テザリングのやり方を解説！iPhoneとAndroid別にチェック！
屋外でネットを使いたいと思うことってよくありますよね。
出先でパソコンを使って仕事をするときや、暇つぶしにタブレットで動画や漫画などを楽しむ際にネットが必要になりますが、屋外に都合よく快適に使えるWi-Fi設備が整えられているケースは少ないです。
そこでおすすめなのがスマホ回線を使用した「テザリング」です。
テザリングを使えばスマホをポケットWi-Fiのように使うことができ、屋外でもWi-Fi接続によってネットを使うことができます。
そこで今回はテザリングのやり方について詳しく解説していきます。
接続方法の種類やiPhone/Androidそれぞれのやり方についてもチェックしていきましょう。
テザリングとは？
テザリングは、スマホ回線によるデータ通信を利用して、パソコンやタブレットといったさまざまな端末をネットに接続する機能のことです。
固定回線やポケットWi-Fiなどが手元になくても、テザリングを使用すればスマホ回線からネットに接続できます。
イメージとしては「スマホをポケットWi-Fiのようにして使う」というのが分かりやすいでしょう。
最近では、5G通信に高速通信が利用できるプランや格安で大容量のデータ通信ができるプランも登場しているため、自宅のネット環境をテザリング1本でまかなうという人も増えているようです。
テザリングの接続方法は3種類
テザリングは、スマホ回線によるデータ通信を使ってネットに接続する仕組みになっており、主な接続方法には以下の3つがあります。
- Wi-Fi接続
- Bluetooth接続
- USB接続
では、それぞれの特徴について簡単に説明していきます。
Wi-Fi接続
Wi-Fi接続は、Wi-Fiの電波を用いた無線通信によって接続するやり方でメリット・デメリットは下記の通りです。
【メリット】
- 通信速度に優れる
- 対応機種が多く、複数台接続可能
【デメリット】
- スマホのバッテリー消費が激しい
テザリングはWi-Fiによる接続が一般的に使われています。
Bluetooth接続
Bluetooth接続は、短距離の無線通信で使われるBluetoothを用いて接続するやり方でメリット・デメリットは下記の通りです。
【メリット】
- スマホのバッテリー消費を抑えられる
【デメリット】
- 通信速度は遅い
- 端末同士の距離が離れるとすぐに切断してしまう
USB接続
USB接続は、スマホとネットに接続する端末をUSBケーブルで直接接続するやり方でメリット・デメリットは下記の通りです。
【メリット】
- 通信速度は速い
- 有線接続なので安定感がある
- 充電切れの心配もいらない
【デメリット】
- 別途ケーブルの購入が必要
- 外出中などケーブルが煩わしい
テザリングのやり方【iPhone】
iPhone端末でテザリングを行うやり方について解説していきます。
主な手順としては下記の通りです。
- 「設定」アプリを起動する
- 「インターネット共有」をタップする
- インターネット共有の項目をONにする
- 接続する機器（パソコンなど）のWi-Fi設定からiPhoneを選択する
- 接続用のパスワードを入力する
- 接続完了
iPhoneの画面上部に「インターネット共有中」と表示されれば、テザリングが正常に行われていると判断できます。
テザリングのやり方【Android】
Android端末でテザリングを行うやり方を解説します。
主な手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを起動する
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「テザリング」をタップする
- テザリングの項目をONにする
- 接続する機器（パソコンなど）のWi-Fi設定からAndroidを選択する
- 接続用のパスワードを入力する
- 接続完了
基本的な流れについては大差ありません
テザリングのメリット
テザリングを使用する主なメリットは以下の2点です。
- スマホ1つでネット回線が使えるのでリーズナブル
- 余計な荷物を持ち運ばなくても良い
では、1つずつ詳しく見ていきましょう。
スマホ1つでネット回線が使えるのでリーズナブル
テザリングを使えばスマホをポケットWi-Fi代わりにして利用できるため、加入しているプランによってはその他のネット回線が不要になります。
スマホの方で容量無制限のプランに加入しておけば、テザリング1本でネット環境が確保できますし、通信費の節約にもつながるでしょう。
これまでスマホに3,000〜4,000円程度、ネット回線に4,000〜5,000円を支払っていたのに対して、テザリング1つであればスマホ料金のみで済みます。
例えば、楽天モバイルであれば無制限に使っても月額3,000円程度で済むので、大幅な節約効果が得らるでしょう。
その他にも、キャリア系の無制限プランであれば、これまでと大差ない月額料金で5Gによる高速通信が利用できます。
スマホ回線のスペックとコスパが向上しつつある中で、ネット回線をテザリング1つでまかなうという選択肢は以前よりもやりやすくなったと言えるでしょう。
余計な荷物を持ち運ばなくても良い
屋外でネットを使う場合、これまではポケットWi-Fiなどの端末を持ち運ぶ必要がありましたが、テザリングであればスマホ1つ持っていればいいため、余計な荷物が減らせられます。
接続もWi-Fiで行えるためケーブル類なども不要ですし、何も用意することなくネットに接続できるのは便利ですよね。
テザリングのデメリット
テザリングを使用する主なデメリットは以下の4点です。
- データ容量を使いすぎることがある
- 通話中はネットの接続が途切れる
- スマホのバッテリー消費が激しい/寿命が短くなる
- スマホ会社によっては有料オプションまたはデータ容量制限がある
デメリットも1つずつ確認をしておきましょう。
データ容量を使いすぎることがある
テザリングで動画などを見すぎると、データ容量を使い過ぎてしまうことがあります。
加入しているプランによっては、すぐにギガが足りなくなってしまう恐れがあるため、テザリングを使用する際は加入しているプランを確認してください。
無制限に使えるプランであれば気兼ねなく使えますが、月◯GBといった具合に容量が決められている場合は、時間を管理しながらテザリングを使用してください。
通話中はネットの接続が途切れる
テザリングの機能的な弱点として挙げられるのが「通話中にネットが途切れる」という点です。
通話をしている間はテザリングの接続が切れてしまうため、データやファイルのダウンロードをしている途中に電話がかかってきてネットが接続され、また1からやり直さなければならなくなるといった事態も起こってくるでしょう。
通話機能を頻繁に利用する場合には注意してテザリングを使ってください。
スマホのバッテリー消費が激しい/寿命が短くなる
テザリングを長時間使用しているとスマホの充電がすぐになくなってしまいます。
さらに、バッテリーの消費が激しいため、寿命も短くしてしまう可能性があるので注意してください。
スマホの寿命を短くしてしまうと買い替え頻度が上がって、余計にお金がかかる可能性もあります。
テザリングを使用する中でスマホの温度が上がって大きな負荷がかかっている場合などは、こまめに休ませる必要があるでしょう。
スマホ会社によっては有料オプションまたはデータ容量制限がある
スマホ会社によってテザリング機能の利用に月額料金がかかったり、テザリングで使えるデータ容量に制限が加えられていたりする場合があるので注意してください。
例えば、キャリアだとソフトバンクやauの一部プランでは、テザリングの利用に月額550円かかる場合があります。（※現行プランであれば無料で利用可能）
また、「無制限で使える料金プランだけどテザリングでの使用は◯GBまで」といったケースもあります。
ソフトバンクでは、無制限で使える「メリハリ無制限」というプランがありますが、テザリングでの使用は月30GBまでになっています。
テザリングでネット環境をまかなおうと思っている方は、こういった部分の注意書きも細かくチェックしておきましょう。
- メリハリ無制限（ソフトバンク）：上限30GB/月まで
- 使い放題MAX 4G/使い放題MAX 5G系のプラン（au）：上限30GB/月～上限80GB/月まで
※プランによってテザリング利用の上限データ量が変わります。
まとめ
テザリングのやり方について詳しく解説しました。
iPhone/Android共にやり方はとっても簡単なので、今すぐにでもできてしまいます！
スマホ回線をポケットWi-Fiのようにして使える便利な機能なので、外出先でネットを使う方や通信費を節約したい方はぜひ利用してみてください。
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