2019年10月以降のワイモバイル「ケータイベーシックプランSS」解説。旧「ケータイプランSS」との違いは?

料金プラン,ワイモバイルケータイベーシックプランSS

2019年10月以降のワイモバイルケータイ向け料金プラン「ケータイベーシックプランSS」徹底解説

2019年10月からワイモバイルの料金プランが一気に変わります。従来の2年契約の縛りのある料金プランについては2019年9月30日で新規受付を終了し、2019年10月1日以降は2年契約の縛りが無い料金プランのみになります。

ワイモバイルのケータイ向けのプランには「ケータイプランSS」がありましたが、2年契約の縛りがあるため、2019年9月30日で新規受付を終了し、2019年10月1日以降は2年契約の縛りの無い「ケータイベーシックプランSS」のみの料金プランに変わります。

ケータイベーシックプラン自体は2019年9月以前からあるプランですが、2019年10月以降から基本料金などが大きく変わっています。

今回は、ワイモバイルの「ケータイベーシックプランSS」について徹底的に解説していきます。また、旧「ケータイプランSS」や2019年9月以前の「ケータイベーシックプランSS」との違いについても解説していきます。

ケータイ向けプラン以外のワイモバイル料金プランを知りたい方は

終わったプラン・変わったプラン(ケータイ向けプラン)

ワイモバイルのケータイ向けの料金プランはスマホ向けの料金プランとは異なり種類が少ないですが、2019年9月30日で新規受付を終了するプラン、2019年10月1日から内容が変わるプランをまとめると以下のような形になります。

2019年9月30日で新規受付を終了するケータイ向けプラン

2019年9月30日で終了するプランは2年契約の縛りのあるケータイプランSSです。

  • ケータイプランSS
    ※2年契約の縛りのあるプラン

2019年10月1日から変わるケータイ向けプラン

2019年10月1日からプラン内容が変わるケータイ向けプランは2年契約の縛りの無いケータイベーシックプランSSです。

  • ケータイベーシックプランSS(プラン内容変更)
先生

ワイモバイルで2年契約の縛りの無いプランには「ベーシック」の名称が入っています。

2019年10月から料金プランが変わった背景

ワイモバイルを始め、携帯会社各社が2019年9月~10月に料金プランやキャンペーンが終わったり、始まったりしている背景には、2019年10月の改正電気通信事業法の施行が大きく関係しています。端末代金の割引や2年縛り有無による価格設定や契約解除料などについて法改正によって制限が設けられたことにより、一部の携帯会社の料金プランやキャンペーンを終了・変更することが必要になり、今回のような料金プランの変更に繋がっています。

プランの特徴

まずは、2019年10月以降のケータイベーシックプランSSについて解説します。ワイモバイルのケータイベーシックプランSSの特徴としては以下の様な特徴があります。

  • 通話のみでデータを利用しない人は月額934円(税抜)と非常に安価
    ※データ通信をする場合には、パケット定額とベーシックパックが必要になり非常に高額になるので、スマホ向けプランのスマホベーシックプランを選択した方がベター。
  • 1時から21時までワイモバイルやソフトバンクのスマホ・ケータイへの通話は無料
    ※上記以外の時間帯やその他キャリアや固定回線への通話は30秒につき20円の通話料が別途発生します。
  • 2年契約の縛りがなく、プラン解約などによる契約解除料が不要
    ※他の携帯会社にMNPする場合はMNP転出料は必要

料金

ワイモバイルの「ケータイベーシックプランSS」の料金ですが、通話のみで利用するか、データ通信もするかによって大きく基本料金が変わってきます。

契約した月は日割計算で事務手数料がプラスで必要です

新規契約やMNPなどの契約した月の月額料金は日割で計算されます。
また、これらの料金とは別で事務手数料(3,000円)がかかります。
※2019年10月1日よりワイモバイルオンラインストアで契約した場合は事務手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。

ケータイベーシックプランSSの基本料金(通話のみ利用する場合)
※2019年10月1日以降。
※ケータイ端末を購入した場合の機種代と(わずか数円の)ユニバーサルサービス料は含んでいません。

 料金(税抜)
基本使用料934円

通話のみなら月額934円(税抜)から利用することができ、非常に安価ですが、データ通信もしたいという場合には、かなり高額になってしまいます。

ケータイベーシックプランSSの基本料金(データ通信もする場合)
※2019年10月1日以降。
※ケータイ端末を購入した場合の機種代と(わずか数円の)ユニバーサルサービス料は含んでいません。

 料金(税抜)
基本使用料934円
ベーシックパック300円
パケット定額0円~4,500円
合計 1,234円~5,734円

パケット定額は1パケットにつき0.005円で、110MB以上の利用で上限の4,500円にすぐ到達してしまいます。110MBからはパケット定額は4,500円で固定されますが、1ヵ月2.5GBが高速データ通信ができる上限値のため、2.5GB以上データ通信をする場合には速度制限が発生し、最大128kbpsまで通信速度が減速します。

ケータイベーシックプランSSのパケット定額サービス
先生

1ヵ月にデータ通信をわずか110Mbpsを使っただけでも、月額5,734円~になってしまうので、データ通信をしたいと考えている人はスマホ向けプランのスマホベーシックプラン(主に2~3000円程度から使えるプランS)を利用した方が料金を抑えやすいです。

通話タイプの標準は1時から21時の間でワイモバイルやソフトバンクへの国内通話は無料

ケータイベーシックプランSSの通話無料サービス

ワイモバイルのケータイベーシックプランSSの標準の通話タイプは最近のプランではあまり見ることがなくなった1時から21時の時間帯で、ワイモバイルやソフトバンクのスマホ・ケータイへの国内通話については無料になるタイプです。上記の時間帯以外での通話や他の携帯会社や固定回線への国内通話は30秒につき20円の通話料が別途発生します。
※1回10分以上の国内通話は10分超過分において30秒につき20円の通話料が発生します。

先生

スマホ向けの料金プランでは1回の国内通話が10分以内かけ放題が標準ですが、ケータイ向けプランのケータイベーシックプランSSの通話タイプは別タイプなので、注意しましょう。
(通話相手がソフトバンクやワイモバイルを使っている人であれば非常に得ですが、ドコモやau回線を使っている人が多いようであれば、通話料が発生し、得ではありません。

スーパーだれとでも定額を付ければ24時間いつでもかけ放題に

スーパーだれとでも定額(月額料1,000円)

また、通話オプションの「スーパーだれとでも定額」(月額料金はプラス1,000円になる)を付けると国内通話24時間いつでもかけ放題にすることも可能です。

先生

海外への通話や0570などの有料通話などについては無料通話の対象外で通話料が別途発生するので注意しましょう。

メール送信料は?

メールは大きく以下の3つがありますが、メールの送受信に対しメール送信料がかかってきます。

Y!mobile メール0.005円/パケット
※パケット定額サービスの残容量からメール送受信で利用したパケット分消費
MMS
※メールアドレス宛に送信するメール
0.005円/パケット
※パケット定額サービスの残容量からメール送受信で利用したパケット分消費
SMS
※携帯番号宛に送信するメール
送信:1通につき3円
受信:0円

利用できる主なオプションサービス

ケータイベーシックプランSSでは以下の様な専用のオプションサービスがあり、必要に応じて申し込みをすれば利用することができます。
※機種が指定されているものもあります。

旧プランとの違い・比較

ここで気になってくるのは旧プランと料金などの違いだと思いますので、2019年9月末までの「ケータイベーシックプランSS」および「ケータイプランSS」と何が違っているのか解説します。

旧「ケータイベーシックプランSS」との違い・比較

旧「ケータイベーシックプランSS」と新しい「ケータイベーシックプランSS」との違いは、月額の基本使用料の差が大きく違っています。

新旧「ケータイベーシックプランSS」の違い・比較
※金額は税抜

 (旧)ケータイベーシックプランSS
※2019年9月31日まで
(新)ケータイベーシックプランSS
※2019年10月1日から
基本使用料2,434円934円
月額割引
の適用
※端末代金の割引
 適用対象適用対象外

※新旧「ケータイベーシックプラン」では2年契約の縛りはなく、解約等による更新月以外の契約解除料はかかりません。
※ベーシックパックやパケット定額の料金は特に変わりません。

これは、2019年9月までの料金体系では、基本的には2年契約の縛りがあるプランを標準の料金として、2年契約の縛りを付けない場合は、一定の料金(1,500円)を上乗せする形の料金になっていたようで、今回の法改正で法的な制限が加わったことの影響で、ワイモバイルが2年契約の縛りを外した形に改正した結果、上記のように大きく月額料金が変わったことに繋がっています。

新たに適用対象になったキャンペーン

2019年10月以降のケータイベーシックプランSSから適用対象になったキャンペーンが少しだけあり、リストにすると以下のサービス・キャンペーンが適用対象になっています。

  • ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと無料キャンペーン
  • PHSからの契約変更事務手数料無料プログラム

旧「ケータイプランSS」との違い・比較

2年縛りのある「ケータイプランSS」と新しい「ケータイベーシックプランSS」との違いは、2年契約の縛りや更新月以外の契約解除料の有無が違うのと、端末購入サポートである月額割引が利用できるかできないかといった違いがある程度で、そのほかの点については違いがありません。

「ケータイプランSS」と新しい「ケータイベーシックプランSS」の違い・比較
※金額は税抜

 ケータイプランSS
※2019年9月31日で新規受付終了
(新)ケータイベーシックプランSS
※2019年10月1日から
基本使用料934円934円
契約期間の縛り2年間の契約縛りあり
(自動更新)
なし
更新月以外の契約解除料9,500円
※更新月は契約満了月から3カ月間
なし
月額割引
の適用
※端末代金の割引
適用対象適用対象外

※高速データ通信容量は、データ増量オプションによる追加分は含めていません。
※ベーシックパックやパケット定額の料金は特に変わりません。

「月額割引」は利用できなくなった

色々な割引サービスが適用できるなか、2019年9月までのプランでは利用できた端末本体の購入補助にあたる「月額割引」については、2019年10月以降のケータイベーシックプランSSでは利用することができません。

代わりとなる端末代金の割引サービスがないのですが、この点については、ワイモバイルが端末代金の販売価格自体を2019年10月以降は値下げして販売する(定価が下がる)ので、月額割引が無い影響を減らしています。

2019年10月の販売価格変更例
※参照:ワイモバイル公式サイト内のお知らせ(PDFファイル)

機種名変更前価格
2019年9月30日まで
変更後価格
2019年10月1日から
Android One S549,200円29,455円
かんたんスマホ55,200円42,546円
先生

端末代金の価格は下げるものの、月額割引の割引はかなり多かったので、同じ水準には多分なっていないはずです。

ケータイベーシックプランSSへのプラン変更について

2019年10月1日以降にワイモバイル利用者(ケータイプランSS、4GーSプラン、スマホプラン利用者)が契約更新月以外の期間にケータイベーシックプランSSにプラン変更の申込をした場合でも、以下の2つの条件のうちどちらかを満たしている場合には、契約解除料がかからずケータイベーシックプランSSにプラン変更することができます

  • ワイモバイルを継続して2年以上契約していること
  • 機種変更と同時にケータイベーシックプランSSにプラン変更すること
    ※機種購入が伴わない場合は対象外
先生

ただし、変更後のプラン適用開始前に解約やMNPをしてしまうと契約解除料が発生してしまうので注意しましょう。
※プラン変更はプラン変更手続きをした翌月から適用されます。
(プラン変更手続きをした月に解約等はしないでね!)

まとめ

2019年10月から新しくなったワイモバイルのケータイベーシックプランSSについて詳しく解説していきました。

新しいケータイベーシックプランSSでは、2年契約の縛りのあった「ケータイベーシックプランSS」の料金はそのままで、2年契約の縛りを無くしたプランになりました。

ワイモバイルのケータイ向けプランは通話のみの利用者に向いていますが、データ通信を少しでもするようであれば、スマホ向けの料金プランであるスマホベーシックプランSの利用も検討しましょう。

これからワイモバイルを利用する人も現在ワイモバイルを利用している人にとっても、上手くプラン選択してお得に利用しましょう。

参考情報:ワイモバイル公式
ケータイベーシックプランSS
10月1日の料金改定に伴う変更点

いかがでしたでしょうか?
また、次回もお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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