ガラケーからスマホに最安で乗り換え!MNP手順とキャンペーンは?

2017年4月16日MNP/乗り換え

俺も乗り換えようかな

ガラケーをお使いでスマホへ乗り換え(MNP)をお考えの皆さん!

やはり一番気になるのは月々の料金ではないでしょうか。スマホに変更後、最初の請求を見てびっくり・・なんて事が無いように少しでも安くしたい所ですよね。

ガラケーからスマホへの乗り換えには特に大手キャリアの場合、MNP向けの手厚い特典(割引キャンペーン)があります。月額料金を少しでも抑えるには利用しない手はありません。

このキャンペーンを利用するかしないかで月額料金が大きく違ってきます。

ここではMNPの手順や料金プラン、そして主に大手キャリアが提供しているガラケーからスマホへ最安で乗り換えが可能となるキャンペーンについてわかりやすく解説します。

そもそも乗り換え(MNP)とは?

携帯・スマホ用語での「乗り換え」とは、今お持ちの携帯会社とは別の会社に番号そのままで変更することです。これをMNP(ナンバーポータビリティー)といいます。

乗り換えすると今までガラケーで使っていた電話番号が引き続き利用できるうえ、MNP向けのキャンペーンなど様々な特典が用意されていて、お得な料金で利用することが可能になります。

また手続きする店選びも重要。ショップによってはMNP向けに現金キャッシュバックや本体代が完全無料の一活0円機種を用意していて、店選びしだいでウン万円もの差になることも。

ソフトバンクへ乗り換えで一括0円+現金還元○万円

ガラケーからスマホ乗り換えが優遇される理由

なぜ「乗り換え(MNP)」が優遇されるのか?それは受け入れ先の会社にとっては自社のユーザーが増えると同時にライバル会社のユーザーを減らすこともできるからです。

その中でもガラケーからスマホへ乗り換える客はのどから手が出るほど欲しい!というのが本音。スマホのほうが客単価が高く利益になるからですね。

そんな特典の多いガラケーからの乗り換えですが、
「手順がイマイチわからない・・」
「MNP後のスマホ料金はどうなるの?」
と不安な方も多いと思います。

MNPをする方法は思っているよりホントに簡単!

まずはMNP予約番号を入手する

ガラケーやスマホの乗り換えに必要なのが「MNP予約番号」の入手です。これは現在利用中の番号をそのまま他社に移行させるための受付番号のようなものと覚えておけばOK。

MNP予約番号に関する相関図

番号は現在お使いのキャリアから入手する必要があります。入手方法は電話から・WEBから・ショップに来店するなどの方法があります。

入手した番号の有効期限は15日間。この間に乗り換え先のキャリアで手続きを済ませましょう。もし有効期限が過ぎても大丈夫。何度でも再発行できますし、発行自体に手数料などはかかりません。

MNP予約番号の詳細と各キャリア別の入手方法はこちらを参考にしてください。

ドコモからMNP予約番号を入手する方法

auからMNP予約番号を入手する方法

ソフトバンクからMNP予約番号を入手する方法

MNP予約番号を無事に入手できたら、あとは転入先の会社へ提示するだけ。

転入先は「大手キャリア」か「格安スマホ」か?

ガラケーは主にドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリア3社で提供されています。

ガラケーからの乗り換え先は大きく分けて2種類あります。

A. 格安スマホ会社(MVNO)に乗り換える方法
B. 大手キャリア3社に乗り換える方法

それでは、それぞれ見ていきましょう。

A. 格安スマホ会社(MVNO)に乗り換え

最近よく目にする「格安スマホ」とは、大手キャリアの回線を借りて独自の通信サービスを行う会社(MVNO)が提供する「格安のSIMカード」を挿した携帯電話のこと。月額料金が大手キャリアに比べ格段に安くなります。

格安スマホの概要

MVNOは大手キャリアのような設備投資が必要なく、コストを大幅に削減することが可能なため安価なサービスを提供することができるのです。

しかし基本的に通話料金が定額ではない(通話時間に応じて料金がかかる)ため、通話の多い人には不向き。(ただ最近では「5分以内の通話かけ放題」のプランを提供している会社も出てきています。)

サポートの質(電話がつながらないなど)も最近問題になっていて、まだまだ課題はありますが、通話もほとんどしないし月額料金をとにかく安くしたい!という方は間違いなく格安スマホがおすすめです。

↓格安スマホ(格安SIM)の詳細はこちら

格安スマホに乗り換える際の契約の種類は大きく分けて2種類。

  • 端末本体とSIMをセットで購入/契約し利用する
  • 自分で端末を用意し、SIMカードのみ購入/契約して利用する

初心者の方は格安SIMと端末本体をセットで購入/契約する方法が簡単です。

しかし、とにかくコストを抑えたいという人は、ちょっと敷居が高くなりますが自分で端末を用意する方法がおすすめ。中古携帯ショップなどで格安で売られている「白ロム」を購入し、格安SIMを挿して利用すれば安くすませることが出来ます。

↓「白ロム」の詳細はこちら

B. 大手キャリアに乗り換え

例えばドコモのガラケーを使っている方がソフトバンクへ乗り換える場合など、キャリア→他のキャリアへ乗り換えるケースです。

キャリアへ最安で乗り換えるには割引キャンペーンを利用しない手はありません。ガラケーからスマホの場合、各社とも手厚い特典を用意しています。

【大手キャリア3社】スマホデビュー対象のキャンペーン

ではそれぞれ見ていきましょう。

ドコモに乗り換え

NTT docomo

ドコモの場合、ガラケー利用者を対象とした「はじめてスマホ割」というキャンペーンが提供されていましたが、2017年5月31日で受付を終了しました。

現在提供されているのは「シニアはじめてスマホ割」のみ。つまり60歳以上の方向けのスマホデビューキャンペーンです。

ドコモ「シニアはじめてスマホ割」

シニアはじめてスマホ割

受付期間:2018/2/28まで
対象者:60歳以上でガラケーからスマホへ機種変更の方、または他社ガラケーからスマホに乗り換えの方
適用期間:最大2年間

シニアはじめてスマホ割は60歳以上の方がドコモのガラケーからドコモのスマホへ機種変更または他社ガラケーからドコモのスマホへ乗り換え(MNP)すると基本料金が割引となるキャンペーンです。

基本料金プランが「カケホーダイ(通話し放題)もしくはカケホーダイライト(5分以内の通話し放題)」の場合に毎月1,520円割引となります。

最安の料金シミュレーション(税込)

ドコモでiPhone SEを購入し、キャンペーンを適用した場合に最安となる月額料金の例です。

●基本使用料(通話料)
カケホーダイライト
1,836円
●ウェブ接続料
SPモード
324円
●データ通信料
データSパック(2GB)
3,780円
●購入端末
iPhone SE(32GB)
2,133円
月々サポート-1,485円
シニアはじめてスマホ割-1,641円
月額4,947円(税込)

基本料プランは5分以内かけ放題の「カケホーダイライト」、通信料プランは最小の「2GB」を選択すれば4,947円

auに乗り換え

au

auの場合、主にガラケー利用者が対象の「初スマホ割」というキャンペーンが用意されています。

au「初スマホ割」

初スマホ割

対象者:ガラケーからスマホへ機種変更の方、他社ガラケーからスマホに乗り換えの方、新規契約する18歳以下の方
適用期間:最大2年間

このキャンペーンを適用すると、指定の端末が最大27,000円割引になります。

ただし、このキャンペーンは対象となるプランの組み合わせがあらかじめ決められていて、2017年7月に提供を開始したauの「ピタットプラン」に加入することが条件となります。(下図参照)

ピタットプランの構成

↓au「ピタットプラン」の詳細はこちら

最安の料金シミュレーション(税込)

※通話が定額のプラン

auで初スマホ割の対象機種であるiPhoneSE(16GB)を購入した場合に最安となる月額料金の例です。

●ピタットプラン
・基本使用料(スーパーカケホ)
・ウェブ接続料(LTE NET)
・データ通信料
3,480円~7,480円
●購入端末
iPhone SE(16GB)
(24回払)1,920円
●初スマホ割-900円
下取りプログラム
※ガラケーを下取り
-360円
毎月割適用不可
(税込)月額4,140円~8,140円

基本料プランは5分以内かけ放題の「スーパーカケホ」、下取りも利用した場合は

1GB未満~20GBまでデータの使用量に応じて料金が変動します。というわけでiPhoneSEの最安料金は4,140円~8,140円

キャンペーンに加入すると「毎月割」が適用されなくなります。

ソフトバンクに乗り換え

SoftBank

ソフトバンクの場合、主にガラケー利用者が対象の「スマホデビュー割」というキャンペーンが用意されています。

ソフトバンク「スマホデビュー割」

スマホデビュー割

おそらくこのキャンペーンが大手キャリア3社の中ではメリットの高いキャンペーンになります。

スマホデビュー割に加入すると毎月2,268円の割引があり、次に機種変更するまでずっと適用されます。ただし「月月割」は適用されなくなります。

真の実力は「特別割引」にあり!

スマホデビュー割のすごい所は、指定の端末を購入した場合、毎月2,268円の割引+特別割引があるという点。つまりダブルの割引があるんです。(下図参照)

「スマホデビュー割」のダブル特典

対象の端末を購入した場合、
格安スマホ並みの月額料金で運用が可能となります。

特別割引の対象となる機種は以下の通り。

「スマホデビュー割」特別割引対象機種

端末名機種代金
(分割)
特別割引実質負担額
DIGNO G1,280円-1,100円180円
Xperia XZ2,900円-2,320円580円
iPhone SE(32GB)2,700円-1,620円1,080円
iPhone SE(128GB)3,240円-1,660円1,580円
STAR WARS mobile2,350円-2,070円280円
AQUOS ea1,980円-1,400円580円
シンプルスマホ32,980円-1,900円1,080円

上記以外にも特別割引の対象となる機種はあります。ただし基本的に最新でないものが多いため販売店によっては在庫がなく取り扱っていない場合が多いのです。上表は現在確実に在庫があるものを載せています。

つまり特別割引の対象機種は、販売店の在庫状況しだいということ。在庫の有無は販売店に直接問い合わせてみることをオススメします。

※ソフトバンクの公式サイトにも確実に在庫があるものだけ載せているようですね。

上記の「iPhone SE(32GB)」を購入した場合、最安のプランをシミュレーションしてみましょう。

iPhone SE
最安料金シミュレーション(税込)
●基本使用料(通話料)
通話定額ライト基本料
1,836円
●ウェブ接続料
ウェブ使用料
324円
●データ通信料
データ定額ミニ 1GB
3,132円
スマホデビュー割
-2,268円
●購入端末
iPhone SE(32GB)
2,700円
スマホデビュー割(特別割引)-1,620円
下取りプログラム(のりかえ)
※古いガラケーを下取り
-200円
月額3,904円(税込)

なんと月額3,904円で運用可能に。
こりゃ格安スマホ並みですね。。

最新端末「iPhone8」を購入した場合

ソフトバンクでiPhone8を購入、キャンペーンを適用した場合に最安となる月額料金の例。

iPhone8はスマホデビュー割の指定端末ではないので特別割引は適用されませんが、基本の割引は適用されます。

●基本使用料(通話料)
通話定額ライト基本料
1,836円
●ウェブ接続料
ウェブ使用料
324円
●データ通信料
データ定額ミニ 1GB
3,132円
●購入端末
iPhone8(64GB)
(24回払)3,930円
スマホデビュー割-2,268円
下取りプログラム(のりかえ)
※古いガラケーを下取り
-200円
月額6,754円(税込)

基本料プランは5分以内かけ放題の「通話定額ライト(スマ放題ライト)」、通信料プランは最小の「1GB」を選択。下取りも利用して6,754円

↓スマホデビュー割の詳細はこちら

この記事を書いた人

Kanスマホの先生の初代運営者
INEST株式会社とINESTグループ企業のLinklet株式会社が共同運営しているスマホの先生の初代運営者。
※一部の古い記事は2代目運営者のKenが更新している内容もあります。

MNP/乗り換え

Posted by Kan