格安スマホを14社で比較!後悔しない比較方法を解説

格安スマホを選ぶ時には、様々な事業者で比較をすることが重要。とは言え、効果的な比較をしなければ契約後に後悔してしまうことも多くあります。
比較方法が良くわからずに「思ったほど安くならなかった」「契約したら使い物にならなかった」と後悔してしまうケースはとても多いですよね。
そこで、当記事では格安スマホの正しい比較方法と本当におすすめできる事業者を詳しく解説しました。この記事を読めば、初心者の方でも後悔しない格安スマホの選び方がわかりますよ!

格安スマホで失敗するパターンは決まっています。正しい比較方法さえ理解すれば簡単にお得なサービスが見つかりますよ!
格安スマホの比較はセット割込みの料金と実測速度を比較しよう
格安スマホの比較で重要な点は、料金と速度です。
当たり前のように聞こえますが、しっかり比較したにも関わらず「思っていたほど安くならない」「速度が出ない」と後悔してしまうケースが後を絶ちません。
その理由は、セット割で適用になる実質料金や実際の速度を表す実測速度の比較ができていないからです。それぞれ詳しく解説をします!

ホームページ上の単純な料金や速度に騙されてはいけません!
超重要!格安スマホはまず実測速度の比較をしよう
格安スマホでは、絶対に実測速度から比較を行いましょう。なぜなら、いくら安くても使い物にならなければ後悔をしてしまうからです。
- 実際に利用した時に出る速度で、各社公表の最大速度とは異なる
- 全国のユーザーが計測した速度で比較を行うと効果的
例えば動画の再生中にたびたび止まったり、ゲームの最中に通信が途切れたりすると「格安スマホなんて使わなければよかった」と思ってしまいますよね。
そうならないためにも、各社のホームページで記載されている数値だけでなく実際のユーザーが計測した「実測速度」を比較することが極めて重要です。
また、速度比較では時間帯による比較も行いましょう。格安スマホは大手キャリアから回線を借り受けている都合上、混雑する時間帯だけ著しく速度が低下するケースが多いからです。

特定の時間や人が集まる場所で速度が全く出なくなる!というのは格安スマホあるあるです。
そこで、当記事の比較では全国のユーザーが実際に計測した速度の平均値がわかる「みんそく」(https://minsoku.net/speeds/mobile_major_carrier/services/ntt-docomo)から14社のデータを引用して実測速度を比較しました。
事業者名 | 朝 | 昼 | 夜 |
---|---|---|---|
ahamo | 127.31Mbps | 102.48Mbps | 96.15Mbps |
povo | 79.76Mbps | 114.81Mbps | 79.45Mbps |
LINEMO | 71.7Mbps | 77.29Mbps | 47.84Mbps |
UQモバイル | 65.36Mbps | 55.1Mbps | 53.08Mbps |
ワイモバイル | 62.04Mbps | 62.62Mbps | 48.81Mbps |
楽天モバイル | 36.62Mbps | 34.31Mbps | 35.64Mbps |
OCNモバイルONE | 90.56Mbps | 39.25Mbps | 55.62Mbps |
BIGLOBEモバイル | 27.63Mbps | 7.94Mbps | 21.01Mbps |
IIJmio | 61.51Mbps | 22.39Mbps | 45.99Mbps |
mineo | 64.23Mbps | 6.45Mbps | 38.64Mbps |
LinksMate | 54.16Mbps | 5.79Mbps | 130.06Mbps |
日本通信SIM | 63.27Mbps | 15.56Mbps | 36.47Mbps |
イオンモバイル | 93.88Mbps | 22.8Mbps | 24.41Mbps |
ドコモ(参考) | 209.47Mbps | 236.37Mbps | 135.28Mbps |
※2022年4月調査時点
なお、上記の比較表では特に評判や実測速度に優れる事業者を厳選しています。
mineoやBIGLOBEモバイルでは昼間の速度が10Mbpsを切っており「速度が遅くて使い物にならない」という結果になりやすいことがわかります。
mineoやBIGLOBEモバイルは上手に活用すれば安くてお得な事業者ですが、このような事実を知らないまま契約することで「使い物にならない」と後悔してしまうのです。
通信速度は年々増加するコンテンツのデータ量をふまえると、全時間帯で30Mbps程度計測できることが望ましいです。
以上の内容から、格安スマホの比較では全時間帯で安定した実測速度を計測している事業者で比較を行いましょう!

最初に速度で比較するのは、最低限後悔しないための絞り込みです。料金から比較する方が多いですが、まず重要なのは実測速度です!
速度が速い格安スマホから料金を比較しよう
実測速度が速い格安スマホを絞り込んだら、次に料金を比較しましょう。
料金比較で重要な点は、光回線とのセット割が適用できるかを必ず確認することです。
セット割がある代表的な格安スマホはUQモバイルとワイモバイル。ですが、両社はお得なセット割がある一方、セット割を適用できなければ料金が高額です。
事業者名 | 低容量 | 中容量 | 大容量 |
---|---|---|---|
ahamo | 提供なし | 20GB 2,970円 | 100GB 4,950円 |
povo | 1GB 770円 3GB 990円 | 20GB 2,700円 | 提供なし |
LINEMO | 3GB 990円 | 20GB 2,728円 | 提供なし |
UQモバイル | 3GB 1,628円 | 15GB 2,728円 | 25GB 3,828円 |
UQモバイル (セット割適用時) | 3GB 990円 | 15GB 2,090円 | 25GB 2,970円 |
ワイモバイル | 3GB 2,178円 | 15GB 3,278円 | 25GB 4,158円 |
ワイモバイル (セット割適用時) | 3GB 990円 | 15GB 2,090円 | 25GB 2,970円 |
楽天モバイル | 1GB以下 0円(1回線目のみ) 3GB 1,078円 | 20GB 2,178円 | 無制限 3,278円 |
OCNモバイルONE | 1GB 770円 3GB 990円 | 6GB 1,320円 10GB 1,760円 | 提供なし |
UQモバイルとワイモバイルは、セット割が適用できなければ3GBプランで他社の倍近くも料金がかかります。また、その他の容量でも割高と言えるでしょう。
しかし、セット割さえ適用できれば各データで格安スマホ最安値クラスの超優良サービスとなります!
このように、格安スマホでも割引の適用状況によって大幅にお得度が変わる点を覚えておきましょう。

UQモバイルとワイモバイルはセット割の割引金額が大きいため、光回線もまとめられるかどうかでおすすめ度が変わります!
格安スマホの比較でわかる!後悔しないのは7社だけ
実測速度と料金比較の結果から、本当におすすめできる格安SIMは7社だけです。
- 速度重視:ahamo・povo・LINEMO
- セット割適用可能:UQモバイル・ワイモバイル
- 料金重視:OCNモバイルONE・楽天モバイル
この7社は実測速度ベースで各時間帯で30Mbps以上を計測しており、実際の使用感としてキャリアスマホとほぼ変わらない感覚で使えるでしょう。
その上で、自宅にWiFiが無いなどさらに速度を重視したい場合や少しでも料金を抑えたい場合など、重視するポイントに合わせて選べばあなたにぴったりの格安スマホが使えますよ。

自宅に光回線を導入するなど、セット割が適用できるならUQモバイル・ワイモバイルがおすすめです!
セット割が使える格安スマホはUQモバイルとワイモバイル
UQモバイル・ワイモバイルは固定回線とのセット割を使うことで真価を発揮する格安スマホです。
サービス名 | 3GB | 15GB | 25GB |
---|---|---|---|
UQモバイル | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
UQモバイル (自宅セット割適用) | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
ワイモバイル | 2,168円 | 3,278円 | 4,158円 |
ワイモバイル (おうち割光セット(A)適用) | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
セット割さえ適用できれば990円から使える格安スマホ最安値クラスの料金です。手厚いキャンペーンや店舗サポートも含め、最もおすすめできるサービスと言えるでしょう。
それぞれのセット割を適用させる条件は以下の通りです。
サービス名 | セット割対象サービス |
---|---|
UQモバイル (自宅セット割) | auひかり eo光 コミュファ光 ピカラ光 BBIQ光 ビッグローブ光 So-net光プラス J:COM、各CATV会社 各種WiMAXなど |
ワイモバイル (おうち割光セット(A)) | ソフトバンク光 |
どちらを選んでもお得ですが、セット対象の光回線が多いUQモバイルのトータルの通信費が抑えやすくよりお得に使えます。
UQモバイルは速度に優れるauひかりや、月額料金の安い電力会社提供の地域限定光回線(eo光・コミュファ光など)を選べますよ。

UQモバイルは固定回線の選択肢が広く自由度が高いです!
一方のワイモバイルはスマホ決済のPayPayやYahooショッピングなど関連サービスとの親和性が高い点が魅力的です。PayPayやYahoo系のサービスを使うならワイモバイルがおすすめです!
なお、ワイモバイルは複数台契約で2回線目以降のスマホが割引される「家族割」があります。しかし、家族割だと1回線目の料金は通常料金の契約となるため、ややお得度が低くそれほどおすすめはできません。
「セット割は適用できないけど、どうしても店舗サポートが必要」という場合には便利ですが、ワイモバイルの家族割だけだと料金面のお得度は下がる点に注意が必要です。
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格安スマホで速度を重視するならahamo・povo・LINEMOがおすすめ
数ある格安スマホでも特に速度に優れるのが、キャリア直接提供の格安プラン「ahamo・povo・LINEMO」です。
これらのサービスはドコモ・au・ソフトバンクが直接提供しているため、キャリア契約とほぼ変わらない通信速度で使えます。「料金は安くしたいけど速度は落としたくない!」という方にぴったりのサービスですよ!
サービス名 | プラン料金 | 特徴 |
---|---|---|
ahamo | 20GB 2,970円 100GB 4,950円 | 5分かけ放題が基本料金に込み 速度が3サービスで最も速い +1,980円で合計100GB使える(大盛りオプション) |
povo2.0 | 1GB 390円(7日間) 3GB 990円(30日間) 20GB 2,700円(30日間) 60GB 6,490円(90日間) 150GB 12,980円(180日間) | データは月額ではなく随時購入方式 150GBプランなら30日あたり25GB 2,163円で使える |
LINEMO | 3GB 990円 20GB 2,728円 | LINE関連サービスのデータ消費がゼロ |
3プランを比較した結果、それぞれのプランに特徴があります。
速度が速い点は同じなのでどれを選んでも満足感は高いですが、よりお得に使いたいなら各社の特徴までしっかり把握してプランを選びましょう。
- とにかく速度重視の方:ahamo
- 月間100GBの大容量を使いたい:ahamo
- 長期利用前提で安く使いたい:povo
- 好きなタイミングで安価にデータを追加したい:povo
- LINEビデオ通話をよく使う:LINEMO
- 3GBプランを月間契約したい:LINEMO

上記の選び方を参考にしてください!
↓ahamoを利用したくなった人はこちら↓
ahamoは店頭では申込ができないオンライン限定プランです!
↓povo2.0を利用したくなった人はこちら↓
povo2.0は基本料0円。店頭では申込ができないオンライン限定プランです。
↓LINEMO(ラインモ)を利用したくなった人はこちら↓
LINEMOは店頭では申込ができないオンライン限定プランです!
格安スマホを料金で選ぶならOCNモバイルONEと楽天モバイルもおすすめ
ある程度の速度品質を確保した上で、少しでも安く使いたいなら楽天モバイルとOCNモバイルONEがおすすめです。
データ量 | 料金 |
---|---|
~1GB | 0円 ※1回線目のみ。2回線目以降は1,078円 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB~無制限 | 3,278円 |
通話料金 | 完全かけ放題がプランに込み ※専用アプリ「Rakuten Link」を使用した通話の場合 |
楽天モバイルは1GB以下のデータ量ならなんと月額料金が無料。3GBや20GBの料金も安く、20GBを超えた場合は無制限通信ができて3,278円と破格の料金設計です。
しかも完全かけ放題が基本プランに含まれるため、トータルコスパで言えば格安スマホで最も優れるサービスと言って過言ではありません。料金重視なら楽天モバイルが非常におすすめです!
提供プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」の1種類でいちいち選ぶ必要がなく、毎月のデータ量に応じて自動的に請求金額が決まるため無駄が一切ありません。

「何がいいかわからないけどとりあえず安くしたい」という方は楽天モバイルでOK、と言えるほどお得なプランです。
ただし、楽天モバイルは「楽天エリア」で使わなければ月間5GBで速度制限がかかります。そのため、契約前のエリア確認だけは絶対に忘れないようにしてくださいね。
↓楽天モバイルを利用したくなった人はこちら↓
楽天モバイルでは最大30,000ポイント還元のキャンペーン開催中!
データ量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,720円 |
OCN光とセット契約 | 上記料金から1回線あたり-220円割引 |
OCNモバイルONEは低容量帯のプランが充実していて、しかも非常に安価です。
特に6GBや10GBといった中容量プランはUQモバイルやahamoといった他サービスでは選べないため、「20GBは多すぎるけど3GBじゃ足りない」という方にはぴったりですよ。
OCNモバイルONEは定期的に実施しているスマホの特価セールが安いことでも知られています。安い格安スマホを探している時に気になる機種が特価で販売されていたら、迷わずOCNモバイルONEを選びましょう。

OCN光とセット契約すると割引が入る点も見逃せません。割引額は220円ですが、元々の料金が安い上に1回線あたりで割引が入ります。
↓OCNモバイルONEを利用したくなった人はこちら
まとめ:格安スマホは正しく比較すれば後悔ゼロ!
当記事では、格安スマホ選びで後悔しないための比較方法やおすすめの格安スマホ事業者を詳しく解説しました。
結論、実測速度ベースで見た場合に本当におすすめできる格安スマホは7社だけ。今回ご紹介した7社は速度が速いだけでなく、料金的にも非常にお得です。
実測速度が出なければいくら安くても使い物にならないため、格安スマホに乗り換えた後のリスクを極力減らしたい方は今回ご紹介した7社から自分に合うサービスを契約しましょう!

まずは実用的な速度が出る会社に絞って、その中から比較しましょう!