デュアルSIM運用は本当にお得?メリット・デメリットやおすすめの組み合わせを解説!

2022年7月22日その他

デュアルSIM運用は本当にお得?メリット・デメリットやおすすめの組み合わせを解説!

1台のスマートフォンで2枚のSIMカードを使い分ける“ デュアルSIM ”では、スマートフォン代の節約や通信障害を回避することができるので、利用してみたいと思っている人も多いかと思います。

しかし、デュアルSIMの内容を理解しないまま契約してしまうと、「以前よりもスマートフォン代が高くなってしまった」「デュアルSIM対応のスマートフォンではなかった」などの失敗に繋がる可能性があります。

そこで今回は、デュアルSIMの基本的な内容や、デュアルSIM運用のメリット・デメリットについて解説していきます。

デュアルSIM運用でおすすめの回線も紹介しているので、「どんな組み合わせがいいのかわからない」という人も参考にしてみてください。

デュアルSIM運用とは?

そもそもデュアルSIMとは、冒頭でも解説したように「1台のスマートフォンで2枚のSIMカードを使い分ける」という運用方法です。

デュアルSIM運用を行うことで、1台のスマートフォンでSIM2枚分のプランの利用が可能。プライベートは「データ専用」・仕事用は「通話専用」と組み合わせることで月額料金を抑えることができます。

デュアルSIM運用の詳しいメリットの内容については、次の章で解説していきます。

SIMを2枚管理するとなると、SIMをその都度入れ替えるイメージがありますが、デュアルSIM対応のスマートフォンでは2枚のSIMを挿入して使用することができます。ただし、デュアルSIMに対応していない機種では、その都度入れ替えなくてはいけないので要注意。

ちなみに、デュアルSIMは従来の取り外しできるSIM以外にも、スマートフォンに埋め込まれているeSIMとの組み合わせも可能です。

デュアルSIM運用のメリット

デュアルSIM運用が気になっているものの、どのようなメリットがあるのかいまいちわからないという人もいるのではないでしょうか?

まずは、デュアルSIM運用を始める前にメリットの内容について確認していきましょう。

スマートフォン代の節約になる

デュアルSIMを組み合わせる基本は、〈①通話専用プラン〉〈②データ専用プラン〉がおすすめです。

例えば、1枚目のSIMは通話し放題プランが最も安いキャリア・2枚目はデータ無制限プランが最も安いキャリアまたは、自分が必要なデータプランが最も安いキャリアにすることで、通話もデータもお得に契約することができます。

実際にどれくらい安くなるのか、大手キャリア・格安SIM・デュアルSIMの料金シミュレーションで確認してみましょう。

大手キャリア
(ドコモ)
格安SIM
(ahamo)
デュアルSIM
(IIJmio×楽天モバイル)
プラン名ギガホプレミアahamo【データ】eSIM20ギガプラン
(IIJmio)
×
【通話】Rakuten最強プラン
(楽天モバイル)
データ量60GB20GB20GB
月額料金7,205円2,970円2,728円
(IIjmio:1,650円+楽天モバイル:1,078円)
国内通話かけ放題+1,870円+1,100円無料
※Rakuten Linkアプリ利用
年間維持費
※国内通話かけ放題付き
108,900円48,840円32,736円
※組み合わせはあくまで一例です

ドコモとデュアルSIMの年間維持費の差額は、なんと76,164円!格安SIM単体と比較してみても16,104円の差があります。

スマートフォン代は衣食住と同様ずっと払い続ける費用なので、少しでもお得にしたい人はデュアルSIM運用がおすすめです。

異なる回線にすることで通信障害を回避できる

インターネット回線はライフラインと同じく重要なものなので、通信障害が起きた時に日常生活や仕事に多大な影響を与えることがあります

通信障害が起こると、インターネットだけでなく通話もできなくなる恐れがあるので、仕事や救急車の要請といった緊急の電話もかけられなくなってしまうのは怖いですよね。

しかし、デュアルSIM運用では〈例えば、1枚目はドコモ・2枚目はドコモ以外〉の回線を選ぶことで、通信障害によるトラブルを回避することができます。

デュアルSIM運用では、ドコモ×ahamoといったサービス名の違いではなく、ドコモ回線×ソフトバンク回線(またはau回線)といった異なる回線を契約しましょう
※ahamoはドコモ回線のサービスです。

1台のスマートフォンで用途を分けて管理できる

仕事用とプライベート用でスマートフォンを分けている人も多いかと思いますが、デュアルSIM運用では1台のスマートフォンで管理することができます。

この時に注意しておきたいのがデュアルSIMの種類です。種類によっては、SIMを手動で切り替えなけれならないので注意してください。

種類特徴

DSSS
(デュアルSIMシングルスタンバイ)

どちらか片方のSIMに切り替えて使用。有効にしているSIMの電話・データ通信のみ有効。
DSDS
(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
SIMの切り替えなしで着信可。片方のSIMで通話中の時はもう片方のSIMではデータ通信不可。2枚のうち4Gが利用できるのは片方のみ。(もう片方は3G)
DSDV
(デュアルSIMデュアルVoLTE)
SIMの切り替えなしで着信可。片方のSIMで通話中の時はもう片方のSIMではデータ通信不可。2枚共4Gが利用できる。
DSDA
(デュアルSIMシングルアクティブ)
SIMの切り替えなしで通話・通信可。片方のSIMで通話しながらもう片方のSIMでデータ通信可。

1台のスマートフォンで2つの電話番号を使用したい場合は、DSSS以外の種類をおすすめします。

デュアルSIM運用のデメリット

デュアルSIM運用をするにあたって、デメリットも確認しておくことが大切です。デメリットを確認した上で、デュアルSIM運用をするべきか判断してみてください。

デュアルSIMに対応したスマートフォンが必要

デュアルSIMに対応しているスマートフォンであれば、SIMを本体から取り出して切り替える必要はありませんが、そうでない機種の場合はわざわざ本体から取り出す必要があります。

取り出して使えるのならまだいいのですが、デュアルSIM非対応の場合はスマートフォンの買い替えが必要になります。デュアルSIM運用をするのであれば、必ず対応の機種かを確認してから購入しましょう。

2回線契約するための手間がかかる

デュアルSIM運用では2回線の契約が必要になるため、回線の申し込みを手間に感じる人もいるかもしれません。

ネットからの手続きは手順通りに行えば難しくないのですが、プランが多い携帯会社の場合はプランを選んだりオプションを検討したりする必要があるので、時間がかかってしまうかもしれません。

ただし、最近の回線契約はネットで完結するケースが多いので、今までもネットで契約していたのであれば問題ないでしょう。

デュアルSIM運用は楽天モバイルかIIJmioを軸にするのがおすすめ

デュアルSIM運用でお得になることがわかっても、どの組み合わせにすればいいのかわからずに始められないという人も多いかと思います。

先ほども紹介したように、デュアルSIM運用の基本は〈①通話専用プラン〉〈②データ専用プラン〉が安いことがポイント。そこでおすすめなのが、楽天モバイルかIIJmioを軸にした組み合わせです。

楽天モバイルは3GBまでなら月額1,078円で、「Rakuten Link」アプリ使用での通話料は無料なので、通話専用プランとして組み合わせておきたい1枚です。

もう一方のIIJmioは、データ通信プランの料金が格安なので、データ専用プランとしておすすめの1枚です。

IIJmio料金表(データeSIM)

2ギガ440円
4ギガ660円
8ギガ1,100円
15ギガ1,430円
20ギガ1,650円

さらにIIJmioではキャンペーンを実施していることが多いので、この料金よりもさらにやすく契約できる時期もあります!

今回おすすめした楽天モバイルとIIJmio(20ギガ)をデュアルSIM運用した場合の月額料金を計算してみましょう。

【通話】1,078円(楽天モバイル)+【データ】1,650円(IIJmio)=2,728円/月

この料金で電話代もデータ通信量も気にせずに使えるのはお得ですよね。

デュアルSIM運用の組み合わせに迷った時は、楽天モバイルかIIJmioを入れて考えてみてください。

まとめ

デュアルSIM運用は難しそうですが、〈①通話専用プラン〉〈②データ専用プラン〉の安い携帯会社を組み合わせれば意外と簡単に始められます。ライフライン同様スマホ代は支払い続ける費用なので、少しでも安く抑えたいという人はぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

スマホの先生編集部
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の運用チームです。スマホやスマホプランやキャンペーンなどについて記事を執筆しています。