ワイモバイル「シンプル」プラン徹底解説!特徴・料金・キャンペーンは?

料金プラン,ワイモバイルシンプル(ワイモバイル)

ワイモバイルの「シンプル」プラン徹底解説
2023年10月2日をもって新規申込受付を終了したプランです

シンプルは2023年10月2日をもって新規申込受付を終了しました。後継となる新プランは2023年10月3日より開始した「シンプル2」です。
シンプル2については別記事で解説しています。

↓ここからは2021年9月時点の記事内容です。


ワイモバイルの現在の主力プランは2021年2月18日からサービス提供をしている「シンプル」プランです。(旧スマホベーシックプランは前日の2021年2月17日で新規申し込み受付)

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドの立ち位置で、特に低容量から中容量をお手頃価格で利用できるのが強みの1つとなっています。

今回はワイモバイルの「シンプル」プランについて徹底的に詳しく解説します。料金や特徴、利用できるキャンペーンなどについて解説していきます。

↓2023年10月以降開始予定のシンプル2についてはこちらの記事で解説しています↓

いつから

ワイモバイルの「シンプル」プランは2021年2月18日からサービス提供を開始しています。

プランの特徴

まずは、ワイモバイルの「シンプル」プランの特徴について解説します。シンプルの特徴としては以下の様なものがあります。

  • 通信容量別にS/M/Lの3つのタイプがある
    ※高速データ通信を上限まで使った場合の速度制限時の通信速度はSで最大300kbps。M/Lで最大1Mbps。
  • 4G回線も5G回線も対応
  • 2年契約の縛りがなく、プラン解約などによる契約解除料が不要
  • 国内通話は30秒につき22円の従量課金型に変更
  • 2回線目以降の回線契約または家のネット回線とのセット割適用だとお得
  • 「Yahoo!プレミアム」会員の月会費508円が永年無料
  • テザリング料金無料
  • 余ったデータ容量は翌月までくりこしが可能

プランはデータ容量が違う3種類から選択

ワイモバイルの「シンプル」プランはS・M・Lの月に利用できる高速データ通信の容量の違う3つのタイプからいずれかを選択することができます。

シンプルS/M/Lの高速データ通信容量・速度制限時の通信速度の違い

プラン名基本データ容量速度制限時の
通信速度
シンプルS3GB/月最大300kbps
シンプルM15GB/月最大1Mbps
シンプルL25GB/月最大1Mbps

どのプランでも、データ容量を使い切ってしまった場合には速度制限がかかりますが、通信速度が最大1Mbpsまたは300kbpsと一般的な速度制限時の通信速度である最大128kbpsと比べると、通信速度が少し速めに維持できるのがワイモバイルのシンプルのプラン特徴のひとつです。

先生

当初のシンプルはMとLのデータ容量は少なかったのですが、競合であるUQモバイルの当初のくりこしプラン(現在はくりこしプラン+5G)に対抗して同水準まで容量を増やしています。

ahamoやSoftBank on LINEの対抗プランはシンプルMに相当

ドコモ・au・ソフトバンクの各社から打ち出している月20GBタイプのオンライン限定プランに対抗しているワイモバイルのシンプルはMのプランが相当します。シンプルMは月15GBまでと5GB少ないものの、オンライン限定ではなくショップ対応が可能なプランです。通信品質もMVNOではなくサブブランドなので良好です。

データ増量無料キャンペーン3でさらに容量が増える

「データ増量オプション」の月額料金(550円/月)が6カ月間無料になる「データ増量無料キャンペーン3」を適用すると、さらに多くのデータ容量が使えるようになります。

※データ増量オプション自体は契約初月は無料で、契約翌月から7か月目の半年間は「データ増量キャンペーン3」でオプション料金がかからない形になっています。
※初めてデータ増量オプションを利用する人が対象なので、過去にデータ増量オプションを利用していた人は無料適用の対象外になります。

シンプルS/M/L+データ増量オプション3適用後の高速データ通信容量の違い
※2023年6月14日以降に新規契約と同時にデータ増量オプションに加入の場合(それ以外は申し込み翌月適用)

プラン名容量
シンプルS5GB/月
(2GB増量)
シンプルM20GB/月
(5GB増量)
シンプルL30GB/月
(5GB増量)
先生

データ増量無料キャンペーン3は6か月間の「データ増量オプション」の料金が無料になるキャンペーンのため、キャンペーン期間後(8カ月目以降)も継続して「データ増量オプション」を利用したい(「データ増量オプション」を解除しない)場合には月額料金550円が加算されるようになります。

有料では利用したくない場合には、無料期間中にデータ増量オプションを解除しておきましょう。

シンプルSを契約し、データ増量オプションに初めて加入の場合

シンプルSを契約して、初めてデータ増量オプションに初めて加入した場合は、「データ増量オプション3」の+2GBの他に「シンプルSデータ増量キャンペーン」も適用され、さらに+1GB(データ追加購入が1GBまで無料になる)を最大7か月間無料で利用できるようになります。
8カ月目以降の無料期間終了後は、「シンプルSデータ増量キャンペーン」の+1GBは無くなり、通常の0.5GBにつき550円のデータ追加購入をする形に戻ります。

4G・5G回線に対応

ワイモバイルのシンプルは4Gスマホ・5Gスマホの両方に対応しています。ドコモ・au・ソフトバンクの主要なプランは4Gスマホ専用、5Gスマホ専用といった各回線毎の専用プランになっていますが、ワイモバイルのシンプルであれば、そのあたりは気にせず利用することができます。

契約期間の縛りもなし

ワイモバイルのシンプルは契約期間の縛りがないプランのため、いつ解約や他社へのMNPをしても契約解除料が発生しません

通話タイプはかけ放題が標準ではなくなった

ワイモバイルといえば、通話かけ放題が標準で入っているという認識を持っている人がいると思いますが、今回のシンプルでは少し異なります。

ワイモバイルの旧プランであるスマホベーシックプランでは1回10分以内の国内通話がかけ放題が標準でしたが、今回のシンプルは携帯各社でよくある30秒につき22円の通話料が発生する従量課金型の料金が標準になり、国内通話かけ放題を付けたい場合には通話オプションに加入する必要があります。

シンプルで利用できる3種類の通話タイプ

通話オプション名月額料金内容
(標準)国内通話30秒につき22円の従量課金型
だれとでも定額+770円1回10分以内の国内通話が無料
※10分以降の国内通話は30秒につき22円の通話料発生
スーパーだれとでも定額(S)+1,870円1回10分以上の国内通話も無料
先生

一部プランでは家族間通話が無料になるものがありますが、ワイモバイルのプランの場合、家族間の通話でも無料にはならないので注意しましょう。(通話時間や通話回数が多い人は何かしら通話オプションを付けておいた方が安心です。)
よくある通話オプションは1回5分以内のものが多いですが、ワイモバイルは1回10分以内と無料時間が長いです。

家族割または家のネット回線の割引適用だとお得

ワイモバイルには2回線以降の契約で月額料金が割引(1回線目は割引対象外)になる「家族割引サービス」とワイモバイル指定の家のネット回線とのセット割である「おうち割 光セット(A)」がありますが、今回のシンプルではこの割引効果が非常に高く、いずれかの割引が適用できると月額料金が1,188円割引されます。

  • 家族割引サービス:2回線目以降のシンプルの月額料金が1,188円割引/回線
    ※1回線目は割引対象外

または

  • おうち割 光セット(A):シンプルの月額料金が1,188円割引/回線
    ※1回線目も割引対象

※2つの割引は併用できないので、両方の割引が利用できる人はおうち割 光セット(A)を適用する感じになります。

先生

各割引については後半でもう少し詳しく解説します。

期間限定のプラン料金の割引はなくなった

ワイモバイルのシンプルは名前からイメージできるように余計な料金の要素を入れないシンプルな形にしたかった影響か、新規割のようなプラン料金を期間限定で割引するキャンペーンを行っていません。(毎年同じ時期に行われている学割やオプション料金に対する期間限定割引は除く)

テザリング料金無料

ソフトバンクでテザリング機能を利用したい場合には有料のオプションに加入する必要がありますが、サブブランドのワイモバイルでテザリング機能を利用したい場合は無料で利用することができます

余ったデータのくりこしが可能に

元々「シンプル」プランは余ったデータ容量のくりこしができないプランでしたが、2021年8月から(2021年8月17日までの加入者は9月から)余ったデータ容量の翌月くりこしができるようになっています

データくりこし登場
出典:ワイモバイル(https://www.ymobile.jp/sp/info202106/)

余ったデータは翌月分までくりこすことができ(翌々月以降にはくりこせません)、データ容量の消化していく順番についても

  1. くりこし分
  2. 規定容量(「シンプル」プランおよびデータ増量オプションによる増量分)
  3. 追加購入データ量

といった形で、一般的な規定容量から消化ではないため、とても良心的な設定になっています。

ただし、くりこせるデータ容量のうち100MB未満のデータは切り捨てられる点には注意しましょう。

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月額990円の正体は?

シンプルS基本使用料990円
出典:ワイモバイル(https://www.ymobile.jp/)

ワイモバイル公式サイトに書かれている「990円」

かなり安く見えますが、本来のシンプルの定価は2,178円~4,158円です。これは特定の条件に当てはまれば実現できる料金です。条件をまとめると以下の通りです。

  • 月3GBまでのシンプルSを選択
  • 通話タイプはオプション無しの従量課金型(国内通話なら30秒につき22円)を選択し、別途通話料が発生する通話やSMS送信は一切しない(家族間の通話も有料なのでNG)
  • 2回線以上の契約(1回線目を除く)、または家のネット回線をワイモバイル指定の回線(ソフトバンク光やソフトバンクエアーなど)を利用したセット割を適用する。
先生

最後の条件を満たせない場合は月額2,178円が最小価格になります。以前のプランよりは期間限定のプラン割引が無くなった分、少しだけシンプル(?)になっています。

「結局それぞれのプランや割引を適用すると料金はいくらになるの?」

と思っている方もいるはずなので、各プランごとに料金や割引がどのようになるのかまとめてみました。

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料金

ワイモバイルのシンプルを利用した場合の毎月の利用料金と各プラン、キャンペーンの割引の料金表をまとめてみました。

※機種を購入した場合の機種代と(わずか数円の)ユニバーサルサービス料電話リレーサービス料は含んでいません。

注意点:新規契約・MNPの場合で契約初月の料金

以下の料金を日割計算した金額とは別に契約事務手数料3,850円が加算されます。

注意点:ワイモバイル利用者のプラン変更のみの場合は?

既にワイモバイルユーザーで新規契約・機種変更・MNPを伴わない料金プランのみを変更する場合は、契約事務手数料はかかりません。また、プラン変更をした場合は、プラン変更をした翌月から変更後のプラン(シンプル)が適用になるため、日割計算にはなりません。

通話タイプが通常(国内通話30秒につき22円)の場合

ワイモバイルのシンプルで通話オプションを付けない標準(国内通話30秒につき22円)の従量課金型の通話タイプを選択した場合の月額料金は以下のようになります。

※税込・1人あたりの料金
おうち割光セット(A)と家族割引サービスは併用できません。

 シンプルSシンプルMシンプルL
高速データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月
基本使用料2,178円3,278円4,158円
合計
(定価)
2,178円3,278円4,158円
おうち割光セット(A)
が利用できる場合
※1回線目から1,188円引き
1回線目から:990円1回線目から:2,090円1回線目から:2,970円
家族割引サービス
が利用できる場合
※2回線目から1,188円引き
1回線目:2,178円
2回線目以降:990円
1回線目:3,278円
2回線目以降:2,090円
1回線目:4,158円
2回線目以降:2,970円

だれとでも定額を付けた場合

ワイモバイルのシンプルに通話オプションで1回10分以内の国内通話が無料になる「だれとでも定額」を付けた場合の月額料金は以下のようになります。

※税込・1人あたりの料金
おうち割光セット(A)と家族割引サービスは併用できません。

 シンプルSシンプルMシンプルL
高速データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月
基本使用料2,178円3,278円4,158円
通話オプション
(だれとでも定額)
770円
合計
(定価)
2,948円4,048円4,928円
おうち割光セット(A)
が利用できる場合
※1回線目から1,188円引き
1回線目から:1,760円1回線目から:2,860円1回線目から:3,740円
家族割引サービス
が利用できる場合
※2回線目から1,188円引き
1回線目:2,948円
2回線目以降:1,760円
1回線目:4,048円
2回線目以降:2,860円
1回線目:4,928円
2回線目以降:3,740円

スーパーだれとでも定額(S)を付けた場合

ワイモバイルのシンプルに通話オプションで24時間いつでも国内通話がかけ放題になる「スーパーだれとでも定額(S)」を付けた場合の月額料金は以下のようになります。

※税込・1人あたりの料金
おうち割光セット(A)と家族割引サービスは併用できません。

 シンプルSシンプルMシンプルL
高速データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月
基本使用料2,178円3,278円4,158円
通話オプション
(スーパーだれとでも定額(S))
1,870円
合計
(定価)
4,048円5,148円6,028円
おうち割光セット(A)
が利用できる場合
※1回線目から1,188円引き
1回線目から:2,860円1回線目から:3,960円1回線目から:4,840円
家族割引サービス
が利用できる場合
※2回線目から1,188円引き
1回線目:4,048円
2回線目以降:2,860円
1回線目:5,148円
2回線目以降:3,960円
1回線目:6,028円
2回線目以降:4,840円

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適用できる各種キャンペーン

シンプルでは特徴のところで解説した家族割引サービスやおうち割光セット(A)をはじめとした割引可能なキャンペーンがいくつかあります。ここでは代表的な4つの割引についてご紹介します。

おうち割光セット(A)

ワイモバイルの月々のご利用料金が毎月ずーっと割引になります

ワイモバイル指定の固定回線(ソフトバンク光やソフトバンクエアーなど)を利用している場合には、固定回線とのセット割である「おうち割光セット(A)」が利用できます。

シンプルの場合、「おうち割光セット(A)」の申込の最短翌月から月額料金から1,188円引きされるようになります。

割引金額(税込)1,188円引き
※シンプルS/M/Rの場合
割引期間契約翌月から永年適用
対象固定回線・ソフトバンク光
・ソフトバンクエアー
など
併用できない割引家族割引サービス
先生

契約しているプランにより割引額が変わり、たとえば旧プランの「スマホベーシックプラン」の場合は1回線につき月額550円の割引が適用されます。

おうち割光セット(A)について詳しい内容はこちらの記事をご覧ください

家族割引サービス(2回線目以降)

家族でワイモバイルを複数回線契約している人は2回線目以降からは「家族割引サービス」が適用され、シンプルの場合は、月額料金から1,188円引きされるようになります。

ただし、「おうち割光セット(A)」を適用している場合は、「家族割引サービス」が適用されず、どちらか一方の割引が適用される形になります。
※1回線目から適用可能な「おうち割光セット(A)」が利用できる人は「おうち割光セット(A)」を選択する形になると思います。

割引金額(税込)2回線目以降分が対象
1,188円引き
※シンプルS/M/Rの場合
割引期間永年適用
併用できない割引おうち割光セット(A)
先生

家族割引サービスも契約しているプランにより割引額が変わり、たとえば「スマホベーシックプラン」の場合は2回線目以降月額550円/回線の割引が適用されます。

60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン

60歳以上通話ずーっと割引キャンペーンはシンプル開始の2021年2月18日から始まったキャンペーンで、60歳以上の場合でシンプルS/M/Lの通話オプション「スーパーだれとでも定額(S)」を利用する場合、通話オプションの月額料金が1,100円引きの月額770円で利用できる割引キャンペーンです。

割引金額(税込)1,100円引き
※スーパーだれとでも定額(S)が770円で利用可能
割引期間永年適用
適用条件・60歳以上
・シンプルS/M/Lを利用
・スーパーだれとでも定額(S)に加入
先生

2021年2月17日で新規申し込み受付を終了した「60歳以上 通話ずーっと無料キャンペーン」との大きな違いは、利用するスマホ端末に縛りがあるかどうかの違いがあります。

今回の「60歳以上 通話ずーっと割引キャンペーン」はスマホ端末に縛りがありません。

無料から割引に名称が変わっていることで通話オプション料金が高くなっている印象を持ちそうですが、旧「スマホベーシックプラン」は1回10分以内の国内通話無料が標準のため、割引による差額は同じ1,100円で変わっていません。

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まとめ

ワイモバイルのシンプルについて詳しく解説していきました。

シンプルは4G/5Gスマホに対応した、月額2,178円~4,158円のプランですが、家族割引サービスまたはおうち割光セット(A)を適用することで月額990円~2,970円で利用できます。(家族割引サービスの場合は2回線目以降)

いかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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