
(auスマートバリューあり)
4,480円3,980円3,480円

家族3人以上で全割引を適用した場合は3,480円(税込3,758円)
※au公式サイトにある3,480円の組み合わせパターンはこのケースです。

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
割引なし-500円-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
 5,980円
5,480円4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
6,180円5,680円5,180円
auスマートバリュー-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
4,980円4,480円3,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
5,180円4,680円4,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合、最初の1年間は3,980円(税込4,298円)
※通話定額ライトを選択している場合は、最初の1年間のみ「通話定額ライトスタートキャンペーン」で200円割引されます。

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

家族割プラスの適用人数1人
(加入なし)
2人3人以上
基本料金
(割引なし)
6,980円
通話定額ライト1,700円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
割引なし-500円-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
 7,180円6,680円6,180円
auスマートバリュー-1,000円
合計
(auスマートバリューあり)
6,180円5,680円5,180円

家族3人以上で全割引を適用した場合は5,180円(税込5,594円)

先生

今回の新プランの「auフラットプラン7プラス」は従来のプランとは少し傾向が異なり、最初の●ヶ月間~1年間割引といった期間限定の割引の種類は比較的少ないので、料金構造は比較的分かりやすいプランになっています。

auを利用したくなった人はこちら

ほかのプランとの違い・比較

auフラットプラン7プラスの特徴や料金シミュレーションを解説していきましたが、次に気になるのはほかのプランとの比較だと思います。そこでauやドコモのほかのプランとの比較・違いについて解説していきます。

「新auピタットプラン」との違い・比較

新auピタットプラン

「auフラットプラン7プラス」にするか判断が迷うプランとしては、同じ2019年6月1日にサービスが始まった使用したデータ量に応じて3段階に料金が変わる「新auピタットプラン」があります。

割引についてはauスマートプランや家族割プラスを利用したりする点は同じですが、いくつか違っている点はあります。

2段階目(4GB未満)までであれば新auピタットプランの方が安い

「auフラットプラン7プラス」の定価は一律ですが、「新auピタットプラン」は使用したデータ量に応じて3段階の料金のバーが設定されています。4GBまでの2段階目までであれば「新auピタットプラン」の方が安く、料金が一番高くなる4GB以上の3段階目になっている場合には、「auフラットプラン7プラス」の方が安くなります。

「新auピタットプラン」と「auフラットプラン7プラス」の定価比較
※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションやauスマートバリューや家族割などを含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量新auピタットプラン
(3段階制)
auフラットプラン7プラス
(完全定額)
~1GB2,980円5,480円
1GB超~4GB4,480円5,480円
4GB超~7GB5,980円5,480円
先生

月間で4GBまでの利用なら「新auピタットプラン」の方が安くなる。

auスマートバリューの割引金額が違う

「新auピタットプラン」は、通話タイプの種類や割引のほとんどは共通ですが「auスマートバリュー」の割引額については「auフラットプラン7プラス」より少なくなっています。

「auスマートバリュー」の割引金額の違い
※新auピタットプランは使用したデータ量が1GB以上から割引が発生します。

使用したデータ量新auピタットプラン
(3段階制)
auフラットプラン7プラス
(完全定額)
~1GB割引なし1,000円引き
1GB超~4GB500円引き
4GB超~7GB
先生

「auスマートバリュー」の割引金額は「auフラットプラン7プラス」の方が多い。

速度制限やカウントフリーはauフラットプラン7プラスに軍配

秋以降に実装される速度制限時の最大300kbpsへの増速や一部SNS・アプリのカウントフリーは「auフラットプラン7プラス」独自のもののため、「新auピタットプラン」を利用する場合は、速度制限時は最大128kbpsのままで、カウントフリーは利用できません。

新auピタットプランの料金と割引額の一例(2ヶ月目以降)

一例として新auピタットプランの2ヶ月目以降の料金シミュレーションをご紹介します。

※auスマートバリューや2年契約(自動更新なし)や2年契約なしの場合はその分の割引額が変更(もしくは無くなり)になります。
※2019年9月30日利用分までは「家族割プラス」の未加入者や対象者が2人の場合でも「家族割プラス スタートキャンペーン」で「家族割プラス」の割引1,000円の恩恵を受けることができます。10月以降の利用分はスタートキャンペーン適用がなくなります。

通話タイプは標準(国内通話30秒につき20円)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:2,980円
2人:2,480円
3人以上:1,980円
1人:3,980円
2人:3,480円
3人以上:2,980円
1人:5,480円
2人:4,980円
3人以上:4,480円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時
・1人の場合:4,480円
・2人の場合:3,980円
・3人以上の場合:3,480円

通話タイプ「通話定額ライト」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額ライト700円
通話定額ライトスタートキャンペーン
(1年間)
-200円
※13ヶ月目以降は割引がなくなります
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,980円
2人:4,480円
3人以上:3,980円
1人:6,480円
2人:5,980円
3人以上:5,480円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
1人:6,680円
2人:6,180円
3人以上:5,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
<2~12ヶ月目>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,480円
2人:2,980円
3人以上:2,480円
1人:4,480円
2人:3,980円
3人以上:3,480円
1人:5,980円
2人:5,480円
3人以上:4,980円
合計
<13ヶ月目以降>
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:3,680円
2人:3,180円
3人以上:2,680円
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時(13ヶ月目以降の場合)
・1人の場合:5,180円
・2人の場合:4,680円
・3人以上の場合:4,180円

通話タイプ「通話定額」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合 ※税抜・1回線あたり

 ~1GB~4GB~7GB
基本料金
(割引なし)
4,480円5,980円7,480円
通話定額ライト1,700円
2年契約-1,500円
家族割プラス
※2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は未加入でも-1,000円/月です
1人の場合:割引無し
家族割対象2人の場合:-500円
家族割対象3人以上の場合:-1,000円
合計
(auスマートバリューなし)
※人数は家族割プラスの対象人数
 1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:6,180円
2人:5,680円
3人以上:5,180円
1人:7,680円
2人:7,180円
3人以上:6,680円
auスマートバリュー 割引なし-500円
合計
(auスマートバリューあり)
※人数は家族割プラスの対象人数
1人:4,680円
2人:4,180円
3人以上:3,680円
1人:5,680円
2人:5,180円
3人以上:4,680円
1人:7,180円
2人:6,680円
3人以上:6,180円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時
・1人の場合:6,180円
・2人の場合:5,680円
・3人以上の場合:5,180円

新auピタットプランの料金シミュレーションを詳しく見たい人はこちらの記事をご覧ください。

ドコモ「ギガライト」との違い・比較

ギガライト

auの「新auピタットプラン」に近いプランとしてはドコモの新プラン「ギガライト」もあります。こちらについても比較してみました。

共通すること

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「auフラットプラン7プラス」も共通しています。

  • 家族割の対象人数と割引金額が同じ
  • 3種類の通話タイプの扱い・料金が同じ
  • 2年契約の扱い・割引金額が同じ

家族割の名称と対象人数と割引金額

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプラン
(au)
割引金額
みんなドコモ割家族割プラス1人の場合:割引無し
2人の場合:500円引き
3人以上の場合:1,000円引き

3つの通話タイプの名称とオプション料金

ギガライト
(ドコモ)
新auピタットプラン
(au)
オプション料金・適用対象
(標準)(標準)

国内通話30秒につき20円
※ただし家族内通話は無料

5分通話無料オプション通話定額ライト+700円

1回5分以内の国内通話が無料
※ただし家族内通話は無料
かけ放題オプション通話定額+1,700円

国内通話が24時間いつでも無料

違うこと

以下の点については、ドコモの「ギガライト」と「auフラットプラン7プラス」では異なっています。

  • ギガライトはデータ使用量に応じた4段階の定額制
  • 家の回線とのセット割(ドコモ光セット割)の割引金額が一部少ない
  • 家族割(みんなドコモ割)の適用対象の方が広い(同居して無くてもOK)
  • 長期利用者特典(ずっとドコモ特典)が付いている(1年に1回dポイントが500~3,000ptもらえる)
  • 通話定額ライトの1年間の200円割引に当たる割引サービスはドコモにはない
  • ギガライトの速度制限時の通信速度は最大128kbps
  • ギガライトはカウントフリーサービスがない
3段階目(5GB未満)までであればギガライトの方が安い

※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションや家の回線とのセット割や家族割は含めていない基本料金のみ)

「ギガライト」と「auフラットプラン7プラス」の定価比較
※2年契約ありの1,500円割引適用時の料金です。(通話オプションや家の回線とのセット割や家族割は含めていない基本料金のみ)

使用したデータ量ギガライト
(ドコモ)
auフラットプラン7プラス
(au)
~1GB2,980円5,480円
1GB超~3GB3,980円5,480円
3GB超~5GB4,980円5,480円
5GB超~7GB5,980円5,480円
先生

月間のデータ利用量が5GBより少ないようであればドコモの「ギガライト」の方が安くなる

ドコモ光セット割とauスマートバリューの割引額の違い

「ギガライト」は、家のネット回線とのセット割にあたる「ドコモ光セット割」の割引額は「auフラットプラン7プラス」の「auスマートバリュー」の割引額よりも一部少ないものもあります。

割引金額の違い
※ドコモ光セット割は使用したデータ量が1GB以上から割引が発生します。

使用したデータ量ギガライト
+
ドコモ光セット割
(ドコモ)
auフラットプラン7プラス
+
auスマートバリュー
(完全定額)
~1GB割引なし1,000円引き
1GB超~3GB500円割引
3GB超~5GB1,000円引き
5GB超~7GB
ギガライトの料金と割引額の一例(2ヶ月目以降)

ギガライトについても2ヶ月目以降の料金シミュレーションをご紹介します。

通話オプションを付けない(国内通話30秒につき20円)場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
4,480円~7,480円
2年契約(自動更新)-1,500円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
2,980円2,480円1,980円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
3,980円3,480円2,980円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,980円4,480円3,980円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

5,980円5,480円4,980円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

2,980円2,480円1,980円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

3,480円2,980円 2,480円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

3,980円3,480円2,980円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

4,980円4,480円3,980円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時
・1人の場合:4,480円
・2人の場合:3,980円
・3人以上の場合:3,480円

通話オプション「5分通話無料オプション」(1回5分以内の国内通話無料)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
4,480円~7,480円
2年契約(自動更新)-1,500円
通話オプション
(5分通話無料オプション)
700円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
3,680円3,180円2,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,680円4,180円3,680円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
5,680円5,180円4,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

6,680円6,180円5,680円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

3,680円3,180円2,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

4,180円3,680円 3,180円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

4,680円4,180円3,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

5,680円5,180円4,680円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時(13ヶ月目以降の場合)
・1人の場合:5,180円
・2人の場合:4,680円
・3人以上の場合:4,180円
※12ヶ月目までは「通話定額ライトスタートキャンペーン」でさらに200円安くなります。

通話オプション「かけ放題オプション」(国内通話24時間いつでもかけ放題)選択の場合
※税抜・1人あたりの料金

ファミリー割の対象回線数1人2人3人以上
基本料金
(割引なし)
4,480円~7,480円
2年契約(自動更新)-1,500円
通話オプション
(かけ放題オプション)
1,700円
みんなドコモ割適用なし-500円-1,000円
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割なし)
4,680円4,180円3,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割なし)
5,680円5,180円4,680円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割なし)
6,680円6,180円5,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割なし)

7,680円7,180円6,680円
ドコモ光セット割適用なし(~1GB)
-500円(~3GB)

-1,000円(~7GB)
合計(~1GB)
(ドコモ光セット割あり

4,680円4,180円3,680円
合計(~3GB)
(ドコモ光セット割あり

5,180円4,680円 4,180円
合計(~5GB)
(ドコモ光セット割あり

5,680円5,180円4,680円
合計(~7GB)
(ドコモ光セット割あり

6,680円6,180円5,680円

【参考】
「auフラットプラン7プラス」の全割引を適用時
・1人の場合:6,180円
・2人の場合:5,680円
・3人以上の場合:5,180円

3大キャリアにこだわりがなければワイモバイル、UQモバイルという選択肢も

7GBまでの完全定額プランのほかの候補としては、ワイモバイルの「スマホプランM」やUQモバイルの「ぴったりプランM」「おしゃべりプランM」も候補に入れても良いかもしれません。

ワイモバイル「スマホプランM」、UQモバイル「ぴったりプランM」「おしゃべりプランM」の料金・データ容量など
※税抜価格です。家族割や家のネット回線とのセット割は含めていません。

 スマホプランM
(ワイモバイル)
おしゃべりプランM
(UQモバイル)
ぴったりプランM
(UQモバイル)
高速通信容量
通常6GB
契約後2年間まで9GB
※3年目以降は月額プラス500円で利用可能
データくりこし
不可その月で利用できなかったデータ量は最大6GBまで翌月に持ち越し可能 
月額基本料金
通常3,980円
契約後1年間まで2,980円
※各社でそれぞれ月額1,000円引きの割引があります
無料国内通話 通常1回10分まで無料1回5分まで無料  最大120分/月
まで無料
契約後2年間まで 最大60分/月
まで無料

auフラットプラン7プラスで1回5分以内の国内通話が無料になる「通話定額ライト」が近い選択肢になりますが、上記には家族割・家のネット回線の割引は適用されていない料金ですが、家族割プラスやauスマートバリューなどを全部入れた場合でも安くなります。

【参考】「auフラットプラン7プラス(通話定額ライト)」
※3人以上、auスマートバリュー込み
・2~12ヶ月目:3,980円
・13ヶ月目以降:4,180円

さらに昔のauのプランとの料金比較

auフラットプラン7プラスをさらに昔のauのデータ定額プランで月々の料金の比較をしてみました。
データ容量は5GB、1回の国内通話が5分以内無料になるスーパーカケホの場合の比較表です。
※データ定額5、スーパーカケホは2019年8月31日で新規受付が終了します。

昔のプラン(例:スーパーカケホ+データ定額5+LTE NET)との比較

 auフラットプラン7プラス昔のプラン
基本料金
(割引なし)
6,980円3,200円
※スーパーカケホ
ウェブ使用料300円
※LTE NET
データ通信料5,000円
※データ定額5
通話定額ライト700円
家族割プラス1人:割引無し
2人:-500円
3人以上:-1,000円
適用不可
2年契約-1,500円
auスマートバリュー永年-1,000円2年間:-1,410円
3年目以降:-934円
合計
(13ヵ月目以降)
1人:5,180円
2人:4,680円
3人以上:4,180円
2年間:5,590円
3年目以降:6,066円
スマホの機種代金を含まない場合の利用料金は「auフラットプラン7プラス」の方が得

昔のプランの場合は割引適用後が5,590円~、一方新auピタットプランだと3,680円~4,680円とauフラットプラン7プラスのほうが安くなり、機種代金を含まない利用料金についてはauフラットプラン7プラスの方がお得になる計算です(従来プランは5GBまでとデータ量が少ないにもかかわらず月額料金は高いです)

ただ、「機種代金を含めなければ」というのがポイントです!

端末を購入した場合は、当然ですが端末代金分がプラスされることになります。

先生

実は、端末を購入した場合は話が違ってくるのです。

デメリット

「auフラットプラン7プラス」のデメリットは一言でいうと端末代が非常に高額になります

「毎月割」が適用できない

スマホ端末をauで購入する場合は別途端末代が必要となります。そして少しやっかいなのは「auフラットプラン7プラス」に加入すると「毎月割」が適用できないという点です。

昔のプランであれば購入した端末に応じて、毎月割引がある「毎月割」を活用することで、安い端末であれば実質負担金がかぎりなくゼロに近づく非常にありがたい割引ですが、「auフラットプラン7プラス」に加入した場合はこの「毎月割」が適用できず、割引を受けることができません。そのため端末を購入した場合の負担額は大幅に高くなるのです。

ただし、「auフラットプラン7プラス」でも端末代を安くする他の手段は一応あります。

アップグレードプログラムEX/アップグレードプログラムEX(a)

2019年9月30日で新規受付が終了します

アップグレードプログラムEX/EX(a)は2019年9月30日で新規受付が終了します。

「auフラットプラン7プラス」などの新プランは毎月割が適用不可のため機種を購入する場合はかなりの負担になりそうですが、その救済措置?として端末代金が最大で実質半額となる特典「アップグレードプログラムEX」、「アップグレードプログラムEX(a)」という割引(?)サービスを利用することができます。

EXとEX(a)の違いは機種代金の分割払いの回数が24回か48回かの支払回数の違いで選択できるプログラムが変わります。

  • 48回払いならアップグレードプログラムEX
  • 24回払いならアップグレードプログラムEX(a)

これは「auフラットプラン7プラス」などのプランへの加入者が、端末購入時にアップグレードプログラムEXであれば48回の分割払い契約アップグレードプログラムEX(a)であれば24回の分割払い契約を交わすことで適用されます。

支払期間の半分の期間を過ぎた段階(EXなら25ヶ月目以降、EX(a)なら13ヶ月目以降)で機種変更した場合でも残りの支払い分は最大24ヶ月(または最大12ヶ月)間免除されるというもの。

たとえば48回の分割で25ヶ月目に機種変更すれば残りの24ヶ月分の支払いが全て免除され、実質半額で利用することができます。

ただし、48回分割払いの方のアップグレードプログラムEXは特典の適用には月々390円×24回のプログラム料が必要です。(EX(a)はプログラム料はかかりません。)

 プログラム料
アップグレードプログラムEX
※48回分割払いで利用可能
月々390円 × 24回
アップグレードプログラムEX(a)
※一部のiPhoneで24回分割払いで利用可能
0円
「アップグレードプログラムEX」利用の流れ

これらのプログラムで注意すべき点があります。

これらのプログラムは次回の機種を購入することで現在の機種の残りの代金が免除されるため、支払期間の半分を経過していて引き続き同じ端末を使用する場合には、その機種代金は支払続ける必要があります。EXなら48回、EX(a)なら24回分、同じ端末を使用し続けた場合には、割引されることなく、端末代金の全額を負担することになってしまいます。(EXの場合にはプログラム料の負担もあります。)

つまり、アップグレードプログラムEXであれば25カ月目に、アップグレードプログラムEX(a)であれば13カ月目に新しい機種に機種変更し続けないと割引効果が落ちてくる(場合によっては無くなる)ということになります。

また、アップグレードプログラムEXを利用した場合48回払い(4年間)という長期の支払いになっています。支払期間を通常の倍にすることで月あたりの端末代金の負担を減らす目的もありますが、このことにより2年後の更新月になっても端末代の支払いが完済していない状態になります。

2年後の更新月に他社へ乗り換え(MNP)した場合は、違約金はかかりませんが端末代の残金を引き続き支払い続けなければなりませんし、転出先で端末を購入した場合は、その支払いも併せて必要になります。

そうなるとやはりauで機種変更を続けたほうが良いし、しかもなるだけ満額に近い割引が適用されるよう25ヶ月目前後にしようと多くの方が考えるわけです。

機種変更して、アップグレードプログラムEXを利用すると、そこでまた48回払い(4年間)の支払いが発生。つまりはauで機種変更のループに陥るわけです。

ずっとauで機種変更し続けえる!」という方は大丈夫だと思いますが、いずれMNPをしようと思っている方は、慎重に検討したほうが良いように思います。
(ドコモやソフトバンクなどの主要キャリアにMNPするようであれば、下取りプログラムを活用して、端末を下取りに出すことで割引を受ける他の手段はありますが・・・)

機種変更し続けるならメリットがある

高額な新しい機種でも、安い古い機種でも最大半額免除となるので、割引金額を最大限増やしたい場合は、最新の高額機種に2年(もしくは1年)おきに機種変更する方には割引の恩恵にあずかれるプログラムではあります。

アップグレードプログラムEX/EX(a)の適用条件

アップグレードプログラムEX/EX(a)を適用するには、申し込み時に対象の機種を購入すること(途中からプログラムに入ることはできません)。そして機種変更する場合は契約してから12ヶ月(※EX(a)の場合は6カ月)以上使用していることが必要。

au公式:「アップグレードプログラムEX/EX(a)」対象機種一覧

アップグレードプログラムEXの場合は13ヵ月目~24ヵ月目までに特典を利用して機種変更する場合は、25ヶ月目までのまだ支払っていないプログラム料を前倒しで支払う必要があります。

さらに機種変更を行った場合、使用した端末は返却しなければいけません(返却しなかった場合は特典が適用されません)。つまり次回の機種変更のときに「下取りプログラム」は使えない点にも注意が必要です。

端末が故障してしまっていると・・・

回収する端末が破損してしまっていた場合には、最大で20,000円別途追加費用が必要になる点には注意しましょう。

端末代金の価格例

高額な最新機種のiPhone XS比較的安価なiPhone7の2機種で「アップグレードプログラムEX」「アップグレードプログラムEX(a)」「毎月割」を適用させた場合の実質的な端末代を試算してみました。

各種割引適用後の実質的な端末代(税抜)

 iPhone XS
(256GB)
iPhone7
(32GB)
定価¥136,000¥60,000
アップグレードプログラムEX
※プログラム代も加算してます
¥77,360~¥39,360~
アップグレードプログラムEX(a)¥68,000~¥30,000~
毎月割
(機種変更)
¥74,778~¥15,000~
毎月割
(新規契約・MNP)
¥66,889~¥10,000~

※「アップグレードプログラムEX」は25カ月目に機種変更した場合
※「アップグレードプログラムEX(a)」は13カ月目に機種変更した場合
※「毎月割」は24回の割賦代金支払中での解約や機種変更は行わない場合

価格の安い端末の場合は「毎月割」の方が圧倒的に安くなります。

価格の高い最新機種の場合は毎月割と各アップグレードプログラムの金額が均衡しているようにも見えますが、「毎月割」は回収する必要がないため、「下取りプログラム」を利用することができる分「毎月割」の方が得になります。
(アップグレードプログラムの場合は回収されてしまい、「下取りプログラム」は利用できません)

メリット

「auフラットプラン7プラス」を使う人は以下の条件に当てはまる方にメリットがあり、向いているプランです。

  • 毎月利用するデータ容量が5GB~7GB使う人
  • Twitter、Facebook、Instagramを多く使う人
  • 家族でauを契約し、複数回線で家族割適用できる人(3人以上が理想)
  • 機種を購入しないで同じ機種を使い続ける、または1年(または2年)に1回最新の機種に機種変更する

毎月のデータ量が5GB未満の最適プランは

毎月利用するデータ量が5GB未満になる場合が多い人は「auフラットプラン7プラス」はお勧めしません。「新auピタットプラン(※4GB未満)」やドコモの「ギガライト(※5GB未満)」といった段階制定額のプランが主要キャリアであれば適したプランになります。

au利用者がプラン変更した場合に割引特典は継続できるか?

auのほかのプランを利用している人が機種変更とともに「auフラットプラン7プラス」にプラン変更した場合、以前利用していたプランのキャンペーンなどの割引特典は継続するか、終了するのか気になる方もいるのではないでしょうか?

auフラットプラン7プラスでは、前半で紹介した割引は継承できますが、それ以外の割引特典は継承できません。一応、それぞれ該当するキャンペーン・割引をまとめると以下のようになります。

割引特典が継続できるもの

以下のキャンペーン・割引は「auフラットプラン7プラス」に変更しても特典継続することができます。

  • auスマートバリュー
  • 電話きほんパック無料特典
  • 家族割プラス
  • 家族割プラス スタートキャンペーン
  • 通話定額ライト スタートキャンペーン
先生

前半で紹介した「auフラットプラン7プラス」で適用できる割引が大半でそれ以外のキャンペーン特典は継承できません。
※紹介していないものとして電話きほんパックが最大3ヶ月無料になる「電話きほんパック無料特典」は継承できるものの最大3ヶ月なので、ほとんど該当する人はいないと思います。

割引特典が終了してしまうもの

以下のキャンペーン・割引は「auフラットプラン7プラス」に変更してしまうと特典が終了してしまいます。

  • auスマートバリューmine
  • スマホ応援割
  • ケータイ→auスマホ割
  • カケホ割60
  • 毎月割
  • 学割
  • 年末年始限定!スマバリ増額キャンペーン
  • スマバリバリキャンペーン
  • 2016夏 のりかえ割
  • スマホはじめる割/auスマホはじめるプログラム
  • auにかえる割
  • auにかえる割Plus
  • U22 auにかえる割
  • 家族でスマホおトク割
  • AQUOS Kスタート割
先生

前半で紹介した割引特典以外の多くの特典は「auフラットプラン7プラス」にプラン変更してしまうと特典終了します。

そのほかの注意点

auフラットプラン7プラスについて、ご紹介した以上の内容のもの以外については、以下の点に注意しましょう。

  • データくりこしデータギフトなどは利用不可
    ※フラット型のプランはデータくりこしできるものが多いですが、プラスがあるためか、このプランについてはデータくりこしができません。
  • テザリングオプションオプション費用なしで利用可能
  • ぷりペイド専用電話による「auフラットプラン7プラス」への加入は不可

さらに、もうひとつ重要な注意点として以下のことがあります。

  • プラン変更気軽にできない

auの公式ページ内に以下の注意書きがあります。

2017年7月14日以降に機種購入した方は、それ以降、機種購入を伴わない「新auピタットプラン/auピタットプラン/auピタットプラン(s)/auフラットプラン/auデータMAXプラン」とその他料金プラン間の変更はできません。

au公式:auフラットプラン7プラス

つまり、端末の購入と同時に「auフラットプラン7プラス」を含むフラット系(ピタット系)プランに加入したら、機種の購入がないと他のプランに変更することができなくなり、プラン変更がしづらいため、最初の料金プラン選択はとても重要になります。

まとめ

「auフラットプラン7プラス」は、月間で7GBまで高速データ通信ができる完全定額型のプランで5GB~7GB程度を毎月使う人にとって適したプランです。

また、2019年秋・冬以降からになりますがTwitterやFacebookなどの一部SNS・アプリの一部データ消費カウントされないカウントフリーになったり、速度制限時の通信速度が他のプランよりも少し速くなるといった特徴もあります。

au公式にある「3,480円~」というのはさまざまな条件をクリアした場合のみ可能な内容です。

いかがでしたでしょうか?
また、次回をお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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