「SoftBank on LINE」徹底解説!20GB・月額2980円のオンライン専用プランの特徴は?

2021年2月16日料金プラン,ソフトバンクSoftBank on LINE

SoftBank on LINE徹底解説
プラン名・プラン内容が変わりました

2021年2月18日にソフトバンクからSoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)からLINEMO(ラインモ)にプラン名称とプラン内容の一部変更の発表がありました。

LINMOについての解説は別の記事で解説しています。

LINEMO(ラインモ)徹底解説

↓ここからはSoftBank on LINEの時の記事内容です。


2021年はスマホ料金激動の年になりそうです。国からのスマホ通信料値下げ圧力の結果、ドコモの「ahamo(アハモ)」の新プラン発表を皮切りにソフトバンクも対抗プランとして「SoftBank on LINE」の発表をしました。

SoftBank on LINEは2021年3月サービス開始予定で、月20GBまで高速データ通信が利用できるものの月額2,980円(税抜)オンライン限定プランといったところはしっかり対抗した非常にコスパの良いプランになっています。

現時点では、サービスの全容が判明していませんが、今回は現時点で分かる範囲内で「SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)」のプランについて徹底的に詳しく解説していきます。

現在のソフトバンクスマホ向けプランリスト

現在、ソフトバンクで契約できるスマホ向けプランは以下のプランです。

通常プラン

限定プラン(申し込み対象者に何かしらの制限があるプラン)

  • LINEMO(ラインモ)
    ※オンラインとLINE限定プラン!
  • スマホデビュープラン+
    ※ケータイからスマホへの乗り換え(または機種変更)の場合、5歳~22歳の新規契約の場合に限定して申し込み可能な月4GBまたは20GBの2つの容量から選べるプラン

いつから

SofBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)のサービス開始は2021年3月予定です。

サービスはまだ開始していないものの、事前申し込みの先行エントリー受付は既に開始していて、SoftBank on LINEの専用受付ページからエントリーすることが可能です。

SoftBank on LINEとは

SoftBank on LINE

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)は、スマホ契約に必要な要素である、

  • 基本料金
    (電話にかかる料金)
  • ウェブ使用料
    (ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料
    (通信にかかる料金)

セットでコミコミになった料金プランで、使えるデータ容量が月20GBまでかつ5G/4Gスマホ向けのプランです。

先生

既存のメリハリプランよりはデータ量は少なく、ミニフィットプランよりはデータ量が多いプランになっています。(料金もシンプルで安い!分かりやすい!)

料金

20GB 2,980円/月

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)の月額料金は税抜2,980円です。

期間限定の割引キャンペーンをはじめ、家族割やネット回線などとのセット割も無く、シンプルに月額2,980円です。

主要なキャリアでよく謳われているプラン料金は色々な割引適用後の価格をアピールすることがありますが、SoftBank on LINEは割引要素を考える必要がなくシンプルに月額2,980円なので非常に費用感が分かりやすいです。

他のプラン解説では月ごとの料金シミュレーションをしたりもしますが、SoftBank on LINEはそのようなシミュレーションも不要です。

先生

ただし、月額数円レベルのユニバーサルサービス料は別途かかります。(他のプランでも同様ですが…)

定番の「みんな家族割+(プラス)」「おうち割光セット」は使えない

SoftBank on LINEは月額2,980円と安価であるものの、メリハリプラン、ミニフィットプラン(おうち割光セットのみ)では利用できた「みんな家族割+」の家族複数回線による割引や「おうち割光セット」のソフトバンク光(またはソフトバンクエアーなど)とのセット契約による割引を受けることができない点には注意しましょう。

サービス開始前で不明確な内容も多い

2021年2月16日時点ではSoftBank on LINEのプラン内容で不明確なものも結構多くあります。

契約事務手数料などの各種手数料については不明

現状のSoftBank on LINEのソフトバンク公式ページ内にはSoftBank on LINEに関する各種手数料については記載がなく、料金がかかるかは不明です。

ただし、ソフトバンク、ワイモバイル間でのブランド変更や(プランに契約期間の縛りがないので)契約解除料、ソフトバンクオンラインショップでの新規契約や乗り換え等の契約事務手数料については料金はかかりません。

新規契約やドコモなどからのMNPなどについては、ソフトバンクオンラインショップでの契約手続きの場合、事務手数料はかからなかったりするので、SoftBank on LINEでも料金はかかってこないのではないかと思われます。(あくまで推測ですが…)

ブランド間手数料ゼロ
契約期間の縛りも多分ないはず

最近のソフトバンクのスマホ向けプランは契約期間の縛りがないプランが多いこともあり、SoftBank on LINEについても公式ページに明記はないものの同様に契約縛りがないはず。いつ解約や他社へのMNPをしても契約解除料が発生することは多分ありません。この場合、いつ解約や他社へのMNPをしても契約解除料が発生することはありません。

キャリアメールについて

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)はソフトバンクのキャリアメールが付くかどうかについては2021年2月16日時点では情報の記載がありません

ただ、ドコモのahamoはドコモのキャリアメールが利用できない記載があるので、この条件に合わせてSoftBank on LINEもキャリアメールは使えない可能性が高そうです。この場合、いままでソフトバンクのプランを利用していた人でもSoftBank on LINEにするとソフトバンクのメールアドレスは無くなるので、SoftBank on LINEにプラン変更を考えている人は、事前にgmailなどの汎用的なメールアドレスに変更しておきましょう。

テザリング機能は有料か無料か不明

今回のSoftBank on LINEでテザリング機能を利用する場合、有料なのか無料なのかは現時点では不明です。ドコモのahamoなどは無料ですが、ソフトバンクの主要なプランではテザリングは基本的に有料なので、どちらに転ぶか分かりません。

主な特徴

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)の主な特徴は以下のようなものがあります。

月20GBまで高速データ通信が可能

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)は月20GBまで高速データ通信ができます

月5GBまでのミニフィットプラン、月50GBまでのメリハリプランと比べるとちょうど間の立ち位置で、程よくデータ通信をしたい人に合うプランになっています。

速度制限時の通信速度は最大1Mbps

SoftBank on LINEで月20GBのデータ量を使い切った場合は速度制限が発生し通信速度が落ちますが、それでも最大1Mbpsの通信速度でミニフィットプランをはじめとした一般的な最大128kbpsの通信速度と比べれば、極端には通信速度は落ちることはなく、データ量が多い動画でも画質を落とした形であれば視聴できるレベルの通信速度に維持できます。

速度制限時の最大1Mbpsの通信速度は最近の新プランでは定番の通信速度に

最大1Mbpsの通信速度は今回のSoftBank on LINEもそうですが、ドコモのahamo、auのpovo、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VRakuten UN-LIMIT VI)やサブブランドであるワイモバイルのシンプルM/L・UQモバイルのくりこしプランM/Lも速度制限時の最大1Mbpsの通信速度の設定になっており、これらのプランの基準に合わせ対抗している感じのプラン設定になっています。

1GBにつき500円でデータ追加購入可能

SoftBank on LINEで速度制限になったとしても1GBにつき500円で利用可能な高速データ容量を追加購入することも可能です。最大1Mbpsの通信速度に我慢できなくなった場合には、有料ですが追加データを購入しましょう。

LINEはギガノーカウントでデータ使い放題

ソフトバンクといえば一部プランにはカウントフリーのサービスが付いていますが、SoftBank on LINEの場合はLINEがカウントフリーの対象になります。SoftBank on LINEは月20GBまで高速データ通信が可能ですが、これとは別でLINEに関するデータ通信についてはデータ消費カウントされずデータ使い放題になります。

ただし、すべてのLINEの通信がカウントフリーになるわけではなく、「LINEトーク」「LINE通話」などがカウントフリーの対象になる予定です。

ドコモ・au・ソフトバンクの同種の新プランで比較した場合の独自ポイント

LINEギガノーカウントは、今回のドコモ(ahamo)、au(povo)、ソフトバンク(SoftBank on LINE)の横並びプランで比較した場合の独自の特徴になっています。

  • ahamo:海外82の国々・地域でもデータ通信利用可能
  • povo:通話が30秒につき20円の従量課金制だが月額料金が500円安い価格設定・オプション(トッピング)が色々付けられる
  • SoftBank on LINELINEギガノーカウント・LINEで手続きが可能

5Gにも4Gにも対応

いままでのソフトバンクのスマホ向けプランは4G回線対応が標準でオプションを付ける形で5G対応になる形でしたが、今回のSoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)は5Gスマホにも4Gスマホにも対応したプランになっています。

料金面も5Gになったからといっても月額料金が上がらず5Gでも4Gでも同じ月額2,980円です。

先生

このあたりは各社の新プランと同じ扱いで横並びになっています。

1回5分以内の国内通話かけ放題が標準

通話料金に関してはSoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)の場合、1回5分以内の国内通話かけ放題が標準になっていて、一般的な30秒につき20円の従量課金型の通話タイプよりお得です。

また、月額で追加1,000円プラスすることで国内通話24時間いつでもかけ放題になる通話オプションを付けることも可能です。

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)で利用できる2種類の通話タイプ

 追加月額料金
(税抜)
内容
(標準)1回5分以内の国内通話が無料
(5分以降は30秒につき20円の通話料が発生)
※月額2,980円の標準タイプ
通話オプションを付けると+1,000円国内通話が24時間いつでも無料
※月額3,980円なら国内通話かけ放題に
例外:無料通話の対象外になるもの

無料通話はあくまで通常の国内通話のみが対象なので、海外への通話0570番号などの有料電話サービスへの通話無料通話の対象外になります。

また、公式ページ内に記載はなく不明確ですが、メール系についても(メールアドレス宛に送信する)MMSの送受信はデータ容量の範囲内ですが、(電話番号宛に送信する)SMS送信については1通3円の料金がかかると思われます。(SMS受信は無料)

オンラインとLINE限定プラン

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)はオンラインとLINE限定のプランになっていて、いままでのソフトバンクのプランとは異なり、近くのソフトバンクショップやソフトバンク取扱店といった実店舗では契約できないプランになっています。

超重要:SoftBank on LINEの対応はすべてオンラインとLINEのみの対応になります

SoftBank on LINEは契約だけでなく、各種手続きやサポート、困った時の相談など、諸々の対応がすべてオンラインや専用アプリのみでの対応となり、何か困った時に近くのソフトバンクショップでサポートを受けることができません。

そのため、ショップ店員のサポートなく、ある程度スマホを使いこなせる上級者向けのプランで、スマホにあまり詳しくないショップ店員のサポートが欲しい人には向いていません。(通信回線の提供のみで諸々のサポートが付かないため安価を実現したと考えましょう)

「SoftBank on LINEはソフトバンクのプランですが、ソフトバンクショップやソフトバンクカスタマーサポートなどでサポートは受けられません!」(とても重要)

先生

通信回線の提供のみで手厚いサポートを付けないことで安価なサービスを提供しているトレードオフの関係になっている点は留意しておきましょう。(スマホ初心者にはおススメできない!)

SoftBank on LINE先行エントリーキャンペーン

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)には割引特典はありませんが、サービス開始前日までのエントリーでPayPayボーナスが貰えるSoftBank on LINE先行エントリーキャンペーンを開催しています。

先行エントリー特典

この特典は先行エントリー期間中のみの特典で期間限定です。

SoftBank on LINEのキャンペーンサイトから先行エントリーを行い、2021年5月31日までにSoftBank on LINEを契約するとPayPayボーナス3,000円相当がもらえます。
※ポイントの進呈タイミングはサイトで受け取るかギフトカードで受け取るかで変わってきます

期間

先行エントリーとSoftBank on LINE契約の2つの条件がありますが、それぞれ対象となる期間が違います。

  • 先行エントリー期間:2021年1月27日~SoftBank on LINE提供開始日前日
  • 対象契約期間:SoftBank on LINE提供開始日~2021年5月31日

※契約手続きはあくまでサービス開始後にならないとできない点に注意!

メリット

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)を利用するメリットをまとめると以下のようなものがあげられます。

  • 月額料金が3,000円以下でコストパフォーマンスが非常に高い
    • 月額2,980円(税抜)
    • 高速データ通信は月20GBまで(速度制限になっても最大1Mbps。LINE関連のデータ通信はデータ使い放題)
    • 1回5分以内の国内通話かけ放題
  • 5Gスマホ・4Gスマホのどちらにも対応
  • 対応エリアがソフトバンク回線なので広い
    楽天モバイルのRakuten UN-LIMITは対応エリアが狭い課題がありますが、SoftBank on LINEは対応エリアについてはソフトバンク回線を利用しているのでこのような問題はありません。

デメリット

SoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)を利用した場合のデメリットをまとめると以下のようなものがあげられます。

  • (キャリアメールアドレスが利用できない(可能性が高い))
    ソフトバンクのプランですがソフトバンクのメールアドレスは利用できない可能性があります。
  • 契約・解約・サポート対応など近くのソフトバンクショップやソフトバンクカスタマーサポートなどでは対応してもらえない
    スマホへのSIMカードのセットなどの対応も自己対応になるので、ある程度スマホやプランを理解している人でないと厳しいです(対応レベルが店舗をもたないMVNOと同じくらいの感じになると考えると良さそうです。)

まとめ

今回は2021年3月開始予定のSoftBank on LINE(ソフトバンク オン ライン)について現段階で判明していることについて詳しく解説していきました。

しっかりドコモのahamoなどに対抗しており、月20GBまで、1回5分以内の国内通話かけ放題にも関わらず月額2,980円の非常にコストパフォーマンスの良いプランになっています。

ただし、キャリアメールが利用できない(可能性がある)、オンラインとLINE限定で一切合切の対応を近くのソフトバンクショップなどでは受けてもらえなくなるといった玄人向けプランでもある点には注意しましょう。

↓SoftBank on LINEについて詳しい内容は
ソフトバンク公式:SoftBank on LINE
ソフトバンク公式:20GB+「LINEがギガノーカウント」を月額2,980円で提供

今回の内容はいかがでしたでしょうか。
また、次回もお楽しみに。

LINEMO(ラインモ)を利用したくなった人はこちら
LINEMOは店頭では申込ができないオンライン限定プランです!

LINEMO(ラインモ)公式

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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