docomoを解約→他社への乗り換え(MNP)で知っておくべき5つのこと

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docomoから他社へ乗り換えで知っておくべき5つのこと

docomoの毎月の携帯料金が高いなどの理由で、docomoからから他社(au/ソフトバンク/格安スマホ(MVNO)など)へ電話番号そのままでお乗り換え(MNP)を検討中の方向けに、少しでも費用をかけずスムーズにMNPで乗り換えられるようにするための、事前に知っておくべきことや乗り換えの手順について解説していきます。

1:MNP手続き前にやっておくこと

docomoからほかの携帯会社にMNPで乗り換える手続きの前に確認・準備した方が良いことが5つあります

A.毎月の通話時間・データ容量の確認

docomoで利用していた過去3カ月程度の期間の毎月の通話時間や使用したデータ量を確認してください。
これは次の携帯会社に乗り換える際、どのプランで契約すべきかの判断材料になってきます。

確認方法は専用のオンライン(My docomo)で確認するのが一番楽です。
専用ページにログインして、ご契約内容確認を見れば、詳細が分かります。

docomoの契約内容の確認方法

ドコモの契約内容などの確認方法は電話またはオンライン(My docomo)で確認することができます。

オンラインで確認する場合

※「ドコモオンライン手続き」の「ご契約内容確認・変更」から進むと確認できます。

電話で確認する場合(受付時間:9:00~20:00)

docomoの携帯電話から局番なしの「151」(無料)
一般電話から0120-800-000
ドコモ インフォメーションセンター

B.キャリア以外の外部提供のオプションサービスの有無確認・解約手続き

当時ドコモショップやドコモ取扱店で契約した時にショップ独自のキャンペーン適用の条件として、キャリア(docomo)公式以外の外部の会社が運営しているようなオプションサービスに加入している場合で、次に契約する携帯会社に引き継げない(もしくは今後使うことがない)ようなサービスの場合には、別途オプションサービスの解約を行ってください。

docomo公式のサービスでもないので現在の携帯会社をMNPや解約を行った場合でも、該当のオプションサービスは解約されず、そのまま利用もしていないのに利用料金だけがかかっているといったことが発生する場合もあります。

外部のオプションサービスの契約内容はAの確認用の専用ページにも掲載されない内容のはずなので、頑張って思い出していただくか、最初に契約した際の控えなどを確認いただき、解約漏れが無いかをご確認いただき、今後使わない(使えない)ようであれば解約手続きを行うようにしてください

先生

外部提供オプションサービスの解約手続きは基本的にはdocomoや当時契約した携帯ショップではなく、該当のサービスの運営元に問い合わせる形になるかと思います。

C.アプリ引越しの事前準備(LINEなど)

LINEや一部のゲームアプリなど、特に携帯会社やOSが変わってしまうとそのままの状態ではアカウントを引き継げなくなるケースがあります。
そのため、予め引き継ぎができるように事前に設定を行っておく必要があります。

準備1・現在のスマホデータのバックアップを取っておく

MNPした後、何かあっても良いようにデータのバックアップをあらかじめとっておきましょう。

準備2・各アプリの引き継ぎ設定を行う

引き継ぎ設定方法は、アプリによって異なりますが、それぞれ引き継ぎの設定を行っておきましょう。

  • Facebook IDの連携
  • メールアドレスの登録
  • IDとパスワードを登録・発行する
  • iOSのGameCenterとの連携 など
先生

アプリで設定している引継ぎ用のメールアドレスを現在使用しているキャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jp)を使用している場合は、MNPで乗り換えた後は使えなくなるため、gmailなどのWEBメールなどに変更しておくと良いです。

補足・アプリ内のゲーム内通貨や一部情報は引き継ぎない場合もある

アプリによってはゲーム内通貨など、機種変更や携帯会社を変更してしまうと利用できなくなる場合もあるため、情報の引き継ぎができるかどうかアプリのFAQなどを事前に確認いただき、引き継げない場合にはMNPの前にゲーム内通貨を使用してしまいましょう。

↓関連記事:LINEの安全な引継ぎ手順と引継ぎに失敗した場合の対処法

D.SIMフリー化(MNP先の携帯会社でも引き続き同じ端末を使う場合)

いまdocomoで使っているスマホやiPhoneをソフトバンクやauなどにMNPした後も引き続き使い続けたい場合は、特定の携帯会社(docomo)しか使えないSIMロックがかかっていると他の(au、ソフトバンク回線系の)携帯会社では使用できなくなるので、SIMロックを解除しておく必要があります

先生

国側の指導により2021年10月以降に発売された機種については原則SIMロックなしの機種になっていますが、古い機種についてはSIMロックがかけられています。

SIMロック解除は、SIMロック解除できる機種で基本的には101日以上利用していることが条件としています。(ただし、一括購入で端末代の割引サービスを使っていなければ101日以内でもOK)

ドコモショップでSIMロックの解除手続きをすると3,300円の手数料がかかりますが、
オンライン(My docomo)でSIMロック解除の手続きを行った場合は無料で手続きをすることができます。

SIMロック解除手数料

ドコモショップで手続きの場合3,300円
オンライン(My docomo)で手続きの場合無料

iPhoneの様にMNP先でも同じ機種がある場合には、あまり問題にはならないと思いますが、MNP先の携帯会社に同じ機種が無い一部のAndroid機種の場合、キャリアによって対応している電波帯が違う影響で、SIMロック解除してもその機種が物理的に使えない、快適なプラチナバンド帯の電波を拾えないといったことが発生する可能性はあります。(他のキャリアやSIMフリー版に同型のAndroid機種がある場合でも、キャリア毎で利用できるバンドが若干違っている場合もあります。)

先生

大丈夫かどうかは、MNP先の携帯会社の問い合わせ窓口や携帯ショップへ事前に確認しておいた方が無難かもしれません。

↓関連記事:docomoのSIMロック解除方法

E.dポイントの保護・消化

docomoを利用している場合は、利用に応じてキャリア独自のdポイントが付与されます
ただし、特定の手続きを行っていない場合や一部のポイントについては、MNPや解約に伴い、ポイントごと消滅してしまうため、引き続き利用できるように手続きを行うか、ポイントをMNPする前に使う必要があります。

dポイントは、dアカウントを持っていれば、引き続きdポイントを利用することができます。dアカウントを持っていない場合は、MNPしてしまうとdポイントは消滅してしまいます

dアカウントを持っていない場合には、MNP前にアカウントを作成し、連携しておきましょう。

2:MNPに必要なものを用意する

MNPでdocomoからほかの携帯会社への乗り換え手続きに必要となるものがあるので用意しておきましょう。

主な必要な持ち物
  • MNP予約番号
  • 本人確認書類(免許証やパスポートなど)
    WEBで契約する場合は画像データを送付します。
  • クレジットカード(口座振替の場合は通帳と金融機関届出印)
    格安スマホ(MVNO)の場合は口座振替ができない場合が多いです。

キャリアによって微妙に持ち物が変わってきます。

3:MNPにかかる料金を知る

docomoからほかの携帯会社にMNPをして乗り換えた場合、以下の手数料や費用が発生します
必ずかかる料金、そうでない料金があるので、気をつけましょう。

MNPでドコモからほかの携帯会社に乗り換えでかかる各手数料・費用

 支払先料金
1.契約事務手数料
※必須
転入先3,300円
※一部の携帯会社を除く
2.機種本体代の残金
※支払いが終わっていない場合
docomo支払い状況による

ドコモで購入した機種本体代の残金がある場合には、引き続き支払いをする必要がありますが、ほかには基本的にドコモ側に支払う手数料はありません。(オプションサービスやサブスク加入で契約解除料が発生するものは除く)

先生

ショップなどで手続きの際、直接支払う必要はありませんのでご安心ください。

MNP転出手数料、契約解除料(定期契約分)についてはドコモでは撤廃

かつては、MNPをする際には2,200円のMNP転出手数料や定期契約の契約解除料が最大約1万円発生するといったことがあり、費用を抑えるために契約解除料が発生しないタイミングでの乗り換えなど、MNPでの乗り換えについてかなりの障壁がありましたが、国側からの指導の影響もあり、これらのMNP転出手数料や契約解除料がドコモでは撤廃され、乗り換えをしたいタイミングで乗り換えができる環境になっています

  • MNP転出手数料:ドコモは2021年4月撤廃
  • 定期契約の契約解除料:ドコモは2021年10月撤廃
↓関連記事:ドコモ・au・ソフトバンクの解約金がついに完全廃止!留保の解約金も0円へ

契約事務手数料

「契約事務手数料」はMNPにかぎらず、機種変更や新規契約の場合などにも発生する携帯・スマホの契約を行った時に発生する料金です。

この手続きは、次の携帯会社で行う内容のため、支払先は転入先の携帯会社になります。

料金の支払いは契約時ではなく、初月の利用料金支払時に合算され支払う形になります。

一部契約事務手数料が発生しないケースもあります

契約事務手数料の3,300円は一般的な携帯会社で設定されている価格で、金額が異なる場合や以下のように契約事務手数料が発生しないケースもあります。

  • ドコモオンラインショップやワイモバイルオンラインストアでオンライン契約した場合
  • ahamopovo 2.0LINEMOといった3大キャリアのオンライン限定プラン
  • 楽天モバイルの楽天アンリミットVII

4:MNP予約番号を取得する

次の携帯会社にMNPでのりかえるにあたり「MNP予約番号」が必要になります。

「MNP予約番号」はMNPに必要な受付用の番号で、転出先(docomo)から発行してもらい、新たに契約する携帯会社に届け出ることで、今使っている携帯電話番号を変えることなく利用できます。

MNP予約番号を取得するには以下のdocomoの窓口に問い合わせをします。

  • 電話
  • WEB(My docomo)
  • iモード(ガラケーのみ)
  • ドコモショップ

のいずれかの方法で簡単に取得できます。

↓関連記事:docomoからMNP予約番号をもらう方法

MNP予約番号は発行しただけではドコモの解約扱いにはならず、転入した時点つまり回線の切り替えが完了した時点でのドコモを自動解約になります。また、MNP予約番号の有効期限は15日(有効期限が切れても再発行可能)です。
上で述べたベストなタイミングに切り替えが行えるようにうまく準備しておきましょう。

5:次の携帯会社に転入手続きをする

MNPの転入先となる携帯会社との手続きは直接来店して行うものWEBから行うものの大きく2つの方法があります。

ただし、主要な携帯会社ではなく、格安スマホ(MVNO)の場合はWEBからの手続きが一般的です。

ソフトバンク・auに乗り換えの方

docomoからソフトバンクやauなどに乗り換える場合はショップに来店して契約するのが一般的ですが、ネットから手続きをすることができる店舗も一部あります。

携帯ショップに直接来店して契約する

来店して契約するお店

販売形態店舗名備考
直営店au SHINJUKUやソフトバンク銀座など店舗数が少ない。
量販店ヨドバシカメラ/ビックカメラ/ヤマダ電機/コジマ電機など大型の量販店に出している店舗です。
専売店auショップソフトバンクショップ/auショップ など 町でよく見かけるショップです。
併売店併売店 テルル などこちらも町でよく見かけるショップ。
複数のキャリアを取り扱っています。 

ネットで申し込み&契約する

WEBで契約できるお店

販売形態店舗名備考
ネット直営店

ソフトバンクオンラインショップ
auオンラインショップ
ワイモバイルオンラインストア
UQモバイルオンラインショップ
楽天モバイル
など

キャリア直営のネットショップ。
ネット専売店スマホ乗り換え.com
ヤングモバイル
など
比較的高いキャッシュバックで有名。
※ソフトバンク専門が多い

格安スマホ(MVNO)に乗り換えの方

docomoから格安スマホ(MVNO)に乗り換える場合は、基本的にはWEBから手続きを行います。

格安スマホ(MVNO)主要事業者一覧

店舗名特徴
mineo
(マイネオ)
ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線が選べる。
マイピタ、マイそくといったプランがある
BIGLOBEモバイルエンタメフリーオプションといった魅力的なオプションサービスも提供。
BIGLOBE光とのセット割もあり。
TONEモバイルドコモショップでも申し込み可能なドコモのエコノミーMVNOを提供。
動画以外のデータ使い放題プランも提供。
OCN モバイル ONEドコモショップでも申し込み可能なドコモのエコノミーMVNOを提供。
OCN光とのセット割もあり。
IIJmioいち早くeSIM導入を行ったMVNO。
IIJmioひかりとのセット割もあり。
Linksmate多くのゲームアプリのデータ通信がカウントフリーになるオプションサービスを提供。通信容量ごとのプランの多さは業界屈指。
nuro mobileデータ専用SIMでは0.2GBの「お試しプラン」がある。
イオンモバイル通信容量ごとのプランの多さが魅力。60歳以上向けのプランも提供。

まとめ

いかがだったでしょうか?

docomoからほかの携帯会社にMNP(乗り換え)を行うために必要な料金確認、準備する内容、手続き方法について解説いたしました。毎月支払う携帯・スマホ料金は結構高い物だと思いますので、定期的に料金の見直しをして、プラン変更やMNPで他社への乗り換えをしてみましょう。

ぜひ、docomoからMNPする時に参考にしていただけると幸いです。

また、次回をお楽しみに!

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この記事を書いた人

Ken
Kenスマホの先生2代目運営者
Linklet株式会社が運営しているスマホの先生の二代目管理者。
MNPで何回か携帯会社を変更した経験を持ち(現在はワイモバイル利用者)、各携帯会社の料金プランや携帯・スマホ料金を少しでも抑えつつも快適なデータ通信ができるようにするための情報収集や情報発信をしています。
※旧管理者の記事のリライトなども手掛けています
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